週末大冒険

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ちょっと出かけてみないか。忘れかけていた、ワクワクを探しに。

No.411【愛媛県】5年半ぶり再開!!大規模修繕した「道後温泉本館」にまた行きたいなぁ!

3000年の歴史を持つ我が国最古の湯とも言われている「道後温泉」。

そのシンボルである「道後温泉本館」は明治時代に建てられたものだが、圧倒的な貫禄で現代も見るものを惹きつけている、道後温泉のシンボルだ。僕も大好き。5回か6回は通った。

 

 

この道後温泉本館は2019年1月から大規模な修繕工事をし、今年である2024年7月にようやくそれが終わり、本格的に営業を再開した。

実に5年半、長い長い工事だったぜ。ただ、本当は6年かかる予定が半年前倒しで終わったんだぜ。日本の修繕技術に感謝。

 

さて、本来であれば新しくなった道後温泉をご紹介したいところなのだが、残念ながら僕はシン・道後温泉にはまだ訪問できていない。

 

 

今年の春の、「もうすぐ工事終わりますよ」って感じの状態なら見ているんだけどな。入浴も再開していたんだけど、まだ工事のバリケードあったしショベルカーもいた。

 

なので今回はあえて工事が開始される前の道後温泉訪問記をお伝えしたい。これを振り返ることで、きっと僕もあなたもシン・道後温泉訪問の期待が高まると思うんだ。

それでは平成時代にワープ!

 

 

日本最古の温泉に浸かろう

 

この章では、日中に訪れた時の3回分くらいの写真をマージして掲載しますね。

ところでさっきも書いた通り、道後温泉は3000年以上前からある日本最古の温泉らしい。あの「聖徳太子」も道後温泉に入浴したという記録が残っているそうだ。

 

日中の道後温泉1

…という温泉の背景事情にはあまり興味はなく、ましてや泉質なんぞ全くわからないほどのガキみたいだった時代。そんなころに僕は道後温泉を訪れている。

上記がその時の写真。ちょっと貫録を出すためにザラついた加工をしちゃったけど。

 

じゃあなんで僕が道後温泉に興味を持ったのかと言うと、あのジブリ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルの1つだからだ。

他にもいろんな温泉地のいろんな施設をモデルとしているそうで、2024年現在では僕はそれらを多分全部行っている。

 

日中の道後温泉2

圧倒的インパクトを放つ巨大ダンジョンのような千と千尋の神隠し湯屋。そのモデルを一目見てみたいと思ったのだ。

そして入浴もできるというし、(当時は)1500円払えば個室を貸し切ってくつろげるというので、それにも興味を持った。5人で行ったら1人300円で個室エンジョイできちゃうじゃん!

 

日中の道後温泉3

こうして片道800㎞以上をぶっ飛ばして1泊2日で訪れた道後温泉は、本当に良かった。こういう世界観が日本になるんだなぁと、若き日の僕の心に深く刻まれた。

 

そして目的である個室使用の申し出をする。

「僕らみたいな連中が由緒正しい道後温泉本館の個室を貸し切っていいのだろうか?というより空室はあるのだろうか?」って思ったけど、もちろん普通に借りれたよ。

 

日中の道後温泉4

お茶と名物の坊ちゃん団子が用意されており、そして浴衣も用意されている。

しかし利用時間は、確か2時間だっただろうか…、あまり時間がないのだ。複数ある温泉に入り、お茶飲んでくつろいで退散するまで2時間。

そりゃあ全部込みで1500円という価格が破格なのだが、とりあえず時間がねぇ!

 

日中の道後温泉5

とりあえずこのプランで見学できる、館内の各所を見学。貴重な物品の展示などもあったが、正直あまりわからないのでサラサラと見て回る。

そんで浴衣に着替えて部屋の上の方に飾ってあるご先祖様みたいな面々に「行ってきます!」と言ってお風呂に行くのだよ。時間ねぇ!

