週末大冒険

週末大冒険

ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.614【静岡県】伊豆を代表する珍スポット「怪しい少年少女博物館」!閉館前に駆け込んだ!

伊豆の伊東にはかなりエッジの効いた博物館がたくさんあるのだが、その中でもインパクトがあるのが、「怪しい少年少女博物館」だ。

2003年にOPENしたカオスでレトロでちょっとグロい闇鍋みたいな博物館なのだが、本日2026年9月27日をもって閉館してしまった。そのニュースを聞いた僕も、8月に急いでアプローチした。

 

 

東伊豆の大動脈である国道135号沿いにあるので、外観を見たことがある人は多いだろう。しかしその真髄をする人は少ないだろう。もう今日の17時で終わっちゃったんだけどさ、その思い出を語りたい。

 

 

ペンギンの首を人間にしてみた話

 

怪しい少年少女博物館は、「怪しい」けども「少年少女」要素は非常に少ない博物館ではないし、お客さんにも少年少女は少ない。レトロ好き・ホラー好き・サブカル好きとかで心臓ちょっと強めな人が好ましいと思うのだ。まぁそういう人しかここへの食指が動かないと思うけども。

 

怪しい紳士1

これは博物館前に立っているシンボリックな像だ。もうこの時点で常識という名のネジが外れているんだ、この博物館は。

 

一見すると黒マントを羽織った紳士…と思いきや、これペンギンだ。証拠に足元に子ペンギンいるし。ここ、2003年以前は「ペンギン博物館」だったのだ。その親ペンギンの首を吹っ飛ばし、紳士の頭をくっつけてあたかもマントのように見せているのだ。

わずかに残った親ペンギンの頭部の一部が、マントの襟のようでいい仕事しているだろう?

子ペンギンは気付いているのかね。親がとんでもないことになっていることに。

 

怪しい紳士2

さっきの写真は10数年前に訪問したときのものだが、これは先月である2026年8月に訪問したときのものだ。紳士、やたらとモジャついている。自然に飲み込まれそうになっているし、塗装もやや色あせてきている。

 

怪しい紳士3

後ろからも見てみた。背中の毛がすんごいワイルドな紳士。

だけども、この翌月の9月には綺麗にモジャモジャ植物を伐採して紳士が良く見れるようになっているらしいよ。有終の美だね。

 

閉館の告知

その横には9/27閉館を告知する貼り紙がされている。いつもは姉妹館の「まぼろし博覧会」にいる館長の「セーラちゃん」も最後の2日はここにやってくるらしいよ。

まぼろし博覧会やセーラちゃんについては、また別の記事で触れたいね。どちらも濃すぎてここに書いたら胃もたれして眠れなくなるからな。

 

外観1

これが10年ちょい前の博物館自体の外観。ペンギン時代の建物を居抜いているせいか、建物自体には奇抜さはあまり感じられない…。と思いきや、各所に狂気を感じるから注意ね。

 

外観2

上を見ると、二宮金次郎の像と小便小僧が合体している!勤勉の象徴である二宮金次郎さんに対し、なんて失礼な所業だ!!タブーに躊躇せずに切り込んでいる!

外観3

2026年現在は、ちょっとエントランスがくたびれている。右上の隅に例の下品な二宮金次郎がいるが、排尿はストップしている。その下部にある池も水が枯れていた。

その他、オブジェがちょっと少なくなっているし、一部は近づかないように工事用トラ棒が設置されていた。それだけこの施設が頑張ってきた証だね。

 

外観4

門柱には『怪しい少年少女博物館』の他に『文教町小学校』という文字もある。あぁ、あまり気にしていなかったが、このエントランスは小学校をイメージしていたのかな。少年少女要素、ここだけ存在していたな。

じゃ、登校しよう。

 

 

レトロでホラーな情報の洪水の洗礼

レトロ&アートエリア

 

館内は大きく分けて『昭和のファッション館』・『アーティスト』・『怪奇の世界』・『怪しい夜の学校』の4つのエリアに分類される。ま、情報グチャグチャに氾濫しているのでその境界は極めてファジーかもしれないけども。

 

昭和レトロ1

これは入場直後の受付。受付ブースの頭上には通天閣・昭和映画のポスター・謎の人物・カラス…。この不協和音に初っ端から心臓がゾワゾワするよね…。

1100円でチケットを購入した。それでは、ここからはあまりにも情報量が多いのでダイジェストも交えながら掲載していくね。

 

昭和レトロ2

1階の多くのスペースを占めていると思われる、昭和ファッションエリア。その全容がこんな感じだ。

昭和時代のデパートのようなマネキンが乱立している。その周囲には同時の雑誌やレコードなどのグッズがほこりをかぶって乱雑に置かれている。まさに昭和の歴史の激流を再現したかのようなカオスっぷりだなって思った。

 

昭和レトロ3

左上はダイハツミゼット、昭和時代中期のオート三輪。僕はオート三輪が大好きでね、こうやって見かけるとほぼ確実に写真を撮る。なんならほしい。維持管理すごく大変そうだから買ってないけど。

 

右上は昭和中期のニュース映像。上皇上皇后両陛下の結婚パレードの映像もあった。左下は自転車にくくりつけられた紙芝居。紙ではなく、デジタルで物語が自動的に進んでいたけども。

右下はインディ・ジョーンズだ!僕の人生に影響を与えた人ので、喜んで単独撮影した。「インディ!インディ!!」って叫びながら撮影した。

 

昭和レトロ4

頭上にはプテラノドンが飛んでいる。よく見るとさらに上には骨状態のプテラノドンも飛んでいる。レトロエリアではあるが、プテラノドンはちょっと比較できる次元が違うレトロさだと思う。

いや、あの位置はもう2階なのかな?2階は『怪奇の世界』なのだが、プテラノドンはレトロと怪奇、どっちのカテゴリを飛んでいるのかな?

 

レトロエリア内には懐かしのゲーム機もある。ファミコンは残念ながら故障中。しかしスーファミは生きていた。初代マリオカートやってみた。遥か昔の記憶を頼りにやってみたが、思うように運転できなかった。若いつもりでいたが現実は厳しかったので、免許返納すべきレベルだなってヘコんだ。

 

アーティスト

このあたりは『アーティスト』エリアなのかな?もう昭和~平成初期のおもちゃがゴッチャゴチャ。サブカル的なものも大量。1つ1つ見ていたらどんなに時間があっても足りないだろう。でも、この時代を生きた人にとっては無限に眺めていられるかもね。

 

左下にあるような飛行機や車のおもちゃ、僕は好きだったなぁ。人型のロボットよりも、乗り物型が好きなんだ。充分に買ってもらった記憶はないけども、わずかに所持していたものは今も記憶の中で生きているよ。

 

 

ホラー&グロエリア

 

2階が『怪奇の世界』エリアだ。さぁ、心臓叩いておけよ、おまえら。ちょっと怖いぞ。

 

ホラーワールド1

和と洋の妖怪やゾンビなど、異形の者が大集結だ。なかなかにリアルで、そしてちょっとグロい。もはや明るいお化け屋敷。子供が見たらトラウマになるかもしれん。

 

小さな社があり、その屋根に幽霊が乗っていたり、呪いの藁人形が販売されていたり…。なかなかに闇が深そうだ。日本人形もギッシリ食器棚に詰まっている。マリリン・モンローもいる。あれ、マリリン・モンローって怪奇カテゴリ?

 

youtu.be

 

一画では日本の妖怪がセンサー式で動き出している。ろくろ首も不気味にクネクネしている。のっぺらぼうも唐傘お化けもいる。そんなゾーンを動画撮影してみたので見てくれ、結構キモいから。いい意味で。

 

ホラーワールド2

そんな中でもろくろ首が好きになったので、個別に撮影しておいた。

この首よ。シワシワでブニブニで、なぜか各所に血がにじんでいる。顔は綺麗なのに首だけ過酷な状態になっていて、僕は首をかしげたぜ(ろくろ首だけに)。

 

ホラーワールド2

西洋系のホラーに戻って来た。髑髏ばっかの棚もあるし、フランケンも普通にフロア内に立っている。プレデターもエイリアンもチャッキーもいる。ホラー系の映画のキャラのアベンジャーズみたいになっている。

 

右下は、恐竜のような動物の背中が割れていて、その中で人外のクリーチャーがクネクネ動いている。謎が謎を呼ぶ。とりあえずキモい。

 

ホラーワールド3

双頭の子牛もいる。多頭症だよね。蛇とかに多いと聞くけども、たまーにヤギだとかの家畜でもこういうのが産まれたりするよね…。この牛、この博物館の管理をしている人のブログによると本物の双頭の牛の剥製なのだそうだ。

 

ホラーワールド4

最後は、たぶんだけども行った人には大人気のキャラクターだぜ。

 

2階の渡り廊下から、1階のレトロエリアを見下ろしている長身の男性がいるんだ。

「あぁ、見下ろしているな」って最初は思うんだけども、その人はピクリとも動かない。この人、ゾンビのマネキンだったのだ。顔を覗き込むとすんごい表情をしている。

右上の写真は、ゾンビ男性と1階の普通のお客さんのポーズが完全にリンクして、僕は幸せな気持ちになったのですぜ。

 

 

怪しい夜の学校は最恐エリアだぞ

 

少年少女博物館の一番奥から隣接した建物にあるのは、「怪しい夜の学校」というコーナーだ。同じ入館料でそのままアプローチできるから、ぜひ行ってみてほしいエリア。

 

お化け屋敷へ1

要するにそこはお化け屋敷。

知らんけども、昭和時代を彷彿とさせるようなセンサーとシンプルなギミックで驚かしてくれるスタイルだ。しかし中は相当に暗く、それなりのスリルを味わうことができると思うよ。僕はそういうの鈍くってあんまり怖さを感じないからわからないけど。

 

お化け屋敷へ2

さらし首…いや、マネキンの首がたくさん置かれているのを眺めつつ、入口に入る。あ、ここにも『文教町小学校』のプレートがあるのだね。なぜか逆さまで不穏な気配を感じる。

ネタバレになるが、このお化け屋敷のどこに小学校要素があったのかは僕にはわからなかった。2周したけども、わかんなかった。

 

夜の学校ツアー1

では、各シーンをダイジェストでお送りしよう。

左上は薄汚れたガラス窓の向こうに佇む人たち。よく見ると彫像だとか、人ならざる者もいるけど。手前のネクタイ紳士の阿鼻叫喚の顔の理由が謎。

 

右上は人体模型の腹から生首がピョコンと登場した。左下は地獄の扉だ。中盤に出てくるゲートで、ここを開けることで前半ゾーンから後半ゾーンに切り替わるよ。

右下はその後半ゾーンにて出会った、浴衣を着た鬼だ。横には『御用』の提灯。

 

夜の学校ツアー2

左は顔中に文字が書かれた耳なし芳一のような頭部。右上は狐面と、その後ろでDJみたいなノリで綿菓子をリズミカルに作る人。綿菓子のように見えて、髑髏が転がっているけどな…。右下は青い幽霊だ。

 

こうしてみると「それで…?」って思われるかもしれないが、実際はかなり暗くてどこから何が出てくるのかわからず、結構ドキドキなんだぜ…!

じゃあ、2周目は動画を回しながらサクサク歩いてみたので、その様子をお届けしよう。

 

youtu.be

 

このとき、動画に他のお客さんが映り込んだりしないようにタイミング見計らって1人で突入したの。

だけども僕の直後に1人の男性がスルッと入ってきて、動画を回しながらもいったん立ち止まって「お先にどうぞ」みたいな雰囲気を出したんだけど、その人は僕の後ろにピッタリくっついて動かないの。そして僕が動くとまたついてくるの。

 

「あぁ、この状態はお互いによろしくないね」って思って、僕は中盤でUターンしてまた入口に戻ったの。そしたらその男性も一緒についてきたの。

後から思ったのだが、その男性は怖がりで、僕にくっついて夜の学校を巡りたかったんだね。僕が戻っちゃったからそれについてくるしかなかったんだね。明るいところでその人を見ると、たぶんアジア系外国人。僕に向かって「エヘヘ、あなたも怖くて引き返したんですね、それじゃ」みたいなテイストの笑みを浮かべて会釈し、去って行った。

すまんね、僕はそうじゃなかったんだ。この人の真意をわかっていれば、一緒に一周してあげてもよかったな。

 

楽しかったよ、怪しい少年少女博物館

あぁ、全然意味わかんなくって説明することも困難だけども、なぜか楽しかったなぁ…。外に出て空気を吸うと清々しい気持ちになる。

怪しい少年少女博物館、23年間お疲れさまでした!!

 

しかし、館長セーラちゃんの創り出す世界はまだ終わりじゃないんだぜ。

 

カオスな世界は終わらない…

姉妹館のまぼろし博覧会とねこの博物館は健在だ。ちなみに僕は全部訪問済みだ。

 

ねこの博物館はさておいても、まぼろし博覧会は大層ヤベぇ。この怪しい少年少女博物館をさらにスケールアップしたような、とんでもない世界だ。怪しい少年少女博物館に置いてあるグッズ類、まぼろし博覧会に移行したりするのかねぇ?そうしたらまぼろし博覧会がさらにブッ飛ぶねぇ…。

 

そんな淡い期待を抱きながら、僕は怪しい少年少女博物館を後にした。

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 怪しい少年少女博物館
  • 住所: 静岡県伊東市富戸街道下1029-4
  • 料金: ¥1100
  • 駐車場: あり
  • 時間: 9:30~17:00

 

No.613【福井県】とろろたっぷりイカ丼が絶品!!「ドライブインよしだ」はすごい行列だぜ!

「三方五湖」の湖岸に「ドライブインよしだ」という、それはそれはすんごいドライブインがある。

昨今"ドライブイン"と聞くと寂びれた場末の施設って感じのイメージを抱いてしまうかもしれないが、ここドライブインよしだはとんでもない。名物イカ丼のクオリティがとんでもないし、その人気もどんでもない。週末などは2時間・3時間の待ち時間もザラだそうなのだ。

 

そうまでして食べたいイカ丼とは、一体どんなものなのか。

 

 

それがこれだ。

賢い諸兄ならばこの1枚の写真だけで察していただけると思うが、これヤバいぞ。「食べたい」ではなく、「吸引したい」と思わせるほどの暴力的なビジュアル。

 

ほぼほぼ全員が頼むイカ丼は言わずもがな、海鮮丼もうまい。

そんな極上ドライブイン訪問記を書いていこうと思う。

 

 

イカ丼の話

雨のファーストアプローチ

 

それは昨年である2025年、小雨の降る午前11時台のことであった。

僕は初めてドライブインよしだを目指していた。

 

初よしだ1

かねてよりライダーさんが集うお店だと聞いていたし、SNS等で「うまいうまい」と口コミを散々目にしていた。

僕は今までこの延長上にある「三方五湖レインボーライン」は幾度となく走っている。日本1周目から通っている大好きなスポットだ。しかしドライブインよしだには縁がなかったのだ。

 

初よしだ2

そんな僕にとって、この小雨が2つの要素から味方になってくれるのではないかと考える。

 

1つは三方五湖レインボーラインを走りたい気持ちにならない。つまりはドライブインよしだだけを目的にできる。「やっぱレインボーラインに時間を割きたいから今回もよしだはスルーね」とはならない。

2つ目は、雨であるがゆえに観光客、特にライダーさんが少ないのではなかろうか。ここはかなり並ぶと聞いているが、雨であれば多少は行列が控えめになるかもしれない。

 

初よしだ3

各所に掲示されているイカ丼の文字が、初回訪問の僕から思考能力を奪っていく。メニューなんて見る必要はない、こんなんもうイカ丼一択だろうって、心に決めている。

 

初よしだ4

回廊を通ってお土産エリアを経由し、食堂エリア訪問に向かう。

視界にチラリとうなぎ丼の看板が入ったような気もしたが、これは見なかったことにしておこう…。というより、店内のメニュー表にはうなぎ丼の文字、なかったよな?リアルな話、テーブルに着席した頃にはうなぎの件は忘れていたぜ。

 

初よしだ5

僕が食堂を覗き「1名です」と伝えると、女将が「はいこっちへどうぞー!」とやたら強い口調で誘導する。キョロキョロもたもたしていたら、たぶん確実に叱られる。

「女将、昨日なんか嫌なことでもあったのか?」みたいに思うが、これが女将のデフォだ。

 

こうして僕は幸いにも、ラスト1席あったテーブルに座ることができた。11時台でこれ、かなりラッキーだよね。窓の外には三方五湖の雄大な景色が広がっていた。

 

初よしだ6

各テーブルの上には昔懐かしい星占いのアナログマシーンがある。

昭和の喫茶店とかにあるヤツだね。たまーに見かけるけども、僕は人生でこれをやったことはない。今回もやらない。ただこのUFOみたいなフォルムを眺めているだけで幸せになれるからだ。

 

 

絶品イカ丼とゲソ揚げを食う

 

さて、注文しよう。僕はイカ丼セットにした。

これは通常のイカ丼に、さらにゲソ揚げを追加できるものだ。イカ丼は単品で1900円。ゲソ揚げは単品で650円。セットのゲソ揚げはもしかしたら単品に対し少量なのかもしれないが、それでもイカ丼以外のものをちょいと食べられるってのは嬉しいじゃない。

 

絶品イカ丼1

お店の外の掲示板に貼ってあったメニューをご紹介しておくね。

イカ丼以外にもトンカツ・海鮮丼・牛丼・親子丼・カレーなどがあるそうだ。もし次回また来るとしたら、そのときは海鮮丼かな…?

