史跡・遺跡
// 日本にもピラミッドがある。 正確に言うと「ピラミッドみたいだね」って言われている建造物がある。 それが「頭塔(ずとう)」。 今までは周囲全てを建物に囲まれていて、なかなか見るのにコツが必要だったスポットだ。 ただし2023年1月現在は、一部の建…
// 大仏界にもイケメン至上主義の波が来ている…! どうするよ諸君!! これは由々しき問題ぞ! 「ただしイケメンに限る!」が仏法の世界にも適用されてしまったら、僕らの居場所は此岸にも彼岸にも無いのではなかろうか!! …いや、失礼。少々取り乱してしま…
// 仮にいきなり知らない外国人に話しかけられ、「日本には何がある?」と聞かれたのであれば、僕だったら「日本には法隆寺がある」と答えるね。 「なぜ日本には法隆寺があるのか?」と聞かれたら、そりゃもちろん「聖徳太子がいたからさ」と答えるね。 その…
// 僕はかつて、全国の有名な廃墟や廃村を巡っていた。 語り出すと闇が深くなりすぎるのでここでは避けるが、そりゃもうアドベンチャーの連続であった。 そんな僕が存在は何となく知りつつも、ずーっと未訪問であった廃墟的なスポットがある。 それが「豊後…
// 僕が人間界に降臨してからというもの、「雲海が嫌いだ」という人間に出会ったことが無い。 秋は雲海のシーズンである。 "天空の城"とか"日本のマチュピチュ"とか呼ばれる「竹田城」の雲海ハイシーズンは、11月下旬から12月上旬だという。 じゃあ雲海を見…
// 紫電改(しでんかい)という名前の戦闘機が、昔存在したようだ。 太平洋戦争の末期に開発されたものの、400機程度しか生産されなかった、幻の戦闘機と言われている。 そして、2022年現在それが現存するのはわずか4機であり、うち3機は海外にある。 わずか…
// あまり神社仏閣には食指の動かない僕であるが、「生島足島(いくしまたるしま)神社」は別だ! ずーっと昔、日本3周目の前半でも訪れているが、日本6周目の終盤で久々に再訪することとした。 「何がそこまで僕を突き動かすのか」だと? 待ってました、い…
// 「東京タワー」の足元にある「増上寺」。 東京タワーを見上げるビュースポットの1つとして有名だ。 先月、つまり2022年の6月も僕はここを散歩していた。 そのときには思いもよらなかったさ。 安倍元総理が銃撃され、そしてこの増上寺で葬儀を上げることに…
// 「呼鳥門(こちょうもん)」。 人工的なものではなく、自然にできた巨大なトンネルである。 驚くべきは、そのトンネルの中を国道が通過していたという事実。 ほんの20年前まで。 21世紀が始まっていたというその時代まで、そんなトンネルが実用されていたの…
// 僕は、仏教のことも宗教のことも疎い。神社仏閣についても詳しくない。 だけども、寺に咲く桜の美しさは理解できる。 社殿と桜のコラボレーションに思わず目を奪われる、それは日本人でもそうでなくても共通の反応なのではなかろうか。 日本5周目において…
// 「石見(いわみ)銀山」。 世界遺産というワールドワイドな評価をされているスポットなので、あなたも名前くらいは聞いたことがあるだろう。 では、「石見銀山最高だったよ!」という声は聞いたことがあるだろうか? …国内にある他の世界遺産と比べると、…
// 2021年現在で日本一高い建造物は、「東京スカイツリー」である。 では、時を100年遡ろう。 1921年で日本一高い建造物は何だろう? 南相馬市にある「原町無線塔」だ。高さ201mだ。 1921年、ちょうど今から100年前に完成した。 なので節目となる2021年のう…
