B級スポット
知多半島の先端付近にある「聖崎公園」ってさ、大きな声では言えないんだけども、どこか変でちょっとユニークなのだ。 弘法大師にまつわる1200年ほど前からの歴史があり、さらには絶景も眺望できるナイスなスポットなのだが、ほんの少し違和感を感じる程度に…
西暦1600年、天下分け目の関ヶ原の戦い。 これによって勝利を収めた東軍によって徳川の時代、江戸時代がやってきて、それが近代の日本の礎となっている。 わずか数時間の戦いではあったが、当時の日本を代表する戦国大名がここに集結し、二転三転するすさま…
九州最大の湖である「池田湖」とその周辺は、芳ばしいスポットがいっぱいで僕は大好きだ。 まずは”イッシー”という未確認巨大生物が生息しているという伝説がある時点でスパイシーな気配を窺い知れるし。さらには今回メインで取り上げたい「黄金の鳥居」は20…
宗谷郡猿払村にある、「道の駅 さるふつ公園」。村としては日本最北だし、2012年に「道の駅 わっかない」が誕生するまでは、日本最北の道の駅であった。 そんな極めて日本の北端に近いこの道の駅のすぐ脇に、ちょいとミステリアスな地下空間がある。 それが…
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)はヤベェ。大正時代に起きた日本の歴史上最悪のクマ被害事件であり、7人が死亡し3人が怪我をした。 現場は15軒しか家がない山間部の小さな集落なのだが、事件から100年以上が経った今も、その現場が保存されていて観…
宮崎県の国道326号沿いの山間部を走行していると、ジブリのキャラクターが唐突に出てくるスポットがあるんだ。 ジブリにそんなに詳しくなくても、あるいはバキバキに詳しくってもワクワクするようなスポットだから、ぜひあなたの胸に刻んでほしい。 スポット…
和歌山県には鍾乳洞が1つしか存在しない。しかもそれは延長でも100mしかない、ミニマムな鍾乳洞だ。 ダイナミックなものも魂が震えるが、小さなものだって心に刺さるよね。日本人てそういう文化を大切に歩んできただろ? だから僕は何度かその「戸津井鍾乳洞…
明治時代に造られた中央本線の鉄道トンネル、「旧大日影トンネル」。安全上の理由から実に8年も立入禁止だったのだが、2024年に再オープンした。 長さは1368mもあり、内部は歴史を感じさせるレンガ造り。足もとには線路が残る。機関車の吐き出した煤が黒くこ…
伊勢に田曽浦という小さな漁港の集落がある。 国道から海際にあるその集落までは高低差があり、国道を反れて集落に降りていくには、急カーブを通過する必要がある。 はい、これが実際のカーブの写真だ。厳密にはこのカーブを通らなくても集落に行けたりする…
敷地にジャンクな小屋と謎のロケット数本ブッ立て、ヘンテコなマネキンの並ぶワケのわからん「ケネディー電気」という施設を訪問し、アクの強すぎる社長と茹で玉子を食べながら3時間語り合った。 こう書いただけであなたはもう胃もたれしているだろうが、現…
ベンチが長けりゃ尻も喜ぶ。座り放題だからだ。 ギネスにも認定された世界一長いベンチは石川県の能登半島にあり、その長さは460.9mだ。残念ながら2025年現在は外国にもっと長いベンチができてしまっているが、それでもここは圧巻なのだぞ。 調べたところ電…
僕はこの巨大仏像の頭と対峙した瞬間に脳汁が噴出したけど、あなたはどうだ? このスポットの名は「ハニベ巌窟院」。 この大仏のインパクトもさることながら、この後に入ることとなる洞窟内には阿鼻叫喚の地獄絵図が広がる。息つく暇なく迫りくる数々の地獄…
2024年の元旦、能登半島で大きな地震が起きた。 あきりたりな表現しかできないが、何度もドライブした思い出の地なので非常に胸を痛めた。さらにはその年の秋には豪雨による被害も発生し、いたたまれない気持ちになった。 2025年になり、あの地震から1年が経…
山手線の駅もある、大都会恵比寿。 その駅のすぐ近くに、かつて「あそびば20」という日本一小さいと言われたゲームセンターがあったのだ。オーナーのおじいさんが自宅の一部を改装して作った、数10年の歴史のあるゲームセンター。 昭和時代のレトロなゲーム…
富山を代表する珍スポット「まんだら遊苑」をご存じか? たった400円で地獄と天国を充分すぎるほどに満喫できる、かなりクオリティの高いスポットだから、珍スポットマニアじゃなくてもファミリーでもカップルでも楽しめるんじゃないかと思う。 僕は昨シーズ…
