週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.464【山形県】桜の名所が大集結の「置賜さくら回廊」!次々現れる名所に興奮止まらん!

すごいところがあるんだ。

気軽に行けるくらいの狭い範囲(延長43km)に、全国クラスの桜の名所がミッチミチに詰まっている。だからそれらをドライブで巡るとね、ボスラッシュのように次々と名所が出てきて、もう僕のアドレナリンもとどまるところを知らない状態になるのだ。

 

そんなスポットはどこかというと … … 

 

 

置賜(おきたま)さくら回廊ォォォ!!(←"ル"の部分をメッチャ巻き舌で)

 

 


28箇所にも及ぶ桜スポットが、まるで回廊のように連なる夢のエリア。距離こそ短いものの、あんた1日で28回も花見できるか?いや、やめときな。きっと鼻血出すぜ。

 


これが置賜さくら回廊の桜スポットだ。

文字の大小については公式Webそのまま表現した。どうやらヒエラルキーがあるらしいな。

 

じゃ、これらを巡ったいつぞやの春の1日の思い出をご紹介しよう。

 

 

烏帽子山千本桜

 

まずは早朝6時ちょいすぎの「烏帽子山公園」だ!日本3周目以降、何度か来ている場所なのでお馴染みなのだッ!

実はここから徒歩2・3分のところの「龍上海」っていう赤湯辛味噌ラーメンの有名店があって、もう僕ったらそこが狂おしいほど好きで、だからこの公園もお馴染み。

 

烏帽子山公園1

初っ端から「クライマックスか!?」ってくらいに咲き誇っていて綺麗。もうね、車を降りた瞬間から感動だったね。まだ朝日が当たりきっていない桜の色もクールだし、遠くの雪山もクールだし、気温もクールだ。寒。

 

この時間帯なので駐車場はガラガラで、一番桜が咲き乱れるエリアの最寄と思われる場所に停めることができてラッキーだったぜ。

 

烏帽子山公園2

滝のように流れ落ちる桜だ。バチクソにカッコいい。

 

今回の同行者は「寒い寒い」としきりにつぶやいているが、僕はもう興奮が寒さを凌駕している。無敵モードになっている。反動で今夜遅くに亡くなるかもしれん。

 

烏帽子山公園3

上の写真は三本桜の丘っていう園内スポットにて撮影した。

 

烏帽子山公園は"日本さくら名所100選"にもノミネートされていて、そこには「烏帽子山千本桜」ってネーミングで登録されているそうよ。

たぶんだけども置賜さくら回廊の中でも最大規模・最強の一角だと思う。ちなみにここ、置賜さくら回廊の中では最南端。

 

桜は25種類、そして文字通り約1000本の桜が植えられているそうだ。「千本桜」という名前でマジに1000本って、かなりレアじゃない??

 

烏帽子山公園4

僕公園内の東山と名付けられた小さな丘を歩き、そしてさらにその隣の中の山を歩く。

360度、どこを見ても桜の楽園。桜は朝日を浴びて赤味が強く見えるし、斜めからの光なのでより一層コントラストがハッキリする。何より天気が良くって最高だね。

 

烏帽子山公園4

桜の中の東屋、すごくいい…!屋根にはぼんぼりまで付いちゃって、さらにいい…!

 

このエリアから駐車場を挟んだ反対側には、「日本一の石の鳥居」だとか「烏帽子山八幡宮」があるそうだ。それ、僕も以前ここに来たときに看板が出ていたので気になっていたんだけど、面倒なので行ってなかったんだよね。

今回は桜も毎回で気持ちがいいので、そちら側のエリアに初アプローチしようぞ。

 

烏帽子山公園5

桜に囲まれた道を数分テクテク歩いてやってきたのは、おそらく烏帽子山八幡宮の参道に当たる部分。そこに建っている鳥居が、柱部分の高さが10.75mで石造りとしては日本一の規模なのだそうなのだ。


鳥居にかかっている注連縄、なかなか年季が入っているなぁ渋いなぁと思っていたら、通りかかった散歩中のおばさんが、「あの注連縄は今度の月曜日に新しいものに掛けかえるのよ」って教えてくれた。

なるほど、あと数日の設置だったのか。古い方が味があっていいかも。これを見れて良かった。

 

烏帽子山公園6

鳥居の近くには、2本のひときわ大きな桜の木があった。

1つは放鳥目白桜。エドヒガンサクラで樹高は14m、幹囲は4.1mだそうだ。この巨大さ、羽を広げた怪鳥のようじゃないか。好き。

 

