週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.478【福岡県】「中洲&天神の屋台」を訪問!狭い屋台で肩を寄せ合って飲むの、いいぞ!

福岡の観光といえば屋台って人も多かろう。僕もだ。

よくWebでは「福岡博多の屋台」のような書かれ方をしているが、よそ者の僕にはどこまでは博多でどこからが福岡なのか、区別がイマイチわからない。2年程前の「ブラタモリ」で説明されていたような気もしたが、忘れたし。

 

それに、数ある屋台をたくさん巡っているわけでもないし、店の特徴や違いもよくわからない。ようするにズブの素人なのだ。

 

 

…それでもだ。屋台は観光客を広い心を受け止めてくれるし、座って食べて飲むだけでワクワクが止まらないし、店の人もお客さんもいい人だらけだ。

そんな思い出を少し語ろうと思うのだ。…あくまでド素人の思い出話だから、参考にはするなよ。

 

 

中洲の「さんゆう」編

 

初めて屋台を訪問したのは、10年くらい前だっただろうか…。

 

その1ヶ月ほど前に知り合った人と福岡で合流した。

お互い福岡には縁もゆかりもないワケだが、僕は加えて屋台についても知識もない。相手はかろうじて訪問したことがあるそうなので、調査や案内をすべて押し付けて僕は着いていくだけの役割を担当した。

ちなみに今日は昼から雨が降っている。これから屋台だというのに不穏な天気。大丈夫なのだろうか…?

 

僕らは中洲川端駅で電車を降りて、雨の中を10分弱歩いた。あ、飲むので電車だよ。飲みたいのだ。

 

さんゆう1

まもなく春吉橋のたもとに屋台が並んでいるのが見えてきた。

思ったほど店舗数は無いんだね。5・6軒ほど?なんか数10軒は並んでいるイメージだった。平日だからか?雨だからか?それともイメージが古すぎたのか?

 

並んでいる屋台の前を一往復して様子見たけど、外観からでは「この店がよさそうだな」みたいな優劣はわからない。同行者にもわからないそうだ。

だから適当に声をかけられたお店に入った。そういうのでいいのだ、旅はライヴ感なのだ。ロックンロールなのだ。

 

看板には「さんゆう」と書かれていた。

まずはビールで乾杯。そしてすぐ出てくるもつ煮・おでんの盛り合わせ・枝豆をオーダーした。

 

さんゆう2

もつ煮、量が多いのな…!!こうやって写真を振り返ると、インドカレー屋さんみたいな感じになっている。もつ、トロトロでワイルドな味わいでうまい。上品すぎるよりも野性味あふれるくらいな方が好きなのだ。酒がグングン進むヤツだ。

 

相変わらずの雨だけど、その雨音を聞きながら明るい時間から屋台で酒を飲むのも、また風流だなって思った。

 

さんゆう3

おでんだ。厚揚げ・だいこん・牛すじ・さつま揚げなどを頼んだ記憶。味が染み染みでうまいに決まっている。食べる前からわかっていたけど、改めてうめぇ。

 

ここの屋台は7人ほども座るともうギュウギュウな感じ。だからこそ、お店の人とも周囲のお客さんとも会話が盛り上がる。出張で来ているというおじさんとは、カンパイから始まっていろいろ語り合った。

 

お店の人は、最近の屋台経営の困難さをいろいろ語ってくれた。やっぱ路上を使っているから警察の目は厳しいらしい。以前はもっとはみ出してテーブルを設置したりできていたらしいけど、今はダメなんだって。

あと、決まった時間になったら屋台全部畳んで撤去する必要があり、毎日それを繰り返すのが体力的にとても大変だそうだ。そりゃそうだよね…。屋台だからこそ浮いている経費も多いだろうが、もちろんデメリットも多かろう。

 

さんゆう4

一緒に飲んでいた出張のおじさんがいなくなり、そして兵庫県から旅行で来ているという女性3人組がやってきて、すぐに打ち解けた。僕の旅に興味を持たれ車の写真を見せてほしいというので見せたり、いくつか旅の話をしたりした。

 

さんゆう5

ビールをお替りし、焼きもつっていう串に刺して焼いたもつを追加注文し、さらに締めにとんこつラーメンを食べた。

短時間で怒涛の飲み会だったな。屋台ってあんまり長居するのはスマートではないそうなので、ここでおしまいとする。いやぁ、楽しかったぜ、初屋台!

