週末大冒険

週末大冒険

ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.120【三重県】究極の卵かけご飯を求め…!「コケコッコー共和国」で、いざ卵食べ放題!

TKG(卵かけご飯)。

 

これは、その最高峰を目指した二人の男たちの物語である。

 

その絶品卵かけご飯を提供してくれるのは、「コケコッコー共和国」。

なんというグローバルな響きよ。

その国の国民食が、卵かけご飯なのだ(と推測)。

 

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それを我々に提供してくれるのだから、これは一大国家プロジェクトに違いない。

胸が高鳴るぜ、国際コミュニケーション!

 

 

コケコッコー共和国、入国へ…!


残暑の厳しい初秋のある日であった。

琵琶湖を巡る旅をしていた僕は、かねてからの旅友であるふじふじと合流することとなった。

 

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プロローグ1

このときから遡ること6年ほど前、僕は日本最北の有人島である「礼文島」にてふじふじと出会った。

その後、京都や大阪でふじふじと再会し、一緒に観光したり酒を飲んだり、鴨川に飛び込んだりしている。

11月の鴨川の水は冷たいが、僕らはアツい魂を持っているのでそこそこ大丈夫だ。

 

ふじふじは、原付で分割日本一周をしている旅人である。
この度は、ちょうど伊勢エリアでふじふじと会えそうな日程であるため、「じゃあ会おうか」となった次第だ。

 

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プロローグ2

伊勢のとある温泉施設でふじふじと合流すると、二人でひとっ風呂浴びた。

 

暑くて汗だくだったので気持ちがいい。

全部割愛するが、実は本日僕がここにやってくるまでの間も、いろいろ冒険があったのだ。人生冒険だらけなのだ。

 

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プロローグ3

ふじふじのバイクを見せてもらった。

各地のステッカーが貼られたり剝がれたりしていた。

 

これで分割日本一周か、すごいな。

日本一周を始めたのはかつての僕の影響だと言っていた。申し訳ない。

 

このあとも一緒に観光したりするのだが、ひとまずその話も割愛だ。

 

そして昼飯を食べようという話になった。

そこでふじふじの口から出たスポットが、コケコッコー共和国であった。

 

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プロローグ4

僕はパスポートとか持っていないので少し心配になったが、どうやらそういうものは不要らしい。

ふじふじは「卵かけご飯を食べるのだ」と、力強く言っていた。

こぶし、握りしめていた。たぶん。

 

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プロローグ5

ブンブン唸るふじふじの原付に僕のHUMMER_H3がついて行くという異様な光景が実現した。

 

ほどなくして国境付近に来たようだ。

卵かけご飯、卵食べ放題390円の看板が、入国者の心を躍らせる。

 

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プロローグ6

そして、無事に入国。

入国審査とかもなかった。全人類ウェルカムな文化だ。

 

 

卵、それは命!

 

こんにちは、コケコッコー共和国。

 

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国内視察1

2台並べて駐車した。

丘の上の、緑あふれる山々が見渡せるロケーションの国だ。

 

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国内視察2

伊勢自動車道の勢和多気ICがすぐ目の前に見える。

 

実際に高速道路に乗るにあたっては、迂回しながら行く必要があるが、それでも相当に近い立地だぞ。

高速ドライブ中でも気軽に立ち寄れる。

 

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国内視察3

コケコッコー共和国は、ニワトリが飼育され、そして有精卵・卵や鶏肉の加工食品などが販売されている施設と、食堂とがある。

あとはアスレチックエリアなどがあるらしい。

 

 

Googleマップさんからの衛星写真を添付する。

勢和多岐ICとコケコッコー共和国の位置関係がわかりやすい。

そして、おそらく長屋のようにズラリと並んでいるのが鶏舎だ。すんごい規模。

 

ひとまず、僕らの目当てはランチだ。

「山の駅よって亭」という名の食堂にめがけて突進する。

鶏肉も食べられるそうだぞ、イェイイェイ!!

