B級スポット
// 日本列島はご存じの通り北海道・本州・四国・九州の大きな4つの島から成っていて、「離島航路整備法第2条第1項」に基づく定義だとこの四島が"本土”なの。 本州とほかの三島は橋なりトンネルなりで繋がっているんだけど、本州と九州の間は徒歩で海底を歩い…
// あなたが井戸に水を汲みに行くとしよう。 あ、「井戸で水なんて汲んだことねーよ」って思うかもしれないが、その場合は無理矢理脳味噌をタイムスリップさせてくれ。 あなたが井戸に水を汲みに行くとしよう。 井戸を覗き込むと、そこには体調2m近い巨大な…
// 九州本土最東端の岬である「鶴御崎」のちょっと手前には、「丹賀砲台」という砲台跡地がある。 ここがすごいのだ。この砲台はあなたの想像する3倍くらいの大きさがあるのだぞ。しかもその丘の上の砲台内部に行くにあたり、小さなケーブルカーを自分自身で…
// 南房総の、とある海の見える丘の上に防空壕がある。その中には大正時代から平成中期まで活躍した「岩崎巴人」の描いた3枚の仏教画があるという。 観光地ではなく、宣伝もされておらず、Googleマップにも存在しない。ただ、かき集めた複数の情報をパズルの…
// 僕の手元には、ちょっと現実離れした資料が2つある。 1つは「地獄通行手形」。すごいでしょ。僕まだ生きているのに、そして地獄なんかに縁がないような誠実な善人なのに、地獄に行けちゃうんだよ。 そしてもう1つは…。 「地獄への入り方」。文字通り、地…
// 富田林市の町中に、「ユニーク」という言葉では片づけきれないようなビジュアルのタワーがそびえていた。 ハンドルを握る車中においても、目を背けたくても注視せざるを得ないような吸引力があった。心が、ザワついた。 あの塔の名称は「大平和祈念塔」。…
// 2024年のエイプリルフールの日にこんにちは。 2年ぶりに【終末大冒険】をやろうじゃないですか。 今回、僕が調査する対象をご説明しよう。 香川県のとある山間部に、平成時代初期に所有者のもとから逃げ出して野生化したゲームボーイがいるという。それの…
// 僕は日本を巡るのが好きだ。つまりは日本列島が好きだ。 日本地図を手元で眺めるだけでワクワクするし、オブジェだとか壁画で巨大な日本列島を模したものがあれば、それが遠くても足を運んでみたくなる。 そんな僕が目を付けたのは、「日本列島公園」であ…
// 2024年、今年のオリンピックの舞台はフランスである。フランスと言えばパリであり、パリと言えば「エッフェル塔」なのである。 …ならば!2024年は僕もエッフェル塔の記事を執筆すべきであろう!そうに決まっている。 だが残念ながら僕はフランスには行っ…
// 1200。 このエリアにある石像の数だ。無数の仏像が立ち並ぶスポットは国内にはそこそこあるが、さすがに1200体は聞いたことがない。 ましてやそのスポットを作り上げたのは一個人だというから常軌を逸していると感じた。 そのスポット名は、「ふれあい石…
// 「くれふしの里古墳公園」には日本一大きい埴輪(はにわ)がいる。 ズドーンとロケットのように芝生広場の中央に鎮座している。「そもそも埴輪ってなんだったっけ?」って感じにゲシュタルトが崩壊しそうなくらいに巨大な埴輪だ。 その名は「はに丸タワー…
// ここ2年程で、「AIが描いた絵」というのが話題になっているよね。主にちょっと変な方向に行っちゃった系を中心に。 例えばピザハットを描かせたら巨大なピザを帽子にしたおじさんができあがるし、丸亀製麺を描かせたらうどんの中にぽっちゃりしたカメが入…
// 「ジブリっぽい」とか「トトロっぽい」みたいな表現はよく聞く。 しかし驚くなかれ、今回は「ぽい」ではなく本物のトトロ(漢字で書くと"轟")という名の集落を取り上げようと思う。 そこにあるバス停、「トトロのバス停」ももちろん本物でありかつてはバ…
// 2階建てトンネル。 今宵はその意味不明なパワーワードに震えて眠れ。 さてさて、ちまたでは2階建てトンネルと呼ばれているスポットが静かに人気なのである。 しかし2階建てトンネルっていったいなんなのだろうね?例えば首都高や都心の地下鉄などは、トン…
// 小雨がシトシト降る森の中を1人歩いた。 すると前方に、不自然なほどに巨大な人工物が見えてきた。 それが「八角トンネル」と呼ばれる、文字通り八角形のコンクリートの遺構である。 スゲーな…、まるでタイムトンネルのようだ。 この他ではちょっと見られ…