 

 

中洲の「ひでちゃん」編

盛り上がる中洲

 

時は流れに流れて一気に8年くらい飛ぶ。次は日本7周目なのである。

僕は久々に屋台を訪問することとした。

 

再び中洲へ1

車での旅だと、なかなか福岡の中心の大渋滞に突っ込む気にもなれないし、運転するから酒も飲めないのに屋台に行く気も起きなかったりするんだよね…。かといってこのあたりで宿を取るのも車中泊するのも、ちょっと僕の旅のスタンスと違うし。

 

ただ、夕暮れの福岡の町を走っていると、渋滞にも関わらず気分が高揚してきた。もうすぐ屋台をエンジョイできるぞ、って感じで。

 

再び中洲へ2

人がいっぱいだ!車を停められるようなコインパーキングはどこだ!!

…って感じで大都会で若干パニックになりつつも、屋台街から200mほどのところにコインパーキングを見つけた。都会だけあって強気な料金設定なので、1時間で満喫してまたここに帰って来ようと思うぜ。

 

再び中洲へ3

まずは遠景から入ろう。向かって右側の川べりに屋台が並んでいるのが見える。

 

時刻は18:30を回り、初秋の空にはほんの少しの残照がある。

直近の1週間ほどはちょっと危険なほどの残暑で連日汗だくだったのだが、今日は急にさわやかな秋風が吹いており、汗をかかずに外に入れられる。すごくラッキーだ。屋台に最適な気候がちょうどやってきた。

 

再び中洲へ4

ちょうど屋台は営業開始し、ぞくぞくとお客さんが集まってくる時間帯だ。

なんか以前と比べて屋台の数が劇的に増えている…!以前は5・6店舗だったのだが、子今回は視界に入っているだけでも20店舗近くあるのではなかろうか?

 

たぶんだけど、時代が変わったよね?

少し前までは屋台を撲滅しようと県議会が動いていたのだ。治安も良くないし、排水などによる環境への影響も叫ばれていたから。だから新規の屋台を登録することができなかったし、既存の屋台も一代限りとして世代交代できなかったのだ。

 

ただ、その後に文化としての屋台が認められてきた。

ちゃんとルールを整備しつつ、新規屋台の参入を許可することで、再び盛り上がってきた…のではなかろうか?ならば個人的には嬉しいね。

 

再び中洲へ5

そして前回もチラリと視界に入った春吉橋だ。

いや、もうあそこは橋じゃあねぇ!巨大な祭り会場みたいに模擬店がひしめいている!どういうことだ!?もうちょい接近してみよう…!

 

再び中洲へ6

うおぉ、これが常設なのか特設なのかは知らんけど、すごい模擬店だ。橋の上にテーブルやベンチが広げられていて、みなさんフィーバーしていやがる。

ここも興味はあるけども、"福岡博多の屋台"ではないね。だから再び僕は屋台群に向かう。

 

 

初めての焼きとんこつラーメン

 

春吉橋の脇の屋台群は、ほんの10数分で一気に活気づいていた。

 

ひでちゃん1

すごいぞ、もうワケわからん。どこに入ろう?

人気なお店は待っている人もいて、周辺がカオスになりつつある。適度に賑やかで、待たずにスッと入れるようなところが理想かな。

 

ひでちゃん2

たぶんだけど、ここいらの屋台に大ハズレは存在しない。

もちろん個性があり人それぞれの好みはあるだろうが、著しく質の低いお店は無いんじゃないかな。そして、周囲と比べて不自然にお値段が高いお店も無いと考える。

 

なぜなら質や価格が周囲から浮いていると、こんなところで営業を続けるのは困難であろう。さらに屋台で苦い思いをしてしまう観光客が出てきたら、その口コミが屋台全体の存続にもかかわることにもなりかねない。

だから僕は深く考えずにお店に飛び込むのだ。

 

ひでちゃん3

選んだのはここ、「ひでちゃん」だ。

ちょうどお客さんが席を立つのが見えたので、スタッフさんに声をかけてその後に潜り込んだ。一番端のメッチャ狭い席であるが、それがまたいい。

 

ひでちゃん4

ドライブ旅の途中なので、ドリンクは当然ノンアルコールである。それでもうまい。外で飲むノンアルコールビールは最高だ。フードはラーメンと焼き物1品にしようかね…。

 

隣にインバウンドのカップルが座ってきた。アジア系外国人にもここの屋台、大人気だよね。結構見かける。僕は挨拶程度しかできなかったが、狭い店内でお互い詰め合ってうまいこと助け合った。

 

ひでちゃん5

つくね串、2本で600円。博多華味鳥という水炊き用の鶏を使っているものらしい。コリコリした食感が溜まらんね。本物のビールを飲みたくなってしまう味だ。

 

ひでちゃん6

そして、とんこつラーメンにしようかどうか迷った末にオーダーしたのが、この焼きラーメンだ。スープがないラーメン。なんか中華鍋で炒めるように作っていたような気がしたな。お値段は普通のラーメンよりも300円ほど高い。

