週末大冒険

週末大冒険

ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.524【佐賀県】鏡山から見下ろす「虹の松原」!!最高のロケーションだから行ってみて!

多くの反論を覚悟で持論を述べるが、「松原って地味な景勝地だ」って思う。

 

防風林や防砂林として造られた経緯が多く、そもそも景勝地じゃないって歴史的背景はさておいても、全国にある「〇〇の松原」っていうのはやっぱ地味というか渋いというか。どこまで行っても代り映えのしない、立ち並ぶ松を眺めながら散歩するくらいしか楽しみがないのではなかろうか。

 

特定の松原だと炎上しかねないので、AIに作ってもらった松原

そう、こんな感じなのだ。

気候のいい時期に誰かと語らいながら犬の散歩でもしたらステキなのかもしれないが、そうでもない限りは「ふーん、すごいですねー」と、やや抑揚のない声が漏れる程度だ。少なくとも僕の場合は。

 

ただ、全国の松原をそれなりに見てきた僕は、唐津の「虹の松原」だけは例外だと言いたい。

 

 

絶景求めて鏡山へ登れ

 

さて、僕は虹の松原には、日本2周目から7周目まで合計6回訪問している。それらをいちいち丁寧に書いていたらキリがないので、マージしてご紹介していくね。

 

鏡山へ登れ1

まずはね、松原より少しだけ陸側にある「鏡山」を上っていくのだ。山頂付近まで車道があるからスタミナ乏しい人でも安心安全だよ。

山頂には「鏡山稲荷神社」というのがあるそうで、山道への入口にはこのような大きな鳥居が立っている。ここから先は参道っていう位置づけなのかな?

 

鏡山へ登れ2

ふもとの鳥居から山頂にある無料駐車場までは約4㎞。標高284mの鏡山の山頂まで九十九折りのクネクネ道が続くよ。…とはいえ、充分な広さの車道なのでハンドルを握っていて楽しいワインディングロードだ。

 

山頂駐車場1

ここが山頂の無料駐車場。ひたすらに広い。

ところで左端に写っているのが日本7周目の僕の愛車だ。この後ご紹介する展望台から景色を眺めていたら雨に降られ、慌てて戻ってきた際の写真。実は画像補正で結構明るくしており、本来はもっとドロドロしていて暗い天気。まだ昼過ぎだったのに。

 

ちなみにこの先、あんまり綺麗に晴れ渡った写真は無いからな。ここ6回も来ていてしっかりと晴れたことが一度もない。僕の九州旅行はいつも基本的に快晴なのだが、なぜか佐賀県だけあまり晴れない。

あ、こんなこと書いていたら悲しくって涙出てきた。

 

山頂駐車場2

これは懐かしき日本3周目でこの駐車場に到着した際の写真。背後にはツツジが咲いているね。春の訪問だったのだ。このときは駐車場もにぎわっていた。

 

先ほど鳥居の写真を掲載した通り、この駐車場の脇には鏡山稲荷神社がある。

毎回チラッと横目で見ているのだが、参拝したり写真を撮ったりしたことはない。なのでご紹介できなくってすまない。興味ある人はWebで別途検索してほしい。

 

 

鏡山から見下ろす松原

 

鏡山には、虹の松原を見下ろす絶景展望台がある。僕は毎回、そこを目当てにこの山を登っているのだ。

 

展望台へ1

展望台は「鏡山展望台」と「ひれふり展望台」の2つがある。鏡山展望台の方が有名で、展望台自体がとても綺麗。ひれふり展望台は周辺の公園っぽいロケーションが好きで、そして駐車場からの距離が若干近いように思う。

 

両方行った僕の個人的な感覚であるが、どちらも展望としてはそんなに差がない。どちらか一方に行くのであれば、鏡山展望台の方がスタンダードかもな。

でも僕は、回数的にはひれふり展望台の方が多く訪問している記憶だ。

 

展望台へ2

その理由としては、初回である日本2周目で訪問したのがひれふり展望台だったからだ。

訪問時が朝の6時ごろで、ちょうど朝の散歩をしていたおじいちゃんに声をかけられて。旅の話などをしながら一緒に歩いたら自然にひれふり展望台に来ていたんだよね。そこからおじいちゃんと一緒に松原を見下ろした。

 

展望台へ3

現地では「東展望台」と表記されていたりもする。鏡山に頂上部分の東側に位置のがひれふり展望台、そして西側に位置するのが鏡山展望台だからだ。双方は直線距離上では500mほど離れているぞ。

 

展望台からの眺望1

おまたせした。これが鏡山からの虹の松原だ。先ほどお断りした通り、すっきりした天気じゃなくって恐縮だが、雰囲気は伝わるだろうと信じている。

 

眼下、弧を描くような唐津湾に沿って緑地が展開されている。これが虹の松原なのだ。すごくね?これマジにすごくね?この緑の部分、全部松原なんだよ。なんてスケールだ!!

