こんばんは、【週末大冒険】のYAMAです。
そして、新年度(2021年度)、あけましておめでとうございます、とでも言っておきましょうか。
コロナ禍の続く不安定な世の中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
僕はブログ開催以来、94スポットのご紹介と96記事の執筆をし、運用にも少々慣れてきた感じがする昨今です。
当ブログ最初の特集である「本土最突端16岬」の全執筆が完了したので、ここで再びコラムのコーナーを開催しようと思います。
◆考察◆:自走での日本一周はそんなに難しくはない
これは僕個人の考えです。
当たり前だけど、万人に共感を得られるものではないでしょう。
しかし、これが僕の行動理念なのです。
この主軸があっての、僕の人生なのです。
だから、「あぁ、こういう人もいるんだな」程度に優しい気持ちで読んでほしいです。
まずは「本当は日本一周をしたいけど、今の自分には難しいよ」と考えている、あなた。
何が難しいのか考えてみてください。
そして、難しいのなら足を一歩も踏み出さずに人生を終わらせるのかを、考えてみください。
なお、僕は旅行会社に勤めているわけではないので、「1人1人にマッチするご提案」などはできません。
あくまで自分のケースに基づくご説明になってしまいますが、あなたと共通する部分がどこかにあるかもしれません。
少しでも参考になれば、とても嬉しいです。
行動可能時間を考える
僕はカレンダー通りの勤務体系のサラリーマンです。
休日は土日祝となります。
ここでもし僕が「では土曜の朝に出発し…」と考える人間であれば、日本1周は実現できなかった可能性があります。
仮に金曜日21時に退社し、月曜日9時に出社する人であれば、 自由な時間は60時間です。
土曜の朝に出発し、日曜日の夜に帰るのとでは、活用できる時間が全く違います。
ここから、あなたの体力を加味し、行動可能時間を割り出してみましょう。
僕の場合ですと、金曜日は「退社→帰宅→風呂」。
ドライブに行く上で、ここは割と譲れないイベントですので、出発は夜遅めになってしまう可能性があります。
金曜夜に徹夜で土曜日に元気いっぱい遊べるほどのヤンチャなスタミナは平成に置いてきてしまったので、3時間は仮眠をとるでしょう。
土曜日の夜は、最低でも6~7時間は寝ておきたいです。
日曜日の夜に帰宅せずに月曜日に出勤すると、グロッキーな週となって生きていくのがつらくなるので、日曜日は少なくとも日付が変わる前には帰宅します。
確保できる時間と睡眠時間がおおよそ確定したら、次に移動距離を考えます。
日本一周を目指すのであれば、移動にある程度の重きを置くのは必須です。
とはいえ、活動時間を往復だけに費やして観光も食事もしないってのは、味気ないですからね。
アプローチ可能範囲を考える
前項の通り、金曜夜に出発する(つまり前夜発)と、渋滞もなくスイスイ高速道路を進めるのがありがたいです。
ETCがあれば深夜割引も適用できて、一石二鳥です。
僕の日本一周の定義は、上記の前回コラムの中で触れた通り「一般道で海岸を走る」というものが含まれます。
目的の走行ルートまでの行き帰りについては、高速道を使うケースも多いのです。
※例えば僕が東京に住んでいて、「今回は新潟県の海岸を走りたいな」って思う場合、新潟県の海岸スタートからゴールまでは一般道、それに対する行き帰りは高速道路を使うケースがあります。
では、僕の場合ザックリとどのくらいが週末の行動範囲になるでしょう。
はい、大体こうなります。
上記は東京都心に住んでいると仮定したときの図です。
もっと遠くまで行けたこともありますが、1人で運転しそこそこの観光もするのであれば、こんなもんでしょう。
このイメージ、すごく大事です。
これを見た感じ、土日の1泊2日だけで日本の半分くらいは走れていますね。
僕は内陸部もジャンジャン観光して走行ルートを網の目のようにしたい人ですが、もし海岸線だけを攻略するであれば、上記図の赤枠を埋めるのに、何回のドライブが必要でしょうか?
これも人によりけりですが、20回ほどあれば攻略できるでしょう。
もちろん40回・50回とかけてもいいでしょう。
そして、2泊3日の緑枠は、年に何度かある3連休の日などを狙いましょう。もちろん普通の土日に有給をくっつけて3連休にするのもGoodです。
最後に残るのは、上記図に描かれていない、北海道と九州と沖縄です。
2・3に分けてもいいし、夏休みや年末年始で1週間~10日ほどの連休を取れるのであれば、そこで一気に攻略しても良いでしょう。
※僕の場合、沖縄県だけは愛車を持ち込まずにレンタカーを使っちゃいます。
計画を具体化させる…よりも、動こう!
