週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.534【熊本県】天草の島々を見下ろす絶景!!高舞登山と千巌山、あなたはどちらが好み!? 

天草諸島の島々は、本当に美しいよな。

穏やかな海に小さな島々が浮かび、そこを「天草五橋」と言われる5つの橋が結んでいるんだ。絶景も橋も大好きな僕は、そこを何度もドライブしている。

 

 

さて、今回のテーマはそんな天草の島々を見下ろす2大展望台についてだ。

1つは「高舞登山(たかぶとやま)」、もう1つは「千巌山(せんがんざん)」。どちらも山の上の展望所であり、同じくらいの高さで同じくらいの絶景が広がる。ただし見る角度は少し違うけどな。

 

どちらも甲乙つけがたいので、僕は両方とも複数回訪問している。2025年の今年にも訪問している。

あなたはどちらが好みだろうか…?

 

 

高舞登山

日本4周目:晴れ

 

気持ちのいい快晴である。そしてタコが名物だというので道の駅でタコカツ丼っていうのも食べたばかりだ。すべてにおいてととのっている。

ではせっかくの天草、どこか眺望のいいスポットに行かねばならぬよな。

 

日本4周目1

こうして目指したのが高舞登山なのである。

もう1つの展望スポットである千巌山にはかつて行ったことがあるので、日本4周目にして初めて高舞登山にアプローチすることにした。

 

日本4周目2

なかなかにワンパクな上り坂だ。しかし狭いながらもちゃんと綺麗に車道が整備されているのでありがたいよね。

 

いやー、実はドキドキしていたんですわ。ここ、名前の一部に"登山"って入っているじゃないですか。だから「おいおい、この猛暑で食後の満腹状態で登山かよ。」って思っていたのよ。そしたら"高舞登山"で一単語だったので、登山は関係なかった。

…っていうのはもちろん半分ネタだけどな。0.1秒だけ、勘違いしかけたわ。

 

あと、正確に言うと登山路はあるのだけども、車で登れる。ならば僕は自分の足ではなく愛車を活用したい派なのである。

 

日本4周目3

駐車場から約100m歩くだけで、このようにゴツい2階建ての展望台が現れた。車の運転さえできるのであれば、実にお手軽なコースであった。

 

日本4周目4

はい、素晴らしい!!

高舞登山の標高はたったの117mなのだが、それでも100mの高度ってすんごい。バードビューで天草の島々を一望できるわ。このエリアには大小さまざまな島が約120個もあるらしいよ。

晴れているので、遠くには「雲仙普賢岳」も見える。

 

日本4周目5

天草五橋も全部見える。これからあの5本の橋を立て続けに走るのを、僕は楽しみにしている。

中央に見えている白い建物は「水族館シードーナツ」っていう、日本には2つしかない海に浮かぶ水族館だそうだよ。

 

そして今回は日中の訪問だが、夕日もきれいで「日本の夕陽百選」に選ばれているそうだ。いつか夕日の時間に合わせて来てみるのもいいかもな。

 

 

日本6周目:晴れ

 

『いつか夕日の時間に合わせて来てみるのもいいかもな』と考えたこともあったが…。

 

日本6周目1

「デジャブかな?」って思うくらいに同じシチュエーションの中、僕はこの坂道を車で爆進していた。

同じように晴れ、同じような時間。意識していないのに前章とまったく同じ場所での写真撮影。違うのは愛車が変わっていることと、まだランチを食べていない点くらいだ。腹減ったな。山を下ったら天草の海鮮とか食べたい。

 

日本6周目2

今回は駐車場も撮影した。狭路の行き止まりにある、6台分くらいしか停められないミニマムな駐車場。公衆トイレがあるのはありがたいよね。ここから階段を3分ほど登れば展望台なのだ。

…しかし、前回も今回も誰もいないんだなー。こんなに快晴で眺望もいいスポットなのに。

 

日本6周目3

上り階段には若干息が切れるが、懐かしの展望台が姿を現した。9月中旬のこのエリア、まだまだ夏本番の暑さなのだ。しかしあそこまで登れば、いい風がクールダウンしてくれることを、僕は知っている。

 

日本6周目4

青い。空も青いし海も青い。そして島々が濃い緑で映える。

ここから見下ろす景色は別名"天草松島"と呼ばれているんだけどさ、確かに宮城県の本場の「松島」を彷彿させるよね。

ところで本場の松島と、ここと、長崎の「九十九島」で"日本三大松島"と呼ばれているよね。本場の松島を三大松島の1つとしている時点で、なんだか頭が混乱してくるけども、まぁいっか。ちなみに三大松島は当然すべて行ったことある。

 

日本6周目5

前回は綺麗に収めきれなかった五橋も、カメラの性能が上がったのでキチンと収めることができた。いろんなデザインの橋があって、眺めるだけで楽しいぞ。

時間があれば1つ1つ詳細を走行シーンと共に紹介したいが、今回は面倒なので辞めておく。

 

日本6周目6

シードーナツはリニューアルしたのか、前回は真っ白な外装だったところ、今回は上部がベージュ色になっている。つまりは焼き色がついたってことだ。よりおいしそうになった。

僕はドーナッツはオールドファッションが好きかなぁ。ミスドであればポンデリングも好きだ。コーヒーと共にドーナッツを食べる時間は幸せそのものだ。そう思わないかい?