 

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国内視察4

…が、食堂は満席だったそうだ!

 

どうやら席数はそんなに多くは無いらしい。

まぁそれ以上に、卵かけご飯や鶏肉が魅力的すぎるからだろう。そりゃそうだ。みんな食べたいに決まっている。

 

受付に名前を書いておき、その間にまずはお土産屋を見て回ることとした。

 

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国内視察5

一日一個の元気 健康を保つ 

全国有数の平飼い有精卵を扱っています

太陽の光を十分に浴びて育った平飼い有精卵

 

ちょっと写真のフレームから文字が切れてしまって、全文読めない部分もあり恐縮だが、このような文言が読み取れる。

「なんかスゲーんだな」ってことが伝わればいいんじゃないかと思う。

 

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国内視察6

卵は鶏の大事な一つの命なのです。

産み立てだからかたいけど、これが昔の味なんです。 

 

もうね、これらってコケコッコー共和国での必修科目である、「道徳」の授業だよね。

僕らはこれから卵をいただくのだ。有精卵だ。

それすなわち命である。

 

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国内視察7

危なかった。

 

待ち時間なく食堂に入っていたら、普通に「卵うめー!」みたいに喜ぶだけだったであろう。

命の尊さ、これ大事。事前に改めて学習できて感謝。

 

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国内視察8

思わず空を見上げたよね。

秋のうろこ雲が綺麗であった。

うろこの1つ1つが純白の卵にも見えた。

 

そして、それは命の価値を知っている人が大事に育てた鶏の卵なのだ。

これは生命の宝石と言っても過言ではないだろう。

卵かけご飯への期待も爆上がりする。 

 

 

絶品の卵と鶏肉のランチ!

 

30分ほど待機していたであろうか。僕らの名前が呼ばれた。

いよいよランチの時間である。 

 

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鶏と卵の競演1

僕とふじふじは、「八ッ場ダム」に沈んだ群馬県の「川原湯温泉」の話で盛り上がっていたが、食堂に移動することとする。

 

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鶏と卵の競演2

30人ほど入れると思われる食事スペースだ。

ワイワイ気さくにランチを楽しめるような、ハードル低めの空間だ。ステキ。

 

まずは卵かけご飯だ。

390円である。当然それをそれぞれオーダーする。

 

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鶏と卵の競演3

鶏肉も2人で1つオーダーしよう。

かためとやわらかめがあり、どちらも410円だ。

 

かなり迷ったが、ここはやわらかめだ。

通ならかためにするのかもしれないが、通じゃないのでわかりやすい方を選んだのだ。

いいのか悪いのか、平成時代以降は「やわらかさが正義」みたいになっているので、しょうがない。

 

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鶏と卵の競演4

卵がやって来た。

テーブルの上にドンと卵いっぱいのカゴが置かれたのだ。

ここから自由に取って食べるシステム。

 

8個ほど入っているように見えるが、足りなければまたお替り頼めるのだ。

まぁご飯はおかわり自由ではないので、ご飯と卵の比率を考えるとそんなに何個もは使いづらいだろう。

 

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鶏と卵の競演5

卵。

黄身の黄色がすごく鮮やかで、そして白身はしっかりと立体を保とうとしている。

これが生命力というヤツなのだろう。そう僕は思った。

 

卵の味、濃厚だ。小宇宙だと思った。

ご飯に軽く纏わせて食べれば、ただただ至福よ。

 

本能にまかせるのであれば、このまま「ガガッ」と汚く掻き込みたい。そんな衝動に駆られる。

しかしここはパブリックスペースだし、ご飯のお替りはできない。

上品に丁寧に、卵を味わった。

 

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鶏と卵の競演6

そして鶏肉である。

約400円とは思えないほどのボリュームに僕らは驚いた。

一家族のおかずになるわ、これ。

 

