日本の中心に立つことができたのだとしたら、それはどういう気分なのだろう?
狭いようで広い日本。
「その真ん中に自分はいるんだ!」って思えたとき、僕の人生は変わるのだろうか?
試してみるのも悪くない。
…だがしかしだ。
調べてみて気付くんだけど、日本の中心って1つじゃないのだ。
「Aという定義で考えたらここが中心です」
「Bという定義で考えたらここが中心です」
「Cという定義で考えたら …
「Dは …
あ、メンドくさい。
そいつら片っ端から連れて来い。面談してやる。
…じゃなかった。僕の方から行くしかないな。
壮大なる冒険が、今幕を開ける!!
日本の中心リスト
まずは、日本の中心を一覧化してお見せしたい。
ただしアレだ。概念がかなり難しいからさ、否定を前提に突っかかって来てほしくはない。
必要なのは優しい心だ。はい、深呼吸ー。
まずは28箇所書き出してみた。
幸運なことに名称は1つも被らなかったな、紙一重で。
留意点がいくつかある。
- 網羅性を高めるため、広義の日本の中心も含めている。"広義"なのだから異論は認める。
- ちゃんと"ポイント"があることを条件とした。冒頭記載の通り、僕は中心に立ちたいのだ。だから「静岡県は日本の真ん中の県だよ」みたいのはエントリー対象外とした。
- 記載されていない日本の中心があったら教えてほしいです(たぶんまだあるよね?)。ブログのコメント機能でもいいし、Twitterのメッセージでも良いですので。
では、実際にご紹介していこう。
地理的観点からの日本の中心
日本列島中心の地(栃木県佐野市)
佐野市の旧田沼町からずーっと北上した、なかなかの山奥にある。
「蓬山ログビレッジ」という施設の敷地内だ。
ここまで来たところで基本的にはまた引き返さざるを得ないような、エスケープルートほぼ皆無の地。
日本海側の海岸線を経由して結ぶ場合の中間距離(x)、太平洋側の海岸線を経由して結ぶ場合の中間距離(y)を求める。
その2つの地点のさらに中間距離にあたる「(z)」がここだ。
さぁ、いきなり飛び道具的な理論が出てきたな。
そして沖縄県は泣いているかもしれない。
しかしこのくらいで驚いていては、心臓がいくつあっても足りないぞ。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本の臍中心標(群馬県渋川市)
超メジャーな日本の中心だ。
"へそ祭り"という祭りもあるし。
街中にある「寄居町会館」の前。渋川駅からも近く、とてもにぎやかな街中だ。
アプローチは全ての日本の中心の中で、もっとも楽かもしれない。
ただし大きな道路がすぐ背後にあるので写真が撮りづらいし、人通りが多いので少し恥ずかしいぞ。
それら2点を円で結んだ中心がここだ。
上記概念は渋川市のWebサイトにも記載されている。
…しかしだ。これまた沖縄県民が泣く。
そして少し考えればわかる通り、特定の2点を通過する円のサイズはいくらでも書きようがある。
あ、これ以上を書くと…「おや、こんな時間に誰か来たようだ
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本列島の中心地(山梨県韮崎市)
少なくとも僕の訪問時点では、アプローチは困難を極めた。
なんの目印もない果樹園の中を1時間ほどグルグルし、地元の方に場所を聞いたりしてようやく発見できた。
概念の読解も困難を極める。
以下は僕の推測も含めた。
上記の交差点がここだ。
ただ、そうだとしても「佐多岬・稚内市・〇〇島」という概念のブレ、円を使ったり経度を使ったりのブレ。
なにがなんだかよくわからないので、自治体に問い合わせしたりもした。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本列島の臍(山梨県韮崎市)
ここは前項の「日本列島の中心地」と同じ概念の地だそうだ。
日本列島の臍の正確な場所が非常にわかりづらい上に駐車場すらない果樹園の中なので、ここ大草町の中心的存在の場所に仮の石碑を置いたとのことである。
