週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.463【長野県】満開の桜の「高遠城址」!!"天下第一桜"はハンパないレベルだったぞ!

今まで全国のいろんなお花見スポットを巡ってきた。

その中で僕自身が、「もう一度見たい」・「ここは自信を持って誰にでもおススメできる」って思える最強のスポットはどこだろうか…?

 

1つに絞り込むのは難しいような気もするけど、その中に間違いなく入っているのが「高遠城址」だ。

"天下第一桜"とも称される、名実ともに最強角のスポットだ。

 

 

城内を埋め尽くすのはタカトオコヒガンサクラ。若造のソメイヨシノじゃちょっと表現しきれない、この立体的な美をお届けしたいのだぞ。

 

僕が訪問したのはもう結構過去のことになっちゃったけど、そんなこたぁ気にするな。高遠城址の、そしてタカトオコヒガンサクラの歩んできた年月からしたら、そんなのクシャミ一発で廊下の隅まで吹っ飛んでいくほど些細な事象だからな。

 

 

早朝アタック(2:00~6:30)

 

真っ暗でキンキンに冷え切った深夜、目的地である高遠城址の前を通過し、仮眠ポイントである道の駅に到着した。「道の駅 南アルプスむら長谷」という、高遠城址から4・5kmくらいのところにある道の駅だ。ここで夜明けを待つ予定。

 

道の駅 南アルプスむら長谷1

時刻は深夜2時になるところだ。

駐車場はおそらく同じく車中泊で明日の花見に備える車がいっぱいで、8割方埋まっている。あぶねーあぶねー…。

 

そしてやっぱこの時間はすごく寒い。気温は5℃ちょいくらいだと思う。
道の駅の近くの桜が外灯に照らされて綺麗だったので、ちょっと夜桜観賞をしてみたよ。

 

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周りの車が少しずつ出発し始める音で目が覚めた。車の中から外を覗くとほんのり空が明るくなってきたところだ。時刻は4:45。

ぶっちゃけ寒くて1時間ちょいくらいしか寝れなかった。毛布2枚じゃ明らかなディフェンス力不足だった。

 

道の駅 南アルプスむら長谷2

でもここからはテンションでカバーできそうだ。なぜなら予想通りの快晴になりつつあるからだ。昨日までは雨だったみたいだけど、今日は快晴。これは期待が高まりますなぁ!

5:15、道の駅を出発した。

 

早朝アタック1

城址の付近は狭い道の一方通行で、既に花見の車が駐車場に入るために列を作っている。

中規模の駐車場が複数ある感じで、いくつかは既に満車だったけど、係りの人に誘導されてなんとか駐車することができた。いや、既に駐車枠は埋まっていて、誘導員さんが空きスペースに無理矢理駐車させてくれたんだけどさ。

 

早朝アタック2

シナリオは大成功だ。6:00にもなると付近の駐車場は全て満車になるし、高遠の町周辺も大渋滞で車は動けなくなるってこと、事前の調べでわかっていたので。

あ、昨夜の雨の水たまりに花びらが浮いていて綺麗。

 

早朝アタック3

駐車場のスタッフさんと雑談したら、僕が高遠の開花情報をいつも見ているサイトの管理人の人だってことが判明した。うおっ!奇遇!いつも見てます!実は去年も「高遠行きたいなー」ってずっと見てました!

 

管理人さん曰く、「本当に桜が満開なのは1日しかないんだ。今年は4月16日だったんだけど、まだまだ満開だから楽しんできてね。」とのことだ。ちなみに今日は4月20日。おぉ、わりと満開の終盤であったか…。

 

早朝アタック4

受付で入場料を支払い、内部に入る。

高遠城址に一歩足を踏み入れると、そこはもう全て桜だらけ。頭上全てが満開の桜なんだよ。

 

当然ながらまだ城址内はそんなに人が多くなく、自由に歩き回ることができる。まずは空いているうちに一周歩いて地理を把握。

今は日の出前なので、本格的に写真を撮ったりするのは、日が昇って桜が最高に綺麗に照らされてからにしようと思うんだ。

 

早朝アタック5

正直な話、この時間はガタガタ震えるほど寒い。どうにかして温まらないと…。

城址内は模擬店群が並んでいて、まだ6時ちょい過ぎだというのに、おでんとか肉まんやらが営業開始している。よしっ、とりあえず肉まんで暖を取ろう。

 