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鶏と卵の競演7

焼く前にこのお皿の上の味噌だれとよく絡め、そして炭火で焼くのだ。

おいしくないはずがない。

ちょっとした暴力だ。味の暴力。

 

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鶏と卵の競演8

この写真を見れば、たった一皿の鶏肉がどれだけボリューミーかわかるだろう。

かためとやわらかめの2皿をオーダーしなくてよかった。

危なく2皿頼みそうであったが、1皿で充分であった。

 

もし2皿オーダーしたなら、これ中ジョッキ絶対必要ですもん。

そしたら僕ら、もう今夜はここで車中泊せざるをえないですもん。

 

顔をお見せできなくって残念だが、ふじふじはすっごい悪い顔して笑っている。

わかる。

楽しみ過ぎるのだ。炭火で肉を焼き始め、香ばしい匂いが漂っているのだ。
 

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鶏と卵の競演9

 

はい、うまーい!!

 

 

鶏肉ね、やわらかい方にしたけども、やっぱ身の引き締まり方が違うのよ。

噛んでいて程よく「ギュッギュッ」ってなる。

ずっと噛んでいたいと思う。

 

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鶏と卵の競演10

そして卵かけご飯だ。

「卵→鶏→卵→鶏」 のデリシャス・ルーティーンだ。

 

卵、マジでうまい。

いい親鳥から産まれた卵なんだろうなぁ。

親の顔を見てみたい。

 

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鶏と卵の競演11

正直、結構腹いっぱいになった。

あとはゆっくり鶏肉を焼くのだ。

 

まるで焚火を囲んで語り合うかのように、僕らは炭火で焼けていく鶏肉を見ながら語り合ったさ。

 

礼文島が大きな災害に見舞われた話、そこにある日本一クレイジーな宿「桃岩荘」もいろいろ大変だった話など、ふじふじが島の情報をいろいろくれた。

桃岩荘には、日本9周目でまた訪れたいと考えている。

「ただいま!」と言って帰るのだ。それまで元気に営業してほしい。

 

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鶏と卵の競演12

ごちそうさまでした。

卵は1人3つずつ食べた。

 

1人あたり600円でこのパラダイス。

満足しかない。


 

そして僕らの旅路は分岐する! 

 

では、ここでさよならだ。

ここから先はまた、それぞれの旅路だ。

 

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それぞれの旅路1

僕はふじふじに声をかける。

 

「今回はありがとう。手段もスタンスも違うけど、この先もお互いが日本国内を走っていれば、またいつかどこかで再会することもあるだろう。

そのときはまた、礼文島の話で盛り上がろう。」

 

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それぞれの旅路2

最後に記念撮影をした。

そして僕は、ふじふじを見送ってから出発することとする。

 

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それぞれの旅路3

…このときから少し時間は流れた。

 

僕はこのとき以来、2021年現在に至るまでふじふじとは会えていない。

一度、ふじふじが「あとは鳥取県の海岸沿いを走れば日本一周達成!」って言いながら鳥取を走っているとき、僕も近くを旅していたのだ。

 

連絡を取り合ったが、ニアミスであった。

それぞれの旅路を優先させたので、惜しくも出会えなかったのだ。

それでもいい。

きっとまたどこかで会えるから。

 

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それぞれの旅路4

 

…さぁ、あなたも三重県を旅することがあるのであれば、コケコッコー共和国に立ち寄ってみてはどうだろうか?

 

コケコッコー共和国の公式Webサイトを開くと、こんな表示も出てくるぞ。

 

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『三重 ツーリング中の休憩に』

この国は、ツーリングライダーの訪問を待っている。

旅人の訪問を待っている。

 

以上、日本6周目を走る旅人YAMAでした。 

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: コケコッコー共和国
  • 住所: 三重県多気多気町丹生4409
  • 料金: 卵かけご飯¥390他
  • 駐車場: あり
  • 時間: 10:00~17:00(毎月第2火曜日定休)