だから定義の図も前項と一緒。
日本の中心を示す碑や看板があるたびにこの項目を増やしていったらキリがないんだけど、"日本列島の中心地"と"日本列島の臍"と名称が違うので、特別に別項目とした。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本列島ここが中心(石川県珠洲市)
かなりのメジャースポットだ。知っている人も多かろう。
僕も数ある日本の中心の中でのヘビーリピーターとなっている。
能登半島最北端である「禄剛崎」の灯台のすぐそばにこの石碑がある。
日本の国土が真っ平らなプレートだと仮定する。
それを1点でバランスが取れるように支えるとしたらどこになるか…。
このポイントを"日本の重心地"という。
国土地理院は、日本の国土(陸地部分)の重心地は能登半島沖だと発表した。
そこに一番近い陸地として、能登半島最北端の禄剛崎を日本列島の中心と定義付けた。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
ここが日本の重心地(石川県珠洲市)
能登半島最北端の禄剛崎の近くにある「みさき小学校」の敷地内にその碑は立つ。
すぐ脇は海で眺めがいい。
このときは休日だからか校庭が解放されており、中に愛車を停めることができた。
名称からしても、前項「日本列島ここが中心」と定義は同じと考える。
最近「ウチが能登半島の最先端だ!」とアピールをしている「珠洲岬」と同じ三崎町にあるため、ここにも重心地をアピールする碑があるのではないかと考える。
だから定義は日本列島ここが中心と一緒ではあるが、名称も違う上に水面下での闘いの気配を感じたため、別項目とした。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本のへそ(兵庫県西脇市)
はい、お待たせ。
関西地区の方々が狂おしいほどに愛する日本の中心だ。
大々的にアピールしており、「日本へそ公園駅」という鉄道駅まである。
僕もここを訪問したときのことを新聞社に取材されて掲載されたこともある。
それぞれの緯度経度の中間は、北緯35度・東経135度の地となる。
ただね、日本の概念に「択捉島」を含めるならば、日本の北端も択捉島だ。
そして、一般人到達困難で居住も不可能な択捉島を"東端"とするならば、南鳥島や沖ノ鳥島の立場はどうなる…というツッコミもしたい。
まぁそういうことを言うと僕の存在が消されてしまうので(以下略)
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本列島中心点(徳島県三好郡)
四国のとんでもない、本当に大変なレベルの山間部に、そのモニュメントはある。
延々続く狭路と激坂の連続で、訪問当時は2度と行きたくないレベルで大変だった。
だが、旅人という人種は…!
いいか、よく聞いてほしい。
旅人という人種はね、そういうところに行くのを至上の喜びとしてしまう変態なのだ。
日本国内の陸地が存在する地において、緯度経度の下2桁が同一の地の北端は北海道常呂町(北緯44度・東経144度)。南端は沖縄県竹富島(北緯24度・東経124度)。
この2つの地点の真ん中、つまり北緯34度・東経134度の地点がここだ。
ちなみに「なんで緯度経度の下2桁が同一の地にこだわるの?」とか、賢い大人はそんな発言はしない。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本中心の標(長野県辰野町)
標高1200mの山の中、王城枝垂栗林道沿いにある。
一部マニアが大好きな日本の中心であろう。
道路は激狭かつなかなかの激坂。
路面はガレていて四駆やオフロード車でないとやや厳しいであろう。
だけども眺めは最高だ。
日本には、端数の無い緯度と経度が、本土の陸地上で交差する点が40個ある。
頑張って上の地図を作ってみたが、いかんせん手造りなので少し歪んだ部分は寛大な心で許してほしい。
