岬
"弾丸フェリー"というエクストリームスポーツがある。 「商船三井さんふらわあ」というフェリー会社が企画している、「フェリー2泊・現地0泊」という超スピードプランだ。これを申し込むとな、復路フェリーが半額になるんだよ。えらいお得。 おおまかなスケ…
// 愛媛県にある四国最西端の岬、「佐田岬」。 この岬を有する佐田岬半島は日本一細長い半島とも呼ばれており、付け根部分から往復するのはなかなかに時間がかかる。しかも終盤は擦れ違いがギリギリなほどの幅の車道となる。 さらには駐車場から岬の灯台まで…
// "三陸海岸"って大体誰もが耳にしたことあるよね? リアス海岸で有名だ。僕も小学校の頃から社会の時間かなんかで習い、「海岸ギザギザじゃねーか!すげぇ。いつか僕も現地でギザギザを実感したい。」と思っていた。 ところでその三陸海岸はどこからどこま…
// 「〇〇で一番早い日の出が見られる地」っていうステータスが存在する。 なんだかワクワクするフレーズだよね。輝かしい1日が一番最初に始まるのだから。 それは反対に言うと「〇〇で一番早く夜が来る地」なんだけど、やっぱ"夜"よりか"日の出"の方が、よ…
// 十文字に切り裂かれた海。そんなかっこいいビジュアルの景勝地が日向市にある。 その名も「クルスの海」だ。 僕は中二病だから十文字とかクロスとかって単語を聞いただけで「ヒョー!かっけぇぇ!」ってなる。英語だとクロスだが、あえてポルトガル語でク…
// 伊勢エリアに「大王崎」という岬がある。 その王者の貫禄を感じさせるネーミングがカッコ良すぎて、名前の由来はなんなのか気になって調べたが、ちょっとわからなかった。 ただ、決して名前負けはしていない岬だということは知っている。 岬に建つ灯台が…
// 静岡県の本土の最南端は、「御前崎」である。 油断していると伊豆半島の最南端の「石廊崎」が最南端かなって思ってしまいがちだけど、僅差で御前崎なのである。 ちょっとGoogleマップを引っ張ってくるからその目でご確認いただきたい。 こんな感じで、身…
// 「大王崎」か「安乗崎(あのりさき)」か。 伊勢エリアを走行時、この運命の分岐を目にした方も多かろうと思う。 あなたならどちらの道を歩む? どちらもワイワイした雰囲気はあまりなく静かな岬ではあるが、知名度も景観も大王崎にやや軍配が上がるので…
// 「残波(ざんぱ)岬」。 それは沖縄本島に西海岸にちょびっと突き出た岬の名前である。 ちょびっとではあるけれども、なかなかに荒々しくてインパクトのある岬なのである。 同名の泡盛もある。 沖縄県内はもちろん、首都圏の大衆居酒屋であっても泡盛のメ…
// 「岬に灯台が建っている絵を描きなさい」と、もしあなたが言われたら、どんな絵を描くであろうか? それは、もう決まっているのだ。 「人類みんな祖先一緒なんじゃねーの?」ってくらいに、きっとみんな同じ絵を描くのだ。 まぁうまい下手の程度の差こそ…
// 茨城県と千葉県との県境、利根川の河口近くにあり、太平洋にググッと鋭く突き出すのが「犬吠埼」だ。 そのインパクトはなかなかのものなので、この犬吠埼が本州の本土で最東端だと勘違いしてしまう人もチラホラいて、そういう勘違いしてしまったコメント…
// 2023年現在、日本国内には参観灯台(一般人が登れる灯台)が16基ある。 その最南端が宮古島の最東南端である「東平安名崎(ひがしへんなざき)」に建つ平安名埼灯台だ。 国内全ての参観灯台を見て来た僕が、その最後となる2023年春に辿り着いたのがこの平…
// 房総半島最南端、つまりは島を除く関東地方の最南端の地が「野島崎」である。 そこがどんなところなのかというと、いい感じの灯台のある岬なのだ。 もともと端っこの岬が好きな僕は、もちろんこの岬も好きである。 大好きすぎて日本1周目の頃から何度も行…
// 男鹿半島。 日本固有種ナマハゲの生息地であり、多数の魅力的な景勝地があり、貴重なレトロ自販機保有店があり、秋田名物ババヘラを売るおばあちゃんとの遭遇率も高い地域。 ピョコっと海に突き出したその形は、秋田県を大きく特徴づける存在だ。 その男…
// 宮崎県の最南端「都井(とい)岬」。 僕が訪れた数多の岬の中でも、とりわけ印象深い岬の1つである。 なぜなら、まずは絶景である。 そして日本で唯一の野生(正確に言うと半野生)の馬がいる。 さらに一般人も登れる貴重な灯台がある。 素晴らしいだろう…
