週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

【コラム】「住むとしたらどこ?」日本一周人が受ける質問あるあると、僕の本音を公開!

こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。

 

気温40℃に迫る日々が続く日本列島。

アツいのは、オリンピックだけではなかったようです。

みなさん、ちゃんと水分取っていますか?

 

drive-ns.hatenablog.com

 

さて、当ブログ開始から2番目の特集である「日本一低い山」の全執筆が完了したので、ここで再びコラムのコーナーを開催しようと思います。

 

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あなたは、自分の身近に自走で日本一周した人がいたとしたら、どのような質問をしてみたいですか?

 

今回は、僕自身が多く受けた質問と、それに対する回答・本音を少しだけご紹介できればと思います。

あくまで、僕自身のケースです。

旅人によって千差万別ではありますが、ちょっとだけ参考になればと思います。

 

 

「それって全都道府県を巡ったってこと?」

 

人に寄るのかもしれないですが、僕は「全都道府県を巡ったよ」と回答します。

ニュアンス的には少しだけ「そうに決まっているだろ」というテイストが入ります。

 

drive-ns.hatenablog.com

 

上記リンクの中で、僕自身の日本一周の定義を書いてありますので、よろしければご覧ください。

 

やはり海岸線は大体外周を抑えたいし、かといって内陸県を飛ばすのもその県の人に悪いなって思います。

従い、結論から言うと全県を巡るのです。

 

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以前も掲載したことがありますが、これが日本3周したときのルートです。

青字が一般道で走行したルートです。

これに、上図には無いですけど沖縄県が加わるイメージです。

 

日本一周の定義は旅人によって異なります。

都道府県を巡らずに、沖縄や内陸県を飛ばす人もいます。

それはそれで良いでしょう。厳密な定義は無いですので。

 

でも、日本を何周もしている僕がこの質問を受けるのであれば、胸を張って「もちろん日本何周もしているからには、全都道府県に足を踏み入れているに決まっているじゃないか」と言いたいのです。

 

 

「一番良かったところはどこ?」

 

非常によく聞かれる質問です。

僕は「北海道の道東や道北の地平線、あるいは沖縄の八重山諸島の青い海かな」みたいに答えます。

 

「お手本のような回答だな」って自分で思います。

もちろん事実です。どちらも最高なのです。

 

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この2つを挙げる根拠は、まずは万人にわかりやすく共感を得られやすいという点です。

 

次に、もし相手が多少マニアックな人だったら、そこから話を広げやすいのです。

もし相手がマニアックでなくっても、食いついてきたら「こういう景色が最高でね…」って言語で表現しやすい点が挙げられます。

 

いずれにしても、「景色」を軸に「良かったところ」を語るのが特徴です。

 

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ただ、本当は現地の良さっていうのは景色だけではありません。

 

グルメであったり、文化であったり。

あるいは宿での交流、現地の人との交流、困難を乗り越えてルート取りしたり、一生のうちでそう何回も経験できない体験が出来たり…。

そう考えると、どんな都道府県の旅も本当に貴重で楽しいものなのです。

 

しかし話を戻すと、北海道や沖縄への旅は、遠方なので長期になりがちです。

そうなると、いろんなエピソードが発生しやすく、思い出深い旅となるのです。

やっぱり僕、北海道と沖縄が好きなのだと思います。

 

 

「一番おいしかったものは何?」

 

よく質問されますが、これは「一番良かったところ」以上に回答が難しかったりします。

誰とどんなシチュエーションで食べるかによっても、大きく変化するからです。

砂漠でカラカラになった状態で飲む水は、きっと世界一おいしいでしょうし。

 

それに、相手の期待もあります。

「北海道の…」って僕が言い始めたら、相手はきっと「おっ、海鮮かな?ジンギスカンかな?」みたいに思うでしょう。

ここで僕が「納豆だよ」と言ったら、少し周囲の気温が下がります。

例え事実であっても、「求めている答えはそうじゃないんだけどなー」という空気感になります。

 

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今回は空気を読まずに敢えて言いましょう。

ピザです。(僕はすんごいピザ好きです)

 

北海道は羽幌の「吉里吉里」。

40年以上も続く、伝説のカフェ&旅人宿です。僕も何度も宿泊しています。

しかし、ランチタイムのみで提供されるピザが本当に絶品なのです。

このためだけに道北に足を延ばしたこともあります。

 

2021年夏、旅友の「FUGA君」が北海道を走っているとき、ちょうど宿の前でライダーさんを送り出すオーナーさんご夫妻を目撃したと言っていました。

遠い地で、コロナ禍の中、吉里吉里さんは頑張っているのでしょう。

会いたいよ、オーナー。

 

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「車の年式と排気量は?」

 

車好き、バイク好きの人から良く聞かれる質問です。

うん、正直うろ覚えです。

「ちょっと車検証を見てきていいか?」と言いたい気分になります。

 