その40個の中心に当たるのが、日本中心の標だ。
…だが、なにをもって中心と呼ぶのか。
南北に分けても東西に分けでも真ん中にはならない。
だけども脳内でそれらを優しい気持ちでミックスすると、確かにここが日本の中心になりそうな気もする。
ちなみにジャストの地点は深い山間部でとても碑などは作れない。
従い少しずらして「北緯36度00分47秒・東経137度59分36秒」を日本中心地としている。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本の地理的中心"00ポイント"(長野県辰野町)
前項の「日本中心の標」を緯度経度のジャストポイントに作れなかったことをずっと後悔していた自治体が、2011年に本気出してジャストポイントに作った碑。
2021年現在はある程度整備されていると思うが、僕は2011年の碑の誕生を喜びすぎて、まだ整備前に出かけた。
道なき道を進み、全スポットの中でダントツ厳しいアプローチとなった。
定義も日本中心の標と同様である。
だが名称が異なることと、前項の日本中心の標が長らく市民権を得てきたことから、別項目とした。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本のおへそ(長野県南佐久郡)
正式名称を「平面直角座標系第Ⅷ系原点」という。
国道141号沿いにある、かなりアプローチが容易なスポットだ。
清里や野辺山といった信州の高原地帯の観光に絡めて訪問することができる。
球体である地球を平面に表し、そしてその位置情報を簡単に示すには、緯度経度ではなくって"平面直角座標系"っていう手法からX軸・Y軸で表現するのがいいらしい。
その平面直角座標系っていうのは、地球をある程度狭い範囲ごとに切り取って計算するのがいいらしい。
日本を19個に切り取り、そのほぼ真ん中に位置する、上の図での「8」。
それが平面直角座標系第Ⅷ系だ。
その第Ⅷ系内の位置基準となるスポットが、平面直角座標系第Ⅷ系原点。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本土真ん中(長野県塩尻市)
塩尻市の「紅葉山」という、山間ののどかな地にある。
付近は森林浴・散策・デイキャンプなどできそうな立地だ。
"土真ん中"と書いて"ど真ん中"と読む。緑豊かな大地にこのスポットがあるため、とのことだ。
最後の200mほどは擦れ違い不可能であるが、日の目の前までマイカーで行けるのはありがたい。
根拠は、以下の2段階となっている。
- 長野県が、日本のほぼ中央だから
- 塩尻市の塩嶺高原紅葉山が、長野県を人体に例えたときのへそ、つまり中心にあたる地だから
…けっこうアバウト?僕によるこれ以上の解説しようがない。
従い、自治体にも問合せをした。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
伝承に基づく日本の中心
日本中央の碑発見地(青森県上北郡)
青森県の内陸部、かなりわかりづらいところにある。
2021年訪問時には遊歩道の整備もおざなりになっている様子でアプローチはやや困難。
上記の碑も劣化が進んでいた。
この項目では定義を地図上で図解する必要が無いので、Googleマップから地点をご紹介する。
ここが日本の中心とされた経緯は奈良時代にまで遡る。
奈良時代、坂上田村麻呂が蝦夷遠征の際、大きな岩に弓の先で「日本中央」と彫った。
「ここは自分らの概念的にはぶっちゃけ東の果てだけど、このさらに東にも陸とか島とかあるし、そう考えるとここを日本の中央と考えてもいいんじゃない?」と言ったのだ。
ここから現代に至るまでは胸が熱くなるすごい物語があるのだが、スペースの関係上割愛しよう。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本中央の碑保存館(青森県上北郡)
コントラストをいじったが、岩に彫られたあなたに「日本中央」の文字は見えるだろうか…?
