新潟県
// あぁ、あの年の僕は。 人生で最も…、と言ってもいいくらいに幸せに満ちていたあの年の春、「高瀬の桜並木」を歩いたのだ。 2024年現在、この桜並木はGoogleマップにすら載っていない。観光客も地元と思われる方々が数人いただけだった。 まるで夢幻のよう…
// 2023年もまた猛暑である。 災害級の猛暑と言われ、外を歩くのはもはや死亡フラグを積み上げるのと同義である。 そんなときにスタミナをつけてくれる食べ物と言えば、カレーなのである。 今日は昨年の暑い日に、「万代シテイバスセンター」の名物であるバ…
// ヒッチコックの「鳥」と言えば、動物もののパニック映画の原点である。 公開は今から60年近く前の、1963年。 おびただしい数のカラスなんかが人に群がり攻撃してくる映画だ。 僕が生まれるよりもずーっと昔の映画であるが、何かの折にTVでやっているのを…
// あれは、新潟市内をドライブしていたときのことだった。 ビルの隙間を、「弘法大師」が練り歩いていたのだ。 日本仏教の祖と言ってもいい立ち位置の、弘法大師。 その彼が、電線の張り巡らされた雑居ビルの間で穏やかな顔で立っている。 なんというミスマ…
// 山に降った水が、大地を流れて海へと注ぎこむ。 それが「川」だ。 みんな知っている。 その川と川が立体交差しているスポットが新潟市にあるという。 うん、ワケがわからない。 とんち好きな一休さんでも混乱するんじゃないかってくらいに、ワケがわから…
// あなたが「小さい秋」を見つけていた頃、僕は「小さい地獄」を見つけていた。 きっと、そこに優劣なんてものはない。 視線の先が秋だったか地獄だったか、たったそれだけの違いなのである。 …って言わせてほしい。 なんだか目の前は阿鼻叫喚の由々しき事…
// 「世界一神社」。 それがその神社の名前だ。 なんという強気な名前だろうか。 神道を極めし者ってさ、もっと世の中を平等に見てたり、謙虚に振舞うものだと思っていた。 なのに世界一神社。 ゴリゴリに他者を意識し、その上で自分が1番に立とうと必死であ…