10月最初の週は半袖を着ていたというのに、ここ2・3日で一気に寒くなって暖房をつけたい衝動に駆られている。いや、100歩ゆずって暖房は尚早だとしても、温泉に浸かりたい気持ちにはなっている。
天気予報を見るとまた数日後には最高気温27℃などの日が目白押しで半袖が再登場する可能性も濃厚だが、大事なのは今であり今日だ。今日は寒い。それが事実だ。
…というわけでだ、10月は人肌恋しい季節であり温泉恋しい季節なので、ちょいと温泉ネタを多めに執筆したいと思うのだ。
今回は「岳(だけ)温泉」なのである。古くは「ニコニコ共和国」が統治しており日本国からは独立していたのである。
何を言っているのかわからないと思うが、まぁ読んでくれ。ニコニコ共和国の正体は後半で明かす。
温泉宿「花かんざし」で過ごす
ロビーと廊下
このときはね、身内との旅行で岳温泉を訪れた。
「お宿 花かんざし」、そこが予約していた宿の名前だ。温泉街のメインストリートに面した宿。小雨の降る昼下がりに到着した。
暖簾が風流だねぇ。
駐車場がどこなのかわからず宿の前にデーンと駐車しどうしようかと思っていたら、着物を着た仲居さんが出てきて「そこでいいですよ」と言ってくれた。なので上の写真にある通り、やたらとインパクトのある停め方をさせてもらった。
正規の駐車場がどこなのかは未だにわからない。
さて、撮影した時間は前後したりするが、宿の主要部分をお見せしよう。
まずは入った正面の抜け感がなかなかステキ。荘厳だよね。右手には年季の入った帳場があり、翌朝ここで僕は女将さんにお会計をしたのだよ。
ロビー部分はちょっとしたお土産物屋や骨董品的なものの展示スペースになっている。さらには喫茶スペースのようなものもある。
時間的に営業はしていなかったようだが、テーブルの上にメニューが立てかけられていたことから、日中は観光客相手の喫茶店としても営業しているのだろうね。コーヒー・紅茶・あんみつなどの喫茶メニューが書かれている。あぁ、コーヒー飲みたい。
ロビーや喫茶スペース周辺には様々なレトログッズが展示されている。ひときわ目を引いたのは人力車だ。人力車って屋内で見ると迫力すんごいな。天井スレッスレだぞ。
他にも番傘だとか、古いタイプライターやスピーカーなどなど…。こういうアンティークは大好きなのだ。見ているだけでワクワクしてくる。まるで郷土資料館のようではないか。
さて、先ほどの帳場の奥へと入っていくと、畳敷きの広い通路が続く。通路の脇は全面ガラス張りで、ガラスの向こうは中庭。まだわずかに残っている紅葉がライトアップされていた。
11月も後半に入りつつある福島県なので、紅葉ももう終盤なのだ。見られて嬉しい。
この宿は昭和初期の建造物だそうだ。木造ベースでちょっと古く感じる部分もあるが、掃除は行き届いていてどこもピカピカ。畳もツルツルで綺麗。
古い造りだから廊下の鴨居とかもやや低めなんだよね。最初に仲居さんが先導して部屋を案内してくれたときは、「頭に気を付けて下さいね」って声掛けをしてくれていた。
だけどもメンバー全員チビなのだ。かすりもしねぇ。
しかしせっかくの仲居さんのご厚意を無駄にしないために、僕はワザと精一杯の背伸びで歩いて、「おっと、確かに危ないですな」とか言って鴨居をかわすそぶりを見せたよ。マインドがイケメンだろ、僕。
お部屋
次は僕が宿泊したお部屋のご紹介だ。
うむ、綺麗だし広いし、座椅子のクッションがパッツンパッツンなほどにボリューミーだ。お尻で容赦なくつぶさねばならないスタンス。
で、奥の方に広縁が見えるよね。旅館によくある、テーブルと椅子が設置されている細長いスペース。ちょっとそっちに行ってみるね。
広縁。…だが、これで終わりじゃなかったのだ。さらに奥の方を見てほしい。ここから通路が続いているのだ。
そんなことってあるのか…!?ドキドキしながらさらに先の世界へと歩みを進める。
まさかのもう1部屋!広縁を経由しないと行けない2つ目の部屋が現れた!この絶妙な距離感、2家族での旅行とかに最適じゃないか!旅館側のいい気遣い!