 

絶品イカ丼2

わりとすぐにイカ丼セットが登場した。うわぁ、それにしても強いビジュアルだな。

とろろと特性ダレが核融合を起こして泡立っているわ。これ、脳髄を直接揺さぶるレベルで僕の食欲を誘惑してくる。

 

店内の掲示物によると、イカ丼には刺身イカ・大葉・ウズラの卵・山芋・海苔・山葵・特性ダレが使われているそうだ。ひとくち食べた。あ、これうまい。うますぎる。これを知ってしまうと他のお店に行けなくなるくらいにヤバいやつだ。

 

絶品イカ丼3

イカはプリプリだし味がしっかりしている。しかし不思議と主張しすぎていないのだ。とろろと一緒に流し込まれるような感じだ。

 

とろろ・海苔・卵のコラボレーションがすごすぎて、それがいい意味でイカを飲み込んでいる。つまりは一体感。イカがすごいとか何がすごいとかは無くって、全部まとめて1つの料理になっているのだ。いや、たぶん1つ1つのポテンシャルが高いからこそ、まとまっててもおいしいんだろうけども。

 

絶品イカ丼4

僕からはあなたに、「ペースに気をつけろよ」とだけ、言っておきたい。

油断すると玉子かけご飯みたいなペースで一気に掻き込んでしまう。そしたら楽しい時間が一瞬で終わってしまうからな、意図的にブレーキを踏みながら食えよ。

 

イカゲソ

ゲソ揚げもうまかった。カリッカリに揚がっていて、そしてしっかりと醤油の味が染みている。イカ丼とは全然食感が違うので、それがインパクトになる。

さすがに満腹になったな。やっぱ揚げ物だから油が多いからな。

 

あと、梅干しは正直苦手だ。だけども大体どのメニューにも添えられるらしい。残すのも失礼なので、頑張って食べてみたさ。

 

お土産エリア1

ごちそうさま。会計をして食堂エリアを出た。

そしてこれは食後に物色したお土産屋さんエリア。北陸の食材などのお土産が中心に取り揃えられている。もう心身共に満たされて購買意欲がゼロになってしまた僕は、眺めるのみだ。

 

お土産エリア2

TVに取り上げられたときの様子もパネル展示されている。このお店はイカ丼というインパクトのある切り札がある上、全国から人の集まるお店なので、しばしばTVに出たりもするそうなのだ。僕は基本TV見ない人なのでよくわからないけども。

 

三方五湖1

お店のすぐ外には三方五湖の湖畔が広がっている。小雨なのであまりゆっくりは見れなかったが、天気が良ければ駐車場からも食堂からも、素晴らしい光景を眺められるんだぜ。

 

 

海鮮丼の話

なかなかの行列に突入するぞ

 

前回からおよそ1年が経過した、2026年の話をしよう。

 

世久見湾

今回はすんごい快晴なんだぜ。これはお店に到着する10数分前の様子。「世久見湾」を眺める展望スポットでちょびっと車を停めて撮影した。

あの海にめり込んでいるスライムみたいなかたちの島は「うぺ島」っていうんだってさ。脱力系のネーミングだね。

 

快晴日の大混雑1

到着した。11時ちょいすぎなのに、駐車場はなかなかの混雑っぷり。駐車場がこれだけ混んでいるってことは、食堂はもっとエグいのだろうな…。すごい盛況。

上の写真のずーっと奥に見えている建物がドライブインよしだだ。建物に近い方から駐車場が埋まり、写真を撮る僕の結構近くまで車が連なっている。右端に見えているのが三方五湖だ。

 

快晴日の大混雑2

建物を反対側から撮影した。建物自体はやや古風だが、白い前面パネルがオシャレでかわいい。『coffee』の文字が見えるけども、ここをカフェとして利用する人はちょっと少なめかもしれない。カフェしてみたいけども。

 

早速食堂エリアで待ち受け表に名前を書く。ザッとみたところ待っているのは15組ほどであった。食堂内の座席は15テーブルほどだったであろうか…?店内一巡するくらいの待機時間かな?

 

快晴日の大混雑3

待っている人はお土産エリアに設置されているイスに座ることもできるんだけど、そこも満席。なのでとりあえず外をプラプラし、晴天の三方五湖の撮影をしたりした。

しかし外、あっつい。このままじゃあバテる。もう一度お土産エリアを見たらイスに空きがあったので着席して待つこととした。

 

快晴日の大混雑4

エアコンの利いた店内で待つことのできる幸せよ。ときどき女将が出てきて大声でお客さんの名前を呼ぶ。外に向かっても呼びかけをする。しかし待ち受け表の横には「3回読んでも反応がない場合はキャンセルする」って感じのことが書かれていたので、気をつけねばいけないぞ。

 

快晴日の大混雑5

ボーッと待つこと55分、女将に名前を呼ばれて着席することができた。

海の見える席ではなく、お土産エリアにほど近いレジ前の座席。だが三方五湖はさっき眺めていたので座席はもはや関係ない。今は飯だけ眺めていたい。

 

 

海鮮丼も豪華でうまかった

 

着席するとすぐにスタッフさんがやってきた。無言だがメモとペンを持っている。あ、これ注文を求める圧力すんごい。大丈夫、1時間も待てば注文は決まっている。今回は海鮮丼だ。

 

メニュー2026

これが2026年のメニューだ。昨年まで1900円だったイカ丼・海鮮丼が2200円と、共に300円値上げされている。

前回食べたお得なゲソ揚げが追加されるセットも消滅していた。揚げ物は手間がかかってタイパが良くないからかな?その代わり右下に『ゲソ揚げ 小』が350円で登場している。あぁ、これがきっと前回食べたヤツだね。

 

海鮮丼1

10分ほどの待ち時間で、海鮮丼が出てきた。丼は大きくはないが、具がたくさん乗っていて結論満足のいくボリュームだぞ。隣のテーブルでイカ丼食べている人も「おっ!」って感じでこっち見ていたし。僕は隣のイカ丼を「またあれも食べたかったなー」って顔で眺めたけどね。隣の芝は青い。

 

海鮮丼2

甘エビ・タイ・カンパチ・サーモン・サヨリ…。たぶん。

ここの海鮮丼の具材は5種であり、常に一定というわけではない。過去の訪問者のWeb記録と照らし合わせて今回のネタを推測してみたのだが、いかんせん魚には詳しくないので話半分くらいと思っておいていただきたい。

 

海鮮丼3

テンション上がっているので、角度を変えてもう一枚撮影した。どのお刺身も厚切りでかつ脂がのっているので、食べ応えがあるのだ。うまいうまい。味わいながらもいいペースで完食してしまった。

 

見る・食べる・遊ぶ・感じる

『見る・食べる・遊ぶ・感じる』…。後ろ2つは鈍い僕にはピンと来なかったが、1972年から続く伝統あるお店。衰退するドライブイン業界の中でも、未だ盛り上がりっぱなしの素晴らしいお店。今後も長らく繫栄してほしいものだね。

 

続々増える車

昼どきということもあり、待ち行列も車もさらに盛況。11時台の訪問でよかった。

 

快晴ではあるが、もう三方五湖は満足だ。今日のレインボーラインの眺めは最高だろうが、もう何度も訪問しているので次は日本8周目でいいかな…。満腹は、人を怠惰にさせるよね。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: ドライブインよしだ
  • 住所: 福井県三方上中郡若狭町海山70-3
  • 料金: イカ丼¥2200他
  • 駐車場: あり
  • 時間: 10:00~17:00

 

No.612【和歌山県】醤油発生の地、湯浅!僕はそこの醬油工場でアイスに醤油をかけて食べた!

僕、恥ずかしながら最近まで知らなかったんだけどさ、醤油発祥の地は和歌山県の有田郡湯浅町なのだそうだ。始まりは鎌倉時代、味噌を作る工程の上澄みの液体部分からだったそうだ。

醤油って中国伝来なのかなって思っていたのだが、その認識は半分正解で半分間違いなのだそうだ。そのあたりは、本編で語ろう。

 

 

とりあえず今の僕は、ドキドキしながらソフトクリームに醤油をかけて食べているのだ。そんな経験は生まれて初めてだ。探究心は醤油の歴史よりも、「ソフトクリーム+醤油」の味に傾いていた。

 

 

湯浅醤油との出会い

 

日本7周目の肌寒い雨の日であった。僕は紀伊半島の西海岸を南へ南へとドライブしていた。

僕が紀伊半島をドライブするときは、過去ほぼ100%の確率で晴れていたのに、この日は雨だ。なんてこった、運が悪いな…。「白崎海洋公園」の絶景もこれでは霞んでしまうので、どこか屋内観光スポットなど、都合よく出てこないものだろうか…。

 

雨の紀伊半島

ところで助手席の同行者は「後輩の出産祝いのためにどこかで高級な醤油があったら買いたいな…」とボヤいていた。僕はそれに対し生返事をしつつも内心「そう都合よく高級な醤油屋さんが現れるワケないだろ…」と思っていた。

 

醤油屋さん発見1

…あったーー!

目の前に『湯浅醤油』と書かれた看板が出てきたので、僕はすぐにハンドルを切った。でも看板内にはデカデカと『金山寺味噌』と書かれている。

味噌なのか醤油なのか、それとも両方なのかよくわからないけども、とりあえず入ってみる価値はありそうだ。創業十四年の文字の説得力がすんごいしな。

 

醤油屋さん発見2

ここの施設の名前は「丸新本家株式会社」というらしい。さっきの看板の通り、明治14年、つまりは1881年創業の超老舗の味噌・醤油などの製造販売を行う会社だ。

 

観光バスも5台くらい停められる広大な駐車場を持っていて、でもなんかガラガラで気になったけども、今日は平日で雨だからなのだろう。実際このあと工場見学してカフェも堪能したらすごく満足したし。

ちなみに上の写真はギフトなどを売っている建物だ。

 

醤油屋さん発見3

これは醤館という建物。いろんな醤油や味噌を買える施設がその中心にある。

僕らも終盤にここで醤油を数種類買ったよ。同行者の後輩の祝いの品にもなったのだよ。自家用にも買った。結論、こくがあって非常にうまい醤油であった。

 

正直ね、醤油がうまいだけでは物語は始まらない。しかし僕はこのあと見つけたのだ。建物の奥の方に見学できるステキな施設があることを。

 

工場発見

これだ。醤油工場見学。五感で醤油を感じられる最高のスポットだ。ちなみに無量。なんて粋な計らいなのだろうね!行く!

 

 

工場見学しようぜ

 

まずは日本の醤油の起源について学ぶことができた。

鎌倉時代に、ここ紀州のお坊さんが中国で径山寺(きんざんじ)味噌の製法を学び、日本へ持ち帰ったそうだ。これがのちの金山寺味噌につながる。冒頭にも書いたが、その味噌を仕込むうちに桶へたまる液がやたらうまいぞとなり、そこへ工夫を重ねたものが醤油の始まりになったという。

 

中国にも"醤"っていう名前の肉や野菜を発酵させた調味料があり、見方を工夫すれば醤油の起源とも言えるが、そこいらは複雑だし僕自身もうまく説明できるほどの脳味噌がないので(味噌だけに)今回は割愛しておく。

 

工場見学1

この工場、どこも醤油のいい香りがする。これを「いい香り」・「安心する香り」と感じられることが幸せだ。自分が日本人であることを実感する。

 

もろみの入った巨大な杉製の木樽は、100年ほど前から使われ続けており、その重さは6tもあるそうだ。そんなものが11個も並んでいるので圧巻だ。実際に触れてみることもできるよ。

 

工場見学2

上から木樽の中を覗くことができた。中では、醤油になる前のもろみが静かに眠っている。

ここで一年半ほど熟成させるのだそうだ。とはいえ、ただ寝かせておくだけではない。ときどき「櫂入れ」といって、長い棒でかき混ぜる作業を行うらしい。これは事前に予約すれば、一般の見学者でも体験させてもらえるそうだ。

 

もろみは見た目こそずいぶん地味だが、この中で大豆と小麦が長い時間をかけて発酵し、あの深い香りとうま味が育っていくのだろう。その年月もまた、醤油の味を決めるレシピのひとつなのだな。

 

工場見学3

さっきの木桶で寝かせたもろみは、今度はこの巨大な機械でしぼられて醤油になっていくようだ。布に包んで重ねたもろみに、じわじわ圧をかけて液体を取り出すらしい。

こういう無骨な設備を目の前にすると、普段なにげなく使っている醤油が、とんでもなく手間と時間のかかる代物だって改めて理解できるよね。

 

工場見学4

あとは随所に昔の醤油造りの道具などが展示されており、それらを見ながら工場内を一周して戻ってきた。大きな工場ではないが、工場見学っていいねぇ。

 

そういえば思い出したのだが、小学生の頃に家族旅行で千葉県の某醤油工場を見学したことがあった。お土産にもらった出来立ての醤油は格別においしく感じたよな。

 

工場見学5

これはお土産ブースに貼ってあったポスターだ。

この風景が紀州湯浅のどこを撮影したものかはしっかりとは調べなかったが、今まで派手な景勝地ばかりを意識し通り過ぎていた湯浅の町の魅力の一端を、今回感じることができたような気がする。

 

工場見学6

『日本遺産認定 最初の一滴 醤油醸造の発祥の地』

 

なんてカッコいいフレーズ。

日本の食文化の象徴であり、なくてはらない調味料、醤油。それの起源がここにあったんだね。次から醤油をもっとありがたく使わせてもらうぜ。身の回りのことを「知る」ってことは、一見すると同じ生活でもその水準を一段押し上げてくれるのではないか…って思うぜ。

 

 

衝撃の醤油アイス

 

ではでは併設のカフェにも足を踏み入れてみようか。

ここに到着してからずっと醤油のいい香りを嗅いでいるので、なんでもいいから醤油成分を摂取したくなったのだ。お腹は別に減ってないけども、脳が醤油を欲しがっている。

 

蔵カフェ1

さっき見学した工場のすぐ隣にある蔵カフェ。

メニューはシンプルで、がっつりなフードメニューはない。コーヒー・サイダー・みかんジュース・ソフトクリームくらいだ。みかんジュースのあたりで紀州らしさを感じるね。

 

蔵カフェ2

こんな感じの、決して座席数は多くないけども落ち着く店内。僕は長居はするつもりはないので、壁際のベンチ席に座ることにした。

 

正確に言うとね、同行者に「自分が醤油などを買っている間、連れまわしてしまうとあなたは疲れるだろうから、ここでコーヒーでも飲んでいなさい」と言われたっていう感じだ。ありがたい。あと、醤油ソフトクリームとやらが気になるので買ってください。

 

醬油ソフトクリーム1

コーヒーは200円だった。セルフでマシーンで抽出するタイプだが、充分においしい。

 

醤油ソフトクリームは店員さんが「コーンとカップどっちにしますか?」と聞いてきて、同行者が即答で「カップで」って返答した。内心「えっ…?(´・ω・`)」って思ったけど、大人なので表情には出さなかった。

ま、カップの方がゆっくり食べられるしね。でもコーンもおいしいんだけどね…。

 

醬油ソフトクリーム2

醤油ソフトクリームは、そのままだと優しい醤油味。しかしカウンターに備え付けられている生一本黒豆醤油っていうのをかけるとさらに濃厚な味になるそうだ。

気になるー。これはやらざるを得ないだろう。

 

醬油ソフトクリーム3

同行者が醤油を慎重に垂らすさまを、横でドキドキしながら見守った。勢いあまってつゆだくにしないでね…って思いながら。

「バニラアイスに醤油をかけるとみたらし団子の味になる」っていう話を聞いたことはあるが、僕はそれすらチャレンジしたことのない人生。醤油ソフトクリームに追い醤油をするのは、ガチに想像できない世界の体験だ。

 

醬油ソフトクリーム4

うめぇ!みたらし団子ではないが、ベースはほのかに香ばしい塩味のソフトクリーム。甘みと塩味が誘導すると脳がバグって永久に止まらなくなるといわれるじゃない。まさにあんな感じ。

さらにそこに濃厚な醤油を垂らしているのがアクセントになり、そのムラが食べ進める手を止めてくれない。冷たいソフトクリームと温かいコーヒーとの相性も当然バッチリだ。

 

同行者としばらくシェアしたあと、同行者は醤油を買いに行き、僕はベンチ席で1人この醤油ソフトを堪能した。

醤油、いいねぇ。日本人の血液。その源流は紀州湯浅にあった。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 丸新本家 本店
  • 住所: 和歌山県有田郡湯浅町湯浅1466-1
  • 料金: 醤油ソフトクリーム¥450他
  • 駐車場: あり
  • 時間: 9:00~18:00

 

【リアルタイムレポート】2026年北海道を巡る旅②!前回と繋げて北海道一周完結させるぜ!!

こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。

 

さて、2026年の北海道を巡る旅も後半戦に入っていくのです。

ここで「なに後半戦って?前半戦すら知らないんですけど?」っていうアナタについては、以下のリンクをご参照いただきたい。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

…というわけで、えりも・釧路・標茶・弟子屈・網走・知床・中標津・根室…って感じで駒を進めている次第だ。

この時期にしては比較的天気は安定していて、雨が降ったのは北海道に上陸した日の深夜のみ。夜だから特に観光にも影響はしないのだが、雨の降る闇夜を「襟裳岬」に向かって走るのは少々シンドかったぞ。なんだかんだで深夜2時くらいまで運転していたし。

 

さて、後半の舞台はどこになるのか…。

明後日・明々後日あたりで天気が不安定になるようなので、道東を脱出して西を徘徊することも考えている。「前半」の方のページの冒頭で書いた、日本7周目で走り残した海岸線については明日の午前中くらいには走破してしまいそうだしな。そうすればもうあとは自由気ままよ。

 

 

それでは、「後半」は9/17の午後からの分を掲載していこう。

どこに行き、どんなことが起こるのかは僕にも未知数だ。ぜひ一緒に見守っていただきたい。

 

■■■この下にポストが入っていきます■■■

 

 

5日目_後半(根室~霧多布)

 

 

 

 

 

 

 

6日目(霧多布~十勝清水)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7日目(十勝清水~ニセコ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8日目(ニセコ~フェリー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9日目(フェリー~帰還)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【リアルタイムレポート】2026年北海道を巡る旅①!前回と繋げて北海道一周完結させるぜ!!

こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。

 

夏が終わり、秋が来ましたね。そして夏の後半からは日本列島の各所が災害級の大雨で大変なことになっていますね。

僕もそれなりに大雨を食らったけども、何食わぬ顔で仕事行ってご飯食ってブログ書いて…と、ロボットのようにいつものルーチンを繰り返すだけの空虚な人生を送っています。

 

しかし、そんな僕にも夢があるのです。

それは夏休みをエンジョイするということ。年に1回の夏休みをエンジョイし、1年分の英気を養う、そのために僕は仕事をしていると言っても過言ではないのです。

もう9月の半ばだけど、ようやく夏休みです。そしてどこに行くのかというと…!!

 

 

試される大地、北海道ーーッ!!

上の地図は日本7周目の前半、2024年に北海道を走ったときのMAPです。2年前にも僕は北海道を巡っていたのです。そのときの記事を以下に貼り付けますね。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

そして今回は、前回走らなかった海岸線を走破し、日本7周目においてキチンと北海道一周を完結させる所存です。前回に比べると海岸線は短いですかねぇ?ちょっとラクですかねぇ…?

