// 小さい頃、僕らはみんなUFOや宇宙人を信じていた。 …いつからだろう。 それらが「バカバカしい」とか「くだらない妄想だ」とか、思うようになってしまったのは…。 自分自身、それが少し悲しい。 いや、「UFOを信じよう」と言いたいわけではない。 現実に…
// 普通の人は、この建物の外観を見て「あぁ、ここは食堂ですね」とは言わない。 少なくともそういうことは義務教育でも習わないし、会社の新人研修でも教えてくれない。 暖簾も無い。看板も無い。 やたら小さい。入るのに勇気がいる。オーダーのしかたが少…
// 福岡県と熊本県にまたがる「三池炭鉱」。 "明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業"として2015年に世界遺産になったよな。 石炭時代全盛期に日本を支えていた拠点の1つは、まさにここなのだ。 それでは今宵は、三池炭鉱の中でもギリギリ熊本…
// 伊豆半島の沖合、熱海からフェリーに乗って数10分のところに「初島」という小さな島がある。 住民数は200名弱。 海岸線一周で約4kmほどあるが、観光客が入り乱れるエリアはごく一部だし、地元の方の集落も基本1箇所だ。 とにかく箱庭のような小さな小さな…
// いつも何気なく視界に入る廃墟。 いや、「視界に入っている」とすら認識しないほどに疑問を持たない廃墟。 それがもし「いや、廃墟じゃないよ。営業している食事処だよ。」と言われたら。 「待て待て待て!じゃあ今度改めてしっかり見てみるわ!なんだっ…
// 普段壺を使う生活をしているわけではない。 特に壺に興味がある人生を送っているわけでもない。 だけどもふとTVをつけたらやっていた、TV番組「開運!なんでも鑑定団」で歴史ある古伊万里焼が出てきたら結果の価値が気になる。 着物をキチッと来た鑑定人の…
// 福井県の海岸線沿いって、もう全線あますところなく奇岩に満ちあふれていてさ、楽しいったらありゃしねぇ。 そんな中でも今回ご紹介したい景勝地は福井県のやや北部、「神の足跡」と「弁慶の洗濯岩」である。 景勝地としてはやや小規模かもしれない。 そ…
// 男鹿半島。 日本固有種ナマハゲの生息地であり、多数の魅力的な景勝地があり、貴重なレトロ自販機保有店があり、秋田名物ババヘラを売るおばあちゃんとの遭遇率も高い地域。 ピョコっと海に突き出したその形は、秋田県を大きく特徴づける存在だ。 その男…
// 大都会、池袋の夜。 立ち並ぶビル群と、そこを行きかう人々。 気軽に入れる大衆居酒屋もあれば、いい匂いを路上に振りまく焼き鳥屋もあるし、ちょいといかがわしいお店の客引きもある。 とにもかくにも、24時間活気づいている町というイメージだ。 そんな…
// 日本で一番知名度の高い木、それは屋久島の「縄文杉」かもしれない。 屋久杉の象徴的な存在であり、太古から生きるその姿に人々は畏怖し、そして憧れる。 しかしその縄文杉の姿を実際に見たことがある人はそんなに多くはないだろう。 縄文杉は、円錐状に…
// 寒ければ寒いほどいい。なんなら吹雪いていたっていい。 そんな中、七輪で焼いたおにぎりに醤油を塗ってもらうのだ。 途端に芳ばしい香りが鼻孔をくすぐる。 焼き上がったら早速食べるのがよい。 かじかんだ手には、焼きおにぎりの熱が包んだ新聞紙越しに…
// 宮崎県の最南端「都井(とい)岬」。 僕が訪れた数多の岬の中でも、とりわけ印象深い岬の1つである。 なぜなら、まずは絶景である。 そして日本で唯一の野生(正確に言うと半野生)の馬がいる。 さらに一般人も登れる貴重な灯台がある。 素晴らしいだろう…
// 47都道府県の中で最も小さい香川県。 しかし星の数ほどうどん屋がある。いや、星よりかは少ないけど800店舗くらいはある。 僕が訪れたうどん屋はそんな中のほんの数10店舗だが、どれも格別にうまい。 香川県に行くとついついうどん屋巡りをしてしまう。 …
// 人類にとって「空を飛ぶ」というのは、飛行機誕生の前後に関わらず強い憧れである。 ゆえに、僕らは空を飛ぶ飛行機を見れば自然とそれを眺めてしまう。 離陸直後、着陸間際の飛行機を見ることができたら「わぁ、近いね、大きいね」だなんて呟いてしまう。…
// 愛知県の北部に「布袋大仏」という大仏がいる。 有名な観光地ではないので、ピンと来ない方が大半だろう。 しかしこの布袋大仏を「サングラス大仏」と表記すると、その知名度は100倍くらいに跳ね上がる。 (100倍になっても知っているのは大仏マニアやB級…
