2026年、最初にご紹介する観光スポットは何がいいだろうか…?何か明るい未来を予感させるようなスポットは無いだろうか…?そう考えてこれを一発目に持ってくることにした。
国東半島にある「開運ロードとみくじ」という名の道を、個人的にその中で一番気に入った「とみく開運橋」にフォーカスしつつ執筆したいのだ。

正直あんまり知名度は高くないスポットだと思う。僕も現地をドライブしていて偶然に発見した。
…しかしね、偶然にこの宝船に巡り合ってこのスポットを知れた時点で、なんだかもう幸運を手に入れたとは思えないかい?こういうちょっとマイナーなスポットを知ることができた喜びこそが「旅」だとは思わないかい?
少なくとも僕は、そういうスタンスで生きていたいと思うよ。
日本6周目:リンリンパークからの宝船
国東半島を海沿いにドライブしていて、「羽田海岸リンリンパーク」というスポットの展望台が目に入った。すべての始まりがここからだったんだ。

こんなダイナミックな展望台があるんだ。そりゃあドライブしていたら嫌でも目に付く。
2つの小さな展望台を渡り廊下でわざわざ繋いているという、一見すると無駄な建造費を使っていそうなところがすごくいい。引けない理由があったに違いない。わかるわかる。世の中はお金じゃないよね。
そして、展望台があるならば登ってみたくなるのが旅人のサガなのだ。ブレーキを踏んで駐車場に車を停め、ウキウキしながら展望台に駆け上った。

展望台から海方面を眺めると、意外や意外、すぐに海だと思ったらさらに向こう側に道があった。サイクリングロードっぽいな。なるほど、だから”リンリン”なのかな?
国東半島の海はおだやかで、潮風が心地よい。

で、展望台を降りて見つけたのがこの看板だ。その付近のMAPが描かれている。
その中で気になったのが、とみく開運橋と「マネーき猫公園」だ。どちらもなんだかめでたいネーミングだし、そのそばには宝船っぽい船と招き猫が描かれている。見てみたいぞ。
ここからの距離は1・2㎞だそうなので、早速行ってみよう。
…というわけで、ちょいと進んで富来港を目指し、見つけたのがこれだ。

とみく開運橋!僕は橋マニアであり大小含め全国の橋を見てきてはいるが、コイツには驚いた。こんな橋が存在するとは。
その最大の特徴は、船の船首部分橋に埋め込まれたデザインをしているという点だ。しかもマストもあり、そこには「宝」と書かれた帆が設置されている。アツいぜ!アツすぎる!!

正直ちょっと経年劣化が進んでいるような気もするけども、それでも誇り高い「宝」の文字がそれを払拭してくれている。
ちょっと過去画像をWebで見たところ、舳先にお祝い用の樽酒を載せているバージョンもあったりした。何かイベントあるたびにマストの文字や舳先のデコレーションが変わるのかもしれないね。これは面白い。

次に開運橋の真ん中に立ち、川を眺めてみた。これすごい。まるで船に乗って川を下っているかのような構図だ。これ、橋なんだぜ。信じられるかよ。

とみく開運橋にすっかり心を奪われてしまい、さっきリンリンパークでもう1つ、マネーき猫公園という気になるスポットがあったことを完全に失念していた。
結果から言うとここから100mくらいの位置にあり、むしろ目の前を車で通過したというのにもかかわらず、僕はもうそれに気づいていなかった。
まぁいっか。そういうこともあるさ。
今回は日本6周目。また次の日本7周目でアプローチすれば良いではないか。
日本7周目:開運ロードとみくじ
開運橋・マネーき猫公園
そういう経緯から、日本7周目の序盤で僕はまた国東半島にやってきた。前回と同じようにリンリンパークで海を眺めたりもしたのだが、そこいらは今回は割愛して書く。

さて、前回は開運橋を眺めて喜んで終わっただけなのだが、今回はもうちょっと俯瞰してこのエリアをご紹介したい。
実は開運橋のすぐ横にある「富来港」をスタート地点とし、少し内陸部に入ったところにある「文殊仙寺」までの全長10㎞の道を「とみく開運ロード」と呼ぶそうだ。文殊仙寺って、合格祈願のご利益があるからなのだそうだ。
まぁ10㎞と言っても、開運関連のスポットはこのスタート地点付近に固まっている様子であり、全線を走破したいとは思っていない。だからここから歩ける範囲を少しだけお散歩しようと思うのだ。

まずはスタート地点の富来港。静かで小さな港であり、特筆して開運関連の要素はないけども、れっきとしたスタート地点だ。ここでご挨拶した近所のおばあちゃんの笑顔から、「あぁこの人は福の多い人生だな」って思った。

