静岡県には、「東海大学海洋科学博物館」という1970年に開館した昭和テイストの渋すぎる水族館がある。
もう50年以上も経つ施設で老朽化が進んできたことから、2023年3月末を持って閉鎖することが決まっていた。
だけども、このスポットにはファンも多く、「辞めないで」という声が相次いだ。
そんな思いが海洋科学博物館に通じたのが、以下のWebサイト記事だ。
2023年の正月、これを見た僕は鳥肌が立ったね。
「うぉっ!もしや運営継続してくれるの?こういう発言をしたからには、きっとなんらかの継続をしてくれるのだろうな…!」って。
続報を祈るように待った。
2月10日、上記のような結論が公開された。
上のスクショには記載されていないが、東海大学海洋科学博物館は完全予約制にして1Fのみ継続決定!!
そしてすぐ横で対になるように歴史を歩んでいた「東海大学自然史博物館」は完全閉館!えっ、何その格差!!
東海大学自然史博物館については以下の記事で綴っているので、みんな読んで追悼してあげてほしい…。
では、ちょうど1年前の2022年8月、「閉鎖される東海大学海洋科学博物館を最後に見に行こう」とドライブしたときのことを書こう。
結果として予約制で継続しているものの、もう今となっては見れないエリアも登場するからな。
水族館エリア
キラキラ☆ラグーン
さて、この記事では過去2回訪問した写真を織り交ぜて執筆する。
だからもしかしたら変な時空の歪みが出るかもしれないが、許してほしい。
松原の中に現れる、ちょっとレトロな水族館。特に看板の文字が良い。
すぐ脇は有名な「三保の松原」だから、松には事欠かない。
最初に出てくるのは「キラキラ☆ラグーン」という珊瑚礁を模したエリア。
マジでインスタ映えしそうなカラフルなサンゴがあふれていて目を奪われるし、そのサンゴの隙間を泳ぐカラフルな熱帯魚も良い。
僕ったら、沖縄の離島とか行ってもシュノーケリングもせずに陸を走り回ってばかりだからね、熱帯魚のことなんて1ミリもわからん。
ウツボ。2つの水槽を繋ぐチューブ状の部分にシンデレラフィットしていたので写真撮り放題よ。いい表情だ。
ご覧の通り、ゲニョ~ンと登場している。ちょっとキモいけどかわいい。
黒くないけど、黄色いけど、クロウミウマ。
タツノオトシゴのフォルムって魚っぽくなくってグネってるし、ヒレとかすごい小さいし泳ぎづらそうだし、わけわかんないけどそれが魅力。
体長40cmを超える世界最大のシャコだ。
通常のシャコでも、シャコパンチの威力は水槽を割ってしまうことすらあるという。こんなヤツにパンチされたら指が吹っ飛ぶかな?
伊勢エビの仲間ですな。説明書きで「食ってもいいし剥製にして飾っても良い」と書かれていた。そうなのか、エビの剥製ってあるのか。なら食った後に飾りたい。
思わず写真を撮ってしまった。なんだこのソリッドなデザインは。生き物ならではの温かみを一切感じさせない、クールなデザインだ。
でもこれ、ウニャウニャとトゲが動いているんだぜ。すげーいい。ずっと見れていられる。
ふじやまかしぱん。
かつてはね、水槽を下から覗いてみたり、水槽の真ん中に人の入れる空間があって、あたかも水槽の中に人がいるように記念撮影できるポイントがあったりしたんだ。
だけども2022年のときはコロナのせいでそういう密なところは全部封鎖されてしまっていたよ。悲しみ。
波打ち際など、流れのある水の中で暮らす魚ももちろんいる。
ここではレバーを上下することで人為的に波を起こすことができる。
水面はグワングワンするが、もちろん魚たちはへっちゃらである。
波発生レバーをすんごいドッコンドッコン永遠に動かしている子供がいた。そんで「ふぅ、いい汗かいた」みたいな晴れやかな顔をしていた。