烏帽子山公園7

もう1本は鳥居の桜。鳥居の近くだから鳥居の桜??ネーミングがまんまでなんだかかわいそう。

でも、これも鳥っぽい。ビジュアルはすごく好き。こういう支柱に支えられている系の桜は大体全部好き。樹高は8.2m、幹囲は2.9mとのことだ。

 

烏帽子山公園8

鳥居をくぐり、階段を登って行くと烏帽子山八幡宮。ピカピカでゴールデンな拝殿だ。お参りした。最高のドライブになりますようにと。

 

烏帽子山公園9

その拝殿の後ろ側には、烏帽子桜という大きな桜。これはシダレザクラだ。高さ11.9mで、幹囲3.1m。

 

じゃ、烏帽子山公園は以上だ。もうこれだけでお腹いっぱいレベルの素晴らしい桜を見れたんだけど、置賜さくら回廊においてはまだオードブルだぜ。

 

 

双松公園

 

熊野大社」の綺麗に整備された町並みの裏側に公園があった。

 

双松公園1

しかし、どこに桜が咲いているのだ…?

"双松公園"とデカデカと書かれたポールの真下まで来たが、普通の神社の境内みたいな感じで桜が見えない。付近のMAPなどを調べた結果、公園の東側半分が桜スポットのようだ。

車でさらに園内を走り、細いクネクネ道を登り、丘の上の駐車場に出た。

 

双松公園2

なんか工事現場みたいな不思議なロケーションの駐車場だけど、確かに駐車場の表示があったし、ここでいいよね?いいことにするよ??

 

双松公園3

外に出ると、目の前に眺陽桜が咲き誇っている。

この公園内には100本ほどの桜があるけど、その中でもひときわ大きい2本のシダレザクラがあり、そのうちの1本がこの眺陽桜なのだそうだよ。

 

この丘の上の、南陽市を一望できるロケーションに生えている桜だから、このネーミングなんだって。樹高はどのくらいだろう?やはり10数mはあるのだろうな。

 

双松公園4

そしてこの眺陽桜の背後の丘に咲く桜たちも、小ぶりながらとても見事。登って行ってそれらも眺めた。もうね満開の桜で青空をバックにすると、どれも最高の絵になっちゃうよね。

 

双松公園5

丘からの眼下の市街地の景色もなかなかの眺め。ここまで登ってきた道が下の方に続いているのが良く見える。

そして確かに名の通り、南陽の町が広がっているね。晴れていると福島県の「吾妻連峰」まで見えるらしいよ。今日は見えているのかな?てゆーか、方向が良くわからん。

 

…ところで、置賜さくら回廊だとここは"双松公園の慶海桜と眺陽桜"っていう表現をされているんだ。もう1つの大きな桜、慶海桜はどこにあるのだろうか?

 

双松公園6

公園の敷地内をグルグル歩いてみるが、それっぽいものはない。眺陽桜はこんなにも目立つのに、それと同格と思われる慶海桜は影も形も無いよ。見渡しても高い桜の木自体が無い。

 

さらに丘を登ると小さな社があるみたいだけど、そっちのほうなのかな?登ってみた。

この社は、石柱を見るに琴平神社というらしい。公園の頂上に当たるらしいね。

 

双松公園7

それでもまだ慶海桜が見つからない。

しばらくすると地元っぽいおじいさんっぽい人が散歩でやってきたので、質問してみた。

すると、「階段の下の広場から見下ろせる場所にあるよ。だけども今年は花の付きが悪くて見栄えは良くないよ。」とのコメント。ほぉ、とりあえず行くか。

 

双松公園8

社の階段を下り、そこにある広場から斜面を見下ろす。すると確かにあったぜ。

 

たぶんあれが慶海桜。いや、確実に慶海桜なんだけども、「たぶん」って付けたほうがいいくらいに桜の花が少なくって、1分咲きレベル。これがこの桜のフルパワーなのか、それともこれから開花していくのかはわからないけど。

ただ、少なくとも現状では眺陽桜に比べると花の付きは控えめでしたな。

 

双松公園9

このあとさらに公園内を散策し、山の裏手にある「南陽市天文台」っていうすごく小さな天文台を見つけてワクワクしたり、おにぎり食べて朝ごはんにしたり。まだ朝の7:30なのだ。充実しているぜ。

 

双松公園10

双松公園ではこんな感じで1時間ほどもゆっくり過ごすことができた。

さてお次は「伊佐沢の久保桜」だ。

 

 