 

さらに、恒例のリアルタイムレポートやりますよ!!

 

 

旅の先々で僕が状況をほぼリアルタイムに投稿します。

ただ、ブログにいちいち書くのは面倒なので、X(旧Twitter)に記載するんですけどね。そして、そのポストをこちらの記事の下の方に列挙していきます。その作業は少し時間差になってしまうかもしれないのでご了承ください。

 

x.com

 

UPを待ちきれないせっかちなアナタは、僕のXのアカウントへお越しください。1.4万人くらいのフォロワーさんと楽しくやっていますので。毎日、ブログには書ききれないような旅のスポットをブリブリとポスっておりますので。

フォローしていただけたら、その人数分だけカニを食べます!ウソです!

 

それでは北の大地へ!!

 

■■■この下にポストが入っていきます■■■

 

 

0日目(出発~フェリー)

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目(フェリー~えりも)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目(えりも~釧路)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日目(釧路~弟子屈)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4日目(弟子屈~知床羅臼)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日目_前半(羅臼~根室)

 

 

 

 

 

…では、話が長くなるので旅の前半はここまでだ。

後半については以下リンク先にて引き続き投稿していくので、そちら側でよろしく!

 

drive-ns.hatenablog.com

 

No.611【佐賀県】カッコいい「呼子大橋」!玄界灘に浮かぶ加部島の丘から風は見えるかな!?

唐津市には「加部島(かべしま)」っていう島があって、本土からは「呼子大橋(よぶこおおはし)」という橋で繋がっている。この橋、かつてコンクリート製の斜張橋としては日本で最長の支間距離を持つ橋だったのだ。

 

 

この橋は無料で渡れるし、渡った先の加部島には「風の見える丘公園」というファンタスティックな公園があり、いい景色を眺めることができる。

…ということで、今回は呼子大橋を中心としたスポットにフォーカスしてみようか。複数回訪れた記録をマージして書くぜ。

 

 

呼子大橋

 

僕は本土から、呼子大橋越しの加部島を眺めていた。これからあの橋を渡るのだ、僕は。

 

呼子大橋のたもとにて1

天気はやや曇っているが、僕の気持ちは天気に反してたかぶっている。

 

見てほしい、あの橋を。個人的な感想ではあるが、特段洗練された美しさを持っているわけではない。コンクリート打ちっぱなしのような武骨さと、でも斜張橋であるがゆえの斜めのワイヤーが演出する優雅さと。

その相反する特徴が共存するかのようなデザインではないかね…?

 

建造されたのは1989年。ちょいと年季を感じさせる風貌だ。

 

呼子大橋のたもとにて2

長さは723mある。ここからでは全容は見えないが、なかなかの長さなのだ。この橋の全容は次の章で出てくるので、もう少しお待ちいただきたい。

 

そしてこの長さ、冒頭でも書いた通り建設当時、コンクリート製の斜張橋としては日本一の支間距離だった。少し定義が複雑かつ複合的だが、「コンクリート製」+「斜張橋」+「2本の支柱の間の距離」、この3つの条件下で最長だったってことだ。その支間距離は250mだ。

まぁ吊り橋の長さって支間距離で計測することが多いのだが、それであっても結構ニッチな日本一かもしれないなって思う。

しかも2009年に福岡県の「矢部川大橋」に抜かれてしまうしな。こちらの支間距離は261mだ。。

 

僕がここから眺めている物はもう1つある。

 

風の見える丘公園を遠望

風の見える丘公園の建物。この後あそこまで行って、今度は橋を見下ろす所存なのだ。あそこからの眺め、素晴らしいのだよ。あと、見えづらいけども風力発電のプロペラもあるのだよ。

 

呼子大橋のたもとにて3

これは別の回に、少し角度を変えて撮影したものだ。この写真好き。

着目いただきたいのは、手前側にある小島「弁天島」だ。海上に設置された弁天遊歩道を歩いて島まで行くことができるのだ。

 

そこには「弁天島の呼子岩脈群」という、天然記念物にもなっている岩肌があるので、地質学が好きな人にはそそられるかもしれない。残念ながら僕は、島までは歩いたことは無いのだが。次回は絶対歩いてみたいなぁ…。

 

呼子大橋のたもとにて4

これは反対側、加部島から橋を見た図だ。

加部島側の橋のたもとには広い駐車場があるのだが、木々が多いためか橋に近すぎるためか、なんか支柱しか見えずに「お、おぉ…?」ってなる。

見栄えはそこまで良くないかもしれないが、この「木の上に突き出た支柱だけ」っていうのが逆に迫力を感じさせないかね?悪くは無いと思うんだ。

 

呼子大橋を渡る

じゃあ、橋を渡ろか。

橋を渡りつつ、この橋を見上げる光景も素晴らしい。コンクリとワイヤーが、レトロフューチャーなテイストで組み合わせっているように感じるよ。

 

 

風の見える丘公園

かつてここにあった風車

 

橋を渡って加部島に上陸した。南北3kmほど、人口は400人ちょいという小さくってのどかな島だ。それからグイグイと丘を登り、目指す風の見える丘公園へとやってきた。

 

公園にあったMAP

公園内にあったMAPの写真が上記だ。南北が逆転しているが、南側に風の見える丘公園があり、さっきの呼子大橋を見下ろせるロケーションなのだ。

地図には日本本土最北西端の「波戸岬」も記載されているね。わりとご近所だ。

 

駐車場のペイント

駐車場のコンクリウォールには、いい意味でヘタクソな絵が描いてある。こういうの好きなのだ。トビウオ・致命的にヘタクソな呼子大橋・イカの絵だな。イカは呼子の名物だし、トビウオも玄界灘には多くいると聞いているしな。

 

丘のレストハウスへ

では、丘の上のレストハウスに向かおう。ダークレッドの屋根に白い壁の、ちょっとレトロでかわいい洋風なデザインの建物。あれがレストハウスだ。

周囲には南国植物が生えていて異国情緒。季節に合わせた花も植えられていうそうで、春先にはスイセンが咲き誇るのだそうだ。

 

でも、僕は気付くのだ。「あれ?ここってかつては雰囲気のいい風車があったよね?あの子はどこへ行ったのだ?」って。それでは、一昔前の記録に飛ぼう。

 

かつての風車1

これが風車だ。あえて西暦何年とは言わないが、まだかろうじて呼子大橋が日本一だった頃に訪れている。

レストハウスの横に建っていて、似たようなデザインなので絵になっていたのだ。僕は一番最初に加部島に来たときは、橋のたもとから目視でこの風車を発見して、間近で見るためにこの丘を目指したのだ。

 

かつての風車2

さらにその後、東日本大震災後に訪れたときにも風車はある。これはレストハウスとセットで撮影した、今となっては貴重な写真だ。

この風車、無くなってしまったんだなぁ…。老朽化かな?いつ無くなったんだろう?AIに聞いてみたが「わからない」とのことだった。観光協会に問い合わせすればわかるだろうが、そこまでのモチベーションは無いしな…。

 

しかし、"風の見える丘公園"っていうネーミングは、この風車が回ることで「風が吹いている様子が目視できる」ってことではないのか?だとするならば、風車が無くなってしまって大丈夫なのか??

 

現役の風車

安心しろ、これが現在の風車だ。

うーん、確かに風車だし、安くて丈夫で発電できるという付加価値もあるのかもしれないけどさ…、ちょっと皆さんどう思います…?(ヒソヒソ)

僕はね、もう少しだけかつての風情を残してほしいと思ったさ。コスパとタイパだけの世界ではなく、やっぱハートに響くものが欲しい。非効率で不経済だけども、そこにロマンがあったりするもんさ。

 

とりあえず、レストハウスが当時のまま残ってくれていてよかった。ファンシーなレストハウスさえあれば、まだ夢を見続けることができる。

 

 

呼子の海を見下ろして

 

レストハウスの中にはちょっとしたカフェもある。僕、何度かここには訪問しているが、レストハウスの中にまで入ったのは直近の日本7周目が始めてだった。

 

レストハウス

広々とした休憩スペースもある。しかも人が少なくってゆったりとすごすことができる空間。ここから眺める呼子の海がステキなんだよ。さぁ、それを見に行こうぜ。

 

呼子大橋を見下ろす1

きゃー、絶景ーー!!

この写真をトリミングしたバージョンを冒頭に載せてしまっているのでもうネタバレなんだけどさ、いい景色でしょ。手前側が森に隠れて見えないとはいえ長さ723mの橋のスケールがだいたいわかるでしょ。

 

呼子大橋を見下ろす2

周囲で眺めがいいのはここだけなので、角度を変えながら呼子大橋を眺めることはできない。だから誰が撮ってもこの構図だ。でもズームすればさらに迫力増し増しだ。

 

左側には橋と並行するように、前述の弁天遊歩道が伸びているのがわかるだろうか?その遊歩道が橋の下にあるこんもりした小島、弁天島に続いている。

しかし気付くはずだ、実は小島は2つ存在していることに。

 

呼子大橋を見下ろす3

これは別の機会に撮影した写真だが、見てほしい。左側の島までは遊歩道が伸びているが、海を挟んで右側にさらに島がある。

どうやら左を女弁天、右を男弁天と呼ぶらしい。弁天様と言えば通常女性ではあるが、右側は男弁天らしい。詳細は知らんけども。

 

…で、お琴弁天には遊歩道も無いし海が阻んでいるので到達できない…かと思いきや、実は干潮時には歩いて渡ることができる。

 

呼子大橋を見下ろす4

これはまたまた別の回での写真なのだが、歴代訪問において一番干潮だったときの写真だ。女弁天と男弁天を隔てる海が消えているのが見えるだろうか…?

 

呼子大橋を見下ろす5

拡大してみた。ちゃんと繋がっている!これなら歩ける!

しかし僕はレストハウスの前から「歩ける!」って思っただけで、実際は歩いていない。それは日本8周目以降のお楽しみに取っておくよ。そんで次は歩くよ、たぶん。

 

呼子の町1

次は本土側にある呼子の町を遠望してみよう。

知っている人もいるかもしれないが、呼子の町といえばイカが名物なのだ。ケンサキイカという種類だそうだ。黒潮と対馬海流が流れ込むこの海域はおいしいイカがたくさん育つ。日本一おいしいイカとも言われているほどだ。

従って漁港にはイカ釣り漁船がいっぱいだ。

 

呼子の町2

港の建物にもイカのシルエットが描かれている。デカい。「ダイオウイカかな?」って思った。

漁港付近では朝市が開かれて露店が並び、イカを始めとした新鮮な魚介を食べることができるらしい。さらには町にはイカを活け造りで食べられるお店が30軒ほどもあるそうだ。なんともそそられるスポットではないか。

 

呼子の町3

僕は呼子では活イカを食べたことが無いので、これも次回への宿題だな。宿題は多い方が人生盛り上がる。とりあえず、今回は漁船だけ眺めておくとしよう。

 

加部島北部を眺めて

これは島の北側。南側の呼子の町の喧騒とは打って変わって、のどかな緑が続いており、その中にポツポツと集落がある。そんな北部側については、また機会があったらご紹介することとしよう。

 

うーん、どこを見てもいい景色。最高。そして爽やかな風が吹いている。

あぁ、そうか。風は見るだけではない、体で感じるものだったよな。加部島には、確かにいい風が吹いていたよ。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 風の見える丘公園
  • 住所: 佐賀県唐津市呼子町加部島3279-1
  • 料金: 無料
  • 駐車場: あり 
  • 時間: 9:00~17:00(木曜定休)

 

No.610【青森県】300円でこのボリューム&コーヒー!「りとるはうすしもん」はバグってる!

覚えておけ。喫茶店「りとるはうすしもん」はタチが悪いことを。

 

そのかわいい店名とは裏腹に、激渋なおじいさんが営んでいるから。

『モーニングサービス_コーヒートースト300円』と書いてあるから、小さいトーストでも出てきて嬉しいけども昼前には腹減ってお腹から子犬の鳴き声みたいな音が聞こえるのではないかと思いきや、バカすごい量が出てくるから。

 


2026年でこそ、ちょっと値上がりして400円になったそうだけども、このボリュームにコーヒーまで付いて400円ってのは、なんだかおかしすぎる。全体にバグっている値段設定だ。

 

「大丈夫か…?」と思った僕は、それを確かめるために複数回このお店を訪問したから、その記録を読んでみてくれ。

 

 

最初は、ほんの出来心でした

 

最初は僕も無知であった。ソクラテスは「無知は罪なり」と言ったと伝えられているが、このお店で知っても知らずとも罪深いメニューが出てくるだなんて、最初は予想だにしていなかった。

 

初回の衝撃1

これが、りとるはうすしもん。大きなビルの1階にあり、白い壁に赤いドアというスタイル、そして前面に無数に散りばめられた小物にメルヘンチックなイメージを持った。

 

しかもだ。この写真では見づらいのだが、『モーニングサービス_コーヒートースト300円』と書いてあった。ちょうど朝だし、空腹だから入ってみるか。300円だからたいしたものではないだろうけども。

 

初回の衝撃2

ビルに埋め込まれたお店だし、あんな外観だから中もメルヘンだと思ったら、割とヴィンテージ感のあふれる純喫茶だった。オーナーさんもヴィンテージ感のあふれる男性であった。つまり、おじいさんってことだ。

 

初回の衝撃3

壁、いろいろ年代物のポスターや地図や写真、どこぞの連絡船の案内板まで貼られていて、レトロかつカオスだ。見ていて飽きない。

そんな僕に対し、おじいさんはまずは冷たい麦茶を振舞ってくれた。今は真夏だ、麦茶ありがたい。

 

初回の衝撃4

僕はおじいさんに「モーニングセットをください、コーヒーで」と言った。おじいさんは古びたフライパンに玉子を割り入れ、そしてトースト2枚をトースターにセットした。…2枚?片方はじいさんの朝飯かメシか?そう思った。

 

そして僕とおじいさんは、たわいもない会話をしてすごした。青森県はねぶたが終わるともう秋っていう気配になるとか、それでも近年は熱すぎるとか、そんな話だ。

 

初回の衝撃5

わっ、なんかすごいものが出てきた。

コーヒー・食パン2枚分のチーズサンド・目玉焼き2つ・ポテトサラダ・生野菜サラダ・枝豆…、さらに最初にいただいた麦茶。これ全部で300円。食パン2枚はどちらも僕のものだったのだ。おじいさんの朝ごはんではなかった。

 

初回の衝撃6

おいおい、食パンの間にはトロトロチーズがたっぷりだ。朝からお腹にたまりまくる。嬉しい悲鳴だ。

目玉焼きには醤油をかけるスタイルだ。このお店、塩やコショウは無く、提供時におじいさんが「はい、これ醤油ね」って教えてくれた。僕は普段は塩コショウ派なのだが、実は醤油をかけても大変にうまいってことは知っている。

 

初回の衝撃7

僕の本能が告げている。「この店ヤベーぞ。しかし再訪したらまた新たな驚きがあるぞ。」と。

 

 

気づいた時にはもう後戻りできない

 

季節が流れたころ、僕は再びりとるはうすしもんの前に来ていた。ランチ営業もやっているそうだが、あのモーニングのインパクトを味わいたくって、朝の8時台にやってきた。

 

セカンドインパクト1

なんかギリシャみたいなデザインのビルだな。美しい。

前回は僕以外のお客さんはいなかったが、今回は3人いた。結論から言うとね、3人お客さんがいるのは大変多い。このときが後にも先にもない、最大人数だった。

 

おじいさんは僕を見て、にっこりと「前にも来てくれたよね…?」と言ってくれた。そうなのだ、どうやらこのお店を気に入ってしまいそうな気配なので、また来てしまったのだ。

 

セカンドインパクト2

僕はモーニングセットにした。あぁ、もうこの段階で断っておくけど、この記事はホットコーヒーとモーニングセットしか出てこないから、そのつもりでな。

 

そしてプチ情報だが、他にお客さんがいるとメニュー提供まで結構時間がかかるよ。トースターは1人分ずつしかパンを焼けず、そしておじいさんは1人1人のために丁寧にプレートを用意するからだ。3人いると20分くらいは待つよ。

いいけど。コーヒーの香りを嗅ぎながらまったりと待つ朝のひととき、幸せだから。

 

セカンドインパクト3

前回と細かい点が違うー。パンは片方がチーズトースト、そしてもう片方が玉子サンドであった。あれ?食パン、3段重ね!?なんだこのお得感は。2種類のサンドイッチ、それだけで大満足だ。

さらにはベーコンエッグ・野菜類、そしてもちろんコーヒーだ。

 

セカンドインパクト4

今回は野菜類もいろいろある。その日のおじいさんの気分で変わるのかもしれない。それでも相変わらず300円。これはもう何度か訪問して解像度を上げていかねばなるまいな。

 

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やってるわん

ドアには『やってるわん』という札が下がっている。かわいらしい表示だが、オーナーのおじいさんは冗談でも「やってるわん」なんて言いそうにない感じのキャラクターだったりする。

いや、別に寡黙でもなければ無愛想でもないのだが、少なくとも「やってるわん」ではない。そういうキャラクターではないわん。

 

罪深いボリュームだわん1

うん、今回もだいぶおかしいボリュームだ。何度見ても慣れない。

まずね、プレートにこれだけのボリュームがあるのに、コーヒーにどら焼きが添えられている時点で意味不明。なんてものをそっと添えてるんだよ。ほんのビスケット1枚、みたいな顔して、ドーンとどら焼きなのだよ。

結論、どら焼きまでは食べきれずにおじいさんに断って持ち帰りとさせていただいた。

 

罪深いボリュームだわん2

パンが3種。なんだこのパン屋みたいなラインナップ。今回の食パンはバターサンドだった。それと、パン皿の陰でわかりづらいけどもパイナップルまである。

 

僕はおじいさんに「このお店は創業何年なんですか?」って聞いてみた。

せっかく聞いたのにこの記事執筆の2026年時点で失念していて恐縮なのだが、確か40年は経っていたと記憶している。僕はそのとき「このビル自体、そんなに古いのかよ!」って思った記憶があるし。

おじいさんは創業直後の白黒写真を見せてくれた。

 

また行こう

創業は忘れたけども、そんなこのお店が好きだ。このお店のために青森に行っていると言っても過言ではないほどに。また行こう。真冬にでも行こう。

 

 

摂取しないと手が震えちまう

 