「おりこうさん」であれば、ここから地図上に綺麗に1回目の予定ルート・2回目の予定ルート…と書き込んでいくでしょう。
しかし僕は「悪い子」です。
行きたいときに、行きたいところに行けばいいではないか、と考えます。
日本には春夏秋冬があり、それぞれの景色の素晴らしい眺め・旬のグルメ・イベントなどがあります。
分割で日本一周するメリットは、好きなところにブッ飛んで行けるということです。
例えば今週岩手県を走ったとして、次の週に続きの宮城県を走る必要は無いのです。
和歌山県に行きたければ、行けばいいのです。
もちろん分割ではなく通しで日本一周する人だってそういう行動をしていいのだが、分割日本一周はより精神的な自由度が高いと思うのです。
海岸線、内陸、そんなことは少し頭の片隅に置いておいて、好きに日本を巡りましょう。
あなたが何のために日本一周をしたいのかは存じませんが、「日本を知りたい」と思ってのプランなのであれば、好きに日本を巡ることはきっと間違ってはいないでしょう。
そして、結果は後からついてくるのです。
しばらく自由気ままな旅を続けたら、日本地図にあなたが走ったルートを書き込みましょう。
ある程度ムラがあるかもしれません。
それがあなたにとって「①ちょっと興味の薄いエリア」あるいは「②アプローチが大変なエリア」です。
「①」について、あなたが「日本を知りたい」と思っているなら、その空白地帯に何があるのか調べるだけのモチベーションは、そのとき既に充分にあるでしょう。
これまでの経験からあなた自身の趣味嗜好はわかっていると思うので、きっと興味の惹かれるスポットが見つかるでしょう。
「②」については、適宜予定を1日多く取るなどしましょう。
そしてここばかりは、事前にしっかりと往復スケジュールを考えておくのが良いでしょう。
ちなみにですけど僕は、日本一周に2~4年をかけ、そして一周ごとのドライブ回数は合計100回は行かないように調整しています。
これは、日本3周目が終わったときの走行マップです。
青線が一般道を走ったルートです。
わりと作業が大変なので、日本4周目以降は日本地図レベルでは走行マップを作っていません。
…が、日本4周目以降はよりマニアックな指向に傾くとともに、空白地帯の塗りつぶしにも積極的に動くこととなりました。
日本6周目の後半現在では、この図の比ではないくらいに線が引かれる状態となっています。
できない言い訳ではない、できる理由を
「無理」・「できない」って言うのって、すごく簡単なのです。
理由だっていくらでも考え付きます。
(僕も仕事や家庭内ではそうかもしれません)
しかし本当にやりたいことがあるならば、「どうすればできるのか」・「どこまでならできるのか」を考えてみると良いでしょう。
僕も本当であれば日本一周を通しで実施したいです。
でも、仕事を捨てるわけにもいかないので分割日本一周という選択肢を取りました。
ちょっと残念ではあるけれど、分割には分割の良さがあり、それに気付けただけでもハッピーな人生です。
あなたも日本一周を目指したいのであれば、ぜひハードルを飛び越えてほしいです。
- スタミナが無いなら、交替で運転できる人を立て、その間に寝れば行動範囲を確保できるかもしれない。
- バイクや車中泊ができない車であれば、一部をフェリーなどで補えば、移動と睡眠を同時に取れるかもしれない。
- お金がないなら、メンバーを増やせば割り勘できる。しかも運転手多数となり、交替しながら一般道で目的地まで行けて、より安価かもしれない。
その他、家庭事情などいろいろあるかもしれませんが、できる範囲から巡りましょう。
こうして経験を積み重ねていくうちに、当初では思いつかなかった突破口を思いつくかもしれません。
それは、旅で得られた成長の証です。
仲間と一緒なことがあったのなら、絆も深まることでしょう。
こんなに嬉しいことは無いですよね。
僕も最初の頃は、何のノウハウもなく四苦八苦でした。
失敗し、少しずつ 成功を積み重ねて、今があります。
だけども、まだまだ僕も成長します。
あなたと共に、切磋琢磨できたら幸せです。
◆Twitter◆:反響のあったツイートご紹介
まずはですね、前回のコラムを書いた後、Twitterを使い始めました。
8年半くらい前にアカウントは作っていたのですが、作った経緯も忘れたし、作ったこと自体も忘れていました。当然ひとこともつぶやかずに沈黙の戦艦みたいな感じになっていました。
しかしこれを機にTwitterを使用し始めたので、お知らせなのです。
当ブログにおいても、PCの人は右のほう、スマホの人は下の方に僕のツイートが表示されていると思います。
2021年4月現在、2000人ちょっとの方がフォローしてくれており、毎日つぶやいてワイワイしていますので、よろしければヒマつぶしに突撃してみてください。
では、そこそこ反響のあった思い出のツイートをご紹介します。
「大菩薩峠」(徳島県)