この部屋、もしかしたら以前は独立した部屋だったのかもしれないね。写真の奥の方にその頃の名残っぽいものも見えているし。
しかもそれぞれの部屋ごとにに洗面台まであった。便利極まりない仕様。
仲居さんが抹茶と玉羊羹を運んできてくれた。おっ、備え付けの緑茶とかを、自分でポットからジャボジャボお湯を注いで作るタイプじゃないのか。わざわざ抹茶を用意してくれるのか。
抹茶なんて飲む機会あまりないけど、改めて飲むとうまいなこれ。
昔は苦くて何がうまいのかわからなかったけど、僕の味覚もオトナになったということだと認識した。渋いオトナになれたのだ。バンザイ。
左に見えているブドウみたいなのが気になるでしょ?これ、玉羊羹っていうらしい。初めて見たよ。
小さなゴム風船に入っている丸い羊羹。爪楊枝でプツッと穴を開けるとツルリとゴムが剥けるんだ。おもしれぇ。うめぇ。
お風呂セットは1つ1つ木のカゴにセットされている。かわいすぎる。そんで足袋までついている。じゃ、お次は温泉だな。
温泉
温泉は2箇所。露天風呂付きの浴場と、内湯のみの浴場があつ。これらが時間帯で男湯・女湯入れ替わりになるのだそうだ。
僕は夕食前にひとっ風呂浴びに行ったのだが、その時間帯の男性は露天風呂付きの浴場だった。
あ、完全に無人だったので宿の人に断って最初に数枚内部の写真を撮らせていただいた。
お湯はちょっと白濁した感じ。100%源泉かけ流しなんだって。僕は温泉の成分はあまりわからないタイプの人間なのだが、とりあえず白濁しているとありがたいって感じるよ。
露天風呂には地酒が設置されていた。樽酒から備え付けの枡に取り、温泉に浸かりながら飲む。粗塩も一緒に置いてあるのでアクセントになる。
なにこれ最高ですか?温泉に浸かりながら地酒なんて、最高に風情があるじゃないか。この夕食前の時間帯、露天風呂側が男性でラッキーだなぁ。
お風呂の縁で幸せ気分でクターっとなりながら、それなりの量を飲んだ。
一緒に温泉に来た僕の弟はやや酒が弱くてさ、このあとの夕食を懸念して一滴も飲まなかった。なんという自制心。僧侶かな?
ここは湯上り処。廊下の脇にはこういう隠れ家のような小さな休憩所も複数あったのだ。
湯上り処は浴室の目の前にあり、文字通りお風呂上りに一息つける場所。安達太良山の湧水だとか、ハーブティーなどがポットに入っていて、自由に飲むことができる。
お風呂上りにここで冷たいお茶を飲むのが格別だった。
あと、読書部屋もあったよ。アンティークのランプと年代物の肘掛け椅子がいい感じ。
お風呂上りに充分にリラックスできた。身も心も温まったぜ。
お食事
やっぱご飯、ワクワクするよね!温泉もいいけども、最高に宿の個性が出るのはご飯なんじゃないかと思う。お酒も飲めるし楽しみだ!
自炊宿・湯治宿みたいに適当なものを持ち込んで1人しんみり食べて飲むのもいいけど、こういう王道の懐石料理もたまらんよなぁ!!
ところで夕食は部屋食ではなく、1グループごとの個室に案内されるんだ。綺麗で落ち着く和室。そしてお品書きは、"花かんざし"の名前の通り、季節の花が添えてあった。粋だ!