 

 

千巌山

日本2周目:晴れ

 

天草の島を走りながら、"展望所"と名のつくところに車を停めてはみたものの、期待するほどのロケーションではなかった。うーん、やはり天草を眺めるならば、高いところからの方がいいのだろうな…。

ツーリングマップルを開き、千巌山というスポットがあることを知る。そこに行ってみよう。

 

日本2周目1

…で、思ったよりもハードな道のりだった。少々狭い車道で中腹くらいまで登ったところに、広くて綺麗な駐車場があったところまではいい。そこから片道20分くらいで展望スポットなのだそうな。おぉ、なかなか遠いのだな…。

 

というところで、山を登りながら撮影した写真がこれだ。

千巌山は奇石・奇岩が多くって、なかなか登っていて楽しい山であるのは事実。しかしサンダルで来たのは失敗だった。

実はね、今は九州一周の旅をしているのだが、旅立つ直前に料理していて熱した油をこぼして、足の親指付近をヤケドしているの。包帯を巻いているの。サンダルの下でそれが擦れて痛い。水ぶくれが破れたりしたいといいけど…。

 

日本2周目2

でも楽しみながら登山し、10分ほどで山頂に到着した。僕の足は速いのだ。山頂は紫外線が強い。汗だくだ。まだ朝なのにいい汗をかいちまった。

…しかし山頂に吹く風と眼下の眺めは最高なんだよ…!!見れくれ、この絶景を。

 

日本2周目3

肉眼では島々を渡す五橋が見えるんだが、写真だとちょっと確認が難しいかもな…。写真の中央から左上にかけて、橋が連なっているのだがね…。

晴れている日にはここから阿蘇まで見えることもあるそうだ。あぁ、この旅の後半で阿蘇にも行こうかなぁ、どうしようかなぁ。それとも四国にでも行こうかなぁって考えた。絶景を眺めながらこんな風に旅のプランを考えている時間、至高。

 

あ、ところでこのあと2つアクシデントに見舞われたよ。

1つ目。山の下りのとき、やっぱサンダルだと力が効果的に分散しないので、足の一箇所に負担が行き、ヤケド箇所の水ぶくれが破壊された。痛い。今の時期は暑いからなるべくサンダルでずっと過ごしたかったんだけど、これではまともに歩けないから、このあとはスニーカー決定だ。残念。

 

2つ目。足を引きずりながら駐車場に戻って愛車のステップワゴンに乗り込み、アクセルを踏んだ瞬間…。「ガリガリッ!!」って芳ばしいサウンドが車の下から聞こえたの。

 

日本2周目4

なんか、ここの駐車場、輪止めのようなコンクリブロックが車の両脇に設置されているのだ。足が痛いこともあり、それを忘れてハンドルを切りつつ発進したから、前輪が輪止めを跨いでしまったのだ。

こりゃヤバイ。どうやって抜け出ればいいものか。小刻みに前後しながら輪止めを踏まないように抜け出ればいいのか、それとも一気に輪止めを踏みつけて脱出した方がいいのか。

ちょっとアクセルを踏んでみた。「ビキビキビキッ…!」っと接触音が響く。あぁ、これだと小刻みに動かす方法はダメージ増大しそうだな。

覚悟をしてアクセルを踏む。「バリバリバリッ!!」っと破壊音を轟かせながら脱出成功!しかし大丈夫か、僕の愛車ーーッ!!