伊佐沢の久保桜


ここの桜は、日本3周目の頃から見たいと思っていたヤツ。咲いているといいな。楽しみ。

ちょっとわかりづらい畑の中の未舗装路を標識に従って走り、空き地みたいな駐車場に到着した。

 

伊佐沢の久保桜1

駐車場は数10台は停められそうだけど、きっと昼前後は激混みで大変なことになるだろう。まだ混み合わない朝の時間に来れて正解だと感じた。

 

駐車場から、ちょっとした土産物などを販売している模擬店群の遊歩道を歩く。8:00を過ぎたのでこういうお店もオープンしてきたな。雰囲気あっていいねぇ。

 

伊佐沢の久保桜2

模擬店店群を抜けると、久保桜が姿を現た。

樹高16m・幹囲11m、そして樹齢は1200年とも言われる、とてつもない老木だ。大先輩だ。もうその大きな腕を自分で支える力も無いので、およそ60本もの支柱で支えられているのだ。

 

伊佐沢の久保桜3

久保桜の周囲にグルリと設置された木道を歩きながら木を眺める。

 

説明版に記載されていたんだけど、昔はメッチャ大きくて4本の大きな枝が広範囲に広がっている木だったんだって。

だけども幕末にホームレスが幹の空洞に入って火を起こして炊事をしていたら、その火が桜の木に燃え移り、内部からかなりのダメージを与えてしまったのだそう。そのときに大枝2本も焼け落ちてしまったとのことだ。

うーん、そのアホなホームレス、時空を超越して殴ってやりたい。

 

伊佐沢の久保桜4

近代に入ってこの久保桜はどんどん弱っていって、花の数も大きく減っているみたい。それはなんて切ないニュース…。おいホームレス、聞いてるか。オマエのせいだぞ。

 

伊佐沢の久保桜5

パネルの写真で数10年前の久保桜の開花のときの写真があったけど、今より全然咲き乱れているもん。だいぶ衰弱しているのだな…。

 

本来だったら木は自分で徐々に再生する力があるんだけど、ホームレスが内側を焼いちゃったからそれもできず、2006年から大手術を行っているんだって。

大きな幹の空洞に特殊な配合をしたすんごい栄養のある土みたいのを詰め込んで、布でガッチリ包んで、成長を促しているらしい。

 

伊佐沢の久保桜6

包帯を巻かれた部分だ。こうして懸命の治療で、ほんの少しずつだけど回復傾向にあるみたいだよ。歴史ある桜、いつかまた元気になるといいね。

 

伊佐沢の久保桜7

では次は「最上川堤防千本桜」だ。また千本クラス来るぞ。すごいな。

 

 

最上川堤防千本桜

 

最上川沿いを走っていると、河川敷にずーっと遠くまで桜並木が続いているのが目に入る。うおぉ、すごいな。あれがきっと最上川堤防千本桜だな。

ちょっと早々にもどっか車を停めてあの並木を見ようぜ。

 

最上川堤防千本桜1

「松ヶ池公園」っていう公園や市民文化会館のものと思われる駐車場が花見用に開放されている。そこに愛車を駐車した。

まずはここの桜がすごく綺麗だったので写真に撮った。ピンク色の小ぶりなしだれ桜。青空に映える。

 

最上川堤防千本桜2

駐車場から最上川河川敷方面へ、民家の隙間などを歩きながら向かっていき…そして現れた圧巻の桜並木がこれよ。どこまでも桜並木が続いている中に、僕らはひょっこり現れたのだ。良い。

最上川堤防千本桜3

調べたところによると、ここは2kmに渡って300本のソメイヨシノが植えられているそうだ。大正天皇の即位記念に植えられたので、およそ樹齢100年になるんだって。つまり寿命60~70年とも言われるソメイヨシノとしては、かなりの古木の桜並木だ。

 

300本…?見た感じ、もっと本数あるようにも見えるけどな。千本桜という名称だが、ここはその3分の1くらい。まぁ本数なんてどうでもいいけど。重要なのは、僕がどのように感じるか。

 

最上川堤防千本桜4

並木に沿って、片道数100m分ほどを散歩してみることにした。

僕らと同じように、観光客だとか地元の人がゆっくりと散歩をしている。あまりゴミゴミしていなくって、時間が平和に流れる感じのスポットでいいね。まだ朝の9:00だからかもしれないけども。

 

最上川堤防千本桜5

 ちょうど気温もポカポカで快適になってきていたので、とてもよいお散歩になったよ。

 

 

草岡の大明神桜

 

県道11号沿い。そこは1本桜の名所が密集しているエリアだという。

「釜ノ越桜」が有名だそうなのでそこをゴールとし、そこまでに出てくるスポットも立ち寄るスタンスとしようかね。

 

すると草岡の大明神桜の標識が出てた。県道を反れてほんの100mほどだそうなので、さっそく立ち寄ってみようかね。

 

草岡の大明神桜1

観光客もまばらな民家の裏庭っぽいところにドーンと立っている。

これは巨大なエドヒガンザクラだ。近くには「巨樹日本の桜ベスト10」の説明版があり、この桜はその第2位となっている。

すげーな、全国第2位なんだってさ!

