絶景
// 山の成り立ちはいくつかあるが、もっともセンセーショナルな山の誕生パターンは、やはり火山によるものではないか。 地球の持つエネルギーを、地表が抑えきれずに隆起・噴出しているのだ。 ニキビみたいなものだろうか? あなたも、いい年こいて深夜にラ…
// 瀬戸内海。 冬でも温暖であり、名前の通り内海なので荒れることもほぼなく、非常に穏やかな海である。 それすなわち、楽園(エデン)だ。 実際、瀬戸内海沿いの竹原市には「エデンの海」という名称の景勝地がある。 今回は、そのエデンの海に3回ほど訪問…
// 古代、人は満天の星空に絵を描き、そして巨大な岩に神を見出した。 文化は違えど、世界中で巨石信仰の文化があった。 イギリスの「ストーンヘンジ」のようなものは、世界のいたるところで見られる。 日本では、秋田県の「大湯環状列石」がこれにあたるだ…
// 三浦半島から東京湾に突き出た岬、「観音崎」。 風光明媚な岬だ。 景色はもちろんのこと、「東京湾要塞」時代の遺跡を巡っても楽しい。 三崎にマグロを食べに行くついでに寄ってもいいし、「横浜みなとみらい」の観光から一歩足を延ばして訪問する人も多…
// 2016年秋のことだった。 袖ヶ浦のこの地に降り立った、ロック界のカリスマが、こう言った。 「ここはハワイかよ!」 アメリカ西海岸のカリフォルニアに雰囲気が似ていることで少しずつ認知度が上がっていた矢先のこの場所は、彼の言葉をきっかけに人気爆…
// 「3K」とは何か、あなたはパッと答えられるだろうか? そう、「危険・きつい・汚い」である。 かつてよりかは随分と一般的となり社会的認知度が上がったとはいえ、車中泊に対する一般層からのイメージは、いまだにこの3Kを脱却しきれていないと僕は感じる…
// あなたは「ベタ踏み坂」をご存じか。 かつてダイハツの"タントカスタム"という車のCMで登場した坂道である。 まぁ文章でご説明するよりも、CMそのものを見ていただいたほうが早いので、下記にリンクを貼らせていただこう。 www.youtube.com …すごいよね。…
// 吊り橋。 この言葉には、どこか不安定でドキドキしてしまう要素がある。 もちろん、ひとことに吊り橋といっても「明石海峡大橋」のように重厚で車もギャンギャン走っている、すごいヤツもある。 不安定とは対極の安心感である。 しかし、「桜」が春の季語…
// 日本本土の最南端。 「佐多(さた)岬」だ。 鹿児島県に位置し、南国植物の溢れるトロピカルな風景が、日常を忘れさせてくれる岬だ。 なお、SNSなどを見ていると毎日誰かしらが「佐田(さだ)岬」と記載しているが、佐田岬は四国最西端の岬なので間違えな…
// 本州本土の最東端。 それは「魹ヶ崎(とどがさき)」という岬だ。 ※ 「魹」という字は環境依存文字のようなので、以後の表記は「トドヶ崎」とさせていただく。 トドヶ崎。 僕はこの岬の名前を聞いただけで、懐かしさ・ワクワク・ドキドキ・誇らしさ・焦り…
// 本州本土の最南端。 それは「潮岬」である。 最南端という言葉の通り、紀伊半島の南端に当たる串本町や、南西部に当たる南紀白浜エリアは、なんだか雰囲気がトロピカルだ。 そんな紀伊半島の南端に、かつて僕は足しげく通っていた。 その頃の思い出を振り…
// 「千里浜なぎさドライブウェイ」。 砂浜を愛車で走れる、日本唯一の道路である。 その距離は約8㎞。 波打ち際ギリギリの砂の上を、潮風を受けて走るのはメチャクチャにテンションが上がる。 2021年2月22日、この道路の真ん中付近が水没してしまい、復旧の…
// 四国本土の最西端。 その岬は「佐田岬」だ。 読み方は「さだみさき」。 鹿児島県にある本土最南端の岬は「佐多岬」と書いて「さたみさき」と読む。 書き方も読み方も、Webを見るとカオスになっている。 みんな気をつけようぜ。 では、海にメッチャクチャ…
// 2月中旬にもなると、春の足音が聞こえてくる。 梅の便りだ。 2020年~2021年の冬はとんでもなく寒かった。つらかった。 冬の寒さが苦手な僕は、身も心も凍えた。 そんな今年は、なおさらに春が待ち遠しかったのだ。 待望の梅が、温暖な地域から順に開花し…
// 日本本土の最東端。 それは北海道の本土の最東端でもある、「納沙布(のさっぷ)岬」だ。 民間人が到達できる日本の最東端。 納沙布岬という言葉を聞いただけで、僕の脳裏には肌寒く潮の混じった北国の風が吹きつける。 景色の良い素晴らしい岬ではあるの…
