絶景
// 京都は歴史的価値のある神社仏閣がたくさんあり、世界中から注目されて観光客もワンサカ来るすごい町だ。 僕も教科書に載っていて誰もが知っているような神社仏閣はそれなりに巡ったが、今回は京都の中心地にあるがちょっと王道からは反れたスポットにつ…
// あぁ、あの年の僕は。 人生で最も…、と言ってもいいくらいに幸せに満ちていたあの年の春、「高瀬の桜並木」を歩いたのだ。 2024年現在、この桜並木はGoogleマップにすら載っていない。観光客も地元と思われる方々が数人いただけだった。 まるで夢幻のよう…
// 明日くらいから一気に暖かくなってくるとのウワサですな。 12月から昨日まで変わらぬ服装でがっちりとディフェンスを固めていた僕も、この春の陽気に少しだけ開放的になりつつある。 だから今回は春らしく桜スポットについて語ろうと思う。 …本庄市児玉町…
// 2024年3月の下旬。ついにソメイヨシノの開花宣言も出て、春本番が到来しようとしている。 ここ最近はまだまだ寒くて僕はコートにマフラーを手放せないし、数日前には雪も降っていたのだが、それでも確かに春はやってきているのだろう。だからそろそろ花見…
// 十文字に切り裂かれた海。そんなかっこいいビジュアルの景勝地が日向市にある。 その名も「クルスの海」だ。 僕は中二病だから十文字とかクロスとかって単語を聞いただけで「ヒョー!かっけぇぇ!」ってなる。英語だとクロスだが、あえてポルトガル語でク…
// 2020年夏にSNSで大いにバズった美しすぎる泉、「出流原(いずるはら)弁天池」。 バズッたから行った、というわけではないのだが、付近をドライブ旅行している際に僕も立ち寄った。 あれは確か2021年。ちょうど今と同じくらいに秋が深まる季節だったな…。…
// ファンタジーの世界に出て来そうな木々が立ち並ぶ森がある。 大都会の博多駅からわずか10kmのところにある。 そのスポットの名前は「篠栗九大(ささぐりきゅううだい)の森」。 インスタ映えで人気が急上昇した折に僕もそこの存在を知ることとなるが、202…
// 標高3180m、「槍ヶ岳」。 日本で5番目に高い山であり、日本の多くの登山家が夢見る美しい山だ。 真っすぐ空を突くように伸びるその姿が、なんとも美しいよな。まさに"槍"ヶ岳だ。 そんな槍ヶ岳、僕も登ったことがある。あれも10月のことだった。 ちょっと…
// コロナ禍の2021年夏に、富士山を眺める絶景展望台が爆誕したという。 その名は「FUJIYAMAツインテラス」。 もともとはカメラマンなど知る人ぞ知る富士山の穴場展望スポットだったらしい。 そこが綺麗に整備されて一般観光客用にシャトルバスまで運行され…
// "日本一困難な参拝"と言われる神社が北海道本土の最西部にある。 日本一困難とは、危険かつハードだということだ。 序盤のひっくり返りそうな角度の急階段から始まり、終盤は断崖絶壁に取り付けられた鎖を登って、崖中腹の洞窟を目指す。 なんというアド…
// 2023年現在、日本国内には参観灯台(一般人が登れる灯台)が16基ある。 その最南端が宮古島の最東南端である「東平安名崎(ひがしへんなざき)」に建つ平安名埼灯台だ。 国内全ての参観灯台を見て来た僕が、その最後となる2023年春に辿り着いたのがこの平…
// 男鹿半島。 日本固有種ナマハゲの生息地であり、多数の魅力的な景勝地があり、貴重なレトロ自販機保有店があり、秋田名物ババヘラを売るおばあちゃんとの遭遇率も高い地域。 ピョコっと海に突き出したその形は、秋田県を大きく特徴づける存在だ。 その男…
// 宮崎県の最南端「都井(とい)岬」。 僕が訪れた数多の岬の中でも、とりわけ印象深い岬の1つである。 なぜなら、まずは絶景である。 そして日本で唯一の野生(正確に言うと半野生)の馬がいる。 さらに一般人も登れる貴重な灯台がある。 素晴らしいだろう…
// 人類にとって「空を飛ぶ」というのは、飛行機誕生の前後に関わらず強い憧れである。 ゆえに、僕らは空を飛ぶ飛行機を見れば自然とそれを眺めてしまう。 離陸直後、着陸間際の飛行機を見ることができたら「わぁ、近いね、大きいね」だなんて呟いてしまう。…
// 本州本土と離島「角島」、その2つを海の上で結ぶ橋、「角島大橋」。 すごいんだ、これが。 橋のフォルムが最高だし、海の色が沖縄のように透き通っているんだ。 曇りの日でも綺麗だし、晴れていれば永遠に眺めていられるほどの絶景なのだ。 小雨でも、こ…