 

草岡の大明神桜2

ただしかし…。正直な話、見栄えはイマイチだなーって思った。


逆光の時間帯だったし、樹齢1200年ってこともあってか花の数は少なめだ。

そしてちょっと離れた遊歩道からでないと見れないし、その遊歩道の立地も悪くて桜の木が見づらい。結果的に、遊歩道に入る前の場所からが一番全容が見える。

 

草岡の大明神桜3

駐車場から同じタイミングで歩いてきた、桜を撮影している男性がいたんだけどね、その人からも「ちょっとイマイチですねー」って話しかけられたよ。うん、ポテンシャルは高いと思うんだけどなー。見せ方がなー…。

 

草岡の大明神桜4

なんか絶妙に惜しいのだ。全国2位なんだから工夫すればいくらでも化けることができるだろうに。そういうスポットだ。こういうところがあってもいいとは思うけど。

 

 

白兎のしだれ桜

 

同じく県道11号周辺にある桜、「白兎のしだれ桜」。

県道から既に見えていたので、もちろん立ち寄ることとした。先ほどの草岡の大明神桜で出会った男性もすぐ車でやってきて再会し、ご挨拶。

 

白兎のしだれ桜1

さて、ここはこの記事執筆時の2025年以降を生きるあなたには留意していただく点がある。

 

それは、今現在既にこの桜は存在しないということだ。僕がこの桜を見たこのときからわずか先、完全に枯死してしまったのだ。だからこの白兎のしだれ桜は2025年現在は置賜さくら回廊に存在しない。

それでもかつては存在していたし、僕も眺めたのだし、その記録を抹消はしなくない。だからここに置賜さくら回廊の1つとしてご紹介する。

 

白兎のしだれ桜2

樹齢140年ほどの枝垂れ桜。そこそこ若い木だけども幹は太くてゴツゴツで、そして頭頂部は折れたのか切ったのか知らないけど、幹が途中までになっている。しかしユニークなシルエットだし、枝垂れっぷりが見事だ。

 

白兎のしだれ桜3

この桜は神社の境内にあるのだね。「葉山神社」というらしい。

桜の撮影を終えた後に境内を歩いていると、狛犬のかわりにウサギが使われていることに気づいた。

 

白兎のしだれ桜4

 

このウサギがこの桜のネーミングの由来?あ、でもそもそもここは白兎地区というらしいしね。地区名から取った桜の名前なのかな?じゃあ地区名については、何かウサギにまつわる伝説があるのでしょうな。

 

白兎のしだれ桜5

ここには観光客は数人だけだった。静かでいいね…。

 

…って思って再度桜を見ていたら、観光客を大勢乗せた観光バスが到着。一気に周囲が騒がしくなる。はい、じゃあ僕はそれに合わせて撤退しましょうな。

 

 

薬師桜

 

県道11号を2分ほど北上。長井市から白鷹町に入った。置賜さくら回廊の3つ目の町、そして3つの中では最も北に位置する町。1本桜が多く点在する町でもある。

有名な釜ノ越桜を通過して300mほどのところの県道沿いに、「薬師桜」がある。釜ノ越桜はフィナーレに取っておきたいので、先にこちらにアプローチした。

 

駐車場は無いっぽい。路肩の駐車帯にうまく停めて素早く見るしかないのかな??

 

薬師桜1

「薬師堂」の敷地内に立つ、樹齢1200年のエドヒガンザクラです。1200年!置賜さくら回廊の中では超絶古木だね!!