達筆だ!漢字が多くてなかなか内容が頭に入ってこないが、お品書きだけでもううまいとわかった気分だ。
でもまずはビールだろ?仲居さんにビールの銘柄を聞かれたのでアサヒをセレクトしたよ。
あ、実はね、日中にアサヒビールの工場を見学したの。無料で試飲もできるの。だけどもドライバーの僕はもちろん飲めなかったの。1人だけ飲めなかったの。その借りをここで返さなくって、いつ返すの?
風呂上がりのビール、うめぇぇーー!!
でも同行の母がね、「やっぱり昼間の出来立てのビールの方が遥かにおいしい」と評価するの。僕の知らない世界の味について語るの。どういうこと?
料理はとても彩り鮮やかなのだ。どれもうまい。あん肝が酒によく合うのだ。
…って言ったら合計3人分のあん肝が僕の前の前に集まって、たじたじとなる。ふざけんな、そんなに食ったら胃がもたれるわ。痛風になるわ。あん肝苦手なメンバー多すぎ事件。
旬の魚三種盛り。ここは福島県の中でも絶賛内陸部だけど、それでもお刺身はうまいのだ。ちょっと日本酒飲まないと失礼にあたるくらいのうまさじゃない??
"人気一"っていう、ここ福島県二本松市で手作りで少しずつ作っている吟醸酒なのだそうだ。飲みやすいな、あっというまに一本なくなった。
これは豚きのこ豆乳鍋なんだって。アクロバティックなメニューだなぁと思ったけど、クセが少なくて食べやすい。とてもうまい。料理はわりと和洋のバラエティーに富んでいるのだ。
牡蠣オリーブ焼きと長芋コロッケだ。いきなり絵面がオシャレな洋食レストランみたいになった。タルタルソースも添えられてある。こんなもん、うまいに決まっているだろ!白ワインも欲しくなってきた!
これがメインね。和牛の石焼ステーキ。ガッツリとボリューミー。しかし上質な赤身で食べやすい。そして僕の胃袋はまだまだ元気だ。
締めの一品、蟹飯とざくざく汁。
仲居さん曰く、ざくざく汁っていうのもここ福島の二本松市の郷土料理で、いろんな野菜を小さなキューブ状にザクザク切り刻んだものを入れた汁なんだって。
これは結構みんなに好評だった。僕もこのくらい小さくすれば、少々苦手なゴボウだって食べれるんだぜ。
ただ、最後のデザートは食べれなかったけどな。ラフランスのコンポート。ラフランスな僕、苦手なのだ。ごめん、他のメンバーに食べてもらった。
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ついでに翌朝のご飯も少しだけ紹介しておこう。
オーソドックスだけれでもビジュアルがオシャレな朝ご飯。焼き魚はカマスだ。
胃に優しいものが勢ぞろいしている。実はね、懐石料理を食べた後に部屋でまた2次会をしまして。近所に買い物に行って酒を追加で買ってギャンギャン飲んで。
だからこういうメニューでありがたい。
桜茶もあるぞ。この時期なのに桜??
でも確かに桜の花びらが浮いているし、風味もいいのだ。この理由は最後の方でネタを明かそう。
独立国家ニコニコ共和国って何!?
ここまでしっぽりとした温泉紀行だったのに大変申し訳ないが、タイトルの回収をしなければならないので書く。
ここ岳温泉は、かつてニコニコ共和国の国土だったのだ…!