 

この海岸線を埋め尽くすのは、100万本ものクロマツだという。100万本…、脳がバグるよね。

具体的な規模感は、幅4.5㎞で幅500mだ。つまりはここからの眺望、右から左まで全部松原。湾に沿って綺麗に緑が広がっている。そんな光景を上から見下ろせる稀有なスポット。それが鏡山。

 

展望台からの眺望2

わかりやすいよう、海・松原・市街地をしっかりおさめて撮影してみた。

防風林&防砂林の双方の役目として1600年代の初頭に造られたという。400年以上も前からここにあり、市街地を守っている歴史のある松原なんだね。

 

昔はここの松を伐採したら死刑、そして燃料用に落ち葉を拾うことも制限が設けられていたそうだ。うわー、厳しい。それだけ大事に大事に管理されていたということなのだろうが。

 

展望台からの眺望3

そして、現代においては日本三大松原の1つだ。他の2つがどこなのかというと、静岡県の「三保の松原」と福井県の「気比松原」だ。もちろん僕は全部行ったことある。

もっというと、これに京都の「天橋立」・秋田県の「風の松原」を加えた五大松原っていうのもあるが、僕はそれらも全部行っている。

僕はこの記事の冒頭でいきなり松原をディスってしまったが、根底は松原ラバーなのだよ。

 

展望台からの眺望4

さらには日本の白砂青松100選・日本の渚百選・かおり風景100選・日本の道100選にもエントリーされている松原。そうそうたる受賞歴じゃないか。栄誉ある賞を総なめじゃないか。

このステータスを実際に目にするためだけでも、一見の価値ありだ。

 

展望台からの眺望5

次に、松原の西の終端付近にフォーカスしてみよう。

上の写真だと小雨が降って視界が悪くて見づらいんだけども、西の端は「松浦川」っていう大きな川で終わっている。その川の向こうには唐津の町の中心地が広がっているようだ。唐津駅とかもあるエリアだ。

 

展望台からの眺望6

別の日に訪問した際、あの部分をズームして撮影してみた。

松浦川の河口付近にある丘の上に、「唐津城」が建っているのがわかる。2つ前の写真、3つ前の写真と見比べてもらえればわかるかもしれないが、肉眼で唐津城を見つけるのはなかなかギリギリだけどね。存在を知っていなければ見つけづらいかも。

 

展望台からの眺望7

さらにズーム。これであなたにも唐津城がちゃんと見えるでしょ?

1600年代初頭に建てられた、歴史のあるお城だ。復元された天守ではあるが、とても絵になるよね。

 

展望台からの眺望8

これは日本6周目で、ズームに特化したカメラでさらに寄って撮影したもの。

おぉぉ、かっこいいぜ、唐津城!!今回はお城についてはあまり触れるつもりはないが、唐津城には何度か訪問しているし、夜にも行ったことがある。

その話はまたいずれ機会があったら執筆したい。

 

 

老化の進む松原の懸念

 

ここまで鏡山から臨む虹の松原をご紹介した。最後に松原内を少し走ろう。

 

松原内1

うっそうとした雰囲気である。もう360度松だらけで、ここが松原のどのへんなのか、鏡山から見てこの道路は見えいてるのか、よくわからない。

ただ、個人的に想像していたよりも松の背丈が非常に高く、そして車道に倒れ掛かってくるような角度なのが結構圧迫感があった。

 

松原内2

2019年。当時僕はニュースで知ったのだが、この斜めになっている松が倒れ、松原内を走っている車を直撃。乗っていた小学生の男の子が犠牲になってしまった。痛ましい事故だ。

 

その後、道路沿いの松の木330本を調査したところ、約7割の230本ほどが倒木の危険性のある状態だという。だけども実際に伐採できたのは数10本だ。

いろいろ大人の事情があるのはわかるけども、それって結構不安だよね。「景観との両立」も課題だそうだけども、景観よりも安全の方が大事だよね。

 

松原周辺のMAP

もし景観を徹底的に守るならば…。先ほども書いた『昔はここの松を伐採したら死刑、そして燃料用に落ち葉を拾うことも制限が設けられていた』、という古めかしい法が頭をよぎってしまうが…。

…松原内の車道を通行止めにするしかないのだろうね。カフェや商店などが数店舗あるが、人が本格的に住んでいるエリアではないので、どうにかこうにか閉鎖できなくもなさそうだしね。

 

ひれふり展望台

まぁ、とはいえ展望台から見下ろす限りでは、100万本のクロマツの数100本が無くなったところでそんなに目立ったりはしないと思うけどね。

髪の毛を洗った際に抜け落ちる髪の毛くらいの量なんじゃないか?古い松を守るよりも、次世代のために若い松を育てる方に力をそそんだ方がいいのではないか?もっとも、国や市も既に同じことを考えているだろうが。

 

雨が降る

日本7周目、2023年秋。

そんなことを考えながら松原を見下ろしていたら、ザーザー雨が降ってきた。東屋で雨宿りもできるが、いつ止むともしれない雨を東屋でやり過ごすのはちょっと現実的ではないな…。

走って駐車場へと戻ることにする。では、虹の松原よ、また来る日まで…。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 鏡山
  • 住所: 佐賀県唐津市
  • 料金: 無料
  • 駐車場: あり
  • 時間: 特になし