定義は前項の「日本中央の碑発見地」と一緒である。
坂上田村麻呂が刻んだ岩がこれだ。
発見地から数㎞離れた保存館で、大事に管理されている。
休館日や時間に気をつけてアプローチしてみてほしい。
きっとそこにロマンがあるから。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本中央(長野県上田市)
「生島足島神社」。
この神社には、生国魂大神と足国魂大神の2人の神様を祀っている。
どちらも古くから日本の政治の中心となる地に祀られてきた神様だ。
それがなぜ長野県で祀られているのか。
ここだけ例外的に、政治の中心ではなく地理的な中心に祀られたからに違いない。
そんな伝承が古くからこの地に受け継がれているという。
どちらかと言えば知名度の低めな日本の中心であるが、アプローチは比較的容易だ。
覚えておけば何かのネタになるに違いない。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
広義の日本の中心
本洲中央の地(長野県松本市)
「浅間温泉」の、下浅間地区の薬師堂敷地内にこの碑がある。
浅間温泉には薬師堂が複数あるので、間違えないように事前にしっかりと場所を確かめると良い。
僕はそれで泣きながら出直すことになったぞ。
定義は、本州の地理的に中心の県だから。
そのまた地理的中心が松本市だから。…という説を過去に見たことがある。
…ここまではまだわかるが、なぜそこから浅間温泉の薬師堂となったのかは不明である。
松本市は非常に広大であり、その地理的中心は浅間温泉とは程遠い。
政治の中心としてもズレている。
さて、どういうことだろう。根拠について、切り込めるだけ切り込んでみたい。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
本州のHESO(長野県上水内郡)
「道の駅おがわ」から山間部にグイグイ入って行った谷間にあるスポットだ。
2004年に発見された、比較的新しい日本の中心。
少なくとも僕の訪問時は遊歩道整備がイマイチであり、草ボウボウだし蚊が多くてちょっと大変であった。
本州が真っ平らなプレートだと仮定する。
それを1点でバランスが取れるように支えるとしたらどこになるか…。
このポイントを"本州の重心地"という。
2004年、とある測量会社が調査をし、ここがの本州の重心地だと発見したのだ。
ちなみに街中にも「この町の中に本州重心地があるよ」という碑があるので、それをもって満足することも可能である。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本で海岸線から一番遠い地点(長野県佐久市)
読んで字のごとくの定義である。
Webサイトで調べたら、山道を徒歩で2時間と書いてあった。
僕は猛ダッシュで行ったのでそれより遥かに短い時間で到達したが、非常にキツい道のりであった。
- 静岡県富士市田子の浦港の海岸線まで:114.853m
- 新潟県上越市直江津の海岸線まで:114.854m
- 神奈川県小田原市国府津の海岸線まで:114.862m
- 新潟県糸魚川市梶屋敷の海岸線まで:114.861m
それぞれ近い海までの距離は上記とのことだ。
いい感じにそれぞれの距離を揃えて来た感もあって微笑ましい。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本人口重心地点1995(岐阜県郡上市)
人口重心系の日本の中心はいくつかあるが、まずは最もインパクトのある1995年版をご紹介しよう。
日本人が全員同じ体重だと仮定して。
日本人全員の体重のバランスが1点で釣り合うポイントは、日本のどこだろうか?
…それを日本の人口重心と呼ぶ。
「日本まん真ん中センター」という、1995年時点の巨大施設が日本の人口重心だ。
まぁ日本の人口や居住地の傾向は年々変わるから、大層な施設を作ったところですぐに過去の栄光になってしまうのだが、とりあえず1995年の国勢調査の結果はここであった。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本人口重心地点2000(岐阜県関市)
旧武儀町の山深くにこの球形モニュメントはある。
まずは「水成林道」という舗装されていない林道をを終点まで上り詰めるのだ。
四駆が良い。
林道の終点からは「水晶山」の登山だ。
10~20分ヘロヘロになって急勾配の山を登ると、このボールが現れる。
日本人口重心地の定義は前項と同じだ。
ただし、5年ごとの国勢調査で少しずつ地点は東京側に移動している。
2000年ではこのように山の中となったのだ。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本人口重心地点2005(岐阜県関市)
小さな集落で地元の方に道を聞きながら、ようやく発見したモニュメント。
急勾配の林道を延々歩いて登って行くため、かなり大変だ。
僕はここを2回訪問したが、2回目は林道の整備もできておらず、碑もかなり劣化していた。
この碑の存在自体に危機感を覚えてしまったほどであった。
日本人口重心地の定義は前項と同じだ。
5年ごとの国勢調査でさらに場所は移動した。
…しかし、僕の知る限りでは次の2010年以降は碑を作っていない。
5年ごとにお金をかけてモニュメントを作る意味を見い出せなかったのだろうか…。