 

日中の道後温泉6

というわけで、の建物内にいつくかある温泉に入った。ちょっとレトロな銭湯…というのが当時の感想である。

温泉のことはよくわからない。真っ白だったりすごい臭いだったら批評できるが、無色透明だったら水道水と見分けがつかないのが当時の僕である。

だから「よくわかんないけど雰囲気はレトロでお湯は暑い」みたいな感じである。

 

ポカポカに温まったらみんなで座卓を囲んで三色の坊ちゃん団子を食い、そしてお茶を飲む。まだ僕らにはよくわからない世界だが、趣のあることをしているんだろうなっていう感覚だけはあった。

そんな寒い寒い日の思い出が、僕の道後温泉の初回だ。

 

日中の道後温泉7

実は内部に入ったのは2024年現在まででこのときだけである。それ以降は全部外から慶安を眺めているにとどまっている。

まだ温泉の善し悪しが理解できていないから…というのがその理由。ちゃんと価値がわかったら内部にまた入ろうと思っている。(そろそろまた入っていいかな…?)

 

日中の道後温泉8

本館は外観を見ているだけでも面白い。重工に折り重なった屋根、正面から見ても横から見ても様になる画角…。

 

…というのも、近代では本来の正面とは違うところに入口が作られていたのだ。それをリニューアル時にまた元の位置に戻したりしている。84年ぶりに入口の位置を戻したりしたのだ。

だから正面は2つあるといっても過言ではなく、それらを確認するのも楽しいかもしれない。まぁ今回の記事ではリニューアル前のことしか書かないので、これ以上の詳細には触れないけどね。

 

日中の道後温泉8

太鼓が備え付けられた振鷺閣。赤いパネルをはめ込んだ、このシンボル的な小屋も大変カッコいい。一番上にいるのは鳳凰か?

 

温泉に全く興味のなかった僕だが、温泉目的のドライブを多分生まれて初めて実施し、かつ温泉に入らなくても温泉施設を外から見るだけで楽しい…と思えた最初のスポット。それ以降何度も訪問し、大事にしてきているスポットなのだ。

 

日中の道後温泉9

夏目漱石」の小説「坊ちゃん」の舞台の1つでもあり、本館のすぐ脇には坊ちゃんファミリーも勢ぞろいだ。他にも明治時代の文豪たちが訪れている、有名人御用達のスポット。

 

日中の道後温泉10

レトロなSL風の坊ちゃん列車が走ったり、坊ちゃんの世界観を模した巨大なからくり時計も町に設置されている。

道後公園とも呼ばれる「湯築城跡」や本館を見下ろす「伊佐爾波神社」も一緒に散策したりもしている。

 

日中の道後温泉11

これらについても語りたい次第だが、それらも盛り込むと記事がボリューミーになってしまうので、いつか「道後温泉駅」として独立した記事を書きたいと思っている。

じゃあ次、夜の道後温泉に絡めたエピソードを書こう。

 

 

松山ユースホステルに泊まる夜

 

ある真冬のことだった。日暮れと同時に「松山ユースホステル」にチェックインした。

ここは道後温泉エリアにあり、道後温泉本館までも徒歩数分の距離。あこがれの道後温泉宿泊が実現した日なのである。

 

松山ユース1

本来は僕、北海道や沖縄以外は基本的に車中泊のみで旅をするんだけどね。今回は寒すぎたので宿を取っちゃった。

オーナーさんに駐車場がどこか質問すると、道後温泉本館の臨時駐車場を案内された。そうなのだ、そのくらい道後温泉本館とこことの距離は近いのだ。

 

部屋は相部屋で、既に同室の人がチェックインしているとのことだ。

荷物をもって部屋まで行き、ドアを開けたが中は真っ暗だ。ただ、誰かがベッドで寝ている気配がする。

一応「すいませーん」って何度か声をかけるのだが爆睡のご様子で起きない。いきなり照明をつけるのも悪い気がするし、てゆーかこの部屋照明のスイッチどこだ?全然わからん。

 

松山ユース2

…というわけで暗い部屋にとりあえず荷物だけ投げ込んで、僕自身は談話室に退避した。どうせ夕食まであと30分。ダラダラしていれば一瞬さ。それにビールの自販機もある。飲みますか。

 

松山ユース3

前夜は睡眠時間を削ってドライブしていたので少し寝不足でお疲れだった。そこにビール。空きっ腹にビール。これは酔いが回りますな。普段の3倍酔う。

あと談話室にドラゴンボールあったので読んだ。知らない部分を読むことができ楽しめた。

 

腹ペコだったので18:30の夕食開始時間と同時に食堂行ったら誰もいないのな。あれ?空気読んでゆとり持ってきた方がよかった?フリーザ編の序盤も読んでおいた方がよかった?