// 三浦半島から東京湾に突き出た岬、「観音崎」。 風光明媚な岬だ。 景色はもちろんのこと、「東京湾要塞」時代の遺跡を巡っても楽しい。 三崎にマグロを食べに行くついでに寄ってもいいし、「横浜みなとみらい」の観光から一歩足を延ばして訪問する人も多…
// 「吉野ヶ里(よしのがり)遺跡」をご存じか。 日本を代表する、弥生時代の大規模環濠集落である。 「もしかしたらここが邪馬台国だったのではないだろうか?」という声も聞こえたりする。 ペース配分を無視したスタートダッシュに定評があった僕は、マラ…
// 「トンカラリン」。 この不思議で幼さすら感じる響きの裏には、壮絶な冒険が待ち受けている。 ほふく前進でないと侵入できない、謎の洞窟トンカラリン。 変形頭蓋骨が出土したという、不気味な洞窟トンカラリン。 このミステリーは2021年現在、解き明かさ…
// 神奈川県横浜市。 うむ、潮風に乗ってハイソサイエティな香りが漂ってきそうな響きじゃないか。 ただ、今日はそういう話をしたいんじゃないんだ。 仏像の話をしたいんだ。 しかも、ゴリゴリの山肌に刻み込まれた摩崖仏(まがいぶつ)の話だ。 あ、ちょっ…
// あなたが「小さい秋」を見つけていた頃、僕は「小さい地獄」を見つけていた。 きっと、そこに優劣なんてものはない。 視線の先が秋だったか地獄だったか、たったそれだけの違いなのである。 …って言わせてほしい。 なんだか目の前は阿鼻叫喚の由々しき事…
// 今夜はクリスマスイブだ 。 クリスマスは楽しいよな。チキンを食べたりサンタが来たり。運が良ければプレゼントをもらえるかもしれないよな。 いつかの横浜のクリスマス しかしクリスマスは一瞬で過ぎ去り、瞬く間に正月の準備が始まる。 あなたは初詣に…
// 今からちょうど1年前、2019年10月31日未明。 沖縄のシンボルと言っても過言ではない、「首里城」が全焼した。 www.fnn.jp 日本中がショックを受けたであろう。 特に沖縄県民の方々は、大変な喪失感を味わってしまったことだろう。 僕も朝起きてこの事実を…
// 洞窟は、神秘的だ。 仏像もまた、神秘的だ。 しからばこの2つのハイブリッドは、めくるめくミステリアス・ワールドだ。 かつては荒れ果て、誰からも忘れられていた、岩山の洞窟。 地元の人が整備をし、葬り去られていた歴史の深淵から近年少しだけ浮上し…
// 5年間で、4回訪問した洞窟がある。 その魅力は2つある。 1つは後述するが、考古学史に残る大発見があったからだ。 もう1つの魅力は…、うん、コンビニエンスなことなんだよな。 知ってます? 近頃は洞窟にもコンビニエンスが求められているそうですぜ。 思…
// 「懸造り(かけづくり)のお堂が好きだ」 と言って、どのくらいの方にご理解いただけるかは不明だが。 「懸造りってなに?」という方は、京都の「清水の舞台」を想像してほしい。 あれがきっと、日本一有名な懸造りだ。 それでもピンと来ないあなた。 も…
// いやー、どうしたもんだろう、これは…。 薩摩半島のほぼ突端に近い場所の、 とあるジャングルの中。 僕はそこを彷徨っていた。 360度、緑ばかりのその世界観に酔う。 あなたは、「なぜYAMAのヤツはそんなジャングルの中にいるのだろう?」と考えているに…
// 日本人として、いやむしろ世界の平和を祈る人類として、避けて通れない悲しい記憶がある。 旅をしていれば必ず、いつかはそれらに触れることとなる。 僕はヘラヘラと楽観的に生きている人間なので、できれば暗い過去に顔を背けていたいけど。 このブログ…
// 国道で緩い峠を越えようとしたときに、それを視界の隅に捉えた。 棺桶。 一瞬のことに我が目を疑ったが、確かに国道脇にそれは置いてあった。 どうしてこんな場違いなところに? 世の中のTPOに真っ正面から宣戦布告をしているかのような事態だが、いった…