子供ってそういうの好きだよな、一見意味のないことでも。かつての僕も、きっと腕がパンパンになるまでやったであろう。
テッポウエビとハゼが共存する水槽もある。
1つ穴の中、2種類の生物が仲良く…
― いや、そうでもない。
狭い穴の中で2匹が鉢合わせになり、ゆずることも押しのけることもできないシーンもある。
最初のエリアだけですごく充実しているよな。
なんか各生物にフォーカスした写真ばかりご紹介してしまったので、最後にちょっと引きでの1枚を掲載しておく。
海洋水槽
さぁ、水族館エリアのハイライトである大ホールが姿を現すぜ。
ホールの真ん中には大水槽があり、その中を魚たちがゆっくり回遊している。
今となってはこのくらいの規模の水槽は珍しくないかもしれない。
でも、当時だからこそもエモいポイントが随所にあり、それがたまらんのだ。魚よりも水槽に興味津々な僕だ。
この柱だらけのデザイン、まずはこれがいい。
普通に考えると水槽ってドーンと1つの大画面のように見たいだろう。自分が海の中にいるように、人工的なものを視界に入れたくないだろう。
でもここは柱が多い。
そりゃ想像に容易いが、1枚の巨大な水槽パネルを作るのってすごく大変なのだろう。
いつぞや沖縄の「美ら海水族館」のドキュメンタリーを見たことがあるが、まるで海のような大きさの水槽を作るのにすごく苦労していた。
当時としてはこういうのが技術的も限界であったのかもしれない。だからこその良さ。
僕は水槽を1つの建造物として見ているよ。
そしてこのフォントよ。「サンゴの海」。最高すぎる昭和でハンドメイド感のあふれるフォント。
うっとり見ていたらそのすぐ脇をベロベローって感じでエイが泳いできた。
うるさい、今僕は水槽の写真撮っているんだから魚どもはジャマするな。
「砂底の海」。やはりキュンとするデザイン。
こういう場末のスナックとかありそう。「スナック サンゴの海」、「スナック 砂底の海」。なんだか入ってみたい。
ちなみにこの水槽、全面ガラス張りとしては日本最大なのだそうだ。
昭和だけどもすごい記録を50年も保持していたのだな。恐れ入った。
そんなウットリするような水槽のスパイスになるのが、中の魚たちだ。
うむ、僕にとっては魚は主役ではなくってアクセント。
ひときわ目を引くのは2mを超える巨大なシロワニ。悠々と水槽内を泳いでいる。
上の方で群れているヤツらもいる。ギンガメアジとかかな?
この1つの水槽だけで、50種類・1000匹あまりの魚がいるそうだ。その中にサンゴ礁・海藻・砂底・岩礁の4つの世界が表現されている。
もうこれだけで1つの生態系、1つの小宇宙だな。いつまでも見飽きない。
さらに言うとね、このなんとなくギリーンがかった色彩が良い。
バリバリに透明な水の水槽もいいし、さわやかな青色の水槽もいい。
でも、こういうちょっと年季の入った藻だとか苔だとかを連想させる緑もいい。生命力を感じる。
あ、ちなみに別に汚れて緑色なのではないよ、ここ。あくまでそういう色の演出なだけ。
デロデロ出たり入ったりするウツボもいい。
ちょっと目立たない小魚も、この世界を形成する上ではかかせない存在なのだと思う。好き。
大水槽の下に入る込める狭いトンネルがある。
そこから見上げると、また違った世界が見えてくる。岩の隙間から小魚の群れが見えるのだ。僕らがウツボになったかのような気分だ。
さて、このままだと永久に大水槽に話になってしまう。
大水槽の脇に展示されているものも少々ご紹介したい。
リュグウノツカイの標本だ!しかも相当に巨大なヤツ!しかも雄雌のペア!
どちらも駿河湾で見つかったもので、体長は5m前後ある。
初回にここを訪問したときのメンバーの1人は、このリュウグウノツカイを見ることを最大目的にしていたほどだった。わかる、わかるぞその気持ち!
…間近で見るとちょっと怖いけどな!!