店には"ローメンまん"っていうのがあって、ここ伊那市の名物であるローメンを具にしたものなんだって。珍しいので買ってみた。

 

早朝アタック6

うおっ、ヌードル出てきた。炭水化物の中に炭水化物。

ローメンは味がすごく薄くて柔らかい給食のヤキソバみたいな感じ。うまいはうまい。ローメンを知らずして先にローメンまんに手を出してしまった人生については、申し訳ない。

 

想像以上にサイズが大きかったので食べていてちょっと飽きが来た。ただ、暖は取れた。ちゃんと役目を果たしてくれたよ、ローメン

 

早朝アタック7

中央アルプスの見えるスポットにやってきた。

遠くの山々徐々に日が当たり、刻一刻と表情が変わる。感動ものだぜ。やっぱアルプス、すごいんだぜ。そんでその日なた、早くこっちに来い。寒い。


…時刻は6:30を回ったころ。

背後の山から眩しい朝日が登場した。一気に桜が最高のピンク色に輝き出す。

 

早朝アタック8

最高の時間の始まりだ!

 

 

朝日に包まれる(6:30~7:30)

 

朝日が射し、一気に世界の彩度が増した。

 

輝く世界1

ああぁぁぁーー!綺麗すぎる!

やっぱ青空と桜の組合わせは絵になるよなぁぁーー!!

 

輝く世界2

明治時代の太鼓櫓だ。かつてはここの小屋の中に太鼓が設置されていて、特定の時間になるとそれを叩いて周囲に時間を知らせていたのだ。つまりは時報ってわけだ。

僕も今、「朝が来たぞ」と叫びながら太鼓を叩きたい衝動に駆られている。

 

輝く世界3

タカトオコヒガンサクラというこのエリアだけの固有種。

コヒガンサクラ自体、ソメイヨシノより花は少し小さいものの、赤みがやや強い。だからしっかりとしたピンクがこうして青空に映える。

 

輝く世界4

さらにはタカトオコヒガンサクラは、コヒガンサクラの中でも大型化しやすい種類らしい。なのでソメイヨシノと比較しても見上げるほどに大きい。だけども木の低い部分にもしっかり花が付くという特徴があるそうだ。

 

輝く世界5

この高遠城址に桜が植えられたのは、1871年明治4年)のことなんだって。

江戸から明治に時代が変わったタイミングで、早々に高遠城は撤去されてしまった。建物を失った城址はどんどん荒廃していった。

 

そんな様子を見て嘆いていた旧高遠藩士の人たちが、近くからコヒガンサクラを持って来て植樹し、せめてもう少しお城のビジュアルを良くしようぜ、って感じの活動をしたのだ。

 

輝く世界6

武士の時代の終わりでションボリしていた人たちが元気を出すために植えた桜。

 

ソメイヨシノの寿命が60年くらいと短命なのに比べ、ヒガンサクラ系は100年とか超えるし、ものによっては樹齢2000年クラスのようにケタ1つブチ抜けるようなものもある。

だからね、この城址内にもまだかつての旧高遠藩士の人たちが植えた桜の老木がほんのわずかだけ残っていたりするんだよ。なにそれロマンじゃん。

 

輝く世界7

さて、城址内が結構混雑してきた。活気づいてきた。

このタイミングで城址の入口の案内戻って城址内の案内マップをもらった。さっきは早朝すぎてスタッフさんがいなくって、もらうことができなかったからだ。

 

輝く世界8

さて、体もあったまってきた。城址内のスポットをいろいろ巡ろう。

 

 

天下第一桜(7:30~8:30)

 

高遠城址は、空いているときにサクサク歩けば10分もかからないくらいの広さだと思う。そんな敷地内に、実に1500本もの桜の木が植わっているそうなのだ。

すごい密度。花束の中のチョウチョ的な気分。

 

天下第一桜1

そんなワンダフルな光景から、ここは"天下第一桜"と呼ばれるようになったそうなのだ。

写真には取らなかったが入口付近に"天下第一桜"と書かれた超巨大な石碑がドーンと立っていたからね。すごい自信だし、その自信は正しい。

 