// 本州本土と離島「角島」、その2つを海の上で結ぶ橋、「角島大橋」。 すごいんだ、これが。 橋のフォルムが最高だし、海の色が沖縄のように透き通っているんだ。 曇りの日でも綺麗だし、晴れていれば永遠に眺めていられるほどの絶景なのだ。 小雨でも、こ…
// 「島根県は影が薄い」とか、「鳥取と島根の区別がつかない」とか、もうアホかと。 何を言っているんだって話。 ならば「日御碕(ひのみさき)」。今日はそれだけ覚えて帰ってほしい。 島根にはそれがあるんだ。 僕の大好きな岬である。 「山陰をドライブo…
// 岬と灯台。 もはやそれはセットで1枚の絵画だ。 岬あっての灯台だし、灯台あっての岬と言ってもいいかもしれない。 僕もこれまでに以下の2つの観点から岬特集をしてきた。 drive-ns.hatenablog.com drive-ns.hatenablog.com 今回は少し視点を変え、灯台を…
// 能登半島の先端に当たるのか当たらないのか…という場所にある町、珠洲市三崎町。 この町には超常的なスポットが2つある。 1つは「聖域の岬」。もう1つは「ここが日本の重心地の碑」。 どちらもその概念は目に見えないもののような気がして、最初は頭に「…
// 愛知県には、カニの爪のように尖った岬が2つある。 向かって左(西)側は知多半島、右(東)側は渥美半島だ。 両者はそこまで距離が離れていないということもあり、どっちも似たような景観で似たようなグルメが名物であるが、両方共に素晴らしいいのであ…
// いよいよ冬がやってくるな。 冬の寒さが苦手というあなた。 2022年の夏は猛暑すぎて大変だったというが、早くもあの暑さが懐かしいとボヤいているあなた。 …実は僕もだ。 抜けるような青空、入道雲。 夏草の蒸しかえるような匂いを嗅ぎ、汗をかきながら歩…
// 能登半島。 それは日本有数の握りやすい形状の半島だ。 その先端にある岬の名は「禄剛崎(ろっこうさき)」という。 岬好きであれば抑えておきたいスポットだ。 さらにさらに、この岬には驚きのポテンシャルがある。 それは、ここが日本列島の中心にあた…
// 福島県北部の浜通りに、「松川浦」という景勝地がある。 日本2周目の穏やかな夏の日、フラリと訪れた。 静かで浅い内海に点々と岩が浮かぶ様子に、日本の原風景を見ているような気持になり、若かりし日の僕は心からここが好きになった。 ここで僕は初めて…
// 「佐多岬に行く手段がこの世から消滅する!?」 新聞を読んだ僕は絶叫した。 *-*-*-*-*-*-*-* 本土最南端の「佐多岬」。 この岬は2018年9月に大規模リニューアルされて生まれ変わった。 それはそれで良いことだ。 僕は懐古厨ではない。人…
// 本州の最北東端は、下北半島にある「尻屋崎(しりやざき)」だ。 わりかし近くに本州最北端の「大間崎」があるのでそっちに観光客を持っていかれがちかもしれないが、ここはものすごく魅力的な岬なのだ。 "絵になる岬"で争うならば、僕は尻屋崎の圧勝と判…
// 普段は温厚で知的な僕が、いきなりタイトルで「ムカツク」とか言い出して会場をザワつかせてしまった旨、申し訳ない。 まずは誤解を解いておきたい。 ムカツクは漢字で"向津具"と表記する。 今回ご紹介したい「川尻岬」は、向津具半島の最先端にある岬だ…
// その岬の名は、「西崎(いりざき)」。 「与那国島」の最西端であり、つまりは日本の国土の一番西の端である。 読み方は、決して"にしざき"ではない。 「"いり”だなんて読めねーよ。覚えられねーよ。」というあなた。 「太陽は東からあがり、西にはいる」…
// 日本の本土。 そこを西の果てまで愛車と共に走って行こうと思ったら、僕らは一体どこまで行けるのであろうか? …うむ、かすかに「長崎県の神崎鼻だよー…」という声が聞こえた。 確かにそうだ。 僕は以前に、本土最突端16岬のシリーズの中で、日本本土最西…
// 日本の本土の最北西端。 つまりは九州本土の最北西端。 それはどこかと言えば、佐賀県の「波戸(はど)岬」と言われている。 最北端でもなければ、最西端でもない。 斜めである最北西端だ。 斜めの突端は少々珍しい。 いや、斜めの突端も僕やあなたが日本…
// 日本最北端といえば、「スコトン岬」だよね!! …どうやらそう言われていた時代があった様子だ。 正直、物心つく前から日本最北端は「宗谷岬」の一択であると刷り込まれていた僕としては、少々驚いた。 おそらくそのように位置づけられていたのはそんなに…