(私有地に重心地が出来たせいもあると思う…)
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本人口重心地点1990(岐阜県郡上市)
国道156号に近い神社、「小安神社」。
その境内に立派な石碑が立ち、『日本人口重心の地』と書かれている。
ありがたいことにアプローチは非常に容易である。
よくぞ国道付近に人口重心が定まってくれたものだ、って僕は思った。
日本人口重心地の定義は前項と同じだ。
5年ごとの国勢調査で場所は移動する。
先ほどの項では1995年をご紹介したが、さらにその前の1990年がここだ。
神社の境内にふさわしい重厚な石碑。
数ある日本重心地のオブジェの中で、一番後世に残るのがこれなのではないかなって、僕は考えている。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本人口重心地点1980(岐阜県郡上市)
国道156号沿いにある「吉田小学校」。
その校庭に隣接するように、この不思議なかたちのオブジェが立つ。
国道沿いだしちょっとの間であれば駐車もできるし、目の前はバス停だし(ただし本数は1日2~4本程度)、アプローチは容易だ。
日本人口重心地の定義は前項と同じだ。
5年ごとの国勢調査で場所は移動する。
先ほどの項では1995年をご紹介したが、さらにその2つ前の1980年がここだ。
「あれ?1つ前の1985年分は?」と思われるだろうが、僕は知らない。
もしあなたがご存じなのであれば、僕に教えてほしい。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本標準時シンボル(兵庫県明石市)
日本の標準時子午線、東経135度線の通る明石市の「天文科学館」。
子午線のライン上の科学館には"Japan Standard Time Meridian"の略称が書かれた大きなSEIKOの時計がついていて、時間を刻んでいる。
正確に言うと、日本の時計は別にここの時計に合わせて設定されているのではない。
ただし、イギリスの「グリニッジ天文台」をもとに設定されている日本の時間の概念の中枢となるのは、確かにここなのだ。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本国道路元標(東京都中央区)
東京の「日本橋」に、このシンボルは埋め込まれている。
日本橋は1603年の完成。
翌1604年に五街道が確立されて以来、現在に至るまで日本の道路の中心だ。
明治時代には改めて日本橋の中央を国内諸街道の起点とすることが定められたんだ。
道路あってのドライブ、道路あっての僕のドライブ人生。
この存在を無視はできまい。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本水準原点(東京都千代田区)
「国会議事堂」の正面には道路を隔てて2つの庭園がある。
散歩に最適だ。僕も正月から散歩したりした。
その北側のちょっとした丘の上に建つ、なんだか小さな神殿のような建物がこれだ。
日本の高低の測量の基準となる点。
絶対にズレたりしないよう、この「日本水準原点標庫」は地下10mのガッチリした地層から築き上げられている。
この中に原点があるのだ。
当然それを見ることはできないけど、この標庫だけでも非常に歴史的価値がある。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本経緯度原点(東京都港区)
「東京タワー」から西に数100m。
都心にしては周囲に駅が少なく、結構歩くポイントだ。
そして大使館の乱立地帯。
そこにあるのが、日本の測量の基準点。
北緯35度39分29秒1572・東経139度44分28秒8759地点である。
ここはかつて子午環っていう、いわゆる上下にしか動かせない天体望遠鏡が設置されていて、それでグリニッジ天文台との時差計測をしていたんだ。
でも子午環は関東大震災で壊れちゃったので、この場所を経緯度原点としたというわけだ。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
日本の中心の中心_チコちゃんポイント(長野県辰野町)
あなたは2022年現在も絶賛放映中の、NHKの「チコちゃんに叱られる」という、雑学TV番組をご存じだろうか?
この番組内で「日本の中心ってどこ?」というテーマがあった。
28個の日本の中心があり、主張はてんでバラバラ。これはここまで読んでくれたあなたも重々ご承知のはずだ。
そこでチコちゃんは「28個の中心のさらに中心を求めれば、そこが本当の日本の中心では?」と言ったのだ。
それがここである。
奇しくも場所は前述日本の地理的中心"00ポイント"からの10mほどの場所である。
一緒に視界に入る。
ただし、算出元の28箇所の中には「福井県は日本の真ん中」のようにかなりザックリしているものもあるようだ。
28箇所の選定基準はわりとアバウトなのかもしれない…。
詳細は以下の記事を読んでほしい。
*-*-*-*-*-*-
さぁ、どうだろうか?
いろいろあって楽しいな。まるで祭りのようだ。
あなたもユルい気持ちで巡ってみてはいかがだろうか。
あくまでユルい気持ちでいいと思うんだ。
だって、あなたの人生の中心は、いつだってあなた自身なのだから。