// 本州本土の最北端。 僕、この岬のせいで人生狂った。 その罪深き岬の名前は、「大間崎」だ。 理由は最後の項目で書こう。 ある者はそこを最果てと呼び、ある者はマグロを求めてそこへ赴き、そしてある者は北の大地の北海道に渡るための足掛かりとする…。 …
// 本州本土の最西端。 あなたは「壇ノ浦だろ?」とか「関門橋だろ?」とか、思い浮かべているだろうか? 何を隠そう、かつての僕もそうだった。 しかし、実は違う。 「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」という岬。 これが本州最西端だ。 下関の中心地から北に向か…
// 新型コロナウイルスは、2020年~2021年初頭の現在に至るまで、数々の祭りやイベントをブッ潰してきやがった。 東京オリンピックも延期となってしまった。 新型コロナウイルス、スゲー悪いヤツだ。 そんな犠牲の中に、富士五湖の1つ「西湖」のほとりで行…
// 「白金にあるっていう、青い池を一緒に探しましょうよ!明日の朝に!」 とある旅人宿での宴会の中で、僕はこのように提案した。 その池は、観光地でも景勝地でもない。 名前すらない。 知る人もほとんどない。 しかし、あるのだ。 …たぶん。 美瑛の白金地…
// 四国本土の最南端。 かの有名な「足摺(あしずり)岬」だ。 あなたが四国のビジュアルをボンヤリとでも思い出せるのであれば、きっとそこには下方向に鋭く飛び出した岬が2つある。 その右側が「室戸岬」であり、左側が足摺岬だ。 今回は、僕が何度かこの…
// 九州本土の最東端。 その地は「鶴御崎(つるみさき)」という岬である。 佐伯市の外れの外れ。 長いクネクネ道をひたすら走り、ようやく攻略できる岬だ。 しかし、それだけの価値のある岬だ。 四国と九州に挟まれる「豊後水道」に突き出した地にて、最高…
// 日本一大きい滝って、どこのなんという滝だろう? 水が一直線に上から下まで落ちる「直瀑」であれば、和歌山県の「那智の滝」だ。 落差は133mある。 三名爆の1つである有名な「華厳の滝」が落差97mなので、その1.5倍近くある。 すごい。実際に見たことあ…
// 僕は幽玄な屋久島の森が好きだ。 特に「白谷雲水峡」は何時間過ごしても飽きることがない。 ただ、海の彼方のあの島を再訪するのは、なかなか容易なことではない。 …と思っていたが、山形県の某所に屋久島を彷彿とさせるような、巨大な杉の立ち並ぶ森があ…
// 大分県は、九州の北東部の角地に位置する物件だ。 つまりは、朝日は拝めても西に沈む太陽は非常に見づらい立地である。 そんな大分県に、一箇所だけ海に沈む太陽を見れる場所があるという。 オンリーワンか! なんだそのプレミア感は! そのスポットの名…
// モアイ。 この3文字には、人類が未だに到達できない無限の神秘と、それに対する飽くなき探求心が込められていると判断した。 僕ら人類はまだまだ、モアイのことを知らなすぎる。 …いや、そんな戯れ言はどうでもいい。 あなたがモアイと思いっきり触れ合い…
// 日本の最北端。 このシンプルなひとことに、どれだけの旅人たちの感情が揺さぶられただろうか。 どれだけの旅人が、その最北の地を踏むために旅立っただろうか。 数ある「○○の最先端の岬」の中で、今回ご紹介する「宗谷岬」は究極であると僕は考える。 い…
// 「瀞峡(どろきょう)」という、奈良・和歌山・三重にまたがる雄大な渓谷がある。 まさに秘境という表現がふさわしい、荒々しい岩壁の中を流れるエメラルドグリーンの清流。 僕はかつて日本1周目の際にこの景勝地を見て以来、ここのとりこだ。 今回は三県…
// ここに再度警告致します。 ご自分の命を大切になさって下さい! 警告 一人での入林禁止! 芦生研究林では、毎年死亡事故を含む遭難が発生しています。 さて、困ったね。 あたかも「青木ヶ原樹海」ような、デンジャラスな文言の並ぶ「芦生の森」の公式Web…
// 旅行中の人間ってのは、感受性の塊である。 これが僕の持論だ。 ストレス社会の荒波にさられた日本人の心は、さながらコチコチの石ころみたいだ。 それが旅に出ることで、柔らかいスポンジのように森羅万象全てを受容できる状態となる。 飯を食っては「う…
// 2016年4月、熊本地震発生。 震度7のその地震は、我々から様々なものを奪っていった。 所詮は一観光客の分際なので大したことは言えないが、多くの方が被災したことにまずは心を痛めた。 そして、数々の観光地が被災したことにショックを受けた。 2020年現…