一説によれば「坂上田村麻呂」が西暦796年に奥州征伐の時、手植えしたというのだ。どんだけ昔なんだ。

 

かなりの老齢なので、もう幹がボコボコとした塊みたいになっている。日本最大桜の、山梨県にある「山高神代桜」に似ている風貌だ。あれは日本一古い桜で、すごく威厳に満ちていたよなぁ。

 

薬師桜2

ところでここ、かなり好きだ。

箱庭のような小さな敷地に、小さなお堂と丸っこい桜。そしてバックには雪山。盆栽的な美しさって感じかなぁ。日本的な美にあふれている。

 

薬師桜3

桜の周囲をグルリと取り囲んでいる木道も綺麗だし、それを含めて絵になる。360度どこから見てもカッコいいじゃないか。

実は昭和の初期頃に半分くらい燃えちゃう事故があったらしいが、その後の治療の成果もあり、今は毎年元気にこうして花を咲かせてくれるじいさんだ。じいさん桜、いいものを見せてもらったよ、ありがとう。

 

薬師桜4

さっき白兎のしだれ桜で見かけた観光バスがやってきて、狭い駐車帯から盛大にはみ出しつつもドドーンと入り込んできた。

あ、撤退しよう。何10人もやってきたらこの狭い敷地はパニックになる。いいタイミングだったな。

 

 

釜ノ越桜

 

薬師桜から1分で到着。早朝の烏帽子山公園から続けてきた置賜さくら回廊の見学は、ここをラストにしたいと思う。

時刻は10:00を少し回ったところ。まだ朝だけども、かなりの数の桜を見たね。すごい充実。幸せすぎる。

 

釜ノ越桜1

ここは今までで初めて駐車料金を取られたスポット。誘導員の人も多く、車も多い。観光に適した時間になったというせいもあるだろうけど、やはりここは人気スポットなのだな。

 

駐車場から遊歩道を数分歩くと、桜の植えられているエリアが出てきた。周囲はお土産物屋の模擬店が出ていたり、多くの人で賑わっている。

先ほど草岡の大明神桜や白兎のしだれ桜でご挨拶した人にも擦れ違い、「よく会いますねー」ってお互い笑う。

 

釜ノ越桜2

あ、なんか牧歌的な風景…。

 

釜ノ越桜というのは、樹齢800年のエドヒガンザクラなのだそうだ。右側にひときわ大きく、そしてピンク色に茂っている桜の木がそれなのだろうか?

そう思って近付いたんだけど、そうじゃなかった。その手前、接近するまでわからなかったんだけど、ほとんど花を咲かせずに支柱で支えられている老木が、釜ノ越桜だった。県内有数の巨木らしい。

 

釜ノ越桜3

うおぉ、結構な弱りっぷり?

近くの写真パネルで紹介されている開花状態と目の前のものとでは、なかなかのギャップがあるよ。上の写真を見ると結構花が咲いているように見えるかもしれないけど、それは本人の花じゃあねぇ。後ろの桜のものだ。

本人は頭頂部にわずかに花を咲かせてはいるが、ほぼ枝だけの状態となっている。

 

釜ノ越桜4

そんでここでちょっと悲しいことを書くぞ。

この釜ノ越桜が花を咲かせたのは、これが最後だ。その最後の年の桜を偶然にも僕は見ている。翌年、釜ノ越桜は花を咲かせなかった。

…枯死と判定された。800年の生涯が終わったのだ…。

 

釜ノ越桜5

800年を生きた桜の最後の姿、画面越しでも拝んでやってくださいな…。

ありがとう、釜ノ越桜…。

 

…じゃあ、もう釜ノ越桜は存在しなくなってしまったスポットなのかというと、そうではないので安心されよ。

2代目がちゃんといるのだ。子供が。

 

釜ノ越桜6

さっきも少し触れた、右奥にある大きなピンクの桜の木。それが釜ノ越桜の子供なんだって。まだ樹齢70年の若い桜だが、2代目が育ちつつあるのは嬉しく感じたよ。

釜ノ越桜のバックに2代目が重なるようにすると、あたかも釜ノ越桜がたくさん花を咲かせているかのように見えるぞ。親子の競演。

 

釜ノ越桜7

周囲の人の中には、釜ノ越桜のあまりの枝っぷりに残念がっている人もいたけど、こうして次の命が育まれているのを見れたのだから良いスポットだったと思う。

周辺もたくさん桜の木が植えられていて、綺麗に咲き誇っていたし。

釜ノ越桜の前では、他の観光客の人とお互いのシャッターを押し合ったりして記念撮影もした。

 

このとき眺めた2代目が、釜ノ越桜を襲名して2025年もがんばっている。

ここから先の物語は、ぜひあなた自身の目で見てほしい。2025年の置賜さくら回廊が、ちょうど昨日4月10日に行われたぞ。シーズン開幕なのだ。

 

では、僕のこのときの置賜さくら回廊巡りは以上だ。最高の時間をありがとう。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報