週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

【リアルタイムレポート】日本6周目の残存海岸線、北海道をちょっと走るわ!②(低気圧は2度来る)

こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。

 

北海道のリアルタイムレポート、ご覧いただいておりますでしょうか?

「なんだそれ」って方は、まずは以下のリンクから前半戦をご覧下さい。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

…ってことで、無事に日本本土最東端の「納沙布岬」を踏んだようですね。

よかったよかった。

 

では、ここから後半戦です。

 

 

今のうちに告白しておきます。

ここまでは海岸線沿いにキッチリ走ることがテーマでした。

小樽港から半時計回りに海岸線をなめ尽くしてます。

 

しかし後半はその方針も信念も崩壊!

基本的に解き放たれます!

野に解き放たれたワンコは一体どこに行くのでしょう?

 

 

北海道とひとくちに言っても、途方もなく広い。魅力もたくさんある。

どこを巡ろうか考えるだけで、心はワクワク弾んでしまう。

 

 

旅人たちと現地で情報交換して得たら知識は、かけがえのない宝物。

逆に僕の情報も、どこかで誰かの役に立っていると嬉しい。

 

 

しかし、天気予報を見ると旅の終盤に再び低気圧が来るという。

先週の道内は快晴続きだったというが、今週はかなりの試練の週なのだ。

 

 

しかし僕はそれを「ハズレ」だとは思わない。

そりゃ天気がいいし越したことはないが、理想のままで失敗がない旅なんて、そんなの旅じゃない。

 

適度な波乱があるから面白いのだ。

何年かして人に話すとき、そういう旅は改めて「波乱万丈サイコーだったな」思っている。

 

 

まぁでも無事にね。笑顔でね。

きっと明日も僕はどこかを走っている。

 

では、後半戦Go!!

 

 

■■■この下にtweetが入っていきます■■■

 

6日目(根室~美瑛)

 

 

タイエーでは、焼き鳥の焼き台があって、その場でお肉を焼いてくれる。

そしてイートインスペースですぐに食べた。

あ、ちなみに「焼き鳥」だけども豚肉だ。

さらに豚モツ3本セットをテイクアウトし、宿での晩酌のお供にした。

 

なお、店内に朝はドリップコーヒーが70円との表示があり、また明日の朝に立ち寄ろうと決めた。最高。

 

 

サンマ丼、食いたかったぞー!!

しかし宿泊者がこれを食べられるのは朝8時以降だという。

 

僕は今日の走行ルートは定まっていないものの、明後日に「サロベツ原野」に到達していたい。

ってことは今日中に旭川エリアにはいたい。

なので、5:03の朝日を見たと同時に出発したのだ。

 

走れー!!

快晴!!

楽しーー!!

 

※タイエーで購入したコーヒーとパンを片手に。

 

 

ずっと走っている、それが幸せ

とにかく走り続けるが、それが苦ではない。

それが北海道ツーリング・北海道ドライブの楽しさなのだ。

 

ところで、ここ数年で「開陽台北19号」の人気が低下したよね?

以前は必ず誰かが写真撮影していたのに。

WebやSNSでの検索ヒット率も減っている。

 

開陽台北19号、何度走っただろう?

代わりに近年人気急上昇なのが、知床の「天に続く道」だな。

僕はどちらも好きだ。

 

 

日本5周目の旅路で美瑛の旅人宿「給食室」のオーナーさんとニセコ出会っており、本当はそこに泊まりたかった。

しかし満室だった。

 

続けて美瑛の旅人宿2軒にTELしたが、どちらも出ない。

あれー…、どうしよう…。

 

 

360度、パラダイス

津別峠を下り、訓子府とか北見のエリアに入る。

「ここいらでレトロな食堂に入りたいな。あるいは北海道で一度はちゃんとした海鮮を食べたいな。」って思って検索するのだが、4連続くらいで候補の店が閉まっていたりとなんやかんやだ。

 

もういい。どこでもいい。

チェーン店的なものでなければなんでもいいや。

 

 

道の駅でジンギスカンラーメンだ。

同じ敷地内のホルモン焼きそばのお店にも惹かれたが、やってなかったので。

なんだなんだ、食運が低いな。

 

ここで今夜の宿が確定した。

美瑛エリアの2の宿は何度かTELしても繋がらないままなので、3軒目にTELした。

そして宿泊できることになった。

 

しかし、もう午後になっているので夕食・朝食ともに提供できないとのことだ。

残念な気持ちもあるが、それによってチェックインが少し遅めでも良くなったし、そもそもジンギスカンラーメンがボリューミーでしばらくお腹が減るビジョンもない。

ポジティブに捉えよう。

 

 

「流星の滝」・「銀河の滝」も久々に見たよ。

もうここいらはかなりヒンヤリと涼しいね。

 

層雲峡の切り立った山々

ここで僕は再びWeb検索をし、前編で少し触れた「チョボチナイゲート」が復活したことを知る。

よーし、行くなら今日しかない!行くか!

