北海道
上ノ国町には「中世の丘」というのがあり、その丘の上には「夜明けの塔」が建っている。 まぁ中二病を引きずり続けている僕なら、ロールプレイングゲームに出てきそうなこのネーミングだけでキュン死するね。めくるめく冒険が始まりそうじゃないか。ロマン感…
今や美瑛の町を代表する…、いや、北海道を代表するといっても過言ではないくらいの有名スポット「白金の青い池」。 もちろん僕も大好きだし、思い入れもあるスポットだ。だけども何度か訪問していて気付くのだが、シンボルとなっている立ち枯れの木々が年々…
宗谷郡猿払村にある、「道の駅 さるふつ公園」。村としては日本最北だし、2012年に「道の駅 わっかない」が誕生するまでは、日本最北の道の駅であった。 そんな極めて日本の北端に近いこの道の駅のすぐ脇に、ちょいとミステリアスな地下空間がある。 それが…
「黄金岬」って北海道には2つほどあって、1つは留萌市、もう1つは積丹半島。今回は前者について触れたい。 この岬、北海道西部のツルンとした海岸線エリアに存在していてさ、北海道の地図で指示しても「えっ?こんなところに岬なんてあったっけ?」って思わ…
毎日アチィィィ…ッ!! 梅雨らしい雨がほとんど降らないままに西日本は早々に梅雨明けし、東日本はその後に台風がザッと1回雨を降らせただけで7月中旬に梅雨明けした。そんなわけで、いつもなら梅雨であるはずの時期から夏本番のギャンギャンに危険な暑さで…
乙部町の「滝瀬海岸」。 「シラフラ」と呼ばれる白い岸壁が連なる姿は、ドーバー海峡の「ホワイト・クリフ」にも例えられるという。さらには「くぐり岩」というフォトジェニックな岩もあり、SNS映え間違いなしのスポットだ。 僕は恥ずかしながら、ここの存在…
「夢想平」。これは正式に存在するスポット名ではないようで、Web検索をしたところで情報はほぼ皆無だ。 だけれども、一部の人々の心の中には確かに存在する幻の湿原。立ち枯れの木々が残る、静かで神秘的な湿原。 きっと北海道を愛する人が探求心を元に活動…
おい。「タウシュベツ橋梁」、そろそろマジでヤバくないか?いい加減もう崩壊するんじゃないか?今年がラストイヤーなんじゃないか? …何年前からそう言われているだろうか。もう"崩壊するする詐欺"みたいになっている。2025年現在もかろうじてヤツはご健在…
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)はヤベェ。大正時代に起きた日本の歴史上最悪のクマ被害事件であり、7人が死亡し3人が怪我をした。 現場は15軒しか家がない山間部の小さな集落なのだが、事件から100年以上が経った今も、その現場が保存されていて観…
北海道のローカル線の駅廃止スピードが加速しているようだな…! 今回ご紹介する抜海(ばっかい)駅は、2025年2月現在は日本最北の無人駅であるが、2025年3月15日のダイヤ改正で廃止になってしまうそうだ。 利用客の減少が原因らしい。 ところで同じタイミン…
こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 2024年の北海道を無計画に巡る旅も後半に入ってきたみたいです。あ、「前半ってなんだよ、知らないよ」っていうあなたは、下記のリンクをご参照ください。 drive-ns.hatenablog.com …ってわけで、8月28日時点の最大…
こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 2024年の夏休み、皆さんはどのように過ごしてきましたか? そろそろ夏休みの宿題が全然終わっていない現実から目を背けるのも難しくなり、絶望に打ちひしがれている頃ですか?いや、それは子供の頃の僕だね。宿題と…
美深町にある「井上食堂」。オーナーさんが2022年12月に入院してしまい、それ以降は2024年8月現在に至るまで休業が続いている。 それまではね、ツーリングマップルにも掲載されているコアな人気店だったんだ。濃厚でおいしいと評判のソフトクリームはオーダ…
苫前町にはクマに関するスポットや、クマが描かれた看板が多い。 クマとの因縁が深いからなんだけど、それは本編で語ろう。 そして役場前には「とままえだベアー」というクマのオブジェがある。 一見普通そうに見えて、実はちょっとヘンテコなデザインのクマ…
北海道には、1年のうちにわずか1ヶ月しか通行ができない幻の道路が存在する。 9月中旬から10月中旬の1ヶ月だけだそうだ。 雪深い北海道の地において、10月中旬からゴールデンウィークくらいまで冬季通行止めになる道も珍しくはない。 しかし通行できるのが1…