でも腹ペコなので構わず食う。1人で食う。

 

松山ユース4

配膳状況から察するに、30人ほどの宿泊客がいる模様だ。今どきのユースホステルとしては最大規模かつ賑わっている方なのではないだろうか。

夕食はおかず8品ほどで、揚げ物多いし豚肉は固形燃焼のアレで自分で焼いて食べる形式だし、かなり豪華。さらにご飯はセルフでお替りできる。充分満足。満腹。

 

ただ、続々とやってきた周囲の人を見る限りファミリーや友達同士が多そうだ。

唯一僕の同室の人が1人旅っぽく、その席は僕の向かい側なんだけど全然来ねー。1時間かけて僕がゆっくり食べているのに来ねー。ぜってー爆睡中だ、アイツ。

 

食事を終えて食堂を出ようとすると、スタッフさんが「同室の人に夕食の準備ができていると声をかけてもらえますか?」と依頼された。

一瞬「そう簡単にはいかないのよ。だからアンタがやってくれ。」って思ったが、ちゃんと承った。

そんでもうスタッフさん公認なので自信満々に漆黒の部屋に「たのもー!!」みたいに討ち入りし、同室の人をたたき起こした。照明もつけてもらった。

 

松山ユース5

同室の人は50代くらいのおじさんだった。「ジャカルタおじさん」と呼ぼう。

ジャカルタおじさんは「うわっ、すみません!昼から酒飲んですごい寝ていた!昨日はこの部屋1人だったから、今日も1人だと思っていた!」と言いながら食堂に降りて行った。

相部屋である以上、いつ同室の人が来るのかわからんのだぜ。覚悟めされよ。

 

じゃあ、僕は食後の散歩に出かけることにするわ。

もちろん道後温泉本館を見に行くのだよ。せっかく道後エリアに来たのにユース直行で何もしていないから。

 

夜の道後温泉1

道後温泉の夜景を眺めながら丘を下り、道後温泉本館前にやってきた。あぁ、なんて雅なのだよ。昼間もいいが夜の情緒、たまんねーなー!

北海道の稚内市で出会った旅友の「BLUEayさん」が「道後温泉本館の夜はステキなのでいつかぜひ行ってみてください」と言っていた。だから今回来てみたのだが、その言葉通りだわ。情報ありがとな。

 

夜の道後温泉2

1月のくそ寒い時期の夜だというのに、観光客たちは浴衣で歩いている。

絵的には粋だが、寒くないのかなぁ。温泉上がりだから無敵なのかな?それとも旅の興奮が寒さを忘れさせてくれているのかな?両方か、承知。

 

夜の道後温泉3

まだ19時台なので本館は営業しており立ち寄り入浴もできるのだが、僕は温泉目的で来ているわけではないし、温泉自体にすごく興味があるわけでもないから今回は入らないよ。

宿にシャワールームがあるそうだからササッとシャワーだけ浴びる予定。宿に湯舟がないのは、きっとほとんどの宿泊客が温泉入りに行く前提なのだろうね。僕は異端者だ。

 

ところで本館の入口脇では営業を終えた人力車が整列して寝ていた。これもかっこいいぞ。

 

夜の道後温泉4

街灯もレトロで雰囲気ある。全部がついているわけではないが、どうして?こういうもの?そしてこれ、本物のガス灯だったりするの?

よくわからないけどとりあえず雰囲気いいので気にしないでおこう。

 

夜の道後温泉5

再び坊ちゃんファミリーに挨拶してから、宿に戻ることにする。実は僕もジャージにコートを羽織っただけであり、結構寒いのだ。ところでこのあたり、ここ数年で綺麗に開発されてきたね。

 

夜の道後温泉6

部屋に戻ると、食事を終えたジャカルタおじさんがいた。

日本人だけど早期退職してジャカルタ在住で、ときどき日本にフラッと帰ってきて旅をするのだそうだ。今回も日中は温泉に入り、そんでビール飲んでグダグダ昼寝する毎日を過ごしているらしい。

「明日は何をしよっかなー」とかつぶやいているが、明日もきっと同じだろうって思った。「ちなみに再来月には沖縄の八重山諸島に行くよ」と言うので、「実は僕もそれを目論んでいる。再会するかもしれないですね。」と答えた。

 

あとは子供の悩みをグチってきた。「早く孫の顔が見たいんだけどどう思う?」って聞かれたので、「人ぞれぞれの人生があります。息子さんには息子さんの考えがあるかもしれません。」と答えたらガッカリ顔をされた。正直すぎた?