 

宿の夕食が無しになったから、なんとかチョボチナイ経由で間に合うぞ!!

いい風、吹いてる!!きっと吹いてる!!

 

 

そして今夜の宿、「おかせん里」にチェックインする。

なんだかんだで、まだ明るい時間に到着できたのだ。

 

さて、夕食を食べに行き、そして帰って来てから飲むか。

 

 

7日目(美瑛~羽幌)

 

 

夕暮れの美瑛の駅前を徘徊する僕。

ジンギスカンラーメンがまだ胃の中にいらっしゃるので、軽く喫茶店とかイタリアンとかにしたかった。

美瑛はオシャレな町なので昼間ならそういうお店はたくさんあるが、夜はラーメン・定食・居酒屋くらいだ。

 

困った僕は、ふと見つけたお寿司屋さんに入った。

よし、これで北海道で回線を食べる夢、実現できたぞ。

握りセットは1200円くらいでお手軽だ。これにしよう。

地元の人たちと和気あいあい過ごし、帰りにセイコーマートでザンギを買って帰った。

 

 

宿泊客は10人ちょっといたらしい。

しかし夕食を食べるとみんな部屋に引っ込んでしまったらしく、食堂兼談話室には旅人1人しかいなかった。

 

「夕食抜きの僕を除いてみんなが仲良くなっていたらどうしよう」の不安は払拭されたが、「夜にみんなで一緒に楽しく飲めたらいいな」の期待もちょっと下回った。

でも楽しかったけどな。

1人の旅人、そしてオーナーさんと語り合った。

 

僕の車はレトロすぎてカセットテープしか聞けず、かつカセットなんぞ持っていない。

いつもラジオなのだが、ラジオ電波も悪くって、なぜか北海道ではクラシックと歌舞伎しか流れて来ない。

なぜだ北海道。台風情報も全然つかめなかったぞ。

酒を飲みながらそんなグチを語ってオーナーさんを困惑させた。

 

今回の台風、「経験したことの無いような猛烈な災害」と言われていたそうだね。

被害状況よくわからないが、みなさまのご無事を祈ります…。

 

 

激しい雨だった。

外に出ていた中では、全工程で一番ひどい雨だった。

 

そして白金の青い池、記載の通り劣化著しいな…。

駐車場を整備して500円徴収して、お土産物屋とかボンボンできて、肝心の青い池が劣化していくというジレンマ。

でもこれ自然の摂理…。枯れ木は朽ちる一方なのだ。「トドワラ」のように。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

よかったら、遥か昔の上記の記事を見比べてみてほしい。

 

 

宿の朝ご飯が抜きになって、これまたよかった。

美瑛駅前にあるレトロ自販機のうどんを朝ご飯にできたのだ。

 

なかなかにボリューミー。

うどん・そばの2種類を食べる可能性も考えていたのだが、1つで充分すぎる。満足。

 

おにぎり、ありがとうございました!

さて、ザーザー降りの中を淡々と運転し、途中の剣淵でお土産を買いつつ、お昼に美深の町に辿り着いた。

 

ここでランチにしようと思っていたが、全然お腹が減らない。

おにぎりいただいたので、それが早めのランチになってしまったのだ。

 

では、美深のお店ではソフトクリームだけにしよう。

問題ない、寄りたかったお店はソフトクリームも有名なのだ。以前にも食べたことあるけど。

 

 

 

2022年10月2日現在、東京の「音威子府TOKYO」・「ぎん鈴旅館」の2店舗はまだ音威子府そばを提供しているぜ!在庫限りだ!

僕はどちらも行っている。行きたい人は急げ!

 

 

そして、旅が終わってからのツイートを1件さしこんでおく。

北海道北部のナンバーのパオであった。すごいぞ、パオ乗り!

 

 

ここだけ興奮して、時差ツイートではなくリアルタイムでツイートしている。

北海道のほぼ全域を覆っている雨雲だが、音威子府から北だけはほぼ雲が無いのだ。

チャーンス!!

 

 

後日、旅が終わってからツートした内容が以下だ。

 

 

利尻富士の夕焼け、心に染みる

 

宿のある羽幌町に入ると、とたんに雨が降ってきた。

しかも本降りだ。

本当に北の北だけ、晴れていたのだ。

快晴には程遠かったが、雨ではない「オトンルイ風力発電所」を最後に見ることができて良かった。

 

 

8日目(羽幌~苫小牧)

 

 

ゴメン、国内では「天売島」だけだったようだね。

国内では限りなく絶滅間近の、貴重な鳥だ。

 

 

10数年前からの常宿。

オーナーさんは「よぉ、YAMA君。今回もパオかい?」と出迎えてくれる。

コロコロ車が変わるので、オーナーさんも混乱するだろう。

 

夕食のメインは焼尻産サフォーク・ラムだった。

年に3・4回しか提供されない貴重なメニュー。僕も初めて。

うまかった。酒が進んだ。

 

 