ライダーさんたちのバイブル、ツーリングマップルの北海道編を開いてみる。 北海道編だけで何冊も持っているが、一番古い2005年版だ。 青二才だった僕が未知なる北海道に夢を馳せて目をキラキラさせて見入っていたそのツーリングマップルは、読み込みすぎて…
北海道にある、ローカルコンビニチェーン2つを取り上げたい。 1つは函館の「ハセガワストア」、もう1つは根室の「タイエー」だ。 さらには、それらのコンビニチェーン2つ共に名物としている「やきとり弁当」という名前の豚肉の弁当にフォーカスしたい。鳥な…
"日本一困難な参拝"と言われる神社が北海道本土の最西部にある。 日本一困難とは、危険かつハードだということだ。 序盤のひっくり返りそうな角度の急階段から始まり、終盤は断崖絶壁に取り付けられた鎖を登って、崖中腹の洞窟を目指す。 なんというアドベン…
「戸外炉(トトロ)峠」にはネコバスが停まっている。 前々から知っていたが実際に訪れたことはなく、初訪問は2022年である。 当日、一足先に現地に着いた「BLUEayさん」からメッセージが届いた。 「暴風雨。近くにあるはずのネコバスも見えないほどに霞んで…
いつも何気なく視界に入る廃墟。 いや、「視界に入っている」とすら認識しないほどに疑問を持たない廃墟。 それがもし「いや、廃墟じゃないよ。営業している食事処だよ。」と言われたら。 「待て待て待て!じゃあ今度改めてしっかり見てみるわ!なんだったら…
目を閉じれば、その広大な草原の彼方に回る、巨大な風力発電プロペラ群が見える…。 北国の地平線まで続く大地を疾走する旅人たちが、一様に心をときめかせてきた「オトンルイ風力発電所」。 2023年4月から解体が始まってしまう。 1つの時代が終わる。 全ライ…
日本6周目の北海道は、2回に分けて走り回った。 広大な北の大地ならではの地平線・草原・青い海・グルメ…。 そういうあなたも想像できるであろう思い出ももちろんたくさんあるが、その中でも僕が「あそこは本当に良かったなぁ、ウフフ…」と思い出す回数が最…
2022年、日本を少しだけ騒がせたニュースがある。 「長万部の巨大水柱」だ。 大地から急に30m級の水柱が昼夜を問わずドバドバと吹き上がり、1ヶ月半後のある日に忽然と消えた。 これが江戸時代であれば、日本むかし話のような伝承となるに違いない。 そんな…
幻の真っ黒なそば、音威子府そば。 知らないと絶対読めないと思うが、音威子府(おといねっぷ)と読む。 北海道で一番小さな自治体、音威子府村で作られていたそばだ。 うん、「作られていた」と過去形で書いてしまった。 もう作られていないんだ。 2022年8月…
こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 北海道のリアルタイムレポート、ご覧いただいておりますでしょうか? 「なんだそれ」って方は、まずは以下のリンクから前半戦をご覧下さい。 drive-ns.hatenablog.com …ってことで、無事に日本本土最東端の「納沙布…
こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 台風の進路予想図を見て、僕は「ジャスト――!」と叫んだ。 なぜならば。 僕の旅路にドンピシャのタイミングで、こんなにも美しく弧を描きながら日本列島を直撃する台風14号。 「もうこれ芸術だよね」って思ったから…
日本最北端といえば、「スコトン岬」だよね!! …どうやらそう言われていた時代があった様子だ。 正直、物心つく前から日本最北端は「宗谷岬」の一択であると刷り込まれていた僕としては、少々驚いた。 おそらくそのように位置づけられていたのはそんなに長…
僕ら一般人が到達できる、日本の最北東端はどこか。 それは北海道の知床にある「相泊(あいどまり)集落」だ。 正確に言えば日本の国土には北方領土が存在するし、仮にこれを北海道本土に絞ったとしても「知床岬」がある。 北海道の地図をパッとイメージして…
日本の本土の最北端、「宗谷岬」。 その岬の背後には緑いっぱいの、WindowsXPのデスクトップ画面みたいな丘が広がっているんだ。 その丘を「宗谷丘陵」という。 その一面が緑の宗谷丘陵にはね、一本の真っ白な道があるの。 白いホタテの貝殻を粉砕して敷き詰…
僕は写真を撮るのがヘタだ。 少なくとも、プロの写真家と対比すれば、とんでもなく低い場所に位置する。 腕も悪いしカメラも安物だし、時間をかけて延々何10枚もの写真を撮ろうとも思っていない。 なぜかっていうと、僕は写真を撮るために旅をしているわけで…