東日本大震災
// 陸前高田に、かつて「高田の松原」という景勝地があった。 残念ながら僕はそれを見ていながらも写真に収めたことがないまま、2011年3月11日の東日本大震災の津波で1本を残して壊滅した。 それが「奇跡の一本松」と呼ばれている松の木である。 まぁこの一…
// 石巻市の沿岸部は、2011年の東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた。 どこにでもあるような住宅地が、一瞬で人が住めないような荒野となってしまった。 しかし人々は立ち上がった。 とある水道配管工の方が、焼け野原となった自宅兼店舗跡地に「がん…
// 2011年の東日本大震災から間もなく13年となる。 ずいぶんと年月が経ってしまったようだが、それでも忘れてはいけない記憶だよね。 我々個人が記憶しておくのはもちろんのこと、後の世において万一同様の災害が生じたときにも被害を最小に留めておけるよう…
// 「岬に灯台が建っている絵を描きなさい」と、もしあなたが言われたら、どんな絵を描くであろうか? それは、もう決まっているのだ。 「人類みんな祖先一緒なんじゃねーの?」ってくらいに、きっとみんな同じ絵を描くのだ。 まぁうまい下手の程度の差こそ…
// 東日本大震災から12年の月日が経った…。 12年前のあの日、宮城県石巻市は甚大な被害を受けたよね。 何人かの知り合いは石巻市に震災復興ボランティアに出かけた。 僕は石巻ではなく福島県の南相馬市にボランティアに行ったのだが、石巻にも思い出があり、…
// 2023年3月。 あの東日本大震災から12年の月日が流れようとしている。 もうあの震災は一昔前なのだ。 だけども今でも僕はあのときのことを思い出すたびに心がゾワゾワとする。 東北とは縁も所縁もない地に住んでいたのに、いまだに涙が出る。 僕が、日本が…
// 「ダンボルギーニ」。 何それ?…って思われる方も多いかもしれないが、ダンボールで作られたランボルギーニである。 女川町の「シーパルピア女川」に展示されている。 昨年である2021年にここは「道の駅 おながわ」になったので、今後はそっちの名称の方…
// 『さよなら さくら並木 97年間 ありがとう』 そんな胸をキュッと締め付けられるような気持ちになる立て看板。 その後ろに広がる桜並木。 スポット名は「早乙女桜並木」だ。 ここの桜を見ることができるのは、2022年の春が最後だ。 このあと伐採されてしま…
// 福島県北部の浜通りに、「松川浦」という景勝地がある。 日本2周目の穏やかな夏の日、フラリと訪れた。 静かで浅い内海に点々と岩が浮かぶ様子に、日本の原風景を見ているような気持になり、若かりし日の僕は心からここが好きになった。 ここで僕は初めて…
// …また3.11がやってくる…。 11年目の、あの3.11が…。 2011年、東日本大震災直後のことだった。 旅友の「ニコル君」が、「自分自身で被災地に物資を届けに行く!マイカーで宮城県の南三陸町に行く!」と言い出した。 ビビリの僕は、辞めておけと言った。 ま…
// 2021年現在で日本一高い建造物は、「東京スカイツリー」である。 では、時を100年遡ろう。 1921年で日本一高い建造物は何だろう? 南相馬市にある「原町無線塔」だ。高さ201mだ。 1921年、ちょうど今から100年前に完成した。 なので節目となる2021年のう…
// 宮城県仙台市には、「日和山(ひよりやま)」という標高わずか3mの山がある。 国土地理院にも認定されている、日本一低い山である。 …と、サラッと書いた。 感情を抑えて、あえてサラッと書いた。 しかしその裏で、この山は数奇な運命を辿ってきたのだ。 …
// 10年前、2011年3月の東日本大震災。 あのとき、僕が震災復興ボランティアをした南相馬市。 10年経った今、あの町はどうなっているのだろうか…? 2021年3月、僕は再びあの町を目指してアクセルを踏む…。 なんとなく見覚えのある風景。 だけれでも、もう変…
// 東日本大震災から5ヶ月が経ったある日のこと。 2回ボランティアに訪問した南相馬市から僕らのもとに、1通の手紙が届いた。 僕らはその便りをもとに、南相馬市を再訪することとなる。 今回はそのときの思い出をつづりたい。 この写真は、震災から10年とな…
// 本州本土の最東端。 それは「魹ヶ崎(とどがさき)」という岬だ。 ※ 「魹」という字は環境依存文字のようなので、以後の表記は「トドヶ崎」とさせていただく。 トドヶ崎。 僕はこの岬の名前を聞いただけで、懐かしさ・ワクワク・ドキドキ・誇らしさ・焦り…
// 「原町火力発電所」。 2011年3月11日の東日本大震災にて高さ18mの津波が直撃し、揚炭機が破壊炎上し、8万tの石炭船も沈没した、南相馬市の火力発電所。 発電所脇のひび割れた防波堤の上で、僕らは弁当を食べた。 深い霧で煙突も巨大な発電施設もほとんど…
// 空は灰色だし、大地は茶色だった。 世界は色を失ったかのように、静かだった。 体を休めると途端に汗が冷え、スタジャンの中に寒気が走る。 常に動き続けていたかった。 肉体的にも、精神的にも。 ふと小さな何かが視界を掠め、僕は泥にまみれた軍手を伸…