凍える雪の朝だ。気温は余裕でマイナスで、僕があまり経験したことのない寒さ。

手が震えちまうぜ。寒さもあるけどもよぉ、もう定期的にあのモーニングをドーピングしないと、禁断症状で震えが来ちまうんだよ。

 

雪の朝の物語1

おじいさんはチラッと僕を見て黙々と調理しながら「今回は、いつ来たの?」とだけ言う。おぉ、認識されている。嬉しい。この空間も温かいが、心も温かくなるぞ。

 

雪の朝の物語2

ピザトースト・玉子ドッグ・目玉焼き・ハム・生野菜・フルーツ・カニカマ…。見ただけで満腹になりそうなビジュアルだ。すごいすごい。満腹中枢を刺激される前に食べないと、残してしまうほどのボリュームだ。

 

僕に食事を出した後、おじいさんはカウンターの裏に腰かけて静かにタバコを吸う。あ、このお店は喫煙OKなのだ。そしてときおり話しかけてくるんだけども、青森イントネーションのおじいさんの言葉は大体1回は聞き返してしまう。

 

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店内に入った。おじいさんがいない。BGMもかかっていない。「すみませーん!」と何度か声を出したが、反応も無い。さて、どうしたものか僕の朝ごはん。

 

雪の朝の物語3

大丈夫だ、僕には作戦がある。今までに、おじいさんがときおり出入りしているのを見たことのある、客席奥の従業員専用スペース。そこがプライベート空間であり、おじいいさんはそこにいるのかもしれない。証拠として、ラジオの音声が聞こえてきているし。

 

カーテンで遮られていて向こうがどういう状態なのかわからないが、僕はその向こう側に対し「すみませーん!すみませーん!!」と大きな声を出した。

 

雪の朝の物語4

あれー?反応がない…。「僕の作戦は失敗だったかな…?」ってションボリしそうになったころ、奥でゴソッと音がして、ほどなくしておじいいさんが出てきた。

そして「ごめんごめん…」と言いながら店内に照明をつけ、BGMを流して厨房に立った。たぶんね、朝はお客さんも少ないからおじいさんもくつろいでいたんだよね。

 

雪の朝の物語5

僕は基本的にカウンターの一番奥付近に座るここが定位置だ。おじいさんはいつもの通り「大丈夫かな…?」ってレべルの状態のフライパンで、さっそくたまごを焼き始める。

こうして今回のモーニングが登場した。

 

雪の朝の物語6

前回の亜流って感じのデザインだ。コッペパンを使うのにハマっているのだろうか?食パンはピザトースト風、そしてコッペパンにはこれまた前回同様に玉子が挟まっている。目玉焼きと合わせて、ダブル玉子だ。幸せコラボ。

 

何度も言うが、これで300円なのだ。なんともおかしな話だなぁ。

 

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雪の朝の物語7

これはまた違う機会の、冬のモーニングの図。トーストサンドの左側はマヨコーンだった。そして豪快なトマトが鎮座しているのがこの回の特徴。カニカマもいるし、酢の物もあるぞ。

 

何が出てくるのかわからない、ライヴ感満載の朝食。しかしたった1つの真実がある。それはコスパ最強であるという点だ。

 

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すっごい雪。雪にはあまり馴染みのないエリアで生まれ育った僕にとっては、青森のこの雪の多さにはただただ圧倒されるのだ。

 

ドカ雪メモリアル1

ドアを開けて店内に入る。店内、温かい。幸せ。

割と常連になってきたのか、おじいさんの第一声は「前にも来たよね?」でもなく「久しぶり」でもなく、「雪すごいだろ(ニヤリ)」だった。そういう扱い、好きだぜ。

 

ドカ雪メモリアル2

なにがなんだかわからない店内のオブジェは、何度通っても見飽きない。人間の脳内で処理できるデータ量ではないからだ。おじいさんとは「寒いですね」、「いや昔はまだまだこんなもんじゃなかったのよ」みたいなたわいもない会話をしながら過ごす。

 

ドカ雪メモリアル3

三角に切られたトーストサンドは、どちらも中身はチーズであった。朝からカロリーヘビー系だ。さらにゼリーが添えられている。カロリーお化け。

 

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ドカ雪メモリアル4

これはまた別の雪の日。マヨコーントーストに、バタートーストであった。

あと、目玉焼きの横にはピックに刺さったウインナー。新しいアイテムだ。これだけ通っても全てのレパートリーを見ることができないのが悔しい。いや、おじいさんも日々進化しているのかもしれないな。

 

今回もごちそうさまでした。

僕はせめてもの感謝の気持ちとして、毎回トレーをカウンターの向こうのおじいさんに手渡すのだ。カウンターの向こうからでは、僕の食器に手が届かないので。何度かの食器リレーを終え、僕は300円を払う。

外は寒いが、ここでもらった元気で乗り越えられそうだ。

 

 

アンタも一度やってみな、飛ぶぞ

 

もう記事が長くなりすぎそうな懸念がムンムンで、詳細を書いていたらいつまで経っても終わりそうにないのでね、少しだけ季節が移ろい春先になったときの話でもしようか。

 

春のしもん1

この日も店内におじいさんはいなくって、僕は店の深部に声をかけておじいさんに出てきてもらった。おじいさんは「おぉ、君また来たかー。青森も春になったなーって感じだよなー。」と嬉しそうだ。

 

しかしおじいいさんが調理している最中に急に外が吹雪になったりして、おじいさん「うおぉ!?」と叫んでた。三寒四温。だが着実に季節は春になっていると感じているよ。

 

春のしもん2

バタートースト、そして竹輪。ソフトせんべいとカルパスもある。朝ご飯にソフトせんべいとカルパスを食うのは人生でも初めてかもしれない。どっちも好きではあるけども。

 

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春のしもん3

前回と似たビジュアルであるが、これはまた別の回。トーストはどちらもチーズ入りであった。

毎回いろいろ変わるけども、おじいさんはたまご料理は目玉焼きしか作れないのかもしれない。ここだけは決してブレないのだ。親の遺言かもしれない。「玉子は目玉焼きにしないさい」と。そのくらいの意志の強さを感じる。

 

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青森に夏が来る1

初夏の青森ほど気持ちがいい場所は、なかなか無いんじゃないか、とも思うほどだ。晴れた青森は本当にいい。毎日のように雪の降っていた冬場からのギャップもあって、清々しいことこの上ないのだ。

 

ところでりとるはうすしもん、店頭にも灰皿が置いてあるのだ。朝にはここに喫煙者が群がっており、禁煙者の僕からするとその光景がちょっとだけ気になる。

 

青森に夏が来る2

いい陽気なので、お店のドアは解放されたままだ。カフェカーテンみたいなペロンペロンの暖簾がそよ風に揺れている。

店の前の往来は多く、多数の人がチラリと店内を覗き込むが、実際に人が入ってくることは極めて稀なのである。ここで他の人と一緒だったことは、今まで2回くらいしかない。

 

青森に夏が来る3

…あれ…?目玉焼きが無い…?あの、おじいさんの唯一のこだわりと言っても過言ではない、目玉焼きが無いだと…!おじいさんは宇宙人に乗っ取られてしまったのではないだろうか…?

1秒だけそう思った。

 

青森に夏が来る4

安心してほしい。目玉焼きはある。箸袋の下に隠れて見えづらかっただけだ。このお店はほぼ目玉焼き屋さんなんだから、目玉焼きが出てこないわけは無いだろ?

 

トーストは玉子&マヨコーンだった。それと、1つ上の写真をよく見てほしいのだが、コーヒーにはパイの実が2つ添えられていた。

 

青森に夏が来る5

さて、ここでお知らせがある。しもんのモーニング、値上がりして400円になったのだ。

それでも400円なのだ。バグってる。僕は最近このお店に行っていないが、2026年現在も400円で貫いているそうだよ。すごいな、おじいさん…!

 

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青森に夏が来る6

わっ、久々に目玉焼き2つの回だ。初回以来の2回目だ。トーストはチーズ&バターだ。

このお店の煮詰まったコーヒーは正直僕の好みの風味では無いのだけども、それでも飲んでいると心が安らぐ。今日もおじいさんとおしゃべりしながら朝のひとときを過ごす。

 

青森に夏が来る7

そういや今さらだけどさ、このお店のマッチ箱がなかなかにノスタルジックなのよ。

これ、知ってる?僕は少しだけ知ってる。三角の箱の下部に引き出しがついていて、その中にマッチ棒が入っているの。そして上部のザラザラ面で「シュッ」って火をつけるの。

むしろ令和の現代、普通のマッチ箱すら見ることはほぼなくなったよね。これは既に骨董品。

 

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青森の、短いけれども暑い夏。これは僕が直近で訪れたときの記録だ。

 

またいつか…1

僕はいつものようにカウンター席に座り、そしておじいさんはいつものように僕に「おはよー」と言い、目玉焼きを焼き始める。僕から見たら遠い遠い町なのだが、何度も通って親しみしか感じない。半分日常の光景みたいになっている。

 

それでも、そろそろ次の一歩を踏み出す頃かなって、内心思っている。"次回"は遠い未来かもしれないし、もしかしたら"次回"は存在しないかもしれない。

 

またいつか…2

これまでで一番ホワイトなパンが出てきた。あと、初めて見る小鉢。プレートには蒟蒻畑のゼリーが乗っている。しかも袋パッケージのタイプのヤツだ。ちょっと食べづらいぞ、これ…。

毎回のごとくしっかり満腹になり、最後にブリュッと蒟蒻畑を食べて、おじいさんに400円を払う。ごちそうさま。おじいさんは「ありがとねぇー」と笑顔で見送ってくれた。

 

…さぁ、もしよければ画面の前のあなたにて、この物語の続きを紡いでほしい。Webにはほとんど出てこないお店なので、僕も直近の情報を知りたいのだ。

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またいつか…3

そんな青森市街地の、春夏秋冬の朝の物語。

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: りとるはうすしもん
  • 住所: 青森県青森市新町2-8-11
  • 料金: モーニングサービス¥400他
  • 駐車場: 無し。付近のコインパーキングを使用のこと
  • 時間: 8:00~20:00(金曜定休)

 

No.609【岐阜県】2026年5月、中津川の図書館にレトロハンバーガー自販機登場!じゃあ行こう!

昭和時代の後半から平成初期にかけて栄華を誇ったという、食品の出てくる自販機。その種類はうどん・そば・トースト・ハンバーガー・カレーなどさまざまだ。

ここ10年ほどは"レトロ自販機"と呼ばれて世間の注目を浴びているものの、オーナーさんや自販機そのものがくたびれて来てしまい、少しずつ姿を消してきている。

 

…そんな中、2026年5月に新規設置されたレトロ自販機があるというのだ。

 

 

場所は中津川市にある「ひと・まちテラス」という図書館を中心とした複合施設だそうだ。設置されたのはハンバーガー自販機だという。

なるほど、めでたい!そんなの行くしかないだろ!そんで実際に行って来たぜ!

 

 

ひと・まちテラス

 

小雨が降る中、僕はひと・まちテラスを目指しハンドルを握っていた。

 

新町通り

ここは「新町通り」というらしい。天気がアレなのでパッとしないように見えるかもしれないが、とても整った綺麗な道だ。意識高い系の路地。

こんな道沿いに図書館があるのだから、そこもきっとステキなのだろう。僕はワクワクしている。

 

ひと・まちテラス外観1

これが駐車場から眺めたひと・まちテラス。実はここ、2023年7月に開館したばかりの、とても新しい施設なのだ。図書館がその中心となる存在なのだが、「子育て支援・市民交流・学び・観光」もテーマにしている、複合施設なのだそうだよ。

このあと中に入って気付くのだが、多目的室が多くあり、いろんなイベントや活動ができる造りになっていると感じたよ。

 

ひと・まちテラス外観2

もう少し近づいてさらに撮影。大きな窓に設置された縦格子が美しい。そして深い軒。この写真ではわかりづらいが1階の道路側は縁側のように座れる長いベンチもあり、"町の縁側"がコンセプトなのだそうだ。

全体的に和テイストで、新町通りの雰囲気に溶け込むようにデザインされているよ。

 

こんな綺麗で新しい施設の中にレトロ自販機が本当にあるのか、不安になるよな。

 

ひと・まちテラス外観3

正面入り口前のパネルがゆるくってかわいい。祭りアイテムを持っているのは、この時期ならではの演出かな?それでは中に入ってみよう。

 

伊藤潤二のマンホール

いきなり正面で出迎えてくれたのは、日本を代表するホラー漫画家「伊藤潤二さん」のデザインしたマンホールだ。キモい絵を描かせたら伊藤さんの右に出る者はいないよね。そんな伊藤さんの作品が鎮座しているから、いきなり緊張感が走ったよ。

 

伊藤潤二さんはここ中津川市出身で、ひと・まちテラスに訪問したこともあるらしい。そして、2階には伊藤潤二さんコーナーもあるとのことだ。

 

2階の図書館

…ってことで、時系列はちょっと飛んで退館直前のことなのだが、2階にも行ったよ。

2階が図書館スペース。みんな静かに本を読んだり勉強をしたりしている。そんな一角に伊藤潤二さんコーナーがあり、それを少し眺めてから他の人の邪魔にならぬよう、また1階に降りた。

 

平和パネル展

いきなり「ウゥーー!!」とサイレンのような音が外から聞こえた。そして外なのでよく聞き取れないのだけども町内放送みたいなアナウンスがしばし流れ、最後に「黙祷…!」という言葉を聞き取れた。

 

「黙祷?何?」って一瞬思い、そしてちょうど真横にあった平和パネル展の案内で、本日が終戦の日であると思い出した。ちょうど12時であった。

今から81年前の1945年8月15日の正午、玉音放送にて昭和天皇から終戦を知らせるコメントが流れたのだ。僕も黙祷せねば。

 

そしてその後、平和パネル展も軽く見学した。かなり凄惨な写真もあったが、忘れてはいけない記憶だよね。僕。ハンバーガーに頭が夢中で危なく忘れそうだったよ。

 

 

レトロハンバーガー自販機

 

さて、そろそろ本題だ。レトロ自販機でハンバーガーを買おうと思う。自販機、どこにあるのかな…?ピッカピカに綺麗でカッコいい館内を歩き回る。

 

スタイリッシュな施設

結論から言うと、すぐに見つかった。1階の自販機コーナーにある。最初にトイレに行こうとしたら、その手前に自販機コーナーが目に入り、難なく発見することができた。

 

レトロハンバーガー自販機1

自販機コーナーもカッコいい。レトロな自販機のはずなのに、ここにあると古さを感じない。むしろ「アツアツのハンバーガーを買える未来の最新自販機!」みたいに宣伝しても、人類の20%くらいはダマせるんじゃないかな、この雰囲気。

 

というより、できたばかりのこの施設にあえてレトロ自販機を設置するという方針、なかなかに革新的だよね。この案を出した担当者と握手したい。そしてレトロ自販機について熱く語り合いたい。

 

レトロハンバーガー自販機2

AIで生成したと思われるじいさんが、なんかいろいろしゃべってる。

どうやら期間限定商品という一定期間で切り替わる商品があり、今の時期はてりやきマヨバーガーなのだそうだ。だったらてりマヨを買うしかないな。

 

『レトロ自販機のため500円玉はご使用いただけません 両替できますので、お気軽にお声がけ下さい』って書いてある。1000円札も使えないしキャッシュレスもできない。ハンバーガーは500~600円あるので、計画的に小銭を準備するか両替をしてもらうかをしないとだね。

 

レトロハンバーガー自販機3

しかし、よくしゃべるじいさんだな、好き。

1970~1980年代に多く見られた自販機であり、全国に10数台しか現存していない非常に貴重な、まさに体験できる文化遺産級にものだと語っている。その通りだね。僕はその魅力に取りつかれ、その10数台のすべてからハンバーガーを食ってるよ。

 

レトロハンバーガー自販機4

てりやきマヨバーガーは600円。ハンバーガーは500円。先ほどふれた通りてりやきマヨバーガーを食べたいのだが、財布の中を覗いたら小銭が足りない。

案内所まで行って1000円札を崩してほしい旨を伝えたら、両替をできるのはカフェコーナーなのだと教えてくれた。じゃあカフェ行こう。

 

図書館カフェ

「CAFE SHINSUI(カフェ シンスイ)」というらしい。これまたオシャレだ。クレープやプリンなども売っているカフェで、横の窓際席では女子たちがコーヒー飲みながら談笑していた。

 

僕もコーヒー飲みたい。ハンバーガーと共にコーヒーを飲みたい。お金を崩してもらいつつ、ホットコーヒーを購入した。そして再び自販機コーナーに戻り、てりやきマヨバーガーを購入。

お金を入れてから内部でハンバーガーを温めるので約1分自販機の前で待ち、出てきた箱入りのハンバーガーはアッツアツに仕上がっていて、こちらのバイブスもブチ上がるってヤツ。じゃ、食おう食おう!

 

 

ハンバーガー&コーヒー

 

さて、ではどこで食べるのだね?

安心せよ。ひと・まちテラスの1階は、気軽にくつろげるスペースが充分に用意されているのだ。

 

テーブルスペースへ1

例えばここね。いや、ここは僕目線では気軽にくつろげる席では無かったな…、すまん。なんか広々した座敷席で、高級感がほとばしっている。こんなところにいたら"殿"って呼ばれそうだ。恐縮してしまう。

座敷席は上記だけで、それ以外は普通のテーブル席だよ。1人席も4人席もあるよ。

 

テーブルスペースへ2

1人席は僕のときには埋まっていた。4人席のうちのいくつかは、高校生がお弁当を食べながら勉強をしていたり、女子会が行われたりしていた。

 

いい空気ではないか。僕が高校生の頃もこういう施設があったら積極的に勉強したのに、そういう図書館が無かったからおバカなままに大人になっちゃったよ。すべて図書館のせい。僕は悪くない。

 

ハンバーガーとコーヒーを1

それはさておき、僕は空いていたテーブル席に着席した。

これが、箱から取り出したてりやきマヨバーガー。さらに紙にくるまでたハンバーガーが入っている。コーヒーは酸味が控えめでややビターな、僕が好きなタイプだった。今日初めてのコーヒー、幸せなのだ。

 

あ、ちょっとハンバーガーの箱に着目いただきたい。

 

ハンバーガーとコーヒーを2

レトロハンバーガー自販機のおじさんのシールだ。箱に貼り付けられているのではなく、未使用のものが添付されていたのだ。わぁ、これは嬉しいオマケだ。持って帰ろう。大切にシールを財布に入れた。

 

ハンバーガーとコーヒーを3

そしてこれがてりやきマヨバーガーだ。わぁ、もう旨味成分がバンズの隙間から漏れ出しているぞ。

 

ここのハンバーガーは「ガレージいじりや」製のものらしい。いじりやといえば、ここまでの僕のレトロ自販機系の記事にもちょいちょい出てくる、レトロ自販機のハンバーガー向けにクオリティの高いハンバーガーを製造して届けてくれる業者さんだ。

この時点でもう味には間違いが無いね。

 

ハンバーガーとコーヒーを4

名前の通り、中身はてりやきソースとマヨネーズのパティ。いじりやのパティは、このコロッとした感じが特徴。そしてふわっとして柔らかいのだ。うまいぞ。当然コーヒーにもマッチする。

その後も図書館は居心地が良く、正味1時間以上もまったりすごしてしまった。

 

僕の行き先は晴れなのかもしれない

図書館を出た。まだ小雨が降っていたので、小走りで車に乗り込む。

しかし出発すると前方に青空が見えてきた。さぁさぁ、心身ともに満足して盛り上がって来たよ。まだまだ今日のドライブは続く!