 

千巌山の駐車場から数分のところにあるガソリンスタンドに飛び込み、経緯を説明して底面の点検をしてもらった。不安で泣きそうだったし、暑いわ焦っているわで汗だくになった。ガソリンスタンドの店員さんも、この猛暑の中汗だくになりながら車の下に潜ってくれた。

その人のみならず、他の店員さんも心配していろいろ話しかけてくれた。僕も日本2周目を走っていること、九州を反時計回りに走っているところであることを説明。みんなに応援してもらった。


点検を終え、いろいろ試運転してみた結果、大丈夫であることが分かった。接触時には謎の液体が大量に地面に滴ったりもしたのだが、それもエアコンからの水であることがわかった。一安心だ。

 

点検を担当してくれた店員さんが最後に情報をくれた。

「僕もツーリングが好きなんだ。もし宮崎県に行くことがあったら、日向岬の馬の背っていうスポットに行ってごらん。最高だったから。」

うん、ありがとうございます!今回の旅では無理だけども、いつか必ず行きます!
店員のみんなに見送られ、再度出発した。

 

馬の背

日向岬と馬の背には、その後の日本3周目以降は必ず行っている。今年の2025年も行った。時代はずいぶん流れたが、あの時の感謝は、僕はずっと忘れていないよ。

 

 

日本7周目:晴れ

 

今年である2025年。僕は久々に千巌山に向かっていた。あのとき以来だ。

 

日本7周目1

こんな道だっけ?こんな狭かったっけ?アプローチロードについては、もう記憶がほとんどないのだ。

しかも千巌山を示す標識も皆無でさ、カーナビを信頼するしかないのだけども不安になる。日本2周目のときはカーナビもない車で、よく僕は日本中を駆け巡っていたよなぁ。

 

日本7周目2

ところで千巌山の標高は162mだそうだ。高舞登山と比べると50mほど高い。その分、車道はグイグイと登っていく。この天空に駆け上がっていく感覚、好きだ。

 

今回は同行者もいたので、登りながらあの日のアクシデントについて同行者に説明をした。あのときのことがあったので、ちょっとだけ千巌山を避けてしまい、高舞登山を目指すようになっていたのだ。

でも2人であれば怖くない。久々に千巌山に行って記憶を上書きしたいのだ。

 

日本7周目3

よく覚えていないが、以前は駐車場から左の山道を延々歩いたのだろう。そして山頂東屋をゴールにしたんだと思う。

たぶん黄色い道で"絶景展望台"を目指した方がいろいろとラクだと思われる。大人になってラクを選択しがちになった僕は、前回とは違うことをしたいということもあり、絶景展望台を目指した。

 

日本7周目4

わぁ、立派な展望台だ。なのに誰もいねぇ!!展望台の下にはベンチも設置されていて、休憩しつつ絶景を眺められそうだよ。

これ、前回は存在したのだろうか…?近年新たに設置されたような気配だなって思った。

 

日本7周目5

展望台に上ると、確かに絶景!

ただ、標高が高いこともあって島々が遠くに見えてしまう。肉眼で見る分はいいのだが、写真に撮る際にはある程度ズームした方がいいね。

あと、左側に古ぼけた展望スペースが写っている。おそらくあの展望スペースは昔から存在しているものだ。そしてさっき感じた通り、今僕らがいる展望台は最近整備されたのだろう、って確信した。

 

日本7周目6

この記事の冒頭に提示した写真をここで再掲する。この記事の一連の写真の中で、一番好きなものだからだ。少しだけモヤがかかった天気ではあるが、春風がとても心地よい。すべてのストレスが吹き飛ぶような爽快な眺めだ。

 

日本7周目7

天草五橋の1つ、「前島橋」。五橋の中で最長の510mを誇る。島と島を結ぶ橋たちが、この風景のアクセントになっているよね。特にこの橋は千巌山から見下ろすと斜めに見えて絵になる。

 

日本7周目8

少し視線をずらすと、まるで水上都市のように海に迫り出した建物群も目に入るのだ。

手前はマリーナだろうか?奥の建物の1つは有料老人ホームだ。穏やかなこのエリアに似合うデザインのオシャレな建物だな。老後、こういう景色を眺めながら過ごせたら最高だな。

 

日本7周目9

さらに方向を変えれば一面の海。橋も町もいいが、こういう大海原もいい。

手前の森の中には千巌山を形成する白い奇岩が少し見え隠れてしている。前回はこの奇岩連なるハイキングコースをのぼって、ヤケドを悪化させたのだね。それを思い出す岩だ。

 

では、この絶景を眺めながらオヤツタイムとしようか。

僕らはベンチに腰掛け、先ほど隠れキリシタンで有名な崎津の集落で買った杉ようかんを取り出した。

 

日本7周目10

崎津にしか存在しない食べ物で、平べったい白玉みたいな触感のお餅の中に、甘さひかえめのあんこが入っているのだ。うまい。220年ほど前に沖縄から伝わったもの、っていう伝承が残っているそうだよ。

崎津集落を訪れたときのことは、またいずれ別の記事で執筆したいと思っているので待っていくれ。

 

日本7周目11

とりあえず高舞登山と千巌山、どっちも最強だよな。訪問した日がすべて快晴だった点については、己の運命に感謝だ。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

高舞登山

 

 

 

 

千巌山