起きたときには雨は止んでいたのに、8時過ぎから叩きつけるような豪雨になった。

なんてこった。

吉里吉里」ではチェックアウト時に1人ずつ写真撮影があるのだが、あまりにひどい雨なのでライダーさんと共に雨雲レーダーを見ながら少し待機。

 

意を決して出ようとしたらまた暴風雨で、みんなで「ヒィィーー!!」ってなりながらも写真撮影。

そして土砂降りの中での発進劇であった。

 

苫前もまだまだ暴風雨だぜ。

 

 

 

晴れを求めて旅をするのではない。

「楽しさ」を求めて旅をするのだ。

「楽しさ=天気」の要素も大きいが、完全にイコールではない。これ大事。

 

 

ネコバスと2台の車

やぁ、久々だな「BLUEayさん」。

 

ここの近くの道の駅で天気が変わるのを、ウニのおにぎりを食べながら待った。

結果、転機が訪れる。

暴風雨からの晴天。

北の大地は、最後に輝くのだ。

 

太陽はドラマチックに現れる

 

 

江別の「ハックベリー」というレトロなカフェ。

ここでお茶をしようかと思ってやってきた。

しかしラストオーダーを過ぎていた。

 

ハックベリー、空振り

ドアには22時閉店と書いてあったが、今日だけは16時ラストオーダーだったのだ。

現時刻は16:15。ほんのわずかに遅かった。

 

パンケーキやクレープも提供しているお店なので、もしかしたら「コーヒー一杯だけなんとか!」って言えば入れたかもしれない。

ただし店内を窺い知れる状態ではなく、ちょっとその勇気もなかったので断念…。

 

散歩が気持ちいい

近所の公園や河川敷を散歩した。

いいんじゃない、こういうので。

 

 

「最終版」ではなくって「最終盤」な。誤字。

 

旅路に失敗はない。自分が進んだ道が「正」なのだ。

そう思わせてくれるようなストーリーだよね。ごちそうさまでした。

 

 

 

モアイの前で迷子

真っ暗だし、時間が無いし、自分が広大な霊園のどこにいるかわからないし。

そしてモアイに見つめられているし。

そんな悪夢みたいな空間の中を、パオと一緒に駆け巡った。

 

ゲートが封鎖される数分前には、無事に脱出できたよ。

これで本州に帰れる。

 

シカがバンバン飛び出し、危なくぶつかりそうになる「支笏湖」を経由し、苫小牧の港近くで温泉に入る。

そして追って来てくれた旅人に挨拶しつつも、僕はフェリーに乗り込むのだ。

 

 

はい、唐突に写真に焼き鳥が出てきたが、これがどこの焼き鳥なのか…。

 

焼き鳥の正体

日中のうちに、鶴沼の町で口コミでちょっと話題の「焼き鳥 康」で買っておいたのだ。

国道沿いのちょっとボロくて小さな小屋だが、数年前まではこの3倍くらいボロかった、僕好みの佇まいのお店だ。

とてもうまい。

 

帰りのフェリーは、「苫小牧→八戸」だ。

では、明日の朝にはまた走行開始なので、酒を飲んだら速攻で寝るぞ。

 

 

9日目(苫小牧~八戸~自宅)

 

 

 

八戸港のすぐ脇にある朝市だから、もっと魚介系が多いと思っていた。

だけども食べ物はもっと多種多様でカオスであり、魚介系も焼き魚とかがメインであった。

 

北海道でもうちょっと海鮮食べたかった僕は、海鮮丼的なものを食べたかったが見つからなかった。

でもいいや、カレーにしよう。

牛スジカレーが300円なので、これに決めた。

 

岩壁でカレー食う

海を見ながらの朝カレー。最高すぎ。

 

 

 

こんな宣言をしておいて、ついついいつものクセで八戸道の八戸ICに入ってしまうのだ。

違うー!これでは東北道に行ってしまうー!!

 

ここでの修正に小一時間を要した。

なんてこった。先を急がないと今日中に家に帰れないぜ。

 

 

三陸道、とにかくPAがないぞ。

ICで降りて最寄りの道の駅に行くしかないぞ。

岩手県普代村宮城県南三陸町で休憩しつつ、ガンガン南下する。

 

 

食後、さらにピザ2枚を持ち帰りにしたぜ!

そして店員さんたちに車をいろいろご紹介したりしたぜ!

楽しい時間だった!

 

 

 

これ、茨城県の友部SAでのツイート。

そして結局ここでラーメン食べた。まだそんなにお腹は減っていなかったけど、食べた。

そしたらタイミングよく渋滞が解消した。もうちょっとだ。

 

 

 

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改めて、今回の北海道内の走行ルートを貼ろう。

 

 

全然時間も足りなくって、かなり立ち寄りスポットを厳選した。

青空に乏しく、これまた調整を多く要した。

 

それでも、人生ってのは晴れることもあれば雨のこともある。

いろいろうまくやる。そして楽しむ。

 

それだけの、とてもシンプルな話。

 

 

以上、ありがとうございました!!