// 「日本の風光明媚な駅を10個あげろ」と言われたら、きっとこの駅はそこに入ってくるであろう。 予讃線「下灘駅」。 海と空と屋根しかない、青いキャンバスの上に無造作に置かれただけ、…のような無人駅のホームが有名なのである。 恥ずかしながら、僕は20…
// 爽やかな春真っ盛りの日本列島。 そんな青空の下ではためく白いTシャツ。 それはまるで洗濯洗剤のCMみたいなシーンだが、あれはフィクションではないんだ。 高知県に実在するんだ。 それを見に行った2022年春の思い出を語りたい。 あの頃の夢を叶えるため…
// 目を閉じれば、その広大な草原の彼方に回る、巨大な風力発電プロペラ群が見える…。 北国の地平線まで続く大地を疾走する旅人たちが、一様に心をときめかせてきた「オトンルイ風力発電所」。 2023年4月から解体が始まってしまう。 1つの時代が終わる。 全…
// 今一度、僕はあなたに問おう。 あなたは「ベタ踏み坂」をご存じか、と。 ベタ踏み坂、それはかつてダイハツの"タントカスタム"という車のCMで登場した坂道である。 文章でご説明するよりも、CMそのものを見ていただいたほうが早いので、下記にリンクを貼…
// 社会人になったばかりの頃だっただろうか。 ある人がこう言った。 「桜より梅が好き。桜はハデに咲きすぎで少し怖い。梅くらいがちょうどいい。」 …ハァ?何言ってるんだ。 咲けば咲くほどいいであろうが。 "花見"という言葉が一般的には桜を指すように、…
// 晴れている日に九州の内陸部を疾走するのは、とても気持ちがいい。 鹿児島県の「錦江湾」から内陸に切れ込み、霧島の高原地帯、「えびの高原」、そして五木村の緑豊かな秘境を抜け、「通潤橋」など見てほっこりしたら、阿蘇でテンションをブチ上げ、「く…
// イルミネーションの最盛期はクリスマスなのだろう。知ってる。 年越しカウントダウン等で再度局所的な盛り返しを見せるが、新年になるとなんとなく終息してしまうことの多い、儚いエンターテイメント。 だからちょっと出遅れた感は否めないが、大晦日のこ…
// 古都鎌倉。 三方を山、そして残る一方を海で囲まれた、天然の城塞都市である。 かつて幕府が築かれたのも頷ける。(あ、大河「鎌倉殿の13人」お疲れさまでした!) 特は流れて現代。 そんな山の中にとてもオシャレなオープンテラスのカフェレストランがあ…
// 「白糸の滝」というのは全国各地にいくつかあるが、静岡県富士宮市の白糸の滝のお話である。 ここの白糸の滝が絶景なのを知っている方は多いと思う。 無数の小さな滝が織りなす、白い水流のヴェールのような瀑布なのだ。 僕も過去何度か訪問し、スゲース…
// ドラゴンクエストでもなんでもいい。 ゲームの中のフィールドは、どれもとても複雑である。 地下のダンジョンであろうと、天高く聳える塔であろうと、小船で攻略する運河だろうと。 そりゃそうだ。 ゲームプレイヤーを迷わせるため、あえて造りを複雑にし…
// 僕が人間界に降臨してからというもの、「雲海が嫌いだ」という人間に出会ったことが無い。 秋は雲海のシーズンである。 "天空の城"とか"日本のマチュピチュ"とか呼ばれる「竹田城」の雲海ハイシーズンは、11月下旬から12月上旬だという。 じゃあ雲海を見…
// そこに立てば、地球が丸いことを少しだけ実感できる。 遠くに列なる山々、草と土の香り。 信州を駆け抜ける爽やかな風。 僕は今、日本の中心に立っている。 …そんなスポットである。 おっと、「日本の中心に立っている」っていうのは比喩じゃあないんだぜ…
// 青空・海・花・ハンモック・ブランコ・ジェラート…。 1つ1つが魅惑的な単語だが、それらを掛け合わせればさらに魅力が増すのは想像に容易い。 そうなのだ。 これらを全て網羅させたスポットが、山口県にあるのだ。 名前を「棚田の花段(はなだん)」とい…
// インスタ映えという言葉が世の中にはびこっている。 …とか言うとSNSにドップリ浸かっている方々を揶揄するようにも聞こえてしまうが、インスタ映えはいいことだと思う。 国民全員がカメラを持ち、国民全員がアーティストになれる時代だ。 そりゃ僕だって…
// 高原でちまきを食べるとうまい、というだけの話をしたい。 「そうなのか!知りたいな」という方は是非読んでほしいし、「そんなこと知ってるわ!」って方も読んで共感してほしいし、「そんなはずない」という方には先に現地に行ってから読んでほしい。 ち…