多分世間一般の旅に車を活用している旅人は、車は相棒であり、そのスペックをしっかり把握しているのでしょう。

しかし僕は、車をスペックで選んでいるわけではないのです。

 

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乗っていて楽しいか。

これに尽きます。

 

もっと言うと、車中泊しやすいかとか、長距離運転しやすいかとかも加味しますが、なんだかんだでそういう条件はさておいて見た目で選んでしまうタイプです。

しかも車はとっかえひっかえなので、これが対異性だったらとんでもない暴君ですね、僕。

 

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結論を言いましょう。

現在(日本6周目)の車である日産パオは特殊な販売期間の限定車なので、「平成元年式」と覚えています。

しかしその他の要素は歴代の車含め、ほとんど覚えていません。

 

いいんです、僕。

車は動けばいいのです。

もっと言うと、例えば交流のある旅人であっても、本名も年齢も知りません。

逆に僕の本名や年齢も教えません。

大事なのは、「存在している」ってことですので。

 

 

「オススメのスポットはどこ?」

 

これは相手によって慎重になってしまう質問です。

 

  • 相手の人の乗り物は何か(車・バイク・公共交通機関
  • 相手の人は何を目的に旅するか(景勝地・施設・温泉・グルメ)
  • 相手の人はどのくらいの経験値か(時間をかけてでもマニアックなスポットに行きたいか)

 

ザッと考えてもこのようになります。

SNSなどを見ても「オススメはありますか?」などの質問をよく見かけますが、軽はずみにご紹介してご迷惑になってしまってはよろしくないなって思い、ちょっと慎重になってしまうのです。

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もちろん、ある程度知っている仲だったら、その人に合ったスポットをご紹介できます。

充分にコミュニケーションが取れるのであれば、「もし国道○号を走っていて数10分ほど寄り道ができるのであれば…」という感じで具体的に条件を示しつつご紹介もできます。

 

誰しも忙しい中で、貴重な休みを活用して旅をしていると思うのです。

力になりたいと思う反面、余計な情報を与えてしまわないかと思ってしまうのです。

 

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しかしね、実は僕自身はそういう紹介は嬉しいタイプです。

 

正直、「知っているよ」というスポットもあるし、「興味ないな。むしろ返信がメンドウ。」と思うことだってあります。人間だもの。

だけども、そういうやりとりができる人が存在することが嬉しいのです。

それが現実世界でも、Web世界であっても。

 

矛盾してしまっていて、申し訳ないです。

そんな葛藤の中を生きているのだと、軽く受け止めていただけると幸いです。

 

 

「住むとしたらどこ?」

 

これもしばしば質問されることがあります。

…が、「旅するのと住むのって全然別問題だよ」って思っています。

それを踏まえたご質問なのか、そうでないのかが気になります。

 

僕はあくまで旅人です。

帰る場所があっての「旅」なのです。

旅とは非日常です。これを日常にしたいとは思っていません。

 

つまり、「北海道の大自然が好きだー!」とか言ってますけど、僕がやっているのは最高の季節にただ走って宿に泊まって酒を飲んでいるだけです。

北海道の冬の厳しさ、就職の困難さ、買い物や病院などの利便性など、何も知りません。

お客としてチヤホヤされているだけです。

 

そんな僕が「北海道に住みたい」とは言い出せません。

「ナメるな」の一言で終わりです。

 

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例えば、いろんなグルメを巡る人に対して「で、日本料理屋をやってみたい?それとも中華料理人になりたい?」と聞いているようなものです。

 

食べるのが好きで料理人になる人ももちろん多いでしょう。旅でいい思い出を作り、その地に居住する人もいるでしょう。

しかし、相当運命的な出会いがない限り、そういうのは難しいのかもしれません。特にビビリの僕においては。

 

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僕だって、表の顔(旅)と、裏の顔(仕事&プライベート)があります。

裏の顔のほうであれば、ある程度の規模の町で、周囲に必要な施設が揃っているところがいいかなって思っています。

 

そうですね…。

具体的には1位が横浜、2位は神戸~明石くらいの雰囲気が好きです。

コンクリートに囲まれすぎないレベルの町で、そこそこの歴史と緑と海が程近くにある…、そんな場所でオシャレなカフェとベーカリーを見つけられたら、最高ですね。

 

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さて、前回の記事と今回の記事との間で、僕は新天地に引っ越しをしました。

「どこの町か」とかは明言はしませんが、しばらくはこの地を拠点として、ワクワクを探してみようと思います。

 

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Twitterもやっています。

3500人ほどのフォロワーさんと共に、旅のワクワクを語らい合う日々です。

コロナ禍で思うように動けませんが、よろしければ一緒に夢を語りましょう。

 

2021年夏、 あなたにとってもアツく思い出深い夏になりますように。