天下第一桜2

僕の考える高遠の桜の魅力とは。

まずは前提として、この城址内にそこそこの高低差があるということ。もともとお城なんだから、石垣積んで高低差を出すもんね。

さらに前述の通りタカトオコヒガンサクラが比較的樹高が高く、かつ下の方まで花が咲くこと。

この条件が揃うと、もう視界全部が桜になるのだ。1500本もあるし。遥か上の方から、柵越しに見下ろす下の方まで。

 

天下第一桜3

かなーり人も増えてきたぞ。

じゃあ次は、高遠城址のハイライトである桜雲橋の写真を撮りに行くか。

桜雲橋は、「橋から周囲を見ると桜の花々がまるで雲海のように見える」っていうのが名前の由来。なんて素敵なんだ。そしてそれを桜の時期に見られる幸せ。

 

天下第一桜4

なんていい光景なんだ…!!

 

まだ橋から景色を眺めているわけでは無いが、雲のように連なる桜の中を一本の橋が通っている。桃源郷じゃない、ここ?いや、桃源郷だと桃じゃなきゃダメか…。もうどっちでもいいけど、最高。

 

天下第一桜5

あえて橋の下の空堀に降りて、そこから橋を見上げた構図もまたステキだ。空の青さが一段と際立っているように感じる。

 

天下第一桜6

橋の下には池があって、池面には桜の花びらが浮かび、さらには頭上の桜が反射して写っていてダブルの桜。堀の中なので風もなく、鏡のような水面にちゃんと青空と桜が写り込むんだ。とても良い。

 

あ、もったいぶってしまっているけど、「橋の上からの眺めはどうなんだよ?」だって?

 

天下第一桜7

はいこれ。人間の背中がメイン。

いくら混雑しているとはいえ欄干のところまで行けるチャンスはいくらでもあったろうに、なんでこんな写真しか手元に残っていないのか。それは令和最大の謎。

 

天下第一桜8

もう、どこも凄すぎていくら見ていても飽きないんだけど、小腹が減ってきたのでここいらでまた模擬店を見物したいと思う。

二の丸には数十店舗がひしめいているので、そこの模擬店群に行く。

 

天下第一桜9

いろんなものが売っているのでウッキウキで模擬店をグルグル巡り、結果たこ焼きとジャガバタを購入した。たこ焼き大好きなんだもんよ。実は最初からたこ焼きが脳裏にこびりついていた。

 

天下第一桜10

この模擬店群エリア全体が桜の木の下なんだ。そこでは多くの人たちがゴザを広げて花見をしたりご飯を食べたりしている。正統派の花見の方々だ。

で、こうやって見ると桜がデカいがよくわかるでしょ。夏はいい感じの日差し除けになってくれそうだね。今のこの時間は寒ィけどな。

 

僕もここで食べた。桜の木の下で食べるとなんでもうまいな。

 

天下第一桜11

食後は南曲輪から白兎橋あたりをうろついてみた。

ここはアルプスの山々が見渡せるスポットで、朝一番のときから何度も足を運んで景色を眺めていたところ。

 

天下第一桜12

写真を撮るカメラマンでギュウギュウで、白兎橋なんて人の往来で揺れ出していてちょっとビビるレベル。だけどもこの時間のアルプスはとても綺麗だ。カメラマンの隙間から僕もアルプスの写真を撮ってみた。

 

…時刻はそろそろ8:30。これからもどんどん人は増える一方であろう。

じゃあそろそろ高遠城址から撤退しますか。こういうところでは早め早めの行動がキーだし。

 

天下第一桜13

たぶん僕が今まで見た中でも1位2位に入るくらいの、桜と理想的な天気。

最後に城址内をもう一回グルリ歩き、この光景を目に焼き付けた。

 

天下第一桜14

高遠城址の有料エリアから出て、先ほどまでいたエリアを振り返る。あの桜の中に今までいたのだ。丘全体が桜。これまたいい眺めだな。

 

駐車場に戻ろうとすると、無料エリアの三の丸から賑やかな音が聞こえてきたので覗いてみる。

 

天下第一桜15

猿回しだ。これ、なかなかユニークで面白く、一度見始めると最後まで見ちゃうよね。桜の木の下、みんなで輪になって猿回しを見る。いい絵だなぁ。

 

そんなこんなで、高遠城址レポートはおしまい。

またいつかここで桜を見れる日を待ちわびているよ。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

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