あと、その横には"生きた化石"とも呼ばれる古代ザメのラブカの剥製もあった。
これももちろん写真に撮ったが、データを間違って消してしまったぜ。泣ける。
端の方にはクラゲギャラリーというコーナーがあり、ライトアップされたクラゲたちが優雅にフワついていたよ。
駿河湾の生き物・深海魚
続いては、「駿河湾の生き物」と「駿河湾の深海魚」の2つのコーナーが出てくる。
後者の駿河湾の深海魚、スゲーぞ、目を引くぞ。
全部標本だ。青い空間を綺麗に四角く切り分け、そこに展示されている。
どうやら駿河湾の深海にすむ生物たちを長年収集しており、150種ほどを展示しているそうだ。
ホルマリン漬けなのかな?色素がやや抜けて同じ色合いになっているので、不思議な統一感のあるコーナー。
なんだか怖くもあり、そして美しくもある。つまるところ芸術性すら感じる。
チョウチンアンコウは体長50cmもある最大規模のものとのことだ。
コイツをこんな間近で見られるなんて…。なんて禍々しさだ。かっこいいぞ。
アンコウってさ、メッチャ小さいオスが巨大なメスに噛みついて、そんでそのままジワジワとメスに吸収合併されていく不思議な生態だよね。それが生殖行動なんだとか。そんな様子がここに展示されている。
半分くらい、オスの体がメスに取り込まれている途中経過だ。うわぁ、わけわからん文化だ…。
ツルツルの頭とつぶらな瞳のクロダコ。個性的なおじいさんみたいな風貌だ。
僕らは水槽の外からこのおじいさんを眺めているが、おじいさんは水槽の中から僕らを眺めている。
駿河湾って、陸地に近いのにすごく深度が低い海だもんね。日本一深い海。深海魚の宝庫。だからこそのこの充実した展示よ。
興奮で震えたぜ。沼津の「深海魚水族館」にも似た興奮を覚えた。
その対面にあるのが、「駿河湾の生き物」というコーナー。奥に行くにつれて、海の深いところに住む生物が展示されているらしいぞ。
この水族館の暗い雰囲気。神秘的で好き。
あとから数々の写真を見返して気付いたんだけど、僕はウツボを見ると必ず写真を撮る習性がある。きっと前世はウツボだったんだろうな…。
素人はきっとこうやって撮影する。右から左に泳いでいる様を撮影して喜ぶ。
だが通は水槽の一番端、回遊してくるイワシが真正面にこっちを向いている位置を狙って撮影する。動画撮影してかなりウケた。
こっちを向いてパクパク口を開いているイワシって、ちょっとこれまで見たことない表情だったな。スクリームな顔していたな。今までかなりの数のイワシを食べてきたからな、きっと呪われる。
タチウオは名前の通り真っすぐ縦になってユラユラと泳ぎ、ときどき飽きて横になっては、また縦になっていた。
説明書きに『飼育がすごく難しい』と書かれていたので、僕はしばらくはタチウオを飼わない人生でいようと思います。
くまのみ水族館
珊瑚礁の人気者、クマノミである。ディズニー好きには"ニモ"って言ったほうがピンとくるかもしれない。
まさにディズニーみたいなファンシーな空間が広がっていた。
クマノミを鑑賞するためのピンクの椅子、もう雰囲気づくりに全振りしているよね。
その目線の先の水槽はドーナツ状で、下からくぐって水槽の中央に入れば海中の気分だ。ただし2022年はコロナ対策でくぐれないよう封鎖されていた。
このエリアの写真は何枚か消えてしまってこの1枚のみである。
ただ、このくまのみ水族館の真髄はファンシーな部分ではない。わかりづらいけど、その脇の小さな階段から上へと登って行った先にある。
水族館の裏側!!