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 中津川市ひと・まちテラス
  • 住所: 岐阜県中津川市新町2-34
  • 料金: てりやきマヨバーガー¥600他
  • 駐車場: あり
  • 時間: 9:00~21:30

 

No.608【山口県】お城みたいな「萩ユースホステル」!失くしたもの以上に得るものがあった!

僕は山口県の日本海側で宿を探していた。

可能であれば、萩とか長門あたりで激渋で安くて口コミがビミョーな宿に泊まりたい。世間であまり認知されてない宿のいいとこを探したい。そうでなくても、個性が尖った宿に泊まりたい。そういうところ、無いかなぁ…。

 

SNSでそんな投稿をしたところ、「如月さん」がちょっと気になる情報をくれた。そう、あの鳥取県の日本一危険な国宝「投入堂」を一緒に攻略した如月さん。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

どうやら萩市の「萩ユースホステル」がオススメだという。

そうなのか。ユースホステルは礼文島の伝説の「桃岩荘」と、その他2・3軒しか宿泊したことないけども、じゃあ予約してみようか。

 

 

こうして暗雲立ち込める中、今回の物語は始まるのだ。

 

 

雨降る夕暮れに訪れた渋い宿

 

昨年である2025年のこと。シトシト雨が降る中、目的の萩ユースホステルに到着したのは真っ暗になる一歩手前の18:30すぎだった。

 

貫禄しかない外観1

すぐ目の前に「萩城址」があった。萩城址にはこれまで何度か訪問したことがあったし、たぶんこのユースホステルの前も通過したことがあったが、今回初めて存在を認知したよ。

 

萩城がすぐそこにあることもあり、お城をモチーフにしたデザインなのかな?まぁでも萩城址そのものには、現状当時を彷彿される建物は存在しないけどな。あ、そういう意味ではこれが萩城の天守閣か?そう考えちゃっていいか?

 

貫禄しかない外観2

いい感じに年季の入った、味わい深い建物だよね。うまく表現できないけども、特にここいらのデザインが僕に刺さった。

…さて、それではチェックインしようぜ。小雨の中を傘をさし、荷物を持って建物に入った。ロビーは2階、建物外側の非常階段みたいな鉄階段を登った先であった。

 

エントランス

ロビー、いいねぇ!この「照明がついていてちゃんと明るいのに、なぜか暗く感じる」っていうのが昭和っぽくてとてもいい。床の色がそう思わせているのかな?

 

呼び鈴ボタンを押してしばらく待つと、奥から笑顔のおじいちゃんが出てきた。見るからにいい人で、人懐っこい話し方でMAPを出しながら付近の観光情報を話してくれる。「うん…、明日は朝早々にも萩を出発するので、今回はこの町で観光しないんだけどね…」と思ったけども、それを口には出せなかった。

 

ひとまず、宿のすぐ近くに夕食を食べれそうなオススメのお店があることは確認できた。食事はつけていないので、あとで行こっと。

 

廊下の先の客室

渡り廊下みたいなところを経由して、客室棟に行く。この飾りっ気のない雰囲気がいいね。

 

ところでここ、ユースホステルという名前ではあるけれども昔ながらのユースホステルっぽい文化は感じなかった。1人で部屋でのんびりし、他の宿泊者とは顔を合わせることも無かったし、なんらかセルフサービスな事項もなかった。

つまりは普通の旅館や民宿の素泊まりと一緒だ。だからユースホステルという言葉にちょっとビビッてしまうあなたも安心してほしい。

 

広大な客室

うおぉ、部屋が広いな。数えなかったけども、10畳かな?部屋内にアイテムが少ないので余計に広く感じる。中央の長机とか、5人くらいで囲めるぜ。贅沢。そして、これを移動させずとも布団を敷いて寝られるくらいに広い。

 

危うい突っ張り棒

こんなにも部屋は広大なのに、ハンガーをかけるする場所にはかなり困ったらしく、ドアの横の無理矢理なところに突っ張り棒が設置されていれていてハンガーラックとなっていた。

上下にも左右にも若干斜め。ドア枠は薄いので突っ張りきれていない。全部危うい。でも、もちろん有効利用させていただいた。

 

 

居酒屋「ただいま」で事件は始まる

 

部屋で一息ついた後、僕は夕食に出かけることにした。

さっきオーナーのおじいちゃんが紹介してくれた、はす向かいにある食事処に行こうか。僕はお気に入りの折りたたみ傘をさしてそのお店、「うまいもん処 ただいま」というお店に向かった。

 

ただいま1

周囲がかなり暗い中、スポットライトを浴びるように明るく存在しているお店。あ、ここもなんだかお城みたいなデザインなのだね。そしてピカピカな感じ。

個人的には旅先での食事はもっと侘び寂びを感じるお店が好みなのだが、ここもここで良さげだ。早速入ってみようか。

 

ただいま2

店内に入ると8席ほどのカウンターが広がっており、その奥にはテーブル席も1つか2つあるっぽかった。4・5人組が奥のテーブル席で談笑していたが、店内に他のお客さんはいなかった。

 

どうやらこのお店はお昼は定食やラーメン、夜は居酒屋風になるらしい。2021年にOPENしたとのことで、比較的新しいお店だね。

オーダーは手元の端末で実施する、近頃流行りのスタイル。とりあえず瓶ビールをオーダーした。

 

ただいま3

いろんなおつまみがあってどれも惹かれるけど、そこそこお値段もする。複数名での飲み会であれば何品か頼んでシェアできるけども、1人だとそれができないのがデメリットだよね。そしてオーダーしたところで、1人で食べるにはちょっと量が多かったりもするし。

とりあえず、たこわさを頼もう。550円。正直ちょっと値は張るなって思うが、旅の途中だから財布の紐も緩めて挑もうぜ。

 

ただいま4

たこわさ、うまいよね。プリプリのコリコリで、ツンと来る刺激がたまらん。ビール進む。

上機嫌で食べているうち、奥のテーブルに座っていた数名のグループがゾロゾロと退店し、店内は僕のみとなった。静かな夜。

 

メインの食事は何にしようかな?メニューを見ると、ここはラーメンが有名だそうだ。

このお店のオーナーさんが鹿児島ラーメンの超老舗の「とくだ」というお店の味に惚れ込んで勉強し、それを再現したのがこのお店のとんこつ醤油ラーメンなのだそうだ。

 

ただいま5

しかし僕は唐揚げをオーダーした。今日はラーメンの気分ではない。なぜならば、山陰地方に多く存在するレトロ麺類自販機を日中に巡っていたのだ。もう麺はNOセンキューだったのだ。

 

この唐揚げは長州鶏を使っている、このお店の名物の1つ。750円。4つではあるが、1つ1つがとてもデカいぞ。食べ応えがありそうだ。

 

ただいま6

うまいー!アッツアツ!そして、なんてジューシーなのだろうか!揚げたての唐揚げに匹敵する食べ物、今の僕には思い浮かばない。

 

こうして満足してお会計。

お店の外に出て、そこにある傘立てから折りたたみ傘を取ろうとして…。…あれ?傘が無い…?僕のお気に入りの折りたたみ傘が無いのだ。なぜ?傘が勝手に移動するわけは無いので、誰かが持って行ったに違いない。

 

スタッフさんが移動させた?いや、考えにくい。外を歩く誰かが持って行った?いや、可能性は低めだ。なぜならお店は歩道から駐車スペースを経由して建っている。しかも傘立ては歩道からは全く見えない。歩道を歩く人が「わっ、雨が降って来た。おっ、あそこに傘があるからパクろう」とはなりにくいのだ。

…であれば、他のお客さんが持って行った?

 

他のお客さんとは、最初奥にいたグループしか該当しない。それ以外にお客さんの出入りはなかったからだ。

僕は店内に戻り、スタッフさんに「傘が無くなってるんですけどー。スタッフさんにて移動させた可能性はありますか?」って聞いてみた。「NO」の言質を取るためだ。そして回答はやっぱNOであった。

 

ただいま7

スタッフさんは僕のコメントを聞き、「うーん、さっきのグループが間違って持って帰ってしまったかもしれませんねぇ…。確かアジアのA国の人で、この近くのホテルに泊まっているって言っていましたよ。」と教えてくれた。

 

ありがとう。僕はスタッフさんに「もし彼らが傘を取り違えたことに気付いてこのお店に持って帰ってきたら、そこの傘立てに置いておいてください。明日の朝、僕はもう一度ここに来てそれを確認しますので。」と言っておいた。

明日、お店の営業開始は昼からなので、それしか傘の回収手段が無いからだ。

 

たかが傘である。しかし、家族と吟味して買ったお気に入りの傘で、まだ1年も使っていないのだ。取り返したいのだ。

 

 

良くないことは続くもので…

 

幸いにして外は何とか傘をささなくてもいいくらいの小雨だったので、小走りで帰った。でも、心の中は穏やかでなかったけどな。

 

雨の夜のユース1

エントランスに入るとオーナーのおじいさんがいた。

僕は紹介いただいた「うまいもん処 ただいま」に行ってきたことと、折りたたみ傘が行方不明になったことを話した。おじいさんは、「そりゃあ困ったね。ちょっと待って。」と言い、付近の宿MAPを取り出した。

そして「A国のグループ客が泊まりそうでここから徒歩で行きやすいホテルは、こことこことここだね…」みたいに教えてくれた。

 

よし、こうなったら電話でしらみつぶし大作戦だ。

心配そうにおじいさんが横で見守る中、僕はMAPを片手に電話を架け始めた。

 

雨の夜のユース2

電話で一息に「自分が何者なのか・どんな経緯から・ホテルに何を求めるのか」を説明するのはなかなかに大変なのだが、各ホテルの人たちはそれなりに丁寧に対応してくれた。

 

しかしどこもA国のグループ客は宿泊していないと言うのだ。僕はおじいさんがピックアップしてくれた以外の付近の宿にも何軒か電話したのだが、手ごたえはなかった。

僕は諦め、おじいさんにお礼を言ってMAPをお返しした。

 

ロビー奥の休憩スペース

…となると、ホテル経由ではなく、あのグループ客が自主的に気づいてお店に返却してくれる可能性に賭けるしかない。

 

いや、今まで僕は「間違えて取り違えたのだろう」というニュアンスの表現を心掛けてきたが、もちろんそうではない故意の可能性も考えている。むしろ感情的にはそちらに大いに傾いているほどだ。ほら、海外に行ったら貴重品などはガッツリとガードしていないと一瞬で盗まれるしな。そういう文化圏の人から見たら僕の傘なんて、アホの極みみたいな置かれ方であっただろう。

 

暗い渡り廊下にて

雨が止み、「やっぱ悪いことしたな…」って思ってあのグループが返却してくれるだろうか?可能性は低いけども、明日の朝に確認せねば。

 

そんなことを考えながら客室へと繋がる暗い渡り廊下を歩き、客室棟に入るところで…。足首の裏に激痛を感じて、僕は声を上げるのをかろうじて堪えた。

 

 

youtu.be

 

グハァ…!!動画を見てくれ。このすさまじいスピードで閉じるギロチンのようなドアに足首の裏を持っていかれたのだ。

ドアの閉じる速度、ドア部分と同時に現れる足元の段差、開いたドアを抑えようとせずに颯爽と歩きだした僕。そのどれか1つでも無ければ自体は回避できたかもしれないが、現実は非情であった。

 

ギロチンドア

AIに手伝ってもらい、イメージイラストを描いてみた。扉の閉まる横方向の動きと、後足を落ち揚げようとする上方向の動きが重なり、皮がズル剥けた様子だ。

痛ェ、痛ェよぉ…。僕は歯を食いしばりながら自室までなんとか戻った。そして倒れこんだ。あぁ…、人を疑うようなことを考えていたのでバチが当たったのかな…。

 

チラッと自分の足を見たところ、足首の後ろ側のかなり広範囲の皮膚がえぐれている。絆創膏の手持ちはあるが、カバーしきれない範囲だ。ヘタに貼ると、その粘着でさらに皮膚が剥がれるので使えないな。とはいえ、何かで防御していないと、異物に接触しただけでダメージ増大するよね。

 

僕は予備の靴下を包帯がわりにして、ガッチリ足首を縛ることにした。この旅行中はこのやり方でいこう。おじいさんに相談することも考えたが、これ以上面倒な客にはなりたくないしな…。

 

お風呂1

しかしそれでも、人間はお風呂に入らねばならない。世の中では風呂キャンが流行っているが、アレは僕の住む世界とは違うところでのお話だ。

『浴室・家族・スリッパは外にぬぐ事』。独特の雰囲気を纏った手書き文字。

 

お風呂2

わぁ、昔懐かしい気持ちになるお風呂。全面タイル張りで浴槽が小さくて角ばっていて、ストロングスタイル。

足を痛めて靴下を巻いているので、浴槽にはそちらの足が浸からないように出しながら入浴した。バランス崩すと水没しそうな危ういバスタイムであった。

 

夜の過ごし方1

その後は部屋で平和なひとときをすごせた。

持参したPCを開き、無駄にデガいデスクでブログを書いたりしたさ。あ、缶コーヒーは外の自販機で買ってきた。館内には自販機等は無いので、雨の中をダッシュで暗い駐車場にある自販機まで行ってきた。

 

夜の過ごし方2

そしてお布団を敷いた。いいねぇ、この旅の夜の雰囲気。

片足に靴下を巻いた僕はお布団の中で目を閉じ、そして傘のことを思い出してちょっと泣いた。

 

 

エピローグ:でも、止まない雨は無い

 

翌朝。今日も相変わらず曇天だが、ぐっすり寝て気分はそこそこだ。

 

ラビリンス

これは客室棟から眺めた中庭。明るくなって初めて、中庭を取り囲むような配置のユースホステルであることに気付いた。この迷宮のような造り、今さらながらワクワクしちゃった。

 

そしておじいちゃんにお礼を言ってチェックアウトする。昨夜は傘の行方不明の件でお騒がせしました。…まだ解決していないけど。真相はこれからわかるんだけど。

 

チェックアウト1

そして僕は、車に乗り込む前に歩いて、まだ開店前のうまいもん処 ただいまに行く。傘立てには…、いや、カクゴはいしていたんだけども傘は無かった。A国の人たちは返却してくれなかったようだ。

残念。現実は僕が臨むほどには優しくなく、少々世知辛かったようだ。

それでも僕は、優しい世界を追い求めたいけどね。失くしたものもあるけども、それ以上にここで得たものの方が大きかったと思う。

 

チェックアウト2

片足を引きずりながら僕は車に乗り込み、旅立つ。

さーて、今日はいいことありますように!

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 萩ユースホステル
  • 住所: 山口県萩市堀内109-22
  • 料金: 1泊¥3768
  • 駐車場: あり
  • 時間: チェックイン16:00、チェックアウト10:00

 

No.607【大阪府】淀屋橋の川にぷかぷか浮かぶ料亭「かき広」!ちゃんと営業してるし安いよ!

大阪メトロだとか京阪も通る、ガッツリ都会な「淀屋橋駅」。そこから地上に出た瞬間に、横に見えるのは土佐堀川にプカプカと浮かぶような立地の「かき広」という料亭だ。

 

 

大阪に住んでいる人は大体目にしたことがあるだろうが、入ったことがある人は稀であろう。

以前SNSに投稿したら「とっくに廃業していると思った」・「営業しているのを見たことない」・「なんだか高そうで入れない」などのコメントであふれた。

 

全然違うよ。1人でフラッと入って1000円ちょっとで収まったりしたのだよ。だからさ、あなたの思い込みを払拭するために、僕が訪問した経験から数回分を下にご紹介しよう。

 

 

客も大将もお手軽なつまみ

 

夜の19時ちょっと前。かき広は営業しているらしく、店内に照明が灯っていた。この店は夜にしか営業しないのだ。「営業していないのでは?」って思っている人は、もしかしたら昼にしかこのお店を目撃していないのかもしれない。

 

かき広にネオンが灯る1

看板には『かき・うなぎ・ふぐ・清酒 富久娘』と書かれている。

ネタバレになるが、僕はこのお店ではそのいずれも口にするのはかなり困難だぞ。”かき広”という店名ではあるが、たぶん予約でもしない限り牡蠣は食えんぞ。

 

御堂筋の夜景

さて、初回の僕はこのお店を前にちょっと躊躇していた。やっぱこのお店に1人で突撃するのって、少々勇気が必要だよな…。そう思い、数分であるが御堂筋の夜景を眺めていた。

師走。御堂筋のイルミネーションもまもなく開始されると聞いている。そんなロマンティックな大阪の大都会であるが、僕の意識はちょいと寂れた料亭かき広に100%向けられていた。

 

かき広にネオンが灯る2

ウロウロしていて気付いたのだが、かき広は連結する2つの建物で構成されている。

向かって右側はガッチリした石柱で川面から一段高いところに浮いている。向かって左側、暗いので見づらいかもしれないが、屋形船のような和風の建物が川に浮かんでいる。風流な宴会が出来そうな外観だ。

 

かき広にネオンが灯る3

では、意を決してお店に突撃しようか。

道路と同じ高さから、階段を下りて川面ギリギリのお店の位置まで降りていく。すぐ横は淀屋橋駅の出入口なので、多くの人が僕のことを「おっ、アイツかき広に入るのか…!」みたいな顔で見ている。

…っていうのは自意識過剰だとは思うが、そう思ってしまうほどにビクついているのだ。ボロくて白いボードにも一抹の不安を感じる。

 

瓶ビールとおつまみと1

ガラリとサッシを開けると、そこには8名ほどのカウンターが広がっていた。先客は1組2名で、談笑しながらお酒を飲んでいた。ちょっと強面の大将の案内で、僕はカウンターの端っこに座る。

 

大将は「ウチ、ご飯とはそういうのは無くっておつまみくらいなんだけど、それでいいかな?」って聞いてきた。大将は一見さんには毎回このように言うスタンスなのだ。

僕は「大丈夫です。じゃあ瓶ビールとおつまみください。」と答えた。どんなお店なのか知りたくって来たのであり、何か特定のものを食べたいわけではないのだ。

 

瓶ビールとおつまみと2

瓶ビールはデフォルトで"大"だ。料金表を見る限り650円らしい。

夜景で煌めく大阪の川面でも眺めながらビールを飲めたら最高だったのかもしれないが、店内からは何も見えない。TVしか見えない。それでもいいけど。

 

次に大将は、寿司屋のようにカウンターの上にあるネタケースの中から惣菜パックを取り出す。そこから3種類ピックアップしたものがおつまみだ。

 

瓶ビールとおつまみと3

料亭ではあるが、非常にファストスタイルのおつまみ。なんか勝手に新鮮な海鮮とかが出てくるのかと思ったけども、違った。一周回って潔い。こだわらないことがこだわりなのかな?