時をさかのぼること14時過ぎ、岳温泉に到着した。
温泉街の一番下部に大きな池があり、そこから山に向かって坂道。その坂道の両側に旅館やお店が立ち並んでいるのがメインストリートのようだ。
ただ、不安になるくらいに誰もいないし、車もほぼ通行ゼロだったけどな…。
上の写真は別の機会に1人訪問したときに撮影したものだが、まぁこのときも閑散としていたぜ…。
16:30くらいから散策を始めた。11月の小雨の日のためか、すでに外は薄暗くなり始めていた。
「温泉街の散策」っていうと、なんか食べ歩きだとか浴衣の観光客がぞろぞろ歩いていたりだとかで華やかなイメージがあるが、ちょっと今回はそんな感じではなく、「せっかく来たから少しだけ外の様子を見ておこうか…」みたいな温度を感じた。
誰も口には出さなかったが、そんなオーラを幹事の僕は感じていた。
旅館の仲居さんは僕らに傘を貸してくれた。とても感謝だ。旅館はすごく良いのだが、一歩外に出ると少し寂しい気持ちだ。
温泉街は静かで観光客は1人も歩いていない。たまーに地元の人っぽい車が通過する程度。お土産屋さんとかもそろそろ閉店なのか薄暗かったりして入りづらい雰囲気。
だけども、僕はこの温泉街に1つ強く興味を惹かれる要因があったのだ。
小さな独立国、ニコニコ共和国。ここは国会議事堂の名残。
1982年に設立され、だけども2006年に日本国に統合されて歴史を閉じた国。もう統合からそれなりの年月が経つけど、その名残はかろうじて残っているという。それを探したいのだ。
その一番わかりやすいのが、上の写真の国会議事堂である観光協会。
僕もこれはあまり詳しくないんだけど、1980年代初頭に"井上ひさし"の"吉里吉里人"っていう本が出た。日本のとある村が日本から独立して吉里吉里国を名乗るっていうね。
それになぞらえて、1980年代前半に日本の各地で小さな独立国が出来たのだ。例えば和歌山の「イノブータン王国」も、「道の駅 イノブータンランドすさみ」となった。(さらに現在は名称が変わってしまったが…)
そういう時代は終わりをつげ、現存している独立国はほとんどなかったり、事実上活動を休止していたり、残っているのは名前だけだったりするのだ。
そのように日本に数多く作られた独立国の中でも一番本格的だったと言われているのが、このニコニコ共和国。
大統領もいるし、標準時間は日本のものと1時間ずれていた。国家もあるし、国境警備もしていたし、専用通貨もあった。
その残滓を、ちょいと探してみたくはないだろうか…??
例えば岳温泉のバスターミナル。こうしてみると何の変哲もない、レトロなバスターミナルだ。でも向かって右手のドアの上に目を凝らすと…。
まだニコニコ共和国の文字があるのだ。ニコニコ共和国国際バスターミナルだったのだ。震えるだろ、この設定。
「国立豆富蛋白研究所」と書いてあるが、は普通に真面目な豆腐屋さんだ。昔から続いていそうな硬派なお豆腐屋さんだ。
古い店舗の壁とかドアに、当時のニコニコ共和国を示すステッカーが貼ってあったり、シンボルキャラクターであるリスが描かれていたり。
写真の左下も拡大してみてみてね。ニコニコ共和国の国民証なのだよ。こんなものもあったのだよ。
これは翌日に入ったレストランに貼ってあったものだ。しかしすごく目立たない場所であり、半分隠れていたし、「貼ってある」じゃなく「剥がしていない」だけなんだろうな、きっと…。
途中のお土産屋さんでは、ショーウィンドウの外から見ると"ニコニコ焼き"っていうメニューが書いてある。これも当時からのものなのだろう。ほっこりした。
スギの植樹を示した石碑にも、ニコニコ共和国の名前が残っている。"ふくしま緑の百景"にニコニコ共和国の名前が残っている。すごい。
では、次はちょっとさっきの観光案内所…、っていうか国会議事堂にお邪魔してみましょう。
これは西暦何年かは明記しないけども、僕の日本5周目のときには上のようなプレートが内部に下がっていた。
とても年季の入ったプレートだけど、ニコニコ共和国の国立銀行本店がここにあり、日本円をコスモに両替できるのだそうだ。
あまりにローカルなオフィスてちょっと気が引けるけど、「コスモに換金してください」と頼んでみた。
