週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.526【沖縄県】まるで万里の長城!!県内最大級の城「今帰仁城跡」の石垣がカッコいい!

あなたがどうなのかは存じないが、僕は寒くなると温暖な沖縄県に逃避行したくなる。

紅葉の時期が終わり、春に梅や桜が咲くまでの長いモノトーンの世界。そんな時期に沖縄できれいな海を眺めながらほんわかすごしたいじゃない。

 

…という願いを込めて、南国沖縄のネタを執筆したいと思うのだ。

 

 

今回取り上げるのは沖縄本島の「今帰仁(なきじん)城跡」。

沖縄には多くの城(グスク)があるけれども、その中で最大級の規模であり、そして何より僕もトップクラスに好きな沖縄の城がここなのだよ。

 

あ、1つ最初にお断りしておきたい。

僕は今帰仁城跡を3回ほど訪問しているが、いずれも2月~3月だ。で、この時期の沖縄って暑くも寒くもなって気温的にはいい感じなんだけど、結構雨が多い季節なんだよね…。そんなワケであなたが想像するほどにはスカッと晴れた青空の写真は出てこないので、ご了承いただきたいのだ…。

 

 

最初は暴風雨の中を

 

だった1人だが「美ら海水族館」を満喫した僕が外に出ると、ポツポツと雨が降り出してしまった。おまけにそこそこ風もある。

…だからなんだっていう話だ。僕はドライブが好きだし沖縄が好きだ。このまま構わずガンガン観光を続ける以外の選択肢はない。

 

雨と風の思い出1

目指したのは今帰仁城跡だ。Web等で写真を見て、その光景に惹かれていたのだ。ぜひ行きたいと強く思っていたのだ。

 

この写真を撮るまで、実は大変だったんだぜ。有名観光地なので駐車場はほぼ満車だったのだ。こんな暴風雨なのに。いくつかある駐車場を周ってようやく車を停めることができてホッとした。

 

雨と風の思い出2

受付でチケットを購入して城内へと入り、奥へと続く石畳を歩く。

いやー、なんだか風が強いねぇ。歩いているだけで服や足元がグチャグチャになっていくよ。なんてこった。

 

ところで城内、全然人がいねーじゃねーか!あの駐車場パンパンに停まっていた車の中の人たち、いったいどこに行ったんだよ!さっき見かけた敷地横のカフェでサーターアンダギーでも食ってるのか!?

 

雨と風の思い出3

上まで行くと展望台があり、こんな感じの見事な城壁を眼下に見下ろすことができた。当時の手記を見ると『晴れていれば壮観だろうけど、こういう雨の日もこの景観はなかなか赴き深いね。さすが世界遺産だ。』って書いてあった。

メンタル強ぇな、当時の僕。今の僕なら暴風雨の中で誰も観光客がいない中でこんなところまで歩いてきていたら、泣いているかもしれない。

 

雨と風の思い出5

見える?オリジナルサイズじゃなくっても、降りしきる雨が線となって写真に写りこんでいるだろ?

まぁ天気が悪いのは今日だけだそうだし、だからこそさっき水族館行っていたのだし、うまいこと予定を組み替えてはいるので、ドンマイだよ。

 

ところで昨日の「勝連城跡」を見て万里の長城に似ているなぁと思ったけど、こっちのほうがさらに中国文化の影響をを感じられるような気がした。残っているのは城壁だけで建物がなんもないから、なおさら万里の長城みたいだよね。

 

雨と風の思い出6

今帰仁城ができたのは14~16世紀だという。城壁を有する城としては日本最古だそうだ。

そうなの?内地の名だたるお城の城壁すんごいけど、13世紀以前のお城って城壁なかったんだっけ?そうだったっけ?


この石垣は1.5km続き、規模は首里城について2番目で難攻不落の城と言われていたんだって。やっぱ万里の長城っぽいね。好き。

 

雨と風の思い出7

そんな暴風雨の中の初回の思い出。

また穏やかな日に訪れようじゃないか。駐車場の車に戻り、タオルで髪を拭きながらそう思った。

 

 

穏やかな春の日に

 

3月のとある日の、朝の9時台。日が高くなるにつれて気温も上がり、薄手の上着を着ていると暑いくらいになってきた。あと、白味の強いカメラで撮影しているので写真ではわかりづらいかもしれないが、日差しがメッチャ強い。

 

春うらら1

駐車場からお土産の立ち並ぶ界隈を抜け、城の前まで来た。

前回も写真を撮った今帰仁城跡の標柱前。今回は陽光を浴びてキラキラしている。観光客も結構いる。こうでなくっちゃな、観光ってのは。

 

春うらら2

これは平郎門っていう名前のアーチ状の石垣の門。内地のお城にはない、独特の堅牢さのある門だよね。この門の絶妙な狭さと圧迫感が、こちら側と向こう側の世界のいい感じの境界線となっている。

あっち側には緑の木々が立ち並んでいるが、桜の木らしいぞ。ってことは、2月くらいには満開になるのかな?