徳島県にある、廃墟系の喫茶店です。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2020年11月30日
オーナーさんがレンガ焼きから始めて数10年かけて作った、セルフビルドの建物です。
一目見たときから胸キュン。
店内は撮影禁止なのがちょっと残念ですが、1人ゆっくりピザ食べてコーヒー飲んで、これ以上の幸せはないと感じました。#大菩薩峠 pic.twitter.com/P0O1Gvlz1x
「草木ドライブイン」(群馬県)
僕が知る限り、日本一緊張感のない涅槃仏です。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2020年12月21日
こんな風にゴロゴロしていたい。
特に月曜は。#草木ドライブイン pic.twitter.com/wJkCIrazC1
「公楽園」(新潟県)
普段は車中泊派の僕だが、ときどき宿を取る。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年1月5日
そんな中でも思い出深い宿が、新潟県の「公楽園」だ。
田んぼの中にポツンと取り残された、昭和空間。
素泊まり2880円の特別室。
レトロな自販機で購入するハムチーズトースト。
幸せが押し寄せてくるよ、この宿は。
大好き。#公楽園#日本ボロ宿紀行 pic.twitter.com/HozijEA49J
ツーリングマップル
ちょっとシャイなあなたにお伝えしたいテクニックなのですが。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年2月10日
1人旅して、ファミリーやカップルの多いレストランに入るとき。
さりげなく傍らにツーリングマップルを置いておくのです。
店員さんは大体「あぁ、こういう人なのね」って察して警戒を解いてくれます。
ツーリングマップル、身分証。 pic.twitter.com/EsVLRePzcE
「立石バーガー」(東京都)
葛飾区の「立石バーガー」はすごい。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年3月4日
図工で造ったようなクオリティの手動自販機がある。
100円入れてボタン押せば、中でおじさんが糸を引いてハンバーガーがコロリと出てくる。
飛沫感染完全防止の販売方法だ。
薄暗く狭い店内で食べるのもまた良し。
2回行った。#立石バーガー#モッチーピザ pic.twitter.com/NfmmCh08St
非公開(福島県)
車でフラフラお散歩していたら、海に続く線路を見つけたのだ。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年3月7日
Webでは見かけないポイントだな。
場所は僕の心の中にとどめておこうかな。 pic.twitter.com/5PXGzpnBnd
「小春食堂」(茨城県)
昨日、世界遺産に登録したい食堂を発見したんだ。
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年3月15日
モツ煮定食を頼んだんだけど、ボリューミーでこってりで、朝ごはん抜いたのに満腹で、そして夕食もいらなくなるという、コスパの神。#小春食堂 pic.twitter.com/CcDmT2i9p9
「珈琲神社 (カフェ.G)」(宮城県)
なんやねん… pic.twitter.com/PdHFx2tesW
— 旅人YAMA@日本分割6周目 (@yama31183) 2021年3月28日
◆ご挨拶◆:新しい季節の中に思うこと
さて、Twitterの反響を見る限りでは、世の中はレトロ・ボロに興味を持つ方が多いのでしょうか?
だとしたら、日本6周目の僕のテーマとかなり合致し、嬉しい限りです。
ちなみにためしにガチな廃墟についてもツイートしてみましたが、そちらは反響はイマイチで寂しかったです。
なるべくニーズに合う記事を執筆できるよう、でも僕自身も執筆して楽しめるよう、運用を心がけます。
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2021年4月…。
新しい時代はスタートし、桜も咲き誇っています。
だけれども、相変わらずコロナ禍の先の見えないトンネルの中にいます。
世の中、この先どうなっていくのでしょうか?
思うように旅行もできないご時世ですが、人の根本的な欲求の1つには、旅行をしたい・未知の世界を見たい、という欲があると考えています。
観光産業は苦しいけれど、絶対になくなりません。
コロナが落ち着いたときに、またみんなが笑顔で旅立てると信じています。
願わくば、そんな次の時代に、どこか眺めの良い丘の上であなたと出会いたいものですね。
そしたら僕、コーヒー淹れますよ。(紅茶でもいい)
では、最後に昨日僕が撮影したばかりの満開の桜と共に…。
新しい季節を迎えたあなたと、そして旅人たちに幸あれ!!