100円=100コスモ。僕が300円を払うと、受付の人は奥の方から缶を持ってきて、その中に入っている100コスモ紙幣3枚と交換してくれた。これがかつてのニコニコ共和国の通貨だ。まだ現存していたのだ。しかもピン札。
他のメンバーが僕を見て「何やってるんだ、コイツ」って感じでポカーンと見つめる中、僕は1人猛烈に感動していた。
今でもこの温泉街の一部店舗では、この紙幣で買い物できると聞く。
ただ、この夕暮れで店舗は店じまいしそうな雰囲気だし、そして「コスモで買い物させてくれ!」と言うには多少強めの心臓が必要だし、僕の目的はこの紙幣を記念に持ち帰ることなんだ。だからこれはそっと封筒にしまうよ。
このあと坂の上の温泉神社まで行ってみたけど、16:30だというのにもうヤバいくらいに真っ暗で、この雨の中では足元も心配で。
幸い夜には雨は止んだし翌日は大体晴れだったんだけど、あまり温泉街を観光できなかったのは、少しだけ心残りだったかな…。
またニコニコできますように
岳温泉、それなりの数の旅館はあるけど一部はもう営業をしていないみたいな感じだったりして、なんだか寂しい気分だった。
花かんざしと、その他いくつかの旅館だけが光が灯るように明るく賑わっていた。
もともとあまり大きくない温泉街だけど、それに加えて東日本大震災の直接被害と風評被害で、かなり苦しい状態になってしまったと聞いている。
花かんざしは本当に素晴らしかったが、温泉街全体でもっと盛り上がっていかないと、じょじょに全てが衰退してしまいそうだ。
レストラン「ティーポット」は外観もかわいいし、中もオシャレだった。昼どきだったが数組しかいなくって、すんなりと座ることができた。
ビーフシチューをオーダーしたらすごかった。
パイ包みになっていて、大きな器がこんもりとパイに覆われている。パイを崩せば中には具がゴロゴロのビーフシチュー。肉がすっごく柔らかく煮込んである。パイもふんわりしていてうまい。シチューをつけて食べるとさらにうまい。
でも、パイは器をすっぽり隠すほどに巨大で、しかも厚さも充分。つまりボリュームがハンパない。残念ながら少し残してしまうほどだったが、味はバツグンだ。
大衆食堂「成駒」はなぜかとんでもなく混んでいた。そうなの?みんなこういうのが好きなの?僕は大好きだけどさ、オシャレではないし、福島ならではのメニューも少ないよ?
このガチな昭和なテイストがたまらんのだ。
ここに入ったのは1人旅の途中。かつ丼を頼んだ。昭和食堂ではかつ丼。それを楽しみに生きている。
バチクソに肉厚なカツじゃねーか!!
僕のカメラもビビって白飛びしやがったぜ!そんで安くてうまい!そりゃみんな大好きだわ、チクショウめーー!!
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チェックアウト後は、温泉街の一番下にある「鏡が池」を観光したんだよ。
ここは周囲500mほどの中規模の池。池のほとりには「鏡が池碧山亭」っていう、岳温泉の立派な旅館が建っている。
池のほとりの草むらには、もう10年以上は放置されているんじゃないかってレベルの足こぎボートがいくつか転がっている。昔はここには「バードランド」っていうテーマパークがあったそうなのだが、撤去されて久しいらしい。もうその名残すらほとんど全て残っていないしね。
紅葉を眺めながら池の周囲を歩いていると、ふと目に留まったものがある。冬桜だ。あぁ、そうか。桜茶はここの桜だったんだな…。
ちょいと丘を登って展望台まで行ってみた。日が射してきて紅葉が美しかった。
ほとんどこの写真1枚に収まるほどのメインストリート。
かつてのニコニコ共和国は見つけられたが、現在の温泉街ももう少しニコニコを取り戻せればいいなと思った。
そんな気軽に行ける距離ではないが、また再訪したい。最後に宿の前で手を振って見送ってくれた、女将さんとご主人にまた会いたい。
だから、みんなで盛り上げていこうぜ、岳温泉!
以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。
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