// 本州本土と離島「角島」、その2つを海の上で結ぶ橋、「角島大橋」。 すごいんだ、これが。 橋のフォルムが最高だし、海の色が沖縄のように透き通っているんだ。 曇りの日でも綺麗だし、晴れていれば永遠に眺めていられるほどの絶景なのだ。 小雨でも、こ…
// 「日本の風光明媚な駅を10個あげろ」と言われたら、きっとこの駅はそこに入ってくるであろう。 予讃線「下灘駅」。 海と空と屋根しかない、青いキャンバスの上に無造作に置かれただけ、…のような無人駅のホームが有名なのである。 恥ずかしながら、僕は20…
// 無機質な部屋。 簡素なテーブルとイスと文庫本。 そんな空間で、老婆の焼いた焼き鳥を、僕はハムハム食べたのだ。 「これまでの人生で一番おいしいかもしれないな」って思ったほどであった。 2022年の猛暑の季節の夕暮れ、本当にステキなひとときであった…
// 岩手県の釜石線を走る「SL銀河」。 車両の老朽化のために2023年6月11日を最終運行として、引退するそうだ。 釜石線というのは、もともと「宮沢賢治」が"銀河鉄道の夜"を執筆するにあたってモチーフとした路線。 だからそこを走るSLも銀河鉄道の夜とリンク…
// 「島根県は影が薄い」とか、「鳥取と島根の区別がつかない」とか、もうアホかと。 何を言っているんだって話。 ならば「日御碕(ひのみさき)」。今日はそれだけ覚えて帰ってほしい。 島根にはそれがあるんだ。 僕の大好きな岬である。 「山陰をドライブo…
// 爽やかな春真っ盛りの日本列島。 そんな青空の下ではためく白いTシャツ。 それはまるで洗濯洗剤のCMみたいなシーンだが、あれはフィクションではないんだ。 高知県に実在するんだ。 それを見に行った2022年春の思い出を語りたい。 あの頃の夢を叶えるため…
// 昭和レトロなドライブインが好きだ。 幼い日の夕暮れ、遠くまでドライブした帰りに父親と立ち寄って、ヤクルトを買ってくれたセピア色の思い出。 いや、それは僕の脳が勝手に捏造した都合のいい思い出なんだけど、誰もがそんなシーンを思い描いてしまうほ…
// 目を閉じれば、その広大な草原の彼方に回る、巨大な風力発電プロペラ群が見える…。 北国の地平線まで続く大地を疾走する旅人たちが、一様に心をときめかせてきた「オトンルイ風力発電所」。 2023年4月から解体が始まってしまう。 1つの時代が終わる。 全…
// 岬と灯台。 もはやそれはセットで1枚の絵画だ。 岬あっての灯台だし、灯台あっての岬と言ってもいいかもしれない。 僕もこれまでに以下の2つの観点から岬特集をしてきた。 drive-ns.hatenablog.com drive-ns.hatenablog.com 今回は少し視点を変え、灯台を…
※3月末くらいに追加情報をモリモリ入れて再UPします。また訪問してくださいませ! こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 さて、早くも旅は後半戦に入るのです。 「おいおい、沖縄本島に行くのかと思えば、宮古島じゃねーか」・「宮古島界隈をウロチョロし…
※3月末くらいに追加情報をモリモリ入れて再UPします。また訪問してくださいませ! こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 みなさんの中には覚えている方もいらっしゃるかもしれないですが、2023年の1月、僕は日本6周目となる本土の海岸線を全て愛車と共に…
// 洋上に浮かぶ巨大な廃墟島、「軍艦島」。 そのシルエットは、名前の通り軍艦のようである。 第2次世界大戦のときに活躍した、戦艦大和・戦艦武蔵・戦艦陸奥のような姿を彷彿とさせる。 どのくらい似ているのかと言うと、大戦中にアメリカの潜水艦が軍艦島…
// 「ここに来たことありますか?」 「ここがどんな宿か知っているんですか?」 「本当に大丈夫ですか?何もないですよ。ご飯も飲み物も無いですよ。」 電話口の女将は、若干いぶかし気に僕に質問を繰り出してきた。 大丈夫なのだ。 僕は初めてだが、カクゴ…
// 東日本大震災から12年の月日が経った…。 12年前のあの日、宮城県石巻市は甚大な被害を受けたよね。 何人かの知り合いは石巻市に震災復興ボランティアに出かけた。 僕は石巻ではなく福島県の南相馬市にボランティアに行ったのだが、石巻にも思い出があり、…
// こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。 さて、当ブログ開始から4番目の特集である「日本の中心リスト」の全執筆が完了したので、ここで再びコラムのコーナーを開催しようと思います。 drive-ns.hatenablog.com これの執筆、実はすごく大変だったのです…