// 苫前町にはクマに関するスポットや、クマが描かれた看板が多い。 クマとの因縁が深いからなんだけど、それは本編で語ろう。 そして役場前には「とままえだベアー」というクマのオブジェがある。 一見普通そうに見えて、実はちょっとヘンテコなデザインの…
// 北海道には、1年のうちにわずか1ヶ月しか通行ができない幻の道路が存在する。 9月中旬から10月中旬の1ヶ月だけだそうだ。 雪深い北海道の地において、10月中旬からゴールデンウィークくらいまで冬季通行止めになる道も珍しくはない。 しかし通行できるの…
// "日本一困難な参拝"と言われる神社が北海道本土の最西部にある。 日本一困難とは、危険かつハードだということだ。 序盤のひっくり返りそうな角度の急階段から始まり、終盤は断崖絶壁に取り付けられた鎖を登って、崖中腹の洞窟を目指す。 なんというアド…
// 「戸外炉(トトロ)峠」にはネコバスが停まっている。 前々から知っていたが実際に訪れたことはなく、初訪問は2022年である。 当日、一足先に現地に着いた「BLUEayさん」からメッセージが届いた。 「暴風雨。近くにあるはずのネコバスも見えないほどに霞…
// 小さい頃、僕らはみんなUFOや宇宙人を信じていた。 …いつからだろう。 それらが「バカバカしい」とか「くだらない妄想だ」とか、思うようになってしまったのは…。 自分自身、それが少し悲しい。 いや、「UFOを信じよう」と言いたいわけではない。 現実に…
// 伊豆半島の沖合、熱海からフェリーに乗って数10分のところに「初島」という小さな島がある。 住民数は200名弱。 海岸線一周で約4kmほどあるが、観光客が入り乱れるエリアはごく一部だし、地元の方の集落も基本1箇所だ。 とにかく箱庭のような小さな小さな…
// 福井県の海岸線沿いって、もう全線あますところなく奇岩に満ちあふれていてさ、楽しいったらありゃしねぇ。 そんな中でも今回ご紹介したい景勝地は福井県のやや北部、「神の足跡」と「弁慶の洗濯岩」である。 景勝地としてはやや小規模かもしれない。 そ…
// 愛知県の北部に「布袋大仏」という大仏がいる。 有名な観光地ではないので、ピンと来ない方が大半だろう。 しかしこの布袋大仏を「サングラス大仏」と表記すると、その知名度は100倍くらいに跳ね上がる。 (100倍になっても知っているのは大仏マニアやB級…
// タイトルが全てを物語ってしまうようであるが、世界初の仏教寺院内プラネタリウムが東京の下町、葛飾区の立石という町にある。 まずはその、「プラネターリアム銀河座」のWebのサイトからの一文を引用する。 ※注意ください!※ 銀河座は極めて特殊なプラネ…
// 日本にもピラミッドがある。 正確に言うと「ピラミッドみたいだね」って言われている建造物がある。 それが「頭塔(ずとう)」。 今までは周囲全てを建物に囲まれていて、なかなか見るのにコツが必要だったスポットだ。 ただし2023年1月現在は、一部の建…
// 「日本まん真ん中センター」。 「キング of 税金無駄使い」で真っ先にイメージされる建造物かもしれない。 その名称から想像がつく通り、日本の真ん中をアピールする施設。 岐阜県山間部ののどかな町に、22億円をかけて造られた巨大な町おこしプロジェク…
// クリスマスの近いこの時期に、お送りしたい記事がある。 ところで本記事、歴代で一番意味不明な記事タイトルのような気がして大変に恐縮だ。 ただし何も知らずに突撃した僕だって混乱したのだし、キチンと背景事情を把握すればこのタイトルだって「なるほ…
// 「ダンボルギーニ」。 何それ?…って思われる方も多いかもしれないが、ダンボールで作られたランボルギーニである。 女川町の「シーパルピア女川」に展示されている。 昨年である2021年にここは「道の駅 おながわ」になったので、今後はそっちの名称の方…
// 2022年、日本を少しだけ騒がせたニュースがある。 「長万部の巨大水柱」だ。 大地から急に30m級の水柱が昼夜を問わずドバドバと吹き上がり、1ヶ月半後のある日に忽然と消えた。 これが江戸時代であれば、日本むかし話のような伝承となるに違いない。 そん…
// 呉の町の、奥の奥。 狭く急な坂を乗り越えて、半分山の中みたいなところまで行くと、すごくワンダフルな仏像たちが出迎えてくれる。 素人ならではの、どこかこじらせた造形の仏像だと僕は感じた。すっげ。 ただただネタ的な意味でそこに興味を持ったのが…