1週間ほど前は東京都心の日中の気温が4℃とかで、雪が積もるだかなんだかと言っていたのに、一気に季節は移り変わり夏日を記録。宮崎県では30℃にも達したそうだ。
おーい、春ー!どこ行ったのー?みんなオマエを探しているよーー!
…というわけでだ。今回は桜スポットをご紹介してみたい。
1年前の春に僕が京都付近をドライブしながら訪ねた「背割堤(せわりてい)」という桜スポット。

"京都の桜"って言っただけで、なんだか風流な気持ちになるよね。
あの日は、そりゃあもう快晴でステキな日だったさ…。
駐車場から祭り会場へ
まずは背割堤の場所のイメージを掴んでいただこうか。
すっごい川の中に存在するのだ。もし僕が敵軍の大将だったら、ここをどうやって攻めたらいいのか三日三晩悩むくらいの特異な立地だ。
「桂川」・「宇治川」・「木津川」の3つの河川が合体して「淀川」というパーフェクト・リバーが爆誕するまさにその場所に存在するのが背割堤だ。

そこにウロウロキョロキョロしながら僕がやってきた。
駐車場はどこにあるのだろうか?まぁ河川敷的な立地の桜スポットなのだから駐車場くらいはどっかにあるよねー、みたいなお気軽なマインドでやってきた。あ、背割堤直前の路地に咲く桜も綺麗、うふふふふ。春っていいよね。

で、より近い駐車場を探そうとしたら現場をスルーしちゃったようだ。どうやら河川敷エリアには駐車場は無かったみたいだ。

遠くに一直線に桜並木が見えている。しかし僕と桜との間には川がある。
さらにこちら側には駐車場がない。なんだったら、Uターンするような道すらない。しばらく桜並木を視界の片隅に捉えながら「あぁぁーー!!」って言いつつ車を走らせ、なんとか見つけた狭路でUターンして戻ってきた。

僕の敗因の1つは、すぐ近くにある「石清水八幡宮」の駐車場が桜のシーズンに閉鎖されているという点だ。もしここに駐車できたのなら背割堤まですぐだったのに…。
2024年は3月16日~4月14日まで、およそ1ヶ月間の閉鎖であった。

現地には『駐車場はありません』と書かれている。観光バスのみ、事前予約することで駐車できるそうだが、あいにく僕の車は観光バスではないし事前予約もしていない。
大山崎駅という駅から徒歩10分くらいなので、確実にいくならば電車で来るのが賢明だろう。あるいは隣の駅で駐車して最後の1駅を鉄道だ。

僕、石清水八幡宮付近で脇道に入ったところにコインパーキングを見つけたよ。桜会場までは歩いて10分弱って感じだ。見つけられてよかった。
時刻は朝の9時ちょい前。この数10分後にはここの駐車場も満車になったので、昼前後に車で来る人はマジで詰むと思うぜ。

「木津川御幸橋」を渡って桜会場に向かう。ここの橋からの背割堤の眺めがなかなか良くって、みんな橋から撮影していたよ。
ついでにネタばらしすると、桜会場に入るには運営協力金100円が必要なのだ。もしかしたらそれを払わずに桜を遠望したい人もいたかもしれない。僕はせっかくここまで来たのだから、払って入る所存だ。

これが橋からの眺め。まるで山のふもとに桜が咲き誇っているような光景。手前に流れる川がまたビジュアルを引き立ててくれて心躍るねぇ。
それでは会場に突撃してみよう…!
堤防の上に咲く桜を眺めて
橋を渡り終え、祭り会場の入口までやってきた。

桜祭り会場は8:00~17:00だそうだ。それ以外の時間は入れないのか、はたまた無料で入れるかは知らない。その時間には行ってないから。
案内ポスターを見る限り、花見ボートがあったり、一回り大きいクルーズ船があったり、模擬店があったりするそうだね。まだ9:00なのでそれらは軒並み動き出す前のような気配だが。

簡易的な受付があり、そこで100円を払う仕組みだ。協力金という眺めではあるが、たぶん任意ではなく強制。とりあえず受付手前の桜の木がメッチャ綺麗。

受付をすると照明となるシールをもらえるので、服の目立つところに貼っておこう。「さ」が大きいな。一瞬「"さ背割堤"って何?」ってなった。

そんで有料ゾーンに入る。ご覧の通り桜並木の中に一本道の遊歩道がずーっと先まで続いており、これがメインロードだ。
気持ちのいい散歩道だが、悪く言えば変わり映えのしない道が続いている。僕は好きだけどな、このポカポカの陽気の中の桜並木。

