2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
// …これは、一台の自販機の運命を追いかける、壮大なドキュメンタリーである。 自販機にも人生がある。 飼い主(所有者)がいて、エサ(商品)を補充され、定期検診を受け、場合によっては住む家を与えられていたりする。 愛おしい存在だ。 そんな自販機が…
// ヒッチコックの「鳥」と言えば、動物もののパニック映画の原点である。 公開は今から60年近く前の、1963年。 おびただしい数のカラスなんかが人に群がり攻撃してくる映画だ。 僕が生まれるよりもずーっと昔の映画であるが、何かの折にTVでやっているのを…
// インスタグラムで爆発的な人気となる観光スポットが稀にある。 「濃溝の滝」・「モネの池」・「父母ヶ浜」・「清津峡渓谷トンネル」・「あのベンチ」…。 少なくとも四角いフレームに収まる範囲で言えば、どれもインパクトは絶大であり、文化と自然の融合…
// その岬の名は、「西崎(いりざき)」。 「与那国島」の最西端であり、つまりは日本の国土の一番西の端である。 読み方は、決して"にしざき"ではない。 「"いり”だなんて読めねーよ。覚えられねーよ。」というあなた。 「太陽は東からあがり、西にはいる」…
// 「あの!!このラーメン食べ終わったら!!戦史館も見学したんですけど、いいですかーーー!!!」 軍歌に負けないように、僕は叫んだ。 腹から声を出してシャウトするなんて、いつ振りだよ一体。 …何を言っているのかわからないだろう。 僕は今、薄暗く…
// 峠のうどん屋。 そう呼ばれていたお店がちょっと前まであった。 とんでもない山奥で、そしてなかなかのボロボロで、しかしすんごい人気で、開店と同時にその日の供給量に達し、すぐに閉店するという電光石火のお店であった。 関東北部を走るライダーさん…
// 太陽の降り注ぐシーサイドを運転するのが好きだ。 頭上にヤシの木なんて生えていたら、さらにステキだ。 あなたが乗っているのが車なのかバイクかは存じ上げないが、あなたもきっとそんなシチュエーションが好きであろう。 そうだと信じて、「堀切峠」を…
// 日本の本土。 そこを西の果てまで愛車と共に走って行こうと思ったら、僕らは一体どこまで行けるのであろうか? …うむ、かすかに「長崎県の神崎鼻だよー…」という声が聞こえた。 確かにそうだ。 僕は以前に、本土最突端16岬のシリーズの中で、日本本土最西…