しかしな、いきなりちょっとだけ切ないことがあったのだ。
それはこれ。とみく開運橋から大事なものがなくなっている。「宝」のマストが無くなっている。これは残念だ。劣化して撤去されたのだろうか?それともたまたま交換の時期だったのだろうか…?後者であることを祈りたい。

舳先に刺さっていた細い竹までなくなっている。
それでも船のかたちが残っている限りはアイデンティティは失われないんだけどもさ、そもそも開運橋という名前であり宝船をモチーフにしているということも看板等から明確なのだから、なんとかそのスタンスは維持してほしいなぁ…。

これは近くの看板に掲載されていた、昔の開運橋の写真。
「宝」の文字が複雑な旧字体の「寶」でかっこいいし、その下には「開運丸」という文字も見える。そっか、この船は開運丸という名前があったのか。こういうのを見てみたかったなぁ。

橋の傍らには『開運はこちら』という、他では見慣れないも文言の看板(標識?)が立っている。海運だったらさ、すぐ横は港だからわかるんだけど、あえての開運なのだろうね。招き猫もいるし。

さらに少しだけ歩いて、マネーき猫公園だ。行ってしまえば、緑あふれる普通の広場だ。頭上は藤棚かな?春はフジの花が綺麗なのかもしれない。
唯一の特徴は、その公園の真ん中に招き猫がいること。そう、これが大事だよね。

さっきの『開運はこちら』に描かれていたのと同じ招き猫。大きな小判を持っている。
あぁそうか、”招き”ではなく”マネーき”と表記しているのは、「マネーが来る」という意味を強調しているのだろうな。そもそも招き猫自体が金運を呼び込む猫なのだが、”マネーき”にすることでその能力がさらにアップしているのだろう。
この猫の写真を撮る以外にはあまりやることの無い公園ではあるが、金運がアップしたと思えば来る価値は充分にあったぜ。
大黒様・願い橋叶い橋
さらに港とは反対方向に少し歩く。

開運ロードの主なスポットは上記の通りなのだが、「願い橋叶い橋」はマネーき猫公園から100mちょいなのだ。せっかくなのでそこまでは歩こう。
実は願い橋叶い橋は日本6周目の訪問時に「へぇー、こんなのあるんだ」と思いながら渡ったのだが、写真には納めていなかったのだ。今回は撮影しよう。

…ん?なんだこれは?MAPにはなかったが、これも開運ロード上にあるスポット。
向かって左は「開運願掛け札」と書かれており、右の社には大黒様がいるみたいだ。あと、多くの人にはどうでもいいポイントかもしれないけど、左の小屋の青と白のストライプのテント屋根が、レトロ感があってすごく好き。

接近してみた。『願い事を書いて渡ろう』と書いてあるが、どこを渡るのかと言うと、たぶんだけどもこのすぐ先にある願い橋叶い橋一択だろう。僕はやらないけども、ユニークだと思う。少し心惹かれた。
右側の杭には『♡願掛け札ポール♡』と書かれていて意味不明だったけども。

その隣の大黒様はバッキバキに日焼けしていて健康的だし、不敵な笑みを浮かべている。しかもでっぷり脂肪がついていて、布袋寄りの大黒様だなって思った。

はい、これが願い橋叶い橋。もうちょっとファンシーなビジュアルを想像した方も多いかもしれないが、意外と普通だ。すごく普通だ。
でも名前とご利益がブッ飛んでいるのだからいいんだ。あんまり「普通だ普通だ」と言うとご利益が無くなっちゃうかもしれないし。

願いごとをしながら渡ればその願いが叶うともいわれている橋。一応僕も渡ってみた。「日本10周はしたい。次の愛車はベンツのGクラスにしたい。」とか願いながら。
叶うかな?叶うかどうかは、このブログを追ってくれればいつかわかるよ。

袂には『★お願い事が叶うようお祈りしています★』の看板があった。もう結構ボロボロだけど。
かつて「富来」という縁起のいい町の名前を活用して町起こししようと活動を始めたという話を聞いたことあるけども、それ以降のメンテがちょっと追いついていないのかな…?

願い橋叶い橋から眺めると、遠くにとみく開運橋が見える。短い散歩だったし、全然誰とも出会わなかったけども、充実した時間だった。
冒頭の文章をもう一度書く。
偶然にこの宝船に巡り合ってこのスポットを知れた時点で、なんだかもう幸運を手に入れたとは思えないかい?こういうちょっとマイナーなスポットを知ることができた喜びこそが「旅」だとは思わないかい?
そういうことだよ。

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。
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