これはすごい。「見せちゃっていいんですか?」って聞きたくなる。普通に職員さんがテキパキ動き回っているしな。
このコンクリ剥き出し、パイプが縦横無尽に走る、インダストリアルな光景がハートに響くのだ。
ここは飼育研究室。
水族館の水温や水質の管理をしたり、エサを作ったり魚たちの健康状態を調べたり…。
他にも新しい魚の受け入れや治療・研究などなど、学術的なことをやっているのだ。
こういった裏側こそが、水族館の仕事のメインだよね。僕らはこういった努力の結果のみを表側から見ているに過ぎない。
なんか唐突に鮮魚店みたいなコーナーがあってフフフと笑える。
もちろん僕らの夕食のおかずではない。水族館で魚たちに提供するためのものを一部こうして展示しているのだ。
そんな中で飼育されているのが、クマノミの赤ちゃんたちだ。
いつに生まれたのか、記載の上で順番に展示してある。一番直近に生まれたウマノミなんて、もう小指の先くらいなんだ。「がんばって大きくなれよ!」って、思わず励ましたくなる。
なんて多様性のある展示物なのだろう、東海大学海洋科学博物館!!
…しかし、まだまだなのだ。ここでエリアは半分なのだ。
ここまでは水族館エリア。かなり個性的ではあるが、まだ水族館としてイメージできる範囲のものである。
次からがすんごいぞ。でも2023年3月で完全に閉鎖されてしまった、幻のエリアなのである。
マリンサイエンス&メクアリウムエリア
冒頭に『もう今となっては見れないエリアも登場する』って記載した。
ここから先は2階になるのだが、どうやら2023年4月以降はこのエリアは一般人は立ち入りできなくなってしまったそうなのだ。
すごく尖った個性を放っていたエリア。もう二度と見れないのは悲しいな。
マリンサイエンスホール
このエリアは、"こども科学館"などをイメージするとしっくりくるかもしれないな。
いきなり「海の中の音」などという渋いテーマのコックピットがあったりする。
その先には波の高さを段階ごとに表している。激しい高波とか、マジ死ぬんじゃないかと思われる規模。よく撮影したよな。
水深200mを超えると、もうほとんどの光は届かない漆黒の闇。海の大半はそんな闇の世界なのだなぁ…。
そんな海に対し、青い光がダントツで奥まで届くから、やや深めの海の色は青いのだ。
そんな理屈を、体験できる装置で表してくれている。
黄色・赤・青の色が深度と共にどう変化するのかこの目で見られるのだ。こういう科学館、小学生のころは大好きだったよ。今も好きだけど。
海が深くなるにつれて水圧が高くなる図式だ。
向かって左、金属の缶はベコベコに潰れていく。
向かって右、カップラーメンはたくさんサンプル数があって説明が丁寧だぞ。
カップラーメン、おいしいからな。経費も出るし、スタッフさんは「カップラーメンは100mごとに丁寧に図解すべきです!たくさん買いましょう!」とか訴えつつ、みんなでおいしくいただいたのだろうな。
カップヌードルのパッケージ、水深500m・水深600mと徐々に潰されていく。
そして水深700mにて… ― !!
チキンヌードルになる…!!
なるほど、水圧って恐ろしいよね。商品名が変わってしまうとは…。
…って信じるほどピュアじゃないけどな、僕は。
カップヌードルを買うところ、うっかり1つチキンヌードルにしてしまったのか、それとも大量に買い込みすぎて1つ足りなくなったのか…。
ちなみに水深800mで再びカップヌードルに戻ります。
何だこの世界。深海ってわけわかんね。
明確にエリア名は分かれていないが、この先の壁を隔ててちょっとテイストが変わる。まずは巨大なクジラの骨格が僕らを圧倒させたのだ。
ピクミーシロナガスクジラ。すんごいスケール。
でも、これでも体長は18mなのだそうだ。シロナガスクジラの最大は30mになると言われているので、それと比較すればコイツもまだまだひよっこなのであろう。
クジラに目を取られすぎて困ってしまうが、その他にもスズキの骨格があったり、タラバガニの剥製があったりする。ちょっとミクロすぎて写真には残っていない。
そんなわけでクジラの写真ばかりが手元に残っているので、もう2枚ほど掲載したい。
これはクジラを正面から見たときのものだ。一見すると何が何だかわからない。下あごが2つに割れているいてハサミのようだ。
木のような材質だが、ちょっと脂が染み出していて動物の骨なんだと認識できる。
クジラを後ろから見る。
尻尾の下あたりにはシャコガイがいるね。そして後ろの方には科学好きのキッズが喜びそうな勉強コーナー、体験コーナーなどが並んでいる。
幻の深海ザメ、メガマウスの雌雄の剥製も展示されている。
目撃例が数10件しかなく、そのほとんどが日本だという幻のサメだね。10数年前から僕はこのサメが好き。
他にも、海底探索で使用される器具などが展示されていたり…。
ロープの結び方の実物がえらい数展示されていたり…。
どれも見て触って体験できるのがいいよね。
テトラポットなどの消波ブロックがどれだけ波の力を抑制しているのかを模型を使って見られるコーナーがあったり。
消波ブロックって人工的すぎて見た目があんまり好きではなかったけど、すごいポテンシャルなのな!これ必要だわ!島国日本の守り神だと理解した!