 

春うらら3

門をくぐった後は、石畳の道を歩いて徐々にお城の高台に近付いていく。

平郎門御内原(ウーチバル)展望所からの海階段を登った大庭(ウーミヤー)っていう高台の広場からは石垣と海が見えた。ここ、マジいい。あの淡い青色の海は沖縄ならではって感じだよね。

 

春うらら4

今回は気持ちいいのでドーンとパノラマ写真でお見せしよう。…とはいっても、今しがた僕が2枚の写真ペタッとくっつけただけだけどな。

あぁ、この迫力、写真を見ているあなたにもお伝えしたいが、きっと無理だろうなぁ。すんごい展望なんだぜ。そして潮風と、ちょっと湿度の高い気温がむしろ心地いい。本州の肌寒さとは世界が違う。

 

前章では書かなかったけど、ここは世界遺産の1つ。

琉球王国のグスク及び関連遺産群」という名前で、2000年に世界遺産に登録されたのだ。日本国内では11箇所目だ。

グスク及び関連遺産群とは具体的にどこを指しているのかというと、ここ今帰仁城跡・「座喜味城跡」・「勝連城跡」・「中城城跡」・「首里城跡」・「園比屋武御嶽石門」・「玉陵」・「識名園」・「斎場御嶽」だ。うん、僕は全部行ったことあるな。

 

春うらら5

続いては一番高い主郭へ行った。場内で最も中心的な建物があった場所だそうで、いわゆる本丸とのことだ。例によって建物などは何もないが、フラットな土地が広がっていて、ここに家を建てたら居心地良さそうだとは感じたよ。

それに、景色もいい。ここまで登ってきたのとは反対側に、一段低い志慶真門郭(しじまじょうかく)を見下ろすことができるのだ。

 

春うらら6

これがその志慶真門郭だ。前回も雨の中で見下ろしたけど、”志慶真門郭”という名前すらわからなかった。傘を握りしめていたのでパンフレットなんて見る余裕がなかったのだ。

こうして穏やかな天気だと、パンフも実際の景色もじっくり見る余裕があるから、物事の理解の解像度も上がるよね。ステキ。

 

春うらら7

志慶真門郭に降りた。観光客が行くことのできる、一番奥のエリアがここだ。

ここにはかつては4つの建物があり、城主に仕えた側近などが住んでいたと考察されているそうだ。

 

春うらら8

こんな素晴らしい志慶真門郭であるが、実は2022年から補修工事のために2025年現在も見ることができなくなっており、この状態は当面続くという。

もう3年も閉鎖されているのか…。また観光客に対し、開放してくれるんだよね…?いつか僕が再訪する際には、またここまで来れるといいけどなぁ…。

 

春うらら9

来た道を戻り、受付のおばちゃんとなぜか会話がはずんだ。

おばちゃんは城内に暮らすネコの写真でアルバムやカレンダーを作っているという。いろいろな写真を見せてくれた。城内にネコ、いるんだね。もう人は住んでいないけど、ネコは住んでいるんだね。

春うららな日に、おばちゃんとネコの写真を眺めてほっこり。こういうシチュエーション、旅しているって感じでいいよね。

 

春うらら10

城内に入る際のチケットは、隣接する資料館である「今帰仁歴史文化センター」との共通券であった。前回は全然気付かずにスルーしちゃってたよ。暴風雨が文化センターの存在をかき消してしまっていたのだろうな。

 

今回はちゃんと見学した。内部の写真はないが、いろいろ出土した壺やら食器やらが展示されていた。モニターで今帰仁城の歴史を見れたのも勉強になったし面白かったよ。アニメ調でわかりやすかったぜ。

 

 

曇天の下に残った桜

 

先ほどの章が唯一晴れた今帰仁城跡でありメインの章なのであるが、実は僕はもう一度今帰仁城跡を訪れている。

 

曇天の日1

…曇天の日に。

まぁでもこんな曇りの日でも海の青は爽やかな色なので、ホント沖縄の海ってポテンシャルが高いよね。こういう若干どろついた天気の沖縄も良い。

 

もちろん今回もいろいろと城内を巡ったし今帰仁歴史文化センターにも行ったのだが、それらをまた書いたら記事が冗長化してしまうよね。だから前章までであまり触れなかったポイントに触れよう。

 

曇天の日2

それは桜。寒緋桜という桜であり、平郎門から先の石畳の道沿いに360本が植えられている。例年1月下旬~2月上旬にかけて満開になるそうだよ。沖縄の桜は早いよね。本州ではその時期、最も凍えているもんね。

 

僕が今回ここを訪れたのは2月も中旬に差し掛かるころ。さすがに葉桜が目立っている。1週間遅かったね。ま、桜目当てで来たわけではないのでいいんだけども。

 

曇天の日3

少しだけ残っていた桜の花を撮影してみた。

寒緋桜は半開きで下向きに咲き、ちょっとボテッとした感じが特徴。本州などのソメイヨシノとはちょっと違うのだ。どっちも良いが、やっぱソメイヨシノが好きかなぁ…?それでも、沖縄の早い春を告げる花。見れてよかった。

 

曇天の日4

そんなこんなで、僕は毎回ここで日本一早い春に出会っているのだ。

次回こそはスカッと快晴であることを願いながら…。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

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