 

それでもね、この渋いお店で大将と談笑しながら飲むビールはなかなかいいぞ、って思った。「今日は寒いな、そっちは雪降ったか?」みたいに聞かれたり、「奥のお座敷席で宴会予約があるとこっちのカウンターは忙しくて対応できないから閉めちゃうんだ」・「昼の営業は辞めた、採算が取れない」みたいな話を聞いた。

 

瓶ビールとおつまみと4

食べログを見ると、以前ランチの時間帯には天丼などを出していたそうだ。ただ、口コミには結構辛辣なコメントが多かった。大将のキャラに関するものが多かった。

僕はあまりピンと来ないけども。大将はピュアすぎて思ったことを言ってしまうので、"接客"を期待するとウマが合わないのかもしれないな。一緒にTV見ながらヘラヘラ笑い、大将と過ごす時間はとても楽しい。

 

夕食を食べていないので、実はまだ腹が減っていた。

しかし、大将が最初に言った通りフードメニューは無いのだろう。ネタケースの中にも、僕に提供されたおつまみ以外のものは入っていなさそうな気配だ。つまり他の物を食べることはできない。かといって同じおつまみをおかわりするのも、なんか違う。

 

スタンスとしては、ビールとおつまみでサクッと30分くらい滞在するようなお店なのかな?であれば、そろそろ潮時だな。

 

瓶ビールとおつまみと5

料金は1050円だった。ちゃんと座って酒飲んで楽しい時間を過ごして、この値段であればなかなかではないだろうか?…それではごちそうさまでした。

 

 

大将の夕食のカレーを食う

 

僕は、淀屋橋で黄昏ていた。別に物思いにふけっていたわけではない。かき広を訪問すべきかどうか迷っていただけだ。

 

淀屋橋に浮かぶ店1

いろんな海鮮を楽しめるのであれば、ぜひ複数回通いたいところだ。しかしあの店は、そういうグルメなスタンスではない。家飲みを、家じゃないところでやるようなコンセプト。

うーん、では何を求めて行くべきか…??

 

淀屋橋に浮かぶ店2

大将とお話ししに行こう。それに、これは僕のポリシーでもあるのだが、一度だけの訪問でお店を評価するのはなるべく避けたい。3回訪問するとお店の性格もお客の性格も見えてくるのだ。

よし、入ろう。新たな発見を求めて。

 

一番奥のカウンター1

今回は他にお客さんがいなかったので、一番奥のカウンター席に座った。そしてハイボールをオーダーした。ハイボールは500円。

大将は初回と同じように「ウチ、ご飯とはそういうのは無くっておつまみくらいなんだけど…」と切り出した。そしてここで一度言葉を切り、「あ、でもカレーならあるか…」と言った。

「マジか。じゃあカレーください。僕は腹が減っている。」と伝えた。

 

一番奥のカウンター2

大将は「じゃあ温めるからちょっと待っててなー」と言って厨房に入った。そうなのだ。こういう予想外の展開が起きるかもしれないから、複数回通ってみたかったのだ。

今回はカレーを食べるが、今日はネタケースの中も豊富だ。おつまみを頼んだら何が出てきたんだろうな…。…いや、でもこれ、ほとんど空のトレーかもしれんな…。

 

一番奥のカウンター3

ハイボールうまい。

ところで大将と話して聞いたんだけど、このカウンターブースの奥の方に、屋形船みたいなブースに行くための下り階段があるのだそうだ。そっちの席は予約した人だけ入れるようになっているらしい。

そんで予約したら、牡蠣コースとかも食べられるという。ここでようやく店名の伏線回収だ。

 

メニューはこれしかない

昭和時代前半の淀屋橋付近には、こういう"かき船"っていうスタイルのお店が20店舗くらいあったんだって。広島で捕った牡蠣を船で運んできて船に乗せた状態で振舞うっていうのが元祖だったらしい。

昭和の中期以降はかき船はどんどん減って、残っているのはこのかき広だけになってしまったそうだ。そんな100年以上の歴史を持つ伝統のスタイルの生き残り、かき広。

 

カレーライス1

カレーライスが出てきた。スパイシーないい香りだ。

「わーい、うまそうだー!」と言って受け取ると、大将はちょっと切なそうな顔で「まぁでもそれ、俺の夕食だったんだけどな…」とか言い出した。

それ、先に言ってよ!なんか僕が大将の夕食を取っちゃった人みたいじゃないか!アンタが「カレーある」っていうからオーダーしたんだよ??盛大に突っ込んだ。

 

カレーライス2

あぁ、カレーうまいうまい。でも、これで大将の夕食はナッシング?聞いてみるとまだ少しだけカレーは残っているそうだ。大将、「これに玉子入れて食べればなんとか満足できるさ、ハハハ」と笑っていた。

 

料金はハイボールとカレーで1000円であった。

安いな。うまかったな。楽しい時間をありがとう。

 

 

確かに海老はボイルに限る

 

すっかり通い慣れた気持ちだ。大将も僕のことを覚えてくれている。「俺の夕食のカレーを食べたヤツ」って記憶されているのかもしれない。光栄。

大阪に足を踏み入れると「かき広に行きたいなぁ。大将は何をしているかなぁ。」って思うようになった。あれ?これって恋?

 

輝くかき広1

おや、今までとちょっと違う部分があるぞ。僕みたいなマニアじゃないと見逃してしまうかと思うが、ドア部分をよく見てくれ。今まで使ったことの無いドアに照明が灯っていたのだ。

ちょっとズームしてみようか?

 

輝くかき広2

見てほしい。向かって左の黄色く光る看板が、いつも僕も使っているエントランスだ。それに対し、右側に青い暖簾がかかっているもう1つのエントランスがある。いつもは真っ暗だったのに。

 

たぶんだけども、奥の屋形船スペースにお客さんがいるから、そこにダイレクトに繋がるエントランスに照明を灯しているのだ。黄色い看板側、よく見ると暖簾もかかっていないしな。

暖簾かかっていないってことは、黄色いカウンター席の方は営業していないの?でも看板に照明がついているしなぁ。開けてみるか。

 

ナイスタイミング1

誰もいない。大将もいない。…と思ったら、奥から出てきた。「おぉ、君か。ついさっきまで奥で宴会がったんだけど、終わったところなんだよ。タイミングよかったな。」って言ってた。

大将はワンオペなので、宴会ブースとこっちのカウンターの両立は難しいのだ。

 

ナイスタイミング2

暖簾は店内に架かっていた。

大将に聞いてみると、基本的には営業は19:00からなのだが、牡蠣のシーズンなどは夕方から予約が入いるそうだ。そして19:00ちょいすぎには宴会が終わるパターンが多いらしい。

 

「だから19時過ぎに覗いてみてくれよ。カウンター席の方に暖簾がかかっているならやってるからさ。まぁ暗くても営業日であればドアをガンガン叩いてくれれば店を開けるけどさ。見てくれ、このカレンダー。ずっと先まで予約でいっぱいだろ?日曜定休なんだけども、日曜に宴会やりたいっていう人もいるから予約入れているのよ。まいっちゃうよ。」って言ってた。

 

定休日を知らずに宴会予約してきた人に対してOKを出しちゃうのも大概だと思うが…。そんでお客さん側に文句を言うのも大概だと思うが…。でも、それを含めて大将の人柄なんだと思う。

 

大サービス回1

「ブリ照りあるけど、食うかい?」って言われた。食おう。瓶ビールもほしい。

奥の方で電子レンジの「チーン」という音が聞こえた。大将は「チンしすぎた。お皿メッチャ熱いけども大丈夫か?受け取れるか?」って言う。受け取ってみよう。

 

アッチーッ!!!

マジ想像を絶する熱さでヤケドした。僕は皮がデリケートなのだ。カウンターの向こうとこっちで、大将と「アチーアチー」と笑い合った。ブリはうまかった。

 

大サービス回2

大将、「紀土、飲むか?サービスするよ。俺も飲む。」って言ってきた。

和歌山の日本酒だね、いただこう。カンパイした。大将は上機嫌だ。たぶんだけども、お座敷席の宴会が終わって達成感を味わっているからだろう。

 

大サービス回3

「肉じゃがもあるぞ。食うか?」って言われた。いただこう。日本酒に合いそうだし。

 

初回訪問時には簡素なおつまみしかなかったこのお店、今回大盤振る舞いなのはなぜなのか。これも予想だが、直前の宴会のために用意した料理の在庫なのだろう。嬉しい。狙うべきは宴会の直後だな。

 

大サービス回4

この肉じゃが、肉ばっかだな。ゴージャス。そして味もいい感じに染みていて酒も進む。

うまいうまいと食べていると、「エビもあるぞー。サービスするけども、食べていくか?」って言われた。なんだなんだ今回は。エビ食おう。エビ出してくれ。

 

大サービス回5

エビが出てきた。「これ、なんていうエビですか?」って聞いてみた。

大将は「おぉ?知らん」って言って、エビが入っていたであろうパッケージを取り出し、「ボイルエビって書いてあるぞ。ボイルエビだ。」って言った。

 

うん…、僕が聞きたかったのはそういう意味ではなかったのだし、そのパッケージを堂々と取り出す大将のキャラにもあっけに取られた。でも、そんなかき広が好きなのだな、僕は。

 

大サービス回6

お支払いは1050円だった。バグっている。

いい夜だ。

 

 

店を開けてくれと電話する

 

さてさて、今回はまずは淀屋橋駅とかき広の位置関係をお見せしたい。

 

淀屋橋とかき広1

見て。駅を出て即ちょうちん。ボロくて白いボードが既に真横に見えている。その裏から即入店。のんべぇ狂喜乱舞の配置じゃないか。さぁ今日も行こうぜ、かき広!

 

淀屋橋とかき広2

まぁ、アレなんですよ。僕ほどのレベルになると、もう周囲の雑踏から投げかけられる「アイツ、かき広に行くのか…!?」みたいな視線も気にならないの。

そんで僕ほどのレベルになると、左側の黄色い入口に暖簾無いし、右側に青い暖簾あるから宴会中であろうことにも気付くんだけど、気にしないの。「はいはい、宴会やってるのねー。でも僕はカウンター席に入りますよー」って、颯爽と階段を下るの。

 

うん、黄色い方、ドアが開かねぇ。鍵がかかっている。僕、マジでカッコ悪い。

 

ネバー・ギブアップ1

距離を取ってかき広を眺めた。

川にプカプカ浮かぶ宴会ブースに明かりが灯っている。宴会真っ盛りなのか?そうかいそうかい、僕を締め出して飲む酒はさぞかしうまいだろうよ。

 

ただしな、僕にも作戦がある。ここまで来て諦めるわけにはいかない。大将は以前「営業日であればドアをガンガン叩いてくれれば店を開ける」と言っていた。

でもさすがにドアをガンガン叩くのはお上品では無いと思うので、電話することにした。

 

ネバー・ギブアップ2

数コールの後、電話の向こうから大将の声が聞こえた。さすがに宴会をワンオペで対応中のためか、忙しそうで不機嫌そうな声であった。

「これから向かいたいのですがやってますか?」と聞いてみると、「いや、ウチは予約しないとご飯とか出せない店なんで」と言われた。僕は食い下がった。「いや、ご飯目的じゃないです。お酒だけ飲めればいいです。カウンター席の方で。」って伝えた。

 

ここで大将の声のトーンが少し変わった。たぶん「おっ、ウチのことを知っているヤツだな」って思ったのだろう。「何名?」って聞かれたので1名だと答えた。「何時に来るの?」って聞かれたので、ちょっと考えてから15分と答えた。

大将は「わかった、店を開けておこう」と言ってくれた。よしっ、攻略成功!

 

ネバー・ギブアップ3

15分どころか1分でアプローチできる距離であったのだが、この15分は貴重だ。きっと大将にとっても、僕にとっても。僕は川の対岸を散歩し、いろんな角度から土佐堀川とかき広を眺めた。

お店の解像度が高まっていくのを感じた。

 

宴会中の入店1

大将は僕を見て「おぉ、アンタか。さっきは悪かったなー。」って話し始めた。

「今ちょうど宴会中でさ、夕方から初めてもう3時間くらい飲んでいるんだよ。もう忙しくってクタクタなの。おたくが1人だったからカウンターを開けたけど、3人だったら断っていたよ。」とのことだ。

 

宴会中の入店2

とりあえずビールをオーダーした。

大将は「ちょっと待っててな、ごめんな。これから宴会客に最後のメニュー出してくるから。」とか言ってバタバタしていた。

ときどき戻ってきては、「ウチってさ、6000~8000円のコースにサービス料だけで宴会やってるのよ。それで今日は8人もいるんだもん。もう嫌んなっちゃうよー。疲れたー。」ってグチってた。

 

その後、一息ついた大将に、今日はどんなおつまみがあるのか聞いた。宴会日だから、期待できるかもしれないと思った。大将は自慢げに「いろいろあるぞ!うなぎにイワシに、ブリもあるぞ!」と、それぞれのパッケージを僕の前に掲げた。

じゃあうなぎをもらおうか。

 

宴会中の入店3

とても整ったうなぎが出てきた。山椒をかける。うなぎはいつだって、どんなのだってワクワクするよね。ビールも進むのだ。そして僕は次にイワシをオーダーした。

そのうち宴会客も帰ったようだ。大将は暖簾をカウンター席側の入口に掲げ、ほどなくしてマダム2人が入店して、カウンターに腰かけた。

それぞれお酒を頼むと、マダムは大将に「ねぇこのお店はお刺身とかカニとかは無いの?」みたいな質問をし始めた。たぶん料亭を期待してやってきたのだ。新鮮な魚介を食べられると思っているのだ。

 

大将は「は?無いよ、そんなもん」とぶっきらぼうにリアクションした。悪気は全然ないのだろうが、初見では渋い気持ちになってしまうかもなって思った。

それから、ちょっともう忘れちゃったけどもダジャレ言ってた。「カニは無いカニ?」みたいなレベルだったと思う。そして大将は「ヘヘヘ…」と笑った。隣で僕は「大将…、それは悪手だ…!」って思った。マダムのテンションが冷め切るのを感じた。

 

コゲたイワシ1

そうこうしているうちに、僕のイワシが出てきた。「ゴメン、焦げちゃった」って言われた。まぁ身の部分は焦げていないっぽいからセーフということで。

 

マダムは大きなため息をつき、お酒を飲み干すと去って行った。まぁそうなるよね。出会っちゃいけない2人が出会っちゃった感じだよね、って思いながらイワシをほじった。

 

コゲたイワシ2

うん、イワシはいいよね。「お酒を飲みながらイワシを食べている僕ってかっこいい」って思わせるアイテムだと思う。オトナになって良かったって感じる食材。

今回のお会計は1550円であった。うなぎはやっぱお高めなのかな?

 

それであっても、安価で気軽に立ち寄れるお店なのだ。あなたの思い描いていた雰囲気とは違うかもしれないが、大阪の人はいつでもここに立ち寄れるチャンスがあると思うと、僕は大阪の人がうらやましい。

 

あなたも行ってくれ、かき広

だから、こういう人情系のお店が好きならば大阪の人はぜひ行ってほしいし、大阪じゃない人もチャンスを見つけて行ってほしい。そこに運よく僕がいたらさ、大将と3人でカンパイしようぜ。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: かき広
  • 住所: 大阪府大阪市中央区北浜3-1-25
  • 料金: 瓶ビール¥650他
  • 駐車場: なし
  • 時間: 19:00~22:00

 

No.606【新潟県】巨大な親鸞像がヤバいのは明白!実はその足元の「西方の湯」の方がヤバい!

はい、もう僕は今夜はヤバい話しかしませんからね。ヤバくない話を期待してこのページを開いた人は、誠に残念でしたー。

今回ご紹介したいのは、胎内市にある「西方の湯」とその敷地内に聳える巨大な「親鸞像」だ。

 

 

新潟県の日本海沿いをドライブしていれば強制的に視界に飛び込んでくるので、「あー、はいはいアレね」と思う方も多いんじゃないかと思う。あるいは白昼夢だったと思っていた方、あれは現実の光景だったのだと、今ここで答え合わせできたんじゃないかと思う。

 

さて、親鸞像も個性爆発なのだが、その足元の西方の湯もバッキバキにブッ飛んでいる。むしろ西方の湯の方がヤバいんじゃないかとも思えるレベルだ。

今回はそこを追求してみよう。

 

 

40mの巨大親鸞像

 

国道113号は、海沿いの松林の中をギャンギャンに走る快走路。松林のせいであまり海は見えないけど、都会の喧騒を離れた信号の少ない走りやすい道路。

…ここでとんでもないインパクトを放つ物体が目に飛び込んできたので慌てて車を停めたのが、15年ほど前の、親鸞像との最初の出会いだったよね。

 

ビッグ親鸞1

親鸞さんの目の前には100台くらい停められるんじゃないかってくらいの広大な駐車場があるので、親鸞さんを眺めるのは容易だ。ちなみに僕以外に駐車している人は皆無難だけども。

 

そんで左側に注目してほしい。「総合会館 西方の湯」と書かれている施設がある。どうやら入浴施設のようだ。まぁ僕は今お風呂に入りたいわけではないし、珍しい入浴施設を見たところで「おっ、入ってみようか」と思うほどの温泉好きでもないけれども。

 

西方の湯は500円

それでもちょっとだけ気になるよね、西方の湯。パワフルなデザインの仏門チックなコンクリートのゲートの横に料金が書かれている看板があるのだが、大人で500円とのことだ。

じゃ、親鸞さんの足元を目指してみようか。ゲートをくぐり、親鸞さん方面に向かう。

 

廃墟チックな庭園1

ゲートの先にある入浴施設を通り過ぎると、荒れ果てた庭園みたいな雰囲気になり、廃墟となった施設もある。

さらには上の写真にあるような、謎の鉄柵に覆われた建物。なにこれ。正解は2026年現在もわからない。でも、わからなくてもいいかな。

 

ビッグ親鸞2

親鸞さんの足元までやって来た。デカい。40mあるというから相当だ。

そして近づいたからこそ、親鸞さんの目が空虚なのもわかったし、結構老朽化が進んでいるのも見て取れた。今後大丈夫かな…?