 

あまり事前知識ない状態でオーダーしたのだが、やや話題になっているということは知っている。夏の暑いとき、スープをすするのがシンドい人のために発明されたそうだ。

 

ひでちゃん7

ふむ、初めて食べたのだが、結論としては普通のラーメンの方が好きだな。

スープがない分、スープにとんこつの味が染みているのだが、それでもスープのパンチ力には遥かに劣る。それにとんこつラーメン特有のしっかりした麺の噛みごたえが控えめになっており、なんだか伸びてしまっているようにも感じた。

 

もちろんこれは個人的な意見であり異論は認める。味もおいしかったのだが、やっぱスープをすすりたかったかも。同じ値段であってもスープ派だ。つけ麺は大好きだが、焼きラーメンはちょいと違和感を感じてしまった。

 

ひでちゃん8

だがしかし楽しかったぜ!次来ることがあったら普通のとんこつラーメンを頼もうかな…!

 

 

天神の「さつまや」編

 

2025年の今年も屋台を訪問している。しかし行ったのは天神エリアだ。前回までの中州エリアからの距離は1・2kmほどであるのだが、初めての訪問だ。

どうやら中州は観光客に人気であり、天神はより地元の人に愛されているみたい。あんまりその辺の事情も情勢も知らんのだが、そうらしい。

 

さつまや1

コインパーキングに停車した時点で、もうトイレのガマンレベルが255分の230くらいだったので、写真もブレた。このあと駆け込んだ近くの飲食店でトイレを借り、なんとか平常心を取り戻すことに成功した。

 

さつまや2

大都会である。で、屋台は思ったよりも少ないなっていう感想を持った。

中洲のようにドッチャリとひしめいていない。10m~数10m間隔、かつ大きな道路の両側にポツリポツリとあるような感じだ。

 

さつまや3

駐車場の時間もあるし、そもそも旅の行程の時間制限もある。このあと、「新門司港」からフェリーに乗らねばならないので、そんなに時間の猶予が無いのだ。

 

そんな中でGoogleマップを見ながら歩いたエリア内で、最も密集しているのがここいら。視界に一気に3店舗が入るゾーンだ。ただ、いずれも待っている人がいるのでいったんスルーすることにする。

 

さつまや4

帰りに同じゾーンを撮影していたので、別角度からもう1枚。いずれもガッツリ列ができているね。

中州に比べれば店舗も少ないし、まばらに感じたが、地元の人からすれば別に店舗が密集していることによるメリットはそんなにないもんねぇ…。

 

さつまや5

今回選んだのは、先ほどの3軒から少し離れたところに佇んでいた「さつまや」。2組目の待ちであり、わずかな待ち時間で着席できるそうなので待機し、そして入店。

ウーロン茶とおでんをまずはオーダーした。

 

さつまや6

今回は同行者もいて2名だったためか、おでんも2皿に分かれて出てきたよ。

玉子・はんぺん・白滝・大根・そしてきくらげ天だ。僕ははんぺんが大好きなのだ。一生食べられるし、なんなら布団みたいにかけて寝たいくらいだ。

玉子も大根も味が染み込んでいて最高。きくらげ天は僕ら2人とも初めて食べたのだが、コリコリした食感がとてもいいね。うまい。

 

さつまや7

そして本場のとんこつラーメン。この力強い香りがたまらん。

初めて本場のとんこつラーメンを食べる同行者が、うまいうまいとすごいスピードで食べてくれたことがなにより嬉しいじゃないか。

 

お客さんは入れ代わり立ち代わり入り、早い人は10~15分でいなくなる。

活気ある屋台。季節は暑くも寒くもないいい陽気の春であり、そんな中でおでんとラーメンを食べるのは最高だよね。

 

さつまや8

僕らは数日をかけて九州をほぼ一周したのだが、これがその旅の最後の観光であり、最後の食事なのだ。今までの旅路を振り返りつつ小さな屋台で2人で食べた記憶は、とても尊いものだと思う。

 

さつまや9

では、これから高速を使って一気に新門司港を目指そうか…。

さよなら、九州…!

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

中洲の屋台街

 

  • 住所: 福岡県福岡市博多区中洲1-8
  • 料金: 目安、ラーメン¥800
  • 駐車場: 付近のコインパーキングを使用のこと
  • 時間: 18:00頃~

 

 

 

さつまや(天神の屋台街)

 

  • 住所:  福岡県福岡市中央区天神1-6-8
  • 料金: ラーメン¥750
  • 駐車場: 付近のコインパーキングを使用のこと
  • 時間: 18:30~翌3:00