日本列島はご存じの通り北海道・本州・四国・九州の大きな4つの島から成っていて、「離島航路整備法第2条第1項」に基づく定義だとこの四島が"本土”なの。 本州とほかの三島は橋なりトンネルなりで繋がっているんだけど、本州と九州の間は徒歩で海底を歩いて…
あなたが井戸に水を汲みに行くとしよう。 あ、「井戸で水なんて汲んだことねーよ」って思うかもしれないが、その場合は無理矢理脳味噌をタイムスリップさせてくれ。 あなたが井戸に水を汲みに行くとしよう。 井戸を覗き込むと、そこには体調2m近い巨大なウナ…
九州本土最東端の岬である「鶴御崎」のちょっと手前には、「丹賀砲台」という砲台跡地がある。 ここがすごいのだ。この砲台はあなたの想像する3倍くらいの大きさがあるのだぞ。しかもその丘の上の砲台内部に行くにあたり、小さなケーブルカーを自分自身でス…
南房総の、とある海の見える丘の上に防空壕がある。その中には大正時代から平成中期まで活躍した「岩崎巴人」の描いた3枚の仏教画があるという。 観光地ではなく、宣伝もされておらず、Googleマップにも存在しない。ただ、かき集めた複数の情報をパズルのよ…
僕の手元には、ちょっと現実離れした資料が2つある。 1つは「地獄通行手形」。すごいでしょ。僕まだ生きているのに、そして地獄なんかに縁がないような誠実な善人なのに、地獄に行けちゃうんだよ。 そしてもう1つは…。 「地獄への入り方」。文字通り、地獄の…
富田林市の町中に、「ユニーク」という言葉では片づけきれないようなビジュアルのタワーがそびえていた。 ハンドルを握る車中においても、目を背けたくても注視せざるを得ないような吸引力があった。心が、ザワついた。 あの塔の名称は「大平和祈念塔」。「P…
2024年のエイプリルフールの日にこんにちは。 2年ぶりに【終末大冒険】をやろうじゃないですか。 今回、僕が調査する対象をご説明しよう。 香川県のとある山間部に、平成時代初期に所有者のもとから逃げ出して野生化したゲームボーイがいるという。それの生…
僕は日本を巡るのが好きだ。つまりは日本列島が好きだ。 日本地図を手元で眺めるだけでワクワクするし、オブジェだとか壁画で巨大な日本列島を模したものがあれば、それが遠くても足を運んでみたくなる。 そんな僕が目を付けたのは、「日本列島公園」である…
2024年、今年のオリンピックの舞台はフランスである。フランスと言えばパリであり、パリと言えば「エッフェル塔」なのである。 …ならば!2024年は僕もエッフェル塔の記事を執筆すべきであろう!そうに決まっている。 だが残念ながら僕はフランスには行ったこ…
1200。 このエリアにある石像の数だ。無数の仏像が立ち並ぶスポットは国内にはそこそこあるが、さすがに1200体は聞いたことがない。 ましてやそのスポットを作り上げたのは一個人だというから常軌を逸していると感じた。 そのスポット名は、「ふれあい石像の…
「くれふしの里古墳公園」には日本一大きい埴輪(はにわ)がいる。 ズドーンとロケットのように芝生広場の中央に鎮座している。「そもそも埴輪ってなんだったっけ?」って感じにゲシュタルトが崩壊しそうなくらいに巨大な埴輪だ。 その名は「はに丸タワー」…
ここ2年程で、「AIが描いた絵」というのが話題になっているよね。主にちょっと変な方向に行っちゃった系を中心に。 例えばピザハットを描かせたら巨大なピザを帽子にしたおじさんができあがるし、丸亀製麺を描かせたらうどんの中にぽっちゃりしたカメが入っ…
「ジブリっぽい」とか「トトロっぽい」みたいな表現はよく聞く。 しかし驚くなかれ、今回は「ぽい」ではなく本物のトトロ(漢字で書くと"轟")という名の集落を取り上げようと思う。 そこにあるバス停、「トトロのバス停」ももちろん本物でありかつてはバス…
2階建てトンネル。 今宵はその意味不明なパワーワードに震えて眠れ。 さてさて、ちまたでは2階建てトンネルと呼ばれているスポットが静かに人気なのである。 しかし2階建てトンネルっていったいなんなのだろうね?例えば首都高や都心の地下鉄などは、トンネ…
小雨がシトシト降る森の中を1人歩いた。 すると前方に、不自然なほどに巨大な人工物が見えてきた。 それが「八角トンネル」と呼ばれる、文字通り八角形のコンクリートの遺構である。 スゲーな…、まるでタイムトンネルのようだ。 この他ではちょっと見られな…