 

由来を調べると、そもそもここは宗教団体。親鸞さんがかつてアレコレのトラブルでここ越後の国に流罪になったことから、シンボルとして建てられているそうだ。宗教法人の力、すごいな。ここまでデカい親鸞さんを作るの、大変だっただろうに…。

 

台座の中にて1

親鸞さんの立つ台座の中に入ることができた。まずはこんな感じだ。どんな感じなのか表現するのは難しいが、ひとまずこんな感じだ。

仏像が祀られ、簡易的な賽銭箱があり、奥に続く回廊が見え、なんか親鸞像や宗教施設の歴史の写真パネルが飾られているっぽい雰囲気だ。

 

台座の中にて2

これ以上奥に進むには300円がかかるそうだ。20名以上だとさらに安くなるよ。でもハードル高いね、きっと。観光バスで団体客が来るような施設にも思えないし。

 

後からWebで調べると、親鸞像を上へと登れる螺旋階段になっているそうだ。

しかしスタッフさんもいないし300円払うだけの対価も感じなかったので、僕はここで引き返すことにした。2026年現在はそれを後悔している。老朽化の影響からか、台座の中に入れなくなって久しいからだ。もしこのとき中に入ったのなら、末代まで自慢できたかもしれないのに。

 

愛車と親鸞さん1

これが親鸞さんと僕との出会いだ。

 

 

親鸞に会いに通う

 

その後も何度か親鸞さんに会っているのだが、詳細を書くとクドいのでザックリと記載しよう。

 

愛車と親鸞さん2

これは愛車のHUMMER_H3と共に親鸞さんと撮影した、とある夏の夕方の写真。僕の好きな1枚だ。

右には雄大な入道雲が広がっていたんだよ。ちなみにこの後僕はその入道雲に突撃し、当然ひどい夕立を食らった。その先はまた晴れていたので全然いいんだけど。

 

ビッグ親鸞3

1989年に造ったとも言われている巨大な親鸞さん。

その時代に造られた巨大な仏像・観音像は、今の時代順次老朽化していて世間を騒がしていると聞いている。倒れる懸念があったり、あるいは部分的に剥離して落下物があったりして周辺住民は恐怖するが、オーバー側は解体する費用を捻出できない…とかだ。

 

ビッグ親鸞4

この親鸞さんはどうなのかというと、初回訪問時に比べてやっぱ少し劣化は進んでいる。表面が剥がれ落ちた跡も見える。

まぁここは足元には所有している宗教団体しかないから、付近に一般人が入らないようにしておけば倒れても影響は少ないかもしれないけど、そうなったらこの親鸞さんと僕は悲しむよね。

 

廃墟チックな庭園2

何とも言えない廃橋があったと記憶しているこのエリア。今回は解体されたのか、山積みとなった木材が見て取れた。あと、このゴロゴロした大量の岩はなんなのだろう?

 

ビッグ親鸞5

親鸞さんの足元まで来た。上の写真では見づらいが、ガレキが周囲に散らばっている。どういう状態なのかよくわからない。あと、閉鎖してしまったのは台座への扉は閉ざされていた。いや、既に18時近いので本日の営業が終了しただけなのかもしれないけどね。

 

あと、今回初めて気づいたのだが、親鸞さんを照らすスポットライトが設置されている。夜になるとライトアップされるのだろうか?それは一般人にとって恐怖であり、僕にとっては狂喜乱舞だ。

もう1時間待てばその光景を見れられるのかもしれないが、先を急ぐので立ち去った。

 

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また少し時間が流れた際の姿をお見せしよう。

 

愛車と親鸞さん3

右端が僕の当時の愛車の日産パオだ。

僕の車だけ紹介するたびに更新されているけども、西方の湯は相変わらずボロッボロのままで、今さら特に触れる内容が無いのが正直なところだ。それでも立ち寄る僕は親鸞さんファンだ。たぶん。

 

ビッグ親鸞6

あ、でも親鸞さんの周囲が妙にサッパリしたなって感じた。廃墟とか瓦礫とか、そういうものが大体消滅している。そして親鸞さんの台座部分には工事用の足場が設置されている。メンテナンスでもしているのかな?

 

ビッグ親鸞7

いつものように親鸞さんに接近しようとしたところ、付近にいたオーナーさんと思われるおじいさんに「何しに来たー!?」的な感じで声をかけられた。

いや、別にやましいことをしているわけではないので堂々と目的を告げても良かったのだが、このときは同行者がいたし、なんか適当に引いた方がよさそうだなって、直感で判断した。

というわけで、「いやぁちょっとドライブしていたら巨大な像が目に入ったので気になりましてー。ここで写真1枚撮ったら退散しますねー。」と無難に答えて引き返した。

 

ビッグ親鸞8

さて、それでは次章ではいよいよディープの真髄、西方の湯に切り込んでいこう。

 

 

西方の湯に入る

館内ほぼ真っ暗なのですが

 

今回の目的は西方の湯だ。親鸞さんには何度もあっているが、そろそろ温泉も入らねば。

明るいうちに訪問したかったのだが、すでに日は暮れてしまった。わずかな残照の中、僕はアクセルを踏んで日本海側の快走路を突っ走っていた。

 

夕闇の訪問1

上の写真、親鸞さんの左下に何とか愛車の姿を確認できるだろう。しかしだいぶ補正してこのレベルだ。原本の写真ではどこに車があるのか見えないほどだ。

そして現地の僕も、真っ暗すぎて駐車場のどこに停車したのか自分で把握が困難だった。駐車場は漆黒の闇なので。そして入浴施設もマジでほぼ真っ暗なので、本当にここに訪問して良かったのかと自問自答した。

 

夕闇の訪問2

最近のカメラの性能ってすごいよね。

実際はこんなに建物内は煌々としていなくって、闇の中を手探りで進んでいるような気分だったよ。そして向かう先もボンヤリと存在が見える程度で不安感しかなかったよ。

 

夕闇の訪問3

一見さんにはかなり勇気を強いられると思われるエントランスを抜け、建物内に入った。そこは、実際の感覚としては「ほぼ真っ暗」と表現してもいい世界だった。なんか来客を知らせるメロディがピロピロ鳴った。

傍らを見るとどうやらスリッパに履き替えるスタンスのようだったので、僕はスリッパを履いた。

 

夕闇の訪問4

巨大なレリーフのある暗いフロント前で、僕はオドオドしながらスタッフさんの登場を待った。

 

さっき「ほぼ真っ暗」と書いた感覚、わかるかな?もちろん実際は館内は闇ではない。しかし最低限の照明しかなくダダッ広いフロアの大半は闇。これは普通の感覚だと客を多く迎え入れるシチュエーションではなく、営業を終了してスタッフもいないが非常灯だけついている状態に近いのではなかろうか。

そういう意味でほぼ真っ暗なのだ。これがバーとかだったらまだわかる。でも入浴施設なのだ。この暗さはなかなか違和感を感じたってわけだ。

 

夕闇の訪問5

おばあさんが出てきた。入浴したい旨を伝えると、「あら…、今日はもうお客さんも来ないからそろそろ閉めようと思っていたんだけどね…。20時で営業終了なんだけど、大丈夫かしら…。」と言われた。

僕は腕時計を見た。…暗すぎて文字盤が見えなかった。スマホを見た。18:55だった。うん、20時営業終了であることを知った上で、間に合うようにここに向かっていたので、大丈夫なはずであったのだ。

 

僕はおばあちゃんに「まだ1時間もあるので余裕です!入ります!」って言った。料金は500円だった。あ、10数年前から変わっていなんだね。これはありがたい。お支払いした。

 

夕闇の訪問6

おばあさんに教えてもらった方向に向かうのが、マジ暗い。これは営業終了しようとしていたから暗いのではなく、デフォルトで暗いそうなのだ。なんだそれ、一周回ってステキ。

 

ちょっと話は脱線するけどさ、僕は実はここで入浴だけするのではなく、当初はあわよくば1泊する作戦を考えていたのだ。

いつの時代までなのかは定かではないが、かつては宴会場・レストラン・宿泊施設・エステ施設までもがあったと言われている西方の湯。Webを見るとアホみたく広大な宴会場みたいな部屋に1人ポツンと布団を敷いて宿泊した人の記録もあった。それは大体10年程前の記録なのだが、その当時でも宿泊する人は非常に稀であったと推測した。

 

夕闇の訪問7

僕は宿泊してみたかったのだ。ここ10年間誰も宿泊していなかったとしても、西方の湯にかけあうことで、「奇特な人が現れたから、じゃあ久々に宿泊させてみるか」みたいになればよいと思っていたのだ。

そこで事前に電話をしたのだが、「すみませんね、今は宿泊はやっていないのですよ。」と、至極まっとうな返しで断られた。なのでこうして入浴だけでも…と思ってアプローチした次第だ。

 

ちなみに上は、ロビーから受付方面を振り返った図。不安が込み上げるダークゾーン。

 

夕闇の訪問8

謎の彫像・日本人形・般若面・おかめの面…。子供が暗闇で見たらトラウマになるものが、揃いも揃っている。何から何までクセが強すぎるぞ、この温泉。まだ入浴すらしていないのに。

 

 

便所風呂?石油風呂?強烈な温泉

 

僕はドキドキしながら、建物の奥へ奥へと進む回廊を歩いていた。

 

回廊1

回廊は照明がついているので幾分安心だ。それであっても通常の入浴施設を比較対象とするのであれば、極めてダーク寄りであることは明白だが。

誰もいない静寂の廻廊をひたひたと進む。途中で「自分はなんでこんなところを歩いているんだっけ…?」と一瞬目的を見失いそうになり、お風呂セットの入ったバッグをギュッと抱きかかえた。

 

廻廊2

親鸞さんとかの絵が描かれたパネルがたくさん展示されている。

しっかり読み込めば教養を得られるのかもしれない。しかしそんなこと、してられっか。そんな余裕はナッシングだ。視界の隅で「坊主の多い廊下ですねー」くらいなことを考えながら、奥の浴室を目指した。

 

浴室へ1

廻廊の突き当り、再び闇が世界を侵食し始めるあたりのエリアでようやく大浴場が見えてきた。女湯はここからさらに左に行ったところにあったと記憶している。

 

浴室へ2

脱衣室はとても広大で、そして明るくてピカピカだった。ここは数年前にリニューアルしたのだと聞いている。それまでの侘び寂びMAXな脱衣室も見てみたかったのだが、まぁこれはこれでありがたい。西方の湯で唯一にして最大の安心空間なのだから。

 

僕以外に誰もいないことは、受付のおばあちゃんの言葉で察しがついていた。1人でのんびりと入浴することができそうだ。

さて、それでは名物の温泉に入ろうぜー…!!

 

最凶温泉

 

暗ッ!! 臭ッ!!

 

 

早速だが五感のうち視覚と嗅覚がやられた。これはマズい。

どういうことか説明させていただくと、まずはこの暗さよ。上の写真の通り、割りと広大であろう浴室の半分は真っ暗すぎて全然見えない。

 

そして臭いよ。この西方の湯はアンモニア臭・ヨード臭といった独特のにおいで有名なのだ。わかりやすく言うと、「掃除してない便所の臭い&クレゾール臭」って言われている。そんで色はドス黒い墨汁のようだと言われている。

10数年前に源泉のトラブルでかつての攻撃的な特徴は失われ、今は比較的穏やかになったと言われている。…が、しかし、僕の鼻へのインパクトは絶大だった。

 

とりあえず闇の中で体を洗い、湯船に身を沈めた。アンモニア臭と同時に、石油のような臭いも襲ってきた。

ぶっちゃけ臭いのだけども、下手をするとクセになりそうな臭いだと思った。でもそれは人としての道を踏み外すことになるのではないか、という恐怖も同時に感じた。何だこの背徳感バリバリの温泉は。

 

しばらくすると、高い壁の向こうの女湯側が明るくなった。僕より後に女性のお客さんが現れたのだろう。…あれ?隣が明るくなったということはこっちも…?

僕は一度湯船から上がり、照明のスイッチを探した。あった。浴室の照明はあえて消されていたのだ。セルフでつけることができたのだ。これで暗黒温泉から脱することができた。

それでも相変わらず暗いけど。温泉の色も黒っぽくでデロデロしてして大量の湯の花が舞っていて、果たして明るい状態で見てよかったものかどうか、自問自答したけど。

 

さよなら、暗黒温泉

そんな貴重な入浴体験をした。

退館する際には受付は無人。もっとも、入館のときも無人だったしな。エントランスを抜ける際に、またセンサーが反応してメロディがピロピロ鳴った。暗くて静かなロビーにピロピロと響いた。

 

上の写真は、正確にはどこで撮影したのか覚えていない。たぶん、退館した後に愛車の近くから西方の湯を振り返って撮影したものであろう。このくらいに暗いんだ。

だからこそ、面白かった。本当は明るいうちに来たかったが、夜の顔を見れてよかったかもしれない。

もう何も見えない親鸞さんの方面に頭を下げ、そして再び僕は走り出した。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 西方の湯
  • 住所: 新潟県胎内市中村浜2-29
  • 料金: ¥500
  • 駐車場: あり
  • 時間: 10:30~20:00(火曜定休)

 

No.605【茨城県】日本一ボロボロの自販機!?「あらいやオートコーナー」で自販機弁当食う!

レトロ自販機界隈のレジェンド of レジェンド、それが「あらいやオートコーナー」なのではないかって、個人的に考えたりしている。

ここに設置されている昭和時代のお弁当専用自販機が、とにかくボッコボコで動いているのが不思議なくらいなのである。

 


それがこれだ。僕はここに初回は2012年という、2026年現在から見たら遥か昔とも言える時代に訪問している。その頃からボロいので、今も当然ボロい。それでもここで売られているお弁当は安くておいしいのだ。そのギャップに萌える。

そんな話をしていきたい。

 

 

初回訪問

自販機以前に世界観がボロかった件

 

2012年の晩冬の夕方、僕らは念願のお弁当を販売している自販機コーナーに到着した。

 

初回訪問時の外観1

国道51号沿いにあるにもかかわらず、相当気を付けていなければ通り過ぎてしまう自販機コーナー。小さすぎて物置のような自販機ブースと、剥げてほとんど見えない看板。

アプローチ難易度高いぜ。でも、ここが伝説の地なのだ。

 

初回訪問時の外観2

これが店舗だ。建物自体には看板も何もなく、「本当に入っていいの?」って思うようなビジュアルだ。知る人のみ入れる、秘密のスポットのような雰囲気。

 

しかしだ、僕がこの建物の外観を撮影している間に先行して建物内に入った同行の女子2名がね、中でフリーズしている様子なの。ポカーンとあっけに取られている気配なの。どうしたどうした、中はどうなっている?

 

初回訪問時の内観1

わわっ、ステキ。ガタガタでボコボコのゲームテーブル。

液晶画面にあたる部分をくり抜いて2席分を繋いでいる木の板。この発想はユニークだな。かなり不安定になっているけども。

 

確かに、慣れていない人が見たらちょっとビックリする世界観だったかもしれない。一概に清潔とは言い切れない、細かいゴミの散らかった空間であり、タバコ臭いし獣臭い。ここでお弁当を食べたいって思うのは、かなりの豪傑だと思う。

 

初回訪問時の内観2

ゲーム機、ちゃんと動いている。麻雀のゲームのようだ。

流行ったのは昭和50年代前半だったっけか?確かインベーダーゲームが先駆けだよね?スゲーな、こんなものこの先一生見ることはできないかもなって思った。これだけでもテンション爆上がりだ。

 

初回訪問時の内観3

こっちのカウンター席も渋い。イスが昭和時代の喫茶店っぽくてオシャレ。

座れる座席はだいたいこんな感じだ。5~6席。まぁこれ以上の数のお客さんが一度にやってきてお弁当を食べるシチュエーションは稀だろうから、充分なキャパだとは思う。

 

初回訪問時の内観4

ネコだ。自販機の上にいた。今の時代、ルッキズムとかはダメだって知っているけどもさ、でも見た目的に育ちの悪そうなネコだなって思った。

コイツだな、自販機コーナーに獣臭を充満させている犯人は。おかげで食欲が…、いや、食欲は充分にある。問題ない。

 

主役、お弁当自販機

冒頭も載せた写真ではあるが、これが主役のお弁当自販機だ。こんなノスタルジックな空間の中心に立ち、強烈な世界観を印象付けてくれている。

それでは次章、この自販機からお弁当を買うのだぞ。

 

 

西日差すノスタルジック空間でお弁当

 

自販機、すごい貫禄だ。ハンパないぜ。大先輩って感じだ。

 

日本一ボロい自販機1

まるで朽ちかけたブリキのロボットのようなボロボロで年季の入った外見。ファンタジーの世界じゃないかよ、これ。

だが、現役の自販機なのだ。どうやらTV番組の「ナニコレ珍百景」で"買うのが怖い自販機"として紹介されたこともあったそうだ。いや、僕的には買いたくてしょうがないけどな。

 

日本一ボロい自販機2

人工的には演出困難であろう、悠久の時間だけが造れるクタクタっぷり。この唯一無二のデザイン、ずっと見ていられる。

 

ところでね、僕はあえてここを訪問する時間を夕方に設定していた。建物内に差し込む西日がレトロなお弁当自販機を照らす。そうすると自販機がさらにエモーショナルな感じになると睨んでいたのだ。

1つ上の写真など、それをうまく表現できていると思うので、良かったら戻って確認してみて。

 

日本一ボロい自販機3

それではお弁当を購入しよう。メニューは焼き肉弁当・とり唐揚げ弁当・ひれかつ弁当の3種類だった。全部300円だ。安すぎではなかろうか??