アナログな技術のみで、波に向かって進んでいく船や風に向かって進んでいく船の模型が展示されている。
これすごいな。僕なんて大人になってもアホなので、「波や風があったら船は流される」と信じて疑わない。大航海時代だったら真っ先に死ぬタイプだ。
他にもテクノロジーやシステムの本質を何も理解せずに生きてきたのだろう。偉大なる先駆者の恩恵に乗っかって生きているだけだ、僕は。
メクアリウム
「メカ+アニマル=メカニマル」。そんなメカニマルたちが闊歩する世界、メクアリウムにやって来た。別名機械水族館。
さて、ここのエリアの写真は大半が事故で消えてしまったので少ないぜ。
メカ好きな人にとっては垂涎もののコーナーだな。
この金属感が剥き出しな感じの生物にキュンキュンする。
カニはゆっくりと横歩きをし、壁にぶつかると自動的に反対側にまた歩き出す。
足の動きがとてもリアルだ。
ここでは生物の動きを学べるよう、なるべく本来の生物の動きを再現しているそうだ。
船にはスクリューはあるが、魚にはスクリューはない。じゃあなぜ魚はスクリューが無くても泳げるのか。どんな動きをすれば動けるのか…。
って具合だ。
優雅にスイスイ泳ぐ魚のロボットを見て、「僕は彼のことをどれだけ理解しているのだろう?」って思った。
そんなロボットたちの多くを実際に操作できる。
複数の動きを組み合わせなければいけなかったりして結構コツがいるけど、うまく動かせたときはそれなりに嬉しい。
自然界の生物たちは、ほとんど本能でそんな感じに動いているのだな。
奥には過去3Dハイビジョンシアターがあった。上の写真にもその存在が見てとれる。
3Dメガネをかけて10分ほどの作品を立体的に見る、なんだか昭和テイストなギミックの映像シアターだ。
これ、2018年9月に老朽化で閉鎖してしまったので、2022年訪問時には無かった。
かつては全国の博物館などにあったであろう3Dシアター。きっと今後もどんどんなくなっていくけど、その思い出を記録しておくのって困難だよな。切ない。
海の生物の動きや生態を学ぶことが、人間が海と共に生きる知恵に繋がるのだと、最後の方に掲示されていた。
海なしでは生きられないもんね、僕ら。海を尊重し、そして大事にしなければね。
そして展示は終了。2階から1階へとスロープを降りる。
そこに描かれている機械生物たち。このレトロフューチャーな絵柄が大変に刺さるんですけど。かっこいいのですけど。
もう今後は見られないのかな、この絵も…。
そう思って出口に辿り着いた。
海洋科学博物館だけで2時間は滞在した。冒頭でリンクを張ったけど、横の自然史博物館も合わせれば3時間だ。
なんて充実した時間だったのだろう。
もう一度言おう。
残念ながら2階部分はクローズだけど、1階部分は予約制で見学できる。
しかもなんと、予約制になって以降は無料だ。
あなたも体験してほしい、駿河湾の深海の神秘を。
以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。
住所・スポット情報
- 名称: 東海大学海洋科学博物館
- 住所: 静岡県静岡市清水区三保2389
- 料金: 2023年度以降は無料
- 駐車場: あり
- 時間: 完全予約制につき、詳細は公式Webサイト参照のこと