2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
// 暮れなずむ町。 そこにポツンと明かりをつけ、串カツを売る1つの模擬店。切り盛りするのは80代の姉妹。お客さんはその店頭で立ち食い・立ち飲みをする。 もう50年以上、この光景が続いているという。 いいじゃないか、それ。僕もその脈々と続く歴史のひと…
// 益田市内の国道191号は右も左もなだらかな山が続いていて、ドライブしていてとても気持ちがよかった。 そんな道沿いに「自販機のお店 風花」はある。ほら、町から離れた国道脇の駐車帯などに大型トラックが停まって休憩しているシーンを見たことあるだろ…
// あなたはコーヒー1杯にいくらを払えるか。 僕の場合は700円を超えると「おっ、なかなかの自信ですな」って思う。1000円を超えると、その反動でその日の夕飯がひもじくなるであろう。 スマホを見るあなたはもしかしたら「ふふん、YAMAもまだまだだな」って…
// 僕の手元には、ちょっと現実離れした資料が2つある。 1つは「地獄通行手形」。すごいでしょ。僕まだ生きているのに、そして地獄なんかに縁がないような誠実な善人なのに、地獄に行けちゃうんだよ。 そしてもう1つは…。 「地獄への入り方」。文字通り、地…
// 「喫茶Y」というデカ盛りの名店がある。デカ盛りなだけではなく、サービス精神と人情味があふれるお店だというので、別に全然大食いではない僕の食指も動いた。 土日は営業していないし平日も13時には閉店するというちょっとハードルが高めのお店だが、気…
// レトロ自販機は、「いつか行こう」が通用しなかったりするんだ。 昭和時代から平成初期に作られた自販機はもうボロボロで、いつ壊れてもおかしくない状態のものも多い。壊れてももう部品が無いから直せなかったりする。 それに、当時から自販機を管理して…
// まるで深海に潜む潜水艦のようなバーがあると聞いていた。 その潜水艦は、場所を知らない限り絶対に行きつくことはできず、むしろ場所を知っていても行きつくのは至難の業だと聞いていた。そんな到達レベル最高難度の店。 なんだかワクワクしてくるよね。…
// 富田林市の町中に、「ユニーク」という言葉では片づけきれないようなビジュアルのタワーがそびえていた。 ハンドルを握る車中においても、目を背けたくても注視せざるを得ないような吸引力があった。心が、ザワついた。 あの塔の名称は「大平和祈念塔」。…
// 大阪で一番ハードルの高いカフェと言われるのが、「喫茶nest」である。 値段が高いのだろうか?それとも敷居が高いのだろうか?どちらも違う。じゃあ何がハードルなのかというと、その営業日と営業時間の短さなのだろう。 どんくらい短いのかというと、週…
// 海を臨む埋立地の工場群の中にポツンと自販機小屋がある。 小屋なので屋根もあるし壁もあり、工場群ではあるが不思議と居心地がよく、その小屋のベンチに座って眺める海が旅情をくすぐった。 僕の手の中には、レトロ自販機で買ったうどんがある。それをひ…