まずは僕から購入した。1000円硬貨を1つ1つ丁寧に入れる。一気に入れると反応しないこともあるそうなので。そしてひれかつを選択。

 

日本一ボロい自販機4

ここが自販機下部の、お弁当が落ちてくるトレー。そこに一瞬で「ゴトン」とお弁当が落ちてきた。わーい!出てきたー!

なんかね、売切れランプが死んでいるので、ボタンを押して出てくるかどうかで判断するしかないらしいの。ひれかつ、無事に在庫ありだった。

 

日本一ボロい自販機5

緑の紙に包まれたお弁当はホカホカ。食べるのが楽しみだ。

それではみんなも購入してほしい。僕は同行の5人の仲間を鼓舞した。なんかみんなちょっと躊躇している。「この自販機のお弁当、本当に大丈夫なの?」とか言っている。

 

はんっ、ご冗談を。オーナーさんは毎日ここにお弁当を補充し、さらに1日何度も在庫チェックしにここに来ているらしいぞ。だからお弁当は衛生的かつ新鮮なのだ。

こいつとは感性合わねぇなって思った。まぁそれでも結婚したんですけども。僕と。

 

日本一ボロい自販機6

みんな購入。幸いにして全員思い思いのを買っても売り切れにはならなかったぞ。

お弁当はプラスチックのふたの上からしっかりとラップに包まれ、さらに緑色の紙の包装がしてあるので、衛生面はバッチリだ。店内とお箸についてはビミョーかもしれないけども。

 

メンバーの1人が「ネコのいる空間にむき出しで置かれている割り箸で大丈夫?」って言ってた。知らん。大丈夫じゃなかったら、明日の僕のお腹が痛くなるだけであろう。今のことだけを考えたい。

 

300円弁当1

焼き肉弁当・とり唐揚げ弁当・ひれかつ弁当を3つ並べた。全部茶色で等しくうまそうだ。野菜は全然ないけれども、そういう栄養バランスの話は家に帰ってからしてほしい。今は茶色オンリー。肉と米。それだけで人は笑顔になれる。

 

300円弁当2

ホカホカでうまい。できたての味だ。

このお弁当自販機は地元では人気みたいなのだ。そもそもこの自販機店の名前にもなっている「あらいや」は普通のお弁当屋さんで、この施設はそのお弁当を自由に購入するためだけの施設だから。

お肉も創業以来ずーっと国産にこだわっていると書いてあった。うまいに決まっている。

 

300円弁当3

みんなで狭い店内で食べた。ゲームブースのイスも使い、人数分ギリギリの席数。

ネコのヤツが反応しだして、1人1人にニャーニャー言いながらすり寄ってくる。お弁当を食いたいのだ、きっと。当然みんな拒否するんだけど、そうするとネコのヤツ無限ローテーション。ひたすらおねだりしてくる。でもあげないんだよ。心に決めてる。

 

そんな2012年の寒い寒い時期の思い出。

 

 

再訪のとき

お弁当自販機は変わらずボコボコで

 

それでは、既に最近ってほど最近でもないんだけども、日本6周目の冬にあらいやオートコーナーを再訪したときの記録でも書き綴っておこうと思う。

 

少し綺麗になったあらいや1

あ、なんだか敷地全体が綺麗になっている。まずは"あらいやオートコーナー"の看板がわかりやすく色彩も鮮やかな緑地の看板になっている。おかげで国道からも良く見えて、迷わずにススッと敷地に入ることができた。

 

少し綺麗になったあらいや2

懐かしい自販機小屋。デザインはあのときのままなのに、なぜだか少し綺麗に感じる。

実際に綺麗にしたのか、それとも眩しい冬の朝日で浄化されたように感じるのはわからんけども。

 

少し綺麗になったあらいや3

これが店内だ。前回の訪問時にはあまり引きでの写真が撮れなかった。これがお店の全容だと思っていただきたい。僕の後ろには壁と前述のゲームテーブルがある感じだ。

 

前回との違いとしては、床が綺麗に清掃されている点。それからイスやテーブルが新しいものになっている点。これだけで平成から令和になったことが実感できる。

 

少し綺麗になったあらいや4

さっき背面にしていたゲームテーブル側を振り返ってみよう。

ゲームテーブルを覆っていた木の板は撤去され、本来のゲーム機が見えるようになっている。自衛官募集のキャッチ―なポスターによって空間が明るくなったと思う。

 

ミニあらいや1

奥にテーブルの上には、精巧に造られたミニあらいやオートコーナーが置かれていた。なにこれ、すごい。誰かファンの人が造ったのだろうか…?

右側のオブジェもとてもかわいいぞ。文字通り、殺風景とも捉えられる店内に華を添えてくれているではないか。

 

ミニあらいや2

よく見ると店内にはテーブルやイスは言わずもがな、レトロお弁当自販機もある上、割り箸ホルダーや料金が掲示されている紙まで1つ1つ再現されている。震えた。なんという、あらいや愛。

 

そしてレトロ自販機

で、本題。レトロお弁当自販機。一部の掲示物が更新されただけで、本体は前回と全く同じレベルにボロボロ。さらに朽ちたわけでもなく、磨かれて綺麗になったわけでもない。ここだけ時間が止まっている。

そのことに不思議と安心感を覚えたぜ。じゃあ、ここで朝ご飯を食べようではないか。

 

 

朝から焼き肉もいいもんじゃないか

 

改めて、レトロお弁当自販機をご覧いただこう。

 

再び自販機弁当を1

あぁ、この令和時代に稼働しているとは思えない、この圧倒的ヴィンテージ感…!

いつ壊れても不思議ではなさそうなこの自販機が、今もホカホカのお弁当を生み出してくれるという事実に、僕は心からの「ありがとう」を送りたいぜ…!

 

再び自販機弁当を2

今回、ボタンは全て「やきにく弁当」・「やきにく弁当」・「やきにく弁当」…。これがスロットマシーンであれば、フィーバーして下からメダルがジャラジャラ出ちゃうぜ。

 

この自販機、お弁当屋さんの采配で日々メニューが変わるそうなのだ。

以前は前章にてご紹介した通りの焼き肉弁当・とり唐揚げ弁当・ひれかつ弁当の3種だったのだが、最近ではメンチカツ・ミックスフライ・ハンバーグ・カレーなどもあるらしい。

 

再び自販機弁当を3

選択肢が無いので、当然焼き肉弁当にした。オーナー、もしかして豚バラ肉を発注しすぎちゃったのか?まぁどうでもいいけども。どうせ選択肢があっても僕は焼き肉を選んでいたと思うよ。豚肉、うまいし。

 

再び自販機弁当を4

はい、購入した。ちなみに320円だった。前回から20円UP。

2026年現在はさらに値上がりして350円になったそうだけども、それでもバグッているくらいに安いよね。シンプルなお弁当ではあるけれども、作って補充してこのボコボコの自販機も管理して…っていろいろやってたら、どう考えても赤字ではなかろうか…?

 

再び自販機弁当を5

早速食べることにした。肉もうまそうだが、ご飯がツヤツヤなのがわかるか?

やっぱお弁当の主役はご飯だし、日本人の主食はご飯だよなぁって、しみじみ感じるような色つや。そしてもちろんとてもおいしい。もうご飯だけでいいや、ってくらいにおいしい。

 

再び自販機弁当を6

でも焼肉もおいしい。早朝ではあるが、モリモリ焼肉食べてパワフルな気持ちになれる。あ、結構つゆだくなのだね。これもうれしい。味が濃くて、さらにご飯を食べるスピードにターボがかかる。

 

こうして朝から心身ともに幸せな気持ちになれた。

レトロを極めたあらいやオートコーナー。次はまた違うお弁当を食べに訪問したいな。その日まで、どうか元気に稼働していてほしい。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: あらいやオートコーナー
  • 住所: 茨城県稲敷市境島529
  • 料金: やきにく弁当¥330
  • 駐車場: あり
  • 時間: 8:00~20:00

 

No.604【岐阜県】創業60年の「芝ヵ瀬食堂」が2026年8月末閉店!最後の大盛況に飛び込んだ!

中津川市の山あいに静かに佇むレトロな食堂、「芝ヵ瀬食堂」。

1964年に創業したそのお店が、2026年8月末で閉店するというショッキングな情報がSNSを駆け巡ったのは、2026年の初夏だったろうか…。いよいよその閉幕が近付いてきている。

 

実は僕、以前よりこの食堂はチェックしていたのだが、一度も訪問できぬままカウントダウンが開始されてしまっている。このままでは人生に悔いを残してしまう…!

 

 

行くのだ。8月が終わる前に行くのだ。

8月。つまりは夏休み。夏休みって、昔っから子供の背中を押して、その冒険心を実行に移させてくれるよね。僕もうもう既に子供ではないけども、昔は子供だったからその血は今も流れているよ。

さぁ、遥かなる岐阜県へ!!

 

 

ファーストロットを確保

 

芝ヵ瀬食堂は11:00~14:00までのランチ営業をしている。

直前にSNS等で掴んだ話なのだが、昼時間にノコノコ訪問しても地獄を見るというのだ。特に週末などの場合は。混雑しすぎて、エグいくらいの行列になるそうなのだ。

 

もともと名物のどてめしやもつ煮などがおいしくって人気であった食堂。トラックドライバーさんだとかツーリングライダーさんの目的地の1つだったみたいだね。

そこがさらに閉店すると情報発信したそうだから、みんな最後に訪問しようと向かうのだ。今食べなければ、二度と食べることはできないもんな。

 

中津川の北部

開店時間である11:00にはもう大行列。平日であっても30分前には数10人がお店の前に行列を作っているという。僕はサラリーマンなので、向かうのはどうしても週末だ。1時間前くらいには着いていた方がいいのかなぁ…。

 

そんなことを考えながら、朝の7時台にはお店までは車で40分くらいの距離である「下呂温泉」に着いていた。まぁでも観光が充実してしてしまい、現地である芝ヵ瀬食堂には1時間前の到着が難しい状態になったんだけどな。

まぁなるようになるか。この時間であれば食えないわけは無いだろうから。

 

食堂到着

着いた。時刻は10:20。開店まではあと40分だ。

おそらく敷地内に10台ちょっと停められるであろう駐車場は、既に8割がた埋まっている。危ない危ない。さらにはお店の前からサイドにかけて、多くの人が列を作っている。これももちろんカクゴはしていた。さて、頑張って40分並ぼうかね。

 

列に並ぶ

最後尾に並んだ。たぶん僕の前には20人ほどの人がいる。店内は一度に何人入れるのだろうか…?ファーストロットに入れるかどうかで、待ち時間が大きく変動するぞ。ドキドキする。

 

なんとか建物のひさしの陰に入ることができたので、猛暑はかろうじて緩和できる位置。そんなところで20分ほど待機した、10:38のことだ。列が動き出した。

 

フライング入店1

まだ開店時間である11:00前ではあるが、きっとこの猛暑や行列を鑑みて、お店側が早めに開店してくれたのであろう。ありがたい話だ。

店内では女将さんがテキパキと席を采配している。それに従って着席した。他の1名の人と、同じテーブルでの相席となった。

 

フライング入店2

店内には25人ほど入ったと思われる。どうやらグループ同士は相席にはしていない様子なので、ギチギチの着席状況ではないが、とりあえずお店のキャパはこんなもんだ。

 

僕の後ろは3・4名しか入れず、そこでファーストロット終了。セカンドロットの人はこのファーストロットの人が食べ終わって退店しないと入れないので、ファーストかセカンドかは、雲泥の差があるのだ。入れてよかった。

 

 

どてめし&もつ煮を食う

 

それではメニューを見てみようか。

 

メニュー

どてめしが絶品であると聞いているが、周囲を見るとエビフライ・唐揚げ・ラーメン・冷ややっこなどなど、様々なメニューが注文されている。それってつまりは、どれもおいしい、かつ常連さんが多くて名物のどてめし以外も注文される状況だってことだね。

素晴らしい食堂ではないか。

 

…とはいえ、一見さんの僕はやっぱりどてめしだな。あと、もつ煮もオーダーしてみるか。みそ汁もほしい。

 

店内の様子1

女将さんは最初に入ったグループから順番にオーダーを取り、それを厨房に伝達する。わりとスピーディーに料理が出来上がるので、それをお客さんに届けた後に次のグループのオーダーを取る…っていうシステムだ。

まぁ例外はあるんだけど、ファーストロットに入ったからと言ってすぐには注文は取られないということ。ゆっくりオーダーを考えよう。

 

女将さん、バッキバキに声がデカい。オーダーの複唱とか、店内全体に高らかに轟く。軍隊かなってレベルの声量。なにこのライヴ感。

 

店内の様子2

店内にはエアコンは無く、扇風機。そして窓やドアが開け放たれている。

扇風機の風にあたっていればガマンできるレベルであるが、厨房とかはすごい暑さかもしれない。女将もまだ11:00の開店前だというのに汗だくになっている。

 

そんな女将が注文を取りに来てくれたのは、11:00ピッタリであった。女将、だれがどんな順番でお店に入ってどこに座っているのか、全部把握しているのか…!

既に序盤に注文を取られた単独で来ている人は、さっさと食べ終わって退店しそうとしているタイミング。でも本来の開店時刻と同時に注文取られるのは、当初想定よりかなり早い状況だ。嬉しい。

 

歴史を感じる厨房

僕はどてめし(並)700円、もつ煮(並)450円、そしてみそ汁130円を申告した。350円の豚汁にも惹かれたが、そうすると全メニューに肉が入ることになり、さすがにワイルドすぎると感じたのだ。

女将さんは「どてめしには、もともとみそ汁がついていますよ」と教えてくれた。なので結果としてはどてめし&もつ煮のオーダーだ。

 

エビフライと唐揚げ、すげーな…

厨房から出てきたエピフライと唐揚げのスケールに度肝を抜かれた。

エビフライは巨大なものが5本、唐揚げはいくつかはよくわからないが、こぶし3つ分くらいはあるのではないかな?これ、1人で食べるのではなく家族の食卓の真ん中に置くレベルのボリュームだぞ。

すごいすごい。僕もまた行けるような機会があればこれらをオーダーしてみたいが、たぶんもう二度と来れないだろうなぁ…。

 

どてめしともつ煮

11:08、頼んだメニューが一気に出てきた。茶色一色のいいビジュアルではなかろうか。茶色は正義。みんな知っている。たぶん日本書紀にもそう書いてある。

 

まずはみそ汁。独特のコクがある。例えると糠漬けのような感じかもしれない。東海地方であり、赤みそを使っているだろうことも、その要因かな?パワフルでいい味だ。

 

どてめし1

どてめしは、ご飯の上によく煮込まれた牛すじ肉がたっぷり乗った丼だ。

そもそもどて煮自体が名古屋などの東海地方の名物だよね?八丁味噌や砂糖で甘辛く煮込んだ牛すじは、口の中でとろける味。こんにゃくもアクセントになっているぞ。

ヤバい。この写真を見ているだけでまた記憶がフラッシュバックし、お店への渇望が込み上げる。

 

どてめし2

あまりきれいな写真ではなくって大変に申し訳ないが、別に丼の中をかき混ぜたわけではないのでご留意いただきたい…。

とりあえずどてめし、うまいうまい。まるで自分の意思とは関係なく、どてめしの方から口の中に入ってくる感じだ。その度に幸せ物質ドーパミンが脳内で放出される。

 

もつ煮1

もつ煮。脂の浮いた汁がもう食欲を刺激してくる。むしろビール飲めたら最高なんだけども、1人でのドライブだから当然飲むことはできない。

食べてみると臭みが全くなくって、これまたトロトロ。しっかりとコクはあるのにどこか上品な味。これは絶品だ。相当なレベルだ。

 

もつ煮2

もちろん一味唐辛子を振りかけるとさらにうまくなる。

 

エビフライや唐揚げレベルのボリュームだったら完食できるだろうか…って思ったが、どてめしももつ煮も良心的な量。おいしさでブーストがかかったこともあり、僕はペロリと完食できた。しかしやっぱ、向かいの人が食べているエビフライも魅力的であった。

 

ごちそうさまでした

ごちそうさまでした。

女将さんに「閉店前に来れてよかった。とてもおいしかった。」とお礼を言い、退店。

時刻は11:25頃。それはちょうど序盤に入ったグループ客も同時に帰り始めるタイミングであり、僕の1つ後に並んでいたグループのメニューが提供されるくらいのタイミングであった。

そしてたぶん、まだセカンドロットの人たちはお店の外で待ち続けている状態であった。

 

 

お店の外は大行列&満車

 

さて、僕が退店した11:25くらいの様子を少しお見せしよう。

 

退店後の店外1

店外、すごいお客さんの数。たぶん30~40人はいる。繰り返すがまだ11:25。一般的な感覚では、まだランチには若干早い時間であろう。つまりはこれからもっと混雑するに違いない。

Webによると、週末の昼頃は2時間前後待つこともあったと聞いている。暑さ対策・水分対策が必須のサバイバルタイムが繰り広げられるというわけだ。

 

駐車場パニック1

わぁ、駐車場がエグいことになっている。そもそもあんまり区画が綺麗になっていないので、入った車が右往左往している。交通量の多い山あいの国道だから、コインパーキングのように他に駐車するところも無いしな…。

 

駐車場パニック2

そういうこともあってか、お店の脇の小道にはズラリと車が駐車されている。

 

さて、8月もこれで後半に入る。芝ヵ瀬食堂は今月末で閉店してしまうが、裏を返せばまだ半月ある。あなたもチャンスがあるのであれば訪れてほしいが、このように時刻や駐車については留意点があるので、充分に計画的にアプローチしてみてほしい。

 

退店後の店外2

最後に大混雑する芝ヵ瀬食堂の雄姿を目に焼き付け、そして僕は車に乗り込む。

扇風機の風、開いた窓から響くミンミンゼミの大合唱、汗をかきながら掻き込んだどてめし…。2026年の夏の思い出。永遠の思い出。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 芝ヵ瀬食堂
  • 住所: 岐阜県中津川市田瀬1038-11
  • 料金: どてめし(並)¥700他
  • 時間: 11:00~14:00(日曜定休)