 

松山ユース6

「ま、これから僕はシャワー浴びてくるんで、そのあと一杯ご一緒しましょうや」と声をかけてからシャワーを浴びて部屋に戻ると、ジャカルタおじさん寝てる!!また寝てる!!ふて寝してる!!

マジかよ。たった15分の間に…。

 

しょうがないのでさっきのマンガ部屋に行き、酒飲みながら読書することにした。隣の部屋ではオーナーさんが宿泊者たちになんかの講座をしているみたいだが、僕は今夜はそちらには混じらずに1人ですごすよ。

 

松山ユース7

そんでいい感じに酔って22時には寝た。

前夜は車中泊だったが、それと比べて寝心地もいいし布団も柔らかい。最高だ。ジャカルタおじさんのいびきのBGMも最高だ。うん、うるせぇ。

 

松山ユース8

こうして翌朝である。もうすぐ7:00だというのにこの暗さよ。今日は晴れるかなぁ。たぶん晴れるよね。

7:00ちょうどにジャカルタおじさんと食堂に向かった。

 

松山ユース7

朝食はバイキング形式だ。パンもあるけど五穀米をチョイスした。うまい。

対面のジャカルタおじさんは「うーん、特に観光したいところもないから、今日は温泉入って酒飲んでグータラかなぁ…」って言っていた。

すごい安定感。きっと滞在中はずっとこうなのだろう。それも1つの旅のかたちだよね。僕には向かないけど。

 

松山ユース8

「僕はこの後すぐに佐田岬に向かいますよ!」と言い、朝ご飯を終えると身支度をしてジャカルタおじさんに別れを告げ、出発した。

ちょうど日が差し、ユースホステルの黄色い建物がまぶしかった。

 

 

2024年、もうすぐ工事が終わるとき…

 

今年の春のことだ。冒頭にも記載したが、僕は道後温泉を訪れていた。

いつもは道後温泉本館近くの駐車場に駐車するのだが、このときは運悪くどこも駐車場がいっぱいで、臨時駐車場の看板に従って走っていたら松山ユースホステルの裏まで導かれた。

 

工事終盤の道後温泉1

あぁ、懐かしいなぁ、この黄色い建物。今も元気に運営しているみたでホッとした。

この松山ユースホステルを横目に見ながらテクテクと丘を下り、道後温泉本館の前までやってきた。

 

工事終盤の道後温泉2

以前は完全に工事の幕で覆われて全く中を窺い知ることができなかった本館だが、もう建物の外装はほぼ終了したのか、その全容を見ることができた。

詳細は知らないが、後は内装だとか建物の周囲の道路などの整備が残っているのみなのだろうね。

 

工事終盤の道後温泉3

道後温泉とショベルカーと人力車。今しか見られない組み合わせかもしれない。

こういうのも貴重なワンシーンだよね。例えば建造中の「東京スカイツリー」の写真とか、段階ごとに撮影したものが何枚か手元にあるが、もっと頻繁に撮っておけばよかったと今は思っているもん。もう一生撮れないからね、建設中の建造物。

 

工事終盤の道後温泉4

既に複数ある入浴施設の一部は運営再開しているそうだが、敷地内はご覧の通りまだ整備中だ。これから総仕上げだ。どんなデザインになるのだろうね、ワクワク。

 

工事終盤の道後温泉5

工事期間の終了は随分早まり、2024年の7月下旬まで。歴史的大修復作業もあと4ヶ月ほどで完了するのだ。

「あと4ヶ月訪問が遅かったら、リニューアルオープンのお祭り騒ぎを見ることができたのに…」と思う反面、この工事を最終段階を見れた感動も大きい。

 

工事終盤の道後温泉6

だから、いつの日かシン・道後温泉を訪れたらさ、そのときはまた内部の温泉までしっかり堪能して、ちゃんと独立した記事を執筆しようと思うのだ。

あぁ、その日が楽しみだなぁ。

 

以上、日本7周目を走る旅人YAMAでした。

 

 

住所・スポット情報

 

  • 名称: 道後温泉本館
  • 住所: 愛媛県松山市道後湯之町5-6
  • 料金: 入浴のみ¥650
  • 駐車場: 観光駐車場が複数あり
  • 時間: 6:00~23:00