ここで解説。背割堤は、1.4km続く堤防を指す。堤防なので天然の地形ではなく、人工のものだ。
明治時代までは木津川はもう少し上流で宇治川に合流していたそうだが、立地的に水害が多く発生していて大変だったらしい。
なので「もう少し下流で合流できるように、2つの川の間に堤防を作ろうか」ってなった。

ちょっとだけ時間を巻き戻して、堤防らしい高低差がわかりやすい1枚を掲載してみた。これが堤防、背割堤だ。1917年(大正6年)に完成したそうだ。
名前の由来は何だろうか?2つの河川を割るために造った堤防だから…っていいう感じだろうか?

もともとはこの堤防の上に植えられていたのは松だったらしいよ。川の中に長ーく伸びた松林なので、「天橋立」をイメージさせる渋いビジュアルであり、それはそれで大層人気だったそうだ。
だけどもメッチャ虫に食われて維持が困難になり、1978年にソメイヨシノに植え替えが行われた。それと共に、遊歩道などの整備も進められた。

桜並木が正式に公開されたのは1988年のことだ。
だからそんなに歴史が古いスポットではないのだね。昭和と平成の境目くらいに誕生したお花見スポットなんだな。

まだ朝だからかもしれないけど、そんなに混雑はしておらず、みんな思い思いの場所で立ち止まってゆったりと記念撮影に興じている。
こういう穏やかな雰囲気、好きだ。春はこういうのんびりした時間の流れを楽しめるからいいよね…。
土手の下の世界もまた良い
遊歩道をテクテクとしばらく歩き続けた。

眺めは最高なのだが、前述の通り景色にあまり変化がない。ドラマがない。これが1.4km続くとさすがに心が無になる。誰かと一緒であればおしゃべりしながら楽しく散歩できるだろうか、僕は安定のロンリーなのだ。
なので、堤防の下側に降りてみることにした。

まずは向かって右側、宇治川の方面だ。こっちは傾斜がワイルドで堤防の下の道も細くて、"裏側"的な匂いを感じた。しかし斜面を利用したダイナミックな構図の写真は撮りやすいかもしれない。それに静かにすごすことができそうだ。

クルーズ船が停泊していたのも、こちら側であった。まだ営業していないみたいで、周辺には誰も人はいなかったけども。

反対側の木津川の堤防下を見下ろす。こちらにはズラリと模擬店が並んでいる。堤防の上からだと模擬店の背面しか見えないので、なんのお店なのかは幟の情報でしか得られないけどね。
ラーメン・コロッケ・からあげ…などと書いてある。朝の9時過ぎではまだどこもやっていない。たぶん10時くらいからポツポツ営業開始なのであろう。

子供縁日という、ちょっと大規模な模擬店もあった。
スーパーボールすくい・ショベルカーすくい・プニプニすくい・水族館すくいなどがある。最初のヤツ以外は全部わからん。
他にも各種くじ引きなどがあり、楽しそうだなぁ。童心に帰りてぇ。

堤防の下の道、いいじゃないか…!
並木道を斜めのアングルから見ることで、より立体的に景観を楽しむことができる。行きは堤防の上、帰りは堤防の下の道を選択したが、グッジョブな選択だ。

さっき堤防から見下ろして気になったのが、水たまりのそばでしゃがんで撮影する人々。そこから撮影すると、水面に映った桜並木が撮れるのかな…?復路にてその水たまり部分までやってきた。

…で、全然水たまりを生かした撮影はできなかった。
まぁそれとは関係なしに桜並木が綺麗だからいいんだけどね。水面の花びらが多すぎた。近くに犬がいて冷静にポジションを吟味することができなかった。またいつかチャレンジしよう。

みんな思い思いの春を楽しんでみる。みんな笑顔。
だから桜が好きなのだ。このシーズンが好きなのだ。桜を愛でることのできる、日本文化が好きなのだ。

2025年も、ついに本州での開花宣言が始まったよね。
ここからの1週間各地で怒涛の開花ラッシュとなるであろう。新しい季節を彩る桜。新生活に向けて送り出してくれる桜。
今年